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食材・料理のQ&A

ハンバーグの日持ちを徹底調査!腐ったときの見分け方も解説

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料理・食材
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【監修者:管理栄養士 浜崎保奈美】

 

手作りハンバーグは美味しいのでひき肉が安い時や時間のある週末に大量に作り置きしたいところですが、出来るだけ日持ちさせるにはどのような保存方法が適切なのでしょうか?

焼いてから保存しておくと良いのか、それとも焼く前の状態が良いのかなど疑問が湧いてきましたので、以下のことを調査してみました。

 

  • 手作りハンバーグの日持ちはどれくらいか
  • 市販のハンバーグの賞味期限はどれくらいか
  • 賞味期限切れのハンバーグはいつまで食べれるか
  • ハンバーグは腐るとどうなるのか
  • ハンバーグの正しい保存方法とは

 

最近は、試してみたくなる魅力的な市販のレトルトハンバーグもたくさん販売されていますよね。

育ち盛りの子どものおやつや忙しい時の常備菜、あるいは便利なお弁当の一品として、冷蔵庫や冷凍庫に保管している人も多いのではないでしょうか?

今回は市販のハンバーグのブランド別賞味期限も合わせて調べました!

ぜひこの記事を参考にして、美味しくハンバーグをいただく方法を覚えてくださいね。
 

記事監修者・管理栄養士・浜崎保奈美先生記事監修・浜崎保奈美先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士/ 神戸学院大学栄養学部栄養学科出身。製薬会社にてMRとして2年半勤務した後、2021年夏より合同会社HITOOMOIに参画。管理栄養士として、栄養面を加味したレシピ・商品開発を担当。身体に良いだけではなく、スタイリッシュでデザイン性に優れたお洒落な料理の提案を得意とする。「手作り料理で大切な人を大事にできる社会を創る」ことを目標に掲げ活動中。 浜崎保奈美先生の公式紹介ページ

   

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手作りハンバーグの日持ちはどれくらい?市販品の賞味期限も調査!

食べ盛りの子どもがいたり大家族のご家庭では、市販のハンバーグだと高くついてしまうので、ハンバーグは手作りして作り置きする人が多いのではないでしょうか?

ハンバーグを作り置きしておくと簡単に調理できて便利ですが、手作りなので当然ながら賞味期限は何日まで大丈夫とは言い切れませんよね。

安全に美味しく食べ切るためにも、ハンバーグの日持ち期間の目安がわかっていると便利なので詳しく調べてみたところ、保存状況や焼く前か焼いた後かでも日持ちが変わるとわかったので詳しく紹介します。

 

手作りハンバーグの日持ち

今まで我が家では手作りのハンバーグを余らせたことがなかったために、気にしていなかったハンバーグの日持ち

手作りハンバーグの日持ちの調査結果を表にまとめてみましたので、参考にしてくださいね。

 

手作りハンバーグの保存方法別日持ちの目安
保存方法 日持ち期間の目安
常温保存 焼く前 不適切・危険
焼いた後 2〜4時間
冷蔵保存 焼く前 当日中
焼いた後 2〜3日
冷凍保存 焼く前 2週間程度
焼いた後 1か月程度

 

焼く前の生のタネ状態では常温保存は危険ですので避けましょう。

特に気温が高くなる夏などは、焼いてあったとしても常温保存は危険ですので、食べる直前に焼くか、後から食べる場合はきちんとラップをして冷蔵庫に入れて保存しましょう。

冬でも温度の高い部屋での常温保存は好ましくありません

 

市販のハンバーグの賞味期限

後述しますが、空気に触れないようにすると、食べ物が腐るのを防げます。

空気が入らない状態の真空パックで販売されているタイプの賞味期限は長いのはこのためです。

例えば、焼く前の状態の真空パックの生ハンバーグの賞味期限は冷凍で90日程度です。

そして、電子レンジや湯煎調理できる真空パックのハンバーグの賞味期限は冷凍で300日程度となります。

市販の人気ブランドのハンバーグの賞味期限に関しても表にまとめました。

 

市販のハンバーグの賞味期限
商品名 賞味期限 引用元
マルシン・冷蔵タイプ 冷蔵で15日 販売サイトより
日本ハム・冷凍タイプ 冷凍で1年 販売サイトより
滝沢ハム・冷蔵タイプ 冷蔵1ヶ月 紹介記事より
セブンイレブン・レトルトパウチ 冷蔵約1か月 紹介記事より
ローソン・レトルトタイプ 冷蔵約1か月 紹介記事より
伊藤ハム・チルドタイプ 冷蔵20日程度 紹介記事より
石井・冷蔵タイプ 冷蔵20日程度 紹介記事より
田村牧場・チルド 冷凍6ヶ月 紹介記事より
牛タン利久 冷凍6ヶ月 公式サイトより

 

有名店などのレトルトハンバーグはお取り寄せもできるため、常備菜として大人買いする人も多くいるようです。

 

 

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上記でまとめたハンバーグの賞味期限ですが、果たして賞味期限切れしてしまったハンバーグは食べないほうが良いのでしょうか?

少し過ぎているくらいならば、食べても大丈夫でしょうか?

 

ハンバーグが賞味期限切れに!いつまでなら食べても大丈夫なの?

店頭やネットで販売されている食品には、「消費期限」か「賞味期限」のどちらかがパッケージや容器に表示されています。

賞味期限とは、「おいしく食べることができる期限」のことで、痛みやすい・腐りやすいお弁当、サンドイッチ、生菓子などに表示されています。

消費期限は、「品質が変わらず安全に食べられる期限」のことで、スナック菓子、缶詰といった保存の効く、痛みにくい・腐りにくい食品に表示されています。

賞味期限切れの場合は多少過ぎても味が落ちるものの、健康上の被害は少ないことがほとんどですが、消費期限切れの場合は健康面を考えると食べないほうが無難です。

賞味期限と消費期限はあくまで、未開封状態で、表示されている保存方法を守っている限り有効です。

開封後は、期限に関係なく早く食べるようにしましょう。

市販のハンバーグには商品によって賞味期限や消費期限のどちらかが記載されていますが、期限切れ後はいつまで食べられるのかについて調べてみました。

 

賞味期限切れになった市販のハンバーグを食べた人の口コミ

市販のハンバーグは、生、冷蔵、冷凍など保存状態により、賞味期限あるいは消費期限が記載されています。

たとえば、セブンイレブンなどコンビニのハンバーグ弁当の消費期限約4時間〜半日程度です。

消費期限についても多少余裕をもって設定されていますが、安全に食べられる期間が過ぎているため、基本的には食べない方が良いでしょう。

日持ちする食品に付けられる賞味期限に関しても余裕を持って期限が設定されていますので、賞味期限切れしたからといってすぐに食べれなくなるわけではありません。

実際に賞味期限など気にせず食べる人もいます。

チルドのハンバーグであれば、賞味期限切れから2週間程度なら食べてしまうなんて人も。

このように、賞味期限切れ後のハンバーグを食べている人も多いですが、あくまでも期限切れ後の食品を食べるかどうかは自己責任です。

後ほど紹介する、腐っているかどうか見分ける方法を参考にして、問題なく食べられるか確認してから自己責任でお願いします!

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、賞味期限切れの食べ物を食べる際の判断は慎重に行いましょう。体調を崩してしまう恐れがあります。

ハンバーグのタネ(生地)となる材料の日持ち

手作りハンバーグのレシピは各ご家庭で異なると思いますが、基本的な生地に使われる原料はひき肉、パン粉、卵、玉ねぎ、各種スパイスです。

当たり前ですが、作る前段階の材料が痛んでいる・腐っている場合、それを使用した作ったハンバーグは食べられません。

ハンバーグの場合、冷蔵庫にちょっと余ったひき肉があるから、「今夜はハンバーグにしよう!」などと思いつくということはあまりなく、「今夜はハンバーグだからひき肉を買うぞ!」とひき肉を購入される場合が多いと思います。

そのため、賞味期限切れのひき肉を使用してハンバーグを作るなんて滅多にないかもしれませんが、ここではハンバーグに使用する原材料の日持ちについて改めて確認しておきましょう!

各食材の日持ちや傷んだ状態の見分け方については、詳細記事で詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてください。

 

ハンバーグのタネ(生地)に使う材料の日持ち目安
材料 日持ち期間目安 詳細記事はこちら
ひき肉 1~2日 ひき肉の消費期限が2〜3日過ぎた!少しでも心配ならコレを読んで!
パン粉 生パン粉 約1ヶ月
乾燥パン粉 約7ヶ月
パン粉が賞味期限切れに!未開封でも半年、1年過ぎたら捨てるべき?
2週間 割れた卵の日持ちはいつまで?長持ちさせる保存方法はコレだ!
玉ねぎ 1~2ヶ月程度 玉ねぎの賞味期限を徹底解剖!冷蔵庫や常温ではどう変わる!?

 

手作りハンバーグの日持ち期間

季節に関係なく、下ごしらえした生状態で常温で2時間以上置いたものは、すでに菌がかなり繁殖していますので、食べない方が良いです

焼いた後であっても、常温で半日以上置いていたのであれば、食べるのはやめましょう。

焼く前の生状態を冷蔵保存した場合は、1日経過した程度であればギリギリセーフかもしれませんが危険度はかなり高いです

冷蔵保存であっても、調理後しっかり焼いたハンバーグであっても3日後以降は食べない方が良いです

焼く前のタネを冷凍保存した場合は2週間が限度、3週間以上経ったのはNGです。

焼いた後の場合は1ヶ月以上持ちますが、手作り時に雑菌が多く入っている場合もありますので、なるべく早めに食べることが理想です。

保存状態や、保存方法によっては 2ヶ月程度までギリギリ食べることはできるかもしれませんが、味はかなり落ちます

賞味期限や理想的な日持ちを過ぎても、ハンバーグの保存状況や状態によっては食べられます。

しかし、その期間が過ぎてしまった場合の食べて良いかどうかの判断はどのようにして見極めれば良いのでしょうか?

 

ハンバーグは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!

市販のハンバーグや手作りハンバーグが冷蔵庫や冷凍庫に長期間保存してあった場合、あなたならどうしますか?

私なら食材を無駄にしたくないので、無理に食べてしまうかもしれませんが、家族が口にするなら少しでも腐っているリスクがあるなら絶対に食べさせません。

結局のところ、ハンバーグが腐っているかどうかは自己判断です。

食べるかどうかも自己責任で判断しなければいけませんが、腐っていないか確認する際には以下のポイントをチェックしてください。

 

腐ったハンバーグの特徴

腐ったハンバーグを食べた場合、小さい子どもや年配の方はちょっとお腹を壊す程度ではすまないかもしれません。

かなり重篤な食中毒を起こすこともあるかもしれませんので、しっかり見極めて食べれる状態かどうかを判断しましょう。

ハンバーグが腐っているかどうかは、見た目、臭い、味が目安です。

焼いたハンバーグや市販のレトルト商品であれば、少しだけ端を切り取りとり、実際に食べてみて味に違和感がないかと調べることもできます。

 

チェックする項目

  • 色:黒や緑にかなり変色している(タネの場合)
  • 臭い:異臭
  • 見た目:を引いている
  • 味:変な味がする・酸っぱい

 

市販のレトルトや真空パックのハンバーグの袋が膨らんでいる場合は、空気が入って細菌が増えて膨らんでいる可能性があります。

このような状態は食べない方が良いでしょう。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
食中毒にかかってしまうと、発熱、腹痛、嘔吐、下痢などの症状が出現します。健康な成人であれば、軽症で済みますが、小さなお子様や高齢者は、場合によっては重症化してしまう可能性もありますので、十分に注意しましょう。

ハンバーグを無駄にしないためには、どのようにすれば良いのでしょうか?

正しい保存方法を次の章で紹介します。

ハンバーグの正しい保存方法!冷蔵や冷凍するときのコツは?

ハンバーグを保存する際には、常温保存は絶対にNGなので、冷蔵または冷凍保存が正しい保存方法になります。

基本的に日持ちして風味を保つには焼いてから保存するのがおすすめですが、冷蔵保存と冷凍保存の使い分けについて確認しておきましょう。

 

ハンバーグを冷蔵保存するコツ

ハンバーグの材料を混ぜて作ったタネ(生地)のまま冷蔵庫で保存しておきたい場合には、成形してラップに包み冷蔵庫で保存して翌日中に調理しましょう。

空気がなるべく入らないように、一つずつ丁寧にぴったり包むのがコツです。

雑菌が繁殖しないように以下のポイントにも気をつけてください。

  • ボウル等の調理器具をキレイに洗ってアルコール消毒しておく
  • 素手でこねるのではなく調理用使い捨てビニール手袋を使用する

手袋を使用しない場合は、手を念入りに洗いましょう。

翌日中に調理をしないなら、冷蔵庫ではなく冷凍保存にしてください。

 

ハンバーグを冷蔵保存するコツ

ハンバーグを焼く前の状態で成形してラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存しておくと2週間程度日持ちしますが、風味を保つには焼いてから冷凍保存するのがおすすめです。

焼いたハンバーグをしっかりと冷まし、粗熱をとります。

ハンバーグが熱いまま冷凍庫へいれてしまうと、冷凍庫内の温度が急激に上がってしまいます。

しっかり冷ましたら、急速に冷凍させるために、金属性の冷却バットなどにハンバーグを並べて冷凍庫に入れます。

急冷凍させることも美味しさを逃さないポイントです。

緩やかに凍結すると、解凍後に肉汁が出てしまうため、旨味が失われてパサついてしまいます。

次に冷却させたハンバーグを、一つずつラップで包みます

最後に、包んだハンバーグを、フリーザーバッグや蓋つきの密封容器などに入れて冷凍庫で保存します。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
一つずつ包むと、解凍時に使いたい量だけ解凍できるので便利ですよ。

 

冷蔵・冷凍保存は食品が腐るのを防げる!

食べ物がくさる大きな原因は、細菌という生き物です。

細菌は目に見えないだけで、空気中にウヨウヨと散らばっています。

そのため、食べ物はなるべく空気に触れない方がよいのです。

細菌は冷たくて乾いたところが苦手

さらに、食べ物がければ繁殖は緩やかになります。

った食べ物は、異臭がしたり、糸を引いたりしますが、これは増えた細菌と、その細菌が出した排泄物によるものです。

どんな食べ物であっても、ラップなどをすることは細菌が繁殖することを妨げることに繋がるわけですね。

冷凍・冷蔵保存も細菌の繁殖を防ぐわけです。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
生肉を触った手や保存の際に使用する菜箸などはしっかりと洗剤で洗って、二次感染を防ぎましょう。

まとめ

ハンバーグの日持ちについて調べたことをまとめます。

 

  • 手作りハンバーグの日持ちは焼く前と焼いた後で違う
  • 焼く前の生状態の保存は、常温は不適切、冷蔵は当日、冷凍は2週間
  • 焼いた後の保存は常温で2〜4時間、冷蔵は2〜3日、冷凍は1か月程度
  • 真空パックの生ハンバーグは冷凍で90日、レトルトは300日程度
  • 市販のハンバーグの賞味期限はブランド・保存状態で変わる
  • コンビニのハンバーグ弁当の消費期限は約4時間〜半日程度
  • 賞味期限切れになったハンバーグを食べている人もいるが自己責任
  • ハンバーグが腐ると変色、異臭、糸を引く、酸っぱい味などの異常が見られる
  • ハンバーグは焼いてから冷凍保存が理想的

 

焼く前の生の状態で常温保存が危ないと知らず、今までは30分程度は放置していたこともあったのですが、結構危険だったのですね。

実はハンバーグの作り置きでは、コストコの大量ひき肉パックの半分以上を一気に全て焼いてしまっていました。

焼いてから保存した方がいいと知り、この点は少し安心しました。

余った場合は、冷蔵庫ではなく冷凍庫の保存で、一つずつラップで包むことが大事なポイントなのですね。

今回の調査で、ハンバーグの日持ちや正しい保存方法が分かったので、今後は無駄なく美味しく食べ切ることができそうです。

皆さんが、ハンバーグが作りすぎた時、あるいは作り置きする時に、この記事を参考にしていただけたら嬉しいです。

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