『この仕事、結婚しても続けられるかな?』
『その場合、産休後の復職は可能かな?』
女性の25歳は、仕事に慣れると同時に色々と葛藤もでてくる年齢ですよね!
できれば、託児付きの企業などに転職できれば言うことなしです。
ところが!
『結婚や出産の可能性がある年齢』
である25歳女性に対して、会社側(特に中小企業)は採用に消極的という実情があります。
25歳女性の転職の際の職探しや面接のポイントをまとめてみました。
筆者の身近な採用担当者の意見や本音も聞いてみましたので、是非参考にしてみてくださいね!
目次
25歳の転職で『女性』が成功するのに必要な4つ
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その1)25歳女性の転職で欠かせないものとは?
職探しとは言ってみれば、“恋人探し” のようなものではないかと思うのです。
お互いが必要とし、必要とされることで成り立つのです。
片方だけの思いでは相思相愛にはなれません。
25歳女性の転職に必要なものとは何でしょうか?
- あなたは会社に何を求めているか?
→ 結婚出産を考えているなら、労働環境は重要です。
実家の協力がある場合などは別ですが、
残業の頻度や休日の日数、産休制度や託児施設の有無などを確認する必要があります。
- 自分が会社に提供できるものは?(会社があなたに何を求めているか?)
→ 就きたい仕事につくためのアピールポイントをしっかり準備することが大切です。
資格や経験などの専門的能力だけではなく、人間性、やる気などもアピールになります。
→ 会社がどのような人材を欲しがっているのか?
見当違いの会社に転職してしまうと、また転職を考える羽目になってしまいます。
その2)25歳なら『それまでの経験』を武器にする
高卒なら社会にでて7年、短大卒なら5年、大卒でも3年の社会経験を積んでいます。
採用担当者は 面接の際、職歴をみて、どのような仕事をし、どんな経験を積んでいるのかを聞いて来ることでしょう。
自分の経験をアピールできるようにしておきましょう。
自分のアピールポイントを書き出してみることをおすすめします。
『資格はあるけれど 経験はない 』よりは、資格の有無に関わらず
『実際に現場で働いた 経験あり 』の方が、転職には有利です。
『資格はあるけれど経験はない』
という場合は、資格そのものではなく、この仕事に就きたいという思いで、仕事をしながらこのように資格を取得した、という “やる気”をアピールすると好印象ですよ!
人材派遣会社に登録の際、基本的なパソコン操作、ワードとエクセルができるかどうかを聞かれました。
私は、『はるか20年前にパソコン教室の全10回コースで勉強しました。パソコンが随分新しくなっているので、今使えるかはわかりません』と正直に伝えると、それでも随分ホッとされました。
そのとき『 全くできない』というのは、もはや論外なのだという印象を受けました。ですから、事務職への転職を希望する場合は、基本的なワード、エクセルの操作はできるようにしておきましょう。
その3)転職先の面接官に必ず伝えるべきこと!
結論から言えば、ズバリ、
『結婚してからも仕事を続けたい』
という意思表示をしっかりすることです。
採用しても、仕事を覚えた頃に辞められてしまう、という会社側の不安をなくしましょう!
Q. 採用する場合、25歳の未婚女性は、どう感じる?
A. 25歳女性は、会社として 避けたい人材だね
Q. それはなぜ?
A. 結婚、妊娠 出産があるから。
Q. えっ、ということは、この会社に入りたい、と思ったら、嘘でも
「結婚の予定はありません」という方が良いっていうこと?
A. そう。
……!(筆者絶句)
予想していたとはいえ、ここまではっきり言われるとは驚きでした…。
25歳女性といえば、結婚、出産の可能性があるので、一番避けたい年代であるのが実情としてあるようです。
なせなら、せっかく採用しても、仕事を覚えた頃に『寿退社!』
となったり、もっと大変なのは、
『子供が産まれるので、産休!』
となったりするからだそうです。
『産休が終われば復職するので、その間だけ人を補充しなければならないが、そんなに都合の良い人はなかなかいない、
大抵の場合は、産休の間の穴埋めを他の社員がしなければならず、これでは残った社員も大変。仮に産休をとり復職しても、2人目、3人目ともなるとさすがに言いづらいのか、結局退職する、ということになってしまう』
という事です。
(ちなみに、この筆者知人の会社では、復職してまもなく産休、を繰り返し3人出産した人もいるそうですが、それも本当に困ってしまったそうです)
『一番良いのは、産休制度や託児施設のあるような、サポートのしっかりした会社を探すこと!』
と言っていました。
このような本音は、どこの会社にも少なからずあるものだと思います。
このことから、面接のポイント1つ目は、結婚しても仕事を続けたい、という意思表示をすること、さらに出産後のサポートを受けられるような実家などがある場合は、その旨も伝えた方がプラスでしょう。
さて、面接のポイント2つ目は何でしょうか?
会社は、雰囲気良く、周囲に馴染める人材を求めています。
採用側の本音として、
『他の社員が一緒に働きたいと思う人材かどうか?』
というのは重要なことです。
人間関係のバランスを左右することがあるためです。
あまり過度に能力をアピールすることは、個性的という印象を与えてしまい、マイナスになることもあります。
会社のニーズをよく見極めましょう。
そうは言っても、会社のニーズは、なかなか求職者にはわかりません。
そんなときに大きな味方になってくれるのが、
転職エージェントです。
その4)転職エージェントを味方につける!
転職エージェントとは、企業とあなたの間に入り、交渉してくれる代理人のことです。
様々な転職サイトがありますが、エージェントとの相性は重要です。
転職を成功させている人の多くは、複数の転職サイトに登録していますよ!
また、履歴書の作成の仕方や面接のサポートなどを受けることができる場合などもありますので、複数の転職サイトに登録することをおすすめいたします。
- 利用は無料である
(エージェントは、企業からの成功報酬のため)
- 会社のニーズを把握しており、マッチングがスムーズ
(私たちには分かり得ない、内部の状況を把握しやすい)
- スキルを活かした転職先を見つける能力がある
- ハローワークや一般公募にはない非公開案件を持っている
25歳女性の転職成功例‥‥縁故、エージェント、一般、その他
転職成功率という点からいうと、縁故→エージェント利用 → 一般公募となります。
縁故
縁故採用はやはり強いです。
雇う側としても、縁故採用の人物に対する安心感があるのは事実ですし、雇われる側としても、ブラックな使われ方をされる心配も少なく、仕事を続けやすいでしょう。
自分のやりたい職種がなければ、身近に自営業をしている人がいないかを探してみるのも一つです。
エージェント利用
自分の今までの経験を活かせる職種に橋渡ししてくれます。
その反面、未経験の職種に就きたい、という人には不向きです。
一般公募
チラシなどで、頻繁に社員を募集している会社などは、人材が不足していて離職率も高い場合や、ブラック企業な場合もあるため、注意が必要です。
未経験の職種を希望している場合
経験のない職種の場合は、採用されにくい実情があります。
トライアル雇用制度を利用して、経験を手にいれてから、転職サイトなどに登録するのもおすすめです。
トライアル雇用制度とは何でしょう?
トライアル雇用とは、正社員への移行を前提として、原則3カ月間その企業で働いてみるという制度です。
社員になる前に、仕事内容や会社の内情がわかるので安心ですし、賃金も支払われます。
トライアル雇用期間が終わった段階で両者の合意により、正社員として採用されます。約8割の人が正規雇用に移行しています。
ハローワークから応募します。書類選考はなく、面接からの選考なので、ハードルも低いのが嬉しいですね!
なんといっても、たとえ正社員にならなかった場合でも、経験を得ることができる、というのが最大の魅力ですよね!
女性の転職、注意しなければいけないポイント
まとめ
- あなたが会社に求めるものがマッチしている。
→ 将来設計を見据えて転職先を選ぶ!
- あなたが会社に提供できることが会社のニーズとマッチしている。
→ 採用したい!と思ってもらえるような努力とアピールをする!
- 転職エージェントの活用。
→ 転職活動を有利に!
- 結婚しても続けるという意思を伝える。
→ 採用してもすぐ辞めてしまう、と思われないようにする。
できれば採用を避けたいという企業側の本音に対して、こちらも必要な条件がある、というのが25歳女性の転職の現実です。
焦らず探す、という姿勢も必要かと思います。
良い転職が叶いますようにお祈りしています!