大学を卒業して、新卒社員として働きだして数年経った頃、ふと考えるのは「このままこの仕事をしていて良いのか?」ということではないでしょうか?
大学卒業時はとりあえず就職しなきゃ!という気持ちから、内定をもらった企業の中で就職先を選び働き始めますが、本当に自分がやりたい仕事かと問われるとそうではない場合もありますよね?また、会社の業績が安定していないと、先の収入にも不安が生じてしまいます。
そういったことから転職を考える人は、実は多いんですよ。しかし、皆さんが転職する際にはとても悩みます。そこで本記事では、筆者の経験も踏まえて、妻子持ちで転職するときのメリットやデメリットをご紹介していきたいと思います。
目次
妻子持ちでも転職したい!…そんなあなたに経験者からのアドバイス
妻子持ちで転職するメリット
・20代の転職は、転職先が多いので選択の余地があるため、十分な収入を期待できる。
・年齢からして、まだまだ昇給や昇格を狙える。
妻子持ちで転職するデメリット
・すぐに転職できる状態でないと、生活費や支払いなどに充てるお金を準備しておかなければならない。
・現在の収入よりも低い給与でスタートする可能性もある。
このように、メリットやデメリットでネックになるのが「金銭面」ではないでしょうか?もちろん、蓄えなどがしっかりあれば奥様も安心ですが、備えがない状態での転職は家族を不安にさせてしまいます。
私の主人も、20代後半で転職しましたが、「次の就職先が決まっていない」「失業中の蓄えもない」という状態で仕事を辞めました。
どうしたかというと、主人の実家にお世話になり、主人のおばあちゃんに引っ越し代やら何やらの費用を出してもらったので、次の再就職まで何とかなりました。
しかし、正直同居は大変でしたし、肩身も狭くとてもストレスが溜まっていました。また、失業手当が出るまで約半年という時間がかかったので、それまでは金銭的に余裕がなく色々なことを得我慢し無ければならず、とても辛かったです。
転職で一番大切なことは、
”家族に負担をかけずに生活ができる状態を確保しておくということ”
です。そして、
そのために必要なのは正直なところ、「お金」ですよね。
最善の策は現在働いている会社に勤務しているうちに、再就職先を決めておくというのがベストです。有給休暇などを利用してちょくちょく就職活動をしたり、完全に辞める前に有給休暇を一気に消化する間に就職活動をしたりすることをオススメします。
どうしても、会社を辞めてから再就職までに時間がかかるようでしたら、少なくとも半年分の生活費を確保した状態で転職をしてください。
そうすれば、家族を不安にしたり負担をかけたりせずに、転職することができるでしょう。
転職するなら求人件数が多い20代のうちに!
さて、転職において準備しなくてはいけないことや、メリット・デメリットについてお話ししましたが、結局いつかは転職すると考えているのであれば、20代のうちに転職することをオススメします。
年齢を重ねるにつれ、雇ってくれる企業が少なくなってくるので、求人数が多い20代での転職の方が今よりも高い収入を狙えたり、先行きが安定している企業に入ることができたりということが期待できるのです。
また、今まで同じところに勤めているのならば、その継続して勤めていた期間や培った能力なども評価してもらえるでしょう。
私の主人の場合は、ハローワークにも行きましたが転職サイトにも登録していました。転職サイトでは、今までの仕事内容やポジションなどを登録したところ、やや上のポジションからのスタートや今までの経験を活かせる職種などの求人やオファーが来ていたようです。
20代前半での転職は、社会人経験も浅く「すぐに辞めるような人」という評価を受けやすいこともあります。かといって、30代になってしまうと求人数がグッと減ってしまうので、選り好みができない状態になってしまいます。
なので、20代後半での転職が一番最適であると言えるでしょう。
妻子持ちで転職を希望しているあなたによく考えてほしいこと
転職を考えている人は、「自分のやりたいことを仕事にしたい」と考えている人や、現在の会社ではこの先の生活が不安だという人など様々な方がいらっしゃると思います。
では、家族がいる人にとっての転職で一番大切なことは何だと思いますか?それは、「家族の幸せ」です。家族が今よりも幸せになれるか、転職をすることで負担をかけないかなどを考えなくてはいけません。
自分ひとりであれば、やりたいように転職をすれば良いのですが、家族という守るべきものがある場合は、転職するにしても、現在や将来的なことまでしっかりと考えなくてはいけません。
我が家の場合は、転勤族で最短で7ヶ月、長くて2年というスパンでの転勤だったので、子どもが生まれたことにより、この先も転勤族だと子どもに負担がかかるという心配が出てきました。
また、主人の休みや勤務時間が不規則だったので子どもと過ごす時間がほとんどないということにも不満を抱くようになったので転職に踏み切ったのです。
しかし、転職の準備が不十分だったことにより、私には負担がかかりました。主人の実家での同居はストレスが溜まりましたし、失業中に二人目を妊娠したこともあり、とても大変な思いをしました。
何事も計画的に行うことの重要性を実感しました。
現在、妻子持ちの方で転職を考えている方は、家族の幸せを第一に考えてくださいね。
転職成功者は、現職を辞める前に転職活動を実行していた!
転職をする場合に、仕事内容の他に重要となってくるのは「収入」ですよね?せっかくなら、年収が下がるより上がった方が良いはずです!では、転職をしても年収アップを実現させるためにはどうしたら良いのでしょうか?
実は、今の仕事を辞めない状態で転職活動をすると、給料の交渉がしやすいんです。なぜかというと、現在の会社と転職を考えている先の会社を比較しながら、交渉ができるからです。
例えば、こちらから給料について交渉をしても、相手側が渋れば現在の職にとどまれば良いのです。そうしながら、自分の納得のいくまで転職活動を行えば年収アップも夢じゃありません。
しかし、会社を辞めて転職活動をすると、給料の交渉をしてダメだった場合、後がないので年収ダウン又は年収変わらずといった状態での転職になりかねません。
そうなたないためにも、フリーターにならずに転職することはとても重要なことなのです。
20代の転職で失敗しない!キャリアアドバイザーを徹底活用する
転職活動を始めるにしても、何から手を付けたら良いかわからない、したい仕事があるけれど向いているかどうかわからないという不安を抱える方も少なくないと思います。
そのような場合はどうしたら良いのでしょうか?オススメなのは、キャリアコンサルティングを受けることです。
キャリアコンサルティングとは…
本人のスキルを高めたり、現在の能力や経験、希望の職種などを相談した上でどうしたら良いかということを、キャリアアドバイザーが助言してくれたり相談にのってくれます。
さらに、希望の職種だけではなく、履歴書や職務経歴書の添削、給与交渉から入社日の調整まで、それをすべて無料で実施してくれるのです。
どうしてそこまでのことをしてくれるのかと言うと、あなたの内定が決まれば、キャリアアドバイザーにも年収の一部が支払われるからです。だからと言って、あなたの年収から引かれるわけではなく、企業がその分を余分に支払います。
私の友人もキャリアアドバイザーを利用した人がいるのですが、「キャリアアドバイザーに依頼できるくらい余裕のある企業でないと入社後が心配になる」と言っていました。そのとおりだと思います。
就職活動は一人ではない
一人で就職活動をしようとしても、不安や孤独感によって良い結果を出せなかったり、家族にあたってしまったりとマイナスな方向に進んでしまうこともあるでしょう。
そんなときも彼らに相談することで、不安が解消されたり一人で抱え込んだりする必要がなくなったりするので、その分楽な気持ちで就職活動に打ち込めます。
心の健康状態も良好な状態の方が、就職活動に成功しやすいはずです。就職活動は決して孤独なものではありません。第一賛成してくれた家族がいますし、不安であればキャリアアドバイザーを頼ることに遠慮はいりません。
使えるものはすべて使って、最善の就職活動を進めてみてください。
以下、わたしが友人の転職経験者から聞いた限りのキャリアアドバイザー選びのポイントを記載します。
転職経験者が考えるキャリアアドバイザーの選定ポイント5つ
・業種や希望年収から企業を調査。非公開求人の紹介できる。
・履歴書や職務経歴書を添削、面接サポートしてくれる。
・同じ年代の転職者を多く成功させていて、企業からも信頼されている。
・内定後の年収交渉をキャリアアドバイザーが代行してくれる。
・いつでも電話で自由に相談できる。不安が解消するだけの十分な経験がある。
ここでは、20代の転職で評判の良い 20代専門転職サイト をご紹介します。
いくつかの転職サイトがある中で「マイナビ」を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。その20代に特化したのがマイナビ20’Sであり、上記のポイントをすべて満たしています。
家族への思いやりの気持ちが、転職成功への近道
転職すると決めたことを奥さんに話す場合、どういったことに気を付ければ良いのでしょうか?
・まずは、家族に「相談」しよう
転職の話を切り出す場合は、「転職しようと思っているんだけど…」と、あくまで相談という形で話してください。そうすることで、奥さんにも考える時間が与えられますし、一緒に考えていくということができます。
心は転職を決めていても、奥さんに「転職を決めたから」というのはNGですよ!「なんで一人で勝手に決めるの!」とケンカになること間違いなしです。
転職活動を始めてからも良好な関係でいられるように、まずは相談というスタイルで話しましょう。
・妻に、今後の「プラン」を話す
今後、自分がどういう活動をするか、どういった企業を考えているのか、そして金銭的にはどうなるのかということをきちんと整理して、奥さんに話しましょう。
無計画で、転職をすることを伝えても不安になるだけですし、むしろ反対されます。奥さんは、どんなに大丈夫と言われても、転職自体不安なんです。私自身もそうでしたが、子どもがいて犬も2頭いるのに生活できなくなったらどうするの?という不安がずっとありました。
その不安を少しでも拭ってあげられるように、今よりももっと幸せになれるように転職するんだということを伝えてくださいね。その言葉と共に、しっかりと行動に示してください!
まとめ
いかがでしたか?現在、妻子持ちで転職を考えている方は、参考になりましたでしょうか?家族を支える者として、転職はとても大変なことだと思います。
自分自身のためにも家族のためにも転職が必要だと決めた場合は、家族を不安にさせないようにしっかりと段取りを踏みましょう。
転職で家族を不安にしない、転職することで今よりももっと幸せな生活ができるなど確信が持てた上で、転職に踏み切ってください。
くれぐれも、奥様を含め、家族に相談なしで転職を決めるということはしないでくださいね!また、転職に不安な方は、キャリアアドバイザーなどのプロに頼ることをオススメします。
家族みんなが幸せになれる転職になるよう頑張ってください!