新しい職場で仕事に慣れるまでの期間は、通常の何倍もエネルギーを使って辛いものですよね。
仕事を覚えて、人間関係を築き、戦力になる…。あれもこれもと思い詰めて、いっぱいいっぱいになっていませんか?
焦る気持ちはもっともですが、空回りした挙句に「こいつは使えないな」と思われてしまっては、元も子もありません。
「人によく思われたい!」などと考えずに、ひとつずつ確実に積み重ねていけばよいのですが、なかなか難しいところでしょう
そこで今回は、転職や派遣、パートなどで職場が変わった際に、仕事に慣れるまでにどうしていけばよいのかを解説します!
- 仕事に慣れるまでの時期にやるべきこととは
- 先輩が怖いと感じたらどうすればいい?
- 分からないことがあったらどうすべきか
- 単純ミスが続いたときにやるべきことは?
どんな仕事でも最初は辛いものですが、そのしんどい時期をできるだけうまく乗り越えていきたいですよね。
本文では、職場で自分の立ち位置を作っていくためのコツや発想、タイプ別の対処法などを提案していきます。
それでは、一緒に考えてみましょう!
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目次
仕事に慣れるまでが辛い…新卒・転職者がすべきことって?
転職や異動などで職場が変わると、仕事に慣れるまでは我慢しなければならないことも多いです。
特に、慣れるまでに時間がかかる人の場合は、何かとストレスもたまりがちでしょう。
はじめは仕事を覚えるのに必死で、愛想を振りまく余裕はないのは当然ですし、きっと誰もそんなことは求めていないと思います。
「仕事に慣れるまでには何ヶ月かかるの?4ヶ月、いや半年?それとも3年はかかる?」
…こんな風に、慣れるまでは大変すぎて、いろいろと思いめぐらせている人もいるかもしれませんね。
しかし、仕事に慣れるまでにどれくらいかかるかは、職場の環境や個人個人でも変わってくるでしょう。
そこで、仕事や環境に早く慣れるためにも、できることから積極的に取り組んでいきませんか。
まずは職場の空気をつかむ
新卒や入社したての新人が、いきなり素晴らしい活躍をするなど、誰も期待していないのではないでしょうか。
むしろ、新しい人が職場に入って来ることは、もともといた人に違和感や緊張感を与えるものです。
そのため、自分の存在を進んでアピールするのではなく、まず先にその職場の空気を掴むことも一つですね!
日常の仕事に真面目に取り組み、笑顔で挨拶するなど、自分も周りも気持ちよく仕事ができるように心がけることです。
また、確実に仕事をこなす姿を見てもらうことで、次第に周囲はあなたを認めてくれるようになります。
「自分の意思でどうにかしよう」などと力んでしまうと、逆効果になることが多いので、まずは職場の雰囲気に馴染むような気持ちでいるとよいでしょう。
コミュニケーションをとって人間関係を把握する
新しい人間関係を築くのは、簡単ではありませんが、コミュニケーションをとることは、仕事の上でもマイナスにはなりません。
昼休みなどに声をかけてもらったら、少し億劫でも、一緒に過ごしてみましょう!
「コミュニケーションが嫌いなのかな?」と思われることは、まだこの段階では得策ではありません。
いらぬ偏見を持たれてしまいますから…。
一人で過ごすことが好きな人も、慣れてから「実は節約中なの」などと、上手にかわしましよう!
コミュニケーションを取ることのメリットは、ズバリ、人間関係が把握できることです。
人間関係で観察しておくと便利なこと3つ
普段からコミュニケーションをとり、人間関係をよく観察していると、次の3つのことがわかってくるでしょう。
- 上司に認められているのは誰か?
*仕事の仕方、見本 - お局は誰か?
*人間関係の要 - 誰が一番古株なのか?
*「尊重されないと不機嫌になる?ならない?」など
少し面倒ですが、最低この3人がわかると、人間関係がずっと楽になります。
ただし、全部同一人物ということもありますよね(笑)
さて、ここまでは「仕事に早く慣れるようにやるべきこと」を紹介しました。
次章では、より具体的にケースごとの対処法を見ていきましょう。
こんなときはどうすればいい?新人が職場のトラブルを乗り越えるコツ
新人のうちは、まずは職場の人間関係を把握することで、少しは過ごしやすくなるでしょう。
ただし、職場で慣れるまでは、さまざまなトラブルやミスも起きるもの。
そこで、具体的な例をあげてどうしていくべきかを解説したいと思います。
ベテランの先輩がこわいと感じたときにすべきこと
「ベテランの先輩がこわい」…こんなことは、多かれ少なかれあることです。
とかく 新人や言い返さない人は、イライラの矛先が向けられやすいものですよね。
しかし、口うるさい先輩も考えようによっては、「矢面に立って教育係を買って出るような人」ともいえます。
そのため、基本的には面倒見のいい人であるか、黙っていられない性格ということが多く、陰湿な人は少ないです。
自分には教育係はいない、決まっていないという場合は、自分に積極的に関わってくれる先輩がそのような役目なのかもしれません。
もしくは、直属の上司に分からないことがあるときには、「誰に聞いたらよいでしょうか?」と聞いてみましょう。
【筆者の体験談】
仕事を教える側にとっては、新人に仕事を教えることは、多少リスキーなことにもなるのです。
なぜなら、新人のミスは自分のミスになるので…。さらにいうと、教えるというのは時間をとられてしまうので、自分の仕事もはかどらないというマイナス面もあります。
さらに、新人のミスは自分の教え方が悪いか、きちんと教えていないということになってしまいます。
ですから、新人に仕事を教えるときは、きちんとメモを取ってもらい、終えた仕事の確認もします。
(ちなみに筆者の場合、言わなくてもきちんとメモする人は、その時点で好印象です!)
教えられる立場からすると、メモを取るように指示されれば「粗探しをされた!」と思うかもしれませんね(笑)
でも、自分が教えている新人がミスをして、上司から怒られるのを見るのは本当につらいものです。
自分が怒られているように感じるものなのです。
ですから、自分の教えた人がミスをすれば一緒に謝りますし、その人にも謝ります。
慣れない仕事は大変ですが、むしろ教えてもらえるうちは本当はありがたいことで、何も言われなくなることのほうがこわいのです。
能力があると認めているからこそ、要求されるのです。
ですから、ぜひ前向きに意欲的に、次のようなコミュニケーションを取っていきましょう!
「この方法で合っていますか?」
先輩や上司に上手に働きかけることで、きっとあなたの心強い味方になってくれますよ!
【こんなケースもあります!】
ごくまれに、「新人はとりあえずイビるのが趣味」という人も中にはいます。
そういう場合は、その人が認めている部下を何人かよく観察してみましょう。「一貫性があるのか、ないのか?」
ない場合は、とりあえず新人には厳しく教える人なのかもしれませんね。
周りの人とコミュニケーションをとりながら、対応の仕方などを聞き出せるとよいですね!
何が分からないかが分からない場合にすべきこと
よく聞かれるのは「わからないことがあれば質問してね」という言葉ですよね?
ですが、何がわからないのかがまだわかっていないので質問もできず、返事だけはしてみたものの、やってみたら凡ミスをしてしまう…。
こんなことって、よくありませんか?
さて、「何が分からないのかが分からない」というのは、なぜなのか…?
それは、「仕事全体の流れをつかんでいないから」というのが理由として挙げられます。
自分に教えてくれている先輩が、どのような動きや仕事をしているのか?
それを見ることが、流れをつかむ第一歩です!
まずは、自分に与えられた仕事をきちんとこなし、自分の仕事を信頼してもらえるようになりましょう。
流れがつかめてくれば、細かい疑問が具体的に湧いてくるものですし、全体の流れも見えて来ますよ!
【ミスをしても落ち込みすぎなくて大丈夫!】
ミスをすると落ち込みますよね!ですが、あまり気にしすぎるのは違います。
むしろ私は、自分の担当している人がミスをすると、自分の教え方を反省します。
ミスをすることでわかることや、新たに教えてもらえる仕事のコツなどもあるので、必要以上に気にすることはありません!
そうは言っても、「一度や二度ならともかく、同じミスを何度もされると教え甲斐がない!」と思われてしまいます。
「同じミスをしない」ということが、基本的に大前提といえますね!
※単純な雑用をきちんとこなせるか?
…ということは、実は人間性を表します。
日頃の仕事に対する姿勢が大切で、その姿勢を積み重ねることで、自分を認めてもらえるチャンスも訪れるのです。
小さな仕事や雑用を確実にこなせない人には、誰も重要なことを任せようとは思いませんから…
凡ミスが続いてしまうときにすべきことは?
新しい仕事に慣れるまでは、ある程度のミスは起きて当然です。
ですが、凡ミスが続く場合は、何かしらの対策をとったほうがよいでしょう。
凡ミスの原因としては、次のようなことが考えられます。
- 仕事に少し慣れて緊張感がなくなり、凡ミスやケアレスミスが起きやすくなっている。
- 仕事の処理が複数あり、曖昧なまま整理されていない、理解が浅いので間違えてしまう。
- いつも怒られているため、気持ちが萎縮してしまい、つまらないミスをしてしまう。
それぞれの解決策は、以下の通りです。
<1.が原因の場合>
余裕があることが緊張感を欠くので、自分で意識して気を付けるということに尽きます。
<2.が原因の場合>
「なぜ失敗したのか」をきちんと自分の中で追求し、二度としないようメモを残すことです。
その場で書くことが無理なら、あとで思い出して書いておきましょう。
不思議ですが、それをするだけで同じミスは防げるものです。ぜひ試してみてください!
<3.が原因の場合>
3.のケースの場合、自信をなくしてしまっていて、悪循環に陥っていると思われます。
家に帰ってから、きちんとミスを反省をして分析しましょう。
そしてメモに残したら、あとは気持ちを切り替えて、自分の心地よい時間を過ごすとよいです。
音楽を聴くのもよし、アロマオイルでリラックスするもよしです。
コツは、「ミスを反省し、メモに書き留めたらスパッと気持ちを切り替える」という習慣をつけることです!
【自分なりの仕事ノートを作ろう!】
メモをとることは重要で、書き留めることで内容が整理され、余計なことを考える無駄なエネルギーを使わなくて済むそうです。
例えば、
「あれをしてこれもして、次にそれができたらどうしてこうして…」
などと、頭でぐるぐると考え続けることはものすごく疲れることですよね。
そこで、やることをメモにして書いてしまえば、「覚えておかなきゃ、やらなきゃ」という労力を“メモが受け持ってくれる” のだそうですよ。
ちなみに、これは経験からなのですが…。仕事のできる人は大抵、自分なりに仕事の内容をまとめたノートを作成して持ち歩いています。
ミスというのは、急いでいるときや、睡眠不足のときに起こりやすいものでもありますね!
みなさんは、どのようなときにミスをしやすいですか?
たとえ今日はミスしてしまっても、きちんと切り替え、たっぷり睡眠をとって、明日は新たな気持ちで仕事に向かいましょう!
まとめ
ここで、今回の内容を再確認したいと思います。
仕事に関するポイント
- 与えられた仕事を確実に丁寧に行うことが大切
- 凡ミスを防ぐ努力をして、無駄に注意されることを防ぐ
- 自分なりの仕事ノートをつくることは、ミスを防ぐのに非常に有効
環境に適応するためのポイント
- 少しずつでよいのでシャットアウトせずにコミュニケーションをとる
- 職場の雰囲気に自然に馴染むように心がけながら過ごす
- 「あなたの教育係は、あなたの味方にもなってくれる存在」ということを肝に銘じる
慣れない仕事でミスが続くと、結構落ち込んでしまうこともありますよね。でも大丈夫!
色々と要求されるのは、あなたの能力を認めているからこそなのです。
慣れるまでは緊張もして何かと大変ですが、気持ちを切り替えることで少しずつ状況も変わってきます。
意欲をもって、新しい仕事に取り組んでいきましょう。あなたの成功をお祈りしています!