ハローワークには、何万件という求人票がありますよね。
でも、その中で「働いてみたい!」と思える会社はごくわずかです。
やっと条件にマッチする企業が見つかって書類選考に出した後は、早く連絡が来ないかな〜ってドキドキしますよね。
大体1週間くらいで連絡が来るかな?・・・来ない。
いや、10日くらいはかかるのかな?・・・来ない。
待っても待っても連絡がこない理由は何なのでしょうか?
今回は、こんなことについて詳しくご紹介していきます。
- ハローワークの書類選考の連絡が来ない理由
- ハローワークの書類選考の連絡が来ないときの対処法
- 必見!書類選考の通過率を3倍にアップさせる方法
- 書類選考に出す書類の正しい送り方
- 書類選考に落ちるのはなぜ?
何を隠そう!私は何度もハローワークのお世話になっています。
採用が決まったときは、「もう2度とハローワークには来ないぞ!」と思うんですけどね・・・。
ハローワークは公的機関ですし、変な企業は登録できないだろうと思っていたのは若かりし頃・・・。
実際は、びっくりするくらいブラックな企業も求人を出していることがあります。
そんな企業が混在する中で、本当に長く働ける企業を見つけて採用通知を手にするには、どうしたらいいのでしょうか?
私がいくつかの企業で働く中で、採用を担当したこともありました。
そんな経験も踏まえながら、”書類選考の通過率を3倍アップさせる方法”も一緒にご紹介していきます!
目次
いつまで待てばいいの?ハローワークの書類選考の連絡が来ない理由とは?
ハローワークで求人票を見ると、企業と自分の間には、目に見えない高い壁があるように感じませんか?
書類選考の合否連絡が来ないと、見えない高い壁の向こう側で何が起きているのか?
不安でたまらないですよね。
私は、企業で採用を担当していたことがあります。
また、税理士事務所で働いていたこともあり、採用を決定する経営者の方々からの相談も受けていました。
そんな経験も踏まえて、書類選考の連絡が来ないのには、こんな理由が考えられます。
ハローワークの書類選考が来ない理由を知りたい!
- 予想よりも多くの応募があり、書類選考と通知の処理に時間がかかっている
- 書類選考後、企業内で次のステップに進むために上司の決裁などが必要で、時間がかかっている
- 企業に書類が届く前に他の人に採用が決定するなど、状況が変わり、求人が打ち切られた
- 企業の繁忙期などとぶつかって、書類選考が遅くなっている
- 人事担当者の不手際で、選考が滞っている、あるいは結果の連絡を忘れている
- 明らかに採用条件と違う人材なので、放置されている
- もともと不合格の場合は連絡なしということが決まっている
- 「〇日で合否を連絡」の起算日が、こちらが書類を送った日ではなく、企業に書類が届いた日だから
まずは、ハローワークで受け取った求人票をよく確認してみて下さい。
書類選考の合否連絡について、【不合格の場合は連絡をしない】と記載されていないでしょうか?
または、【書類選考の期間】について何か記載はないでしょうか?
書類選考にかかる期間は企業によってさまざまで、長ければ合否連絡が来るまでに1ヶ月以上かかることもあります。
【合否連絡までは〇日】と指定がある場合は、企業に書類が届いてからその日数を数え始めることがほとんどです。
そして、『〇日』の中には休業日(土・日・祝日など)を含まないこともありますので、ご注意くださいね。
書類選考の連絡が遅いのはだれのせい!?
企業が人材を採用するときの、実務事情はさまざまです。
「待っている人の身になってほしい!書類選考の連絡が遅れるなら理由を言って!」と言いたくなりますよね。
企業の中で誰が書類選考をするのかを、私の経験からいくつかご紹介したいと思います。
- 経営者(社長)が書類選考をする
- 採用担当者(部署)がいて、その人が書類選考をする
- 小さい会社では、書類選考から社員全員の意見を聞きながら採用を進めることもある
- 入れ替わりの激しい会社では、新人が書類選考をすることもある
企業の中には、”人材こそが企業の宝”と考えて、書類選考から真剣に取り組む会社もあります。
その一方で、”人材は使い捨て。とりあえず変な人じゃなければ採用して使ってみる”と考える企業もあります。
そんな企業では、書類選考の期間を早くしたり遅くしたり・・・。
合否の連絡をしたりしなかったり・・・という場合もあります。
私がこれまで見てきた企業で多いのが、中小企業の経営者の方が書類選考で悩むケースです。
応募する側から見るとツッコミどころが満載ですが、とりあえず経営者の気持ちになってお読みください。
人材の採用については、これまで社長が全て合否を決めてきた。
でも、なかなかいい人材に出会えず、せっかく採用してもすぐに辞めてしまう。
「新入社員が育たずに辞めてしまうのは、社長の”人を見る目”がないからだ!」と社員から言われている。
自分で書類選考をするのが不安になっている(「もしまたすぐに辞めてしまったらどうしよう・・・。」)。
そこで、採用方法を変える、社員の誰かに丸投げする、悩みすぎて決められないなどの悪循環に陥り、合否の連絡が遅くなる。
こんな風に、企業側に書類選考の段階で問題が起きていることもあります。
「書類選考の連絡が遅いのはだれのせいか!?」
答えはまさしく、採用を担当する人のせい!
企業の人材についての考え方と、採用の実務をする人の処理能力の問題であることがほとんどです。
さて、企業側のさまざまな事情を垣間見たところで、書類選考の連絡がこない時の対処法をご紹介します!
今すぐ行動を!ハローワークの書類選考の連絡が来ない時の対処法がコレ!
ハローワークで見つけた企業に書類を出してからは、連絡をひたすら待つ毎日です。
郵送で通知の場合は、ポストが気になってしょうがないですよね。
電話連絡の場合は、携帯を肌身離さず持って、着信歴をチェックしているのではないでしょうか?
そんな思いをあざ笑うかのように、書類選考の連絡が来ないときには、こんな対処法があります!
- ハローワークに相談
- 自分で企業に連絡
- 期日を過ぎても連絡が来ていない場合は、気持を切り替えて他の企業に応募
1つずつ見ていきましょう。
ハローワークに相談
ハローワークの求人に応募して、その後、採用までに困ったことがあったら、まずはハローワークを活用です!
ハローワークに直接行ってもいいですし、電話で相談することもできます。
「書類選考の通知が遅い」
「決まった期間が過ぎても連絡が来ない」などの内容を伝えると、
ハローワークから企業に問い合わせをしてもらえます。
企業は、採用を決めたらハローワークに報告をすることになっているのです。
中には、企業側が採用を決めてもきちんと報告をしない・報告を忘れているなどの場合があります。
ハローワークでも企業側の最新の状況を把握しておきたいはずですので、遠慮なく相談することをおすすめします。
自分で企業に連絡
ハローワークの求人に応募した方々の口コミなどを調査していくと、こんな情報がありました。
ということで、自分で企業に連絡したい場合でも、一旦ハローワークに相談してみることをおすすめします。
ハローワークに相談した上で、企業に直接連絡OKの確認がとれたら、遠慮なく自分で連絡をしてみましょう。
こんなことを伝えて下さい。
- 名前を名乗る
- 電話に出た人に、【ハローワークに出ていた求人に応募したこと】【採用担当者と話したい】と伝える
- 採用担当者が電話に出たら、もう一度【名前とハローワークの求人に応募したこと】を伝える
- 【書類選考の合否の連絡を〇日待っている】ことを伝える
- 【現在の書類選考の状況がどうなっているかをおしえてほしい】と伝える
書類選考のために送った書類の中には、住所や電話番号などの大切な個人情報も含まれていますよね。
冒頭でもお話ししたように、ハローワークに求人を出している企業の中には、悪い企業もあります。
自分の個人情報を守るという点からも、自分で企業に連絡をして状況を確認するのは悪いことではありません。
もし、電話口の採用担当者を信用できないと判断したら、”書類を返却してほしい”と伝えることもできます。
気持を切り替えて、他の企業に応募する
【1社に応募→不採用の通知が来たら次の企業を探す】という方法で職探しをしているのであれば、
気持を切り替えて他の企業を探すことで、もっと魅力的な企業に出会えるかもしれません。
ハローワークでは、一度に複数の求人に応募することができます。
1社ずつではなく、複数の企業に応募している状態を常に保つことで、早く採用通知をゲットできる可能性が高まります。
書類選考の連絡が来ない時には、”なぜ連絡が遅いのか?”と考えますが、私の場合、もう一つ不安なことがありました。
私は、企業に送る選考書類をやっつけで作成していた時期があるんです。。。
つまり、自分の送った書類に自信が持てていなかったということです。
同じような経験がある皆様に、書類選考の通過率をグンとアップさせる方法をご紹介します。
必見!私がみつけた書類選考の通過率を3倍にアップさせる方法
普段の生活で、だれかに自分を選ばせるための、自分の魅力をアピールする機会なんてそうそうありませんよね。
まだ会ったこともない人に、複数人の中から自分を選んでもらうためには、どうしたらいいのでしょうか?
書類選考の通過率を3倍アップさせるカギは、職務経歴書が握っています!
さまざまな口コミや企業の採用担当者の声を調査しました。
私自身も、就職活動をする側、採用担当をする側のどちらの立場も経験したことがあります。
その経験も踏まえて、ご紹介します!
履歴書と職務経歴書とは?
書類選考で送る書類は、一般的には履歴書と職務経歴書ですよね。
履歴書を見ると企業は、応募者の過去~現在の状況を把握することができます。
- どのような学校を卒業したのか?
- 留年などがあるか?
- 働いた企業名と勤務年数
- 家族構成
- 希望する勤務条件 など
こちらは、正しく記入してあれば問題ありません。
作成するのに手が止まってしまうのは、職務経歴書の方でしょう。
職務経歴書は、自己PRの書類です。
そこで、職務経歴書に何を書けばいいのかをご紹介します!
ちなみに・・・
どちらも、パソコンで作成するのが一般的です。
手書きでもOKですが、丁寧な文字で書きましょう!
私が採用担当をしていた経験から、字が苦手な人の場合でも、丁寧に書いたことは読み手に伝わります。
逆に字が上手な人の場合でも、やっつけで書いた場合は、それも伝わってきます。
職務経歴書には何を書く!?
職務経歴書の一般的な形式は、ハローワークのホームページにあります。
他にもさまざまなサイトで、職務経歴書のテンプレートを見ることができます。
一度確認していただき、最低限記入する項目をおさえて下さい。
- 表題
- 氏名
- 職務経歴 など
実は職務経歴書は、基本的に自由な形式で作成していい書類です。
上記の最低限記入する項目をおさえて、見やすい文字のサイズやレイアウトに配慮すれば、何をどうPRしても構いません。
A4用紙1~2枚にまとめて下さいね。
まずは求人票をよく見て、募集されている職務を確認します。
次に、企業のホームページ・SNS・ブログ・口コミなどを自分で調査して、どんな人材が求められいるのかを想像します。
ついつい自分の経験を詳しく書くことに集中しがちですが、企業のニーズをきちんと捉えて自己PRをすることが大切です。
企業が職務経歴書を見て、重要視する項目はコレです!
- 入社後すぐに、求めている仕事をしてくれるか?
- 求めている仕事をするための能力が備わっているか?
まずは、求めている仕事をきちんとやれる人材なのか?ということですね。
新卒や転職の場合は、企業側に求められている基礎知識や応用力などが備わっていることをPRする必要があります。
中途採用の場合、過去に同じような仕事をしていたなら、十分に経験があることをPRしましょう。
他にも企業はこんなことを考えます。
- プラスαの能力を持っていそうな人材か?
- どんな人物像か?
これは、一緒に働いて面白そうな人材かどうか?ということですね。
これは私が実際に経験した話です。
経験も資格もある複数人の中から、”29歳・職歴無し・資格なし”の方が採用されたことがありました。
その方の職務経歴書には、「今まで自分探しの旅をしていた。」とあり、自分探しの旅の内容が詳しく紹介されていました。
社長の一存で採用を決定する会社だったのですが、一応、私たち社員にもこの職務経歴書を見せてくださいました、が・・・
社員一同の笑いはとったものの、もちろん全員一致で採用反対でした。
ところがなんと!社長は、この方を採用したのです。
人としての興味が何よりも勝って、どうしても一緒に働いてみたくなってしまったそうです。
このエピソードを読んで、われこそは!と思った方は、賭けに出た自己PRもアリ、かもしれませんね・・・!?
実は最重要ポイント!職務経歴書を作成する前にするべきこと
特に大人数が応募するような企業の場合は、他の応募者を押しのけるようなパワーのある職務経歴書を作成する必要があります。
私は過去に、ハローワークや派遣会社で職務経歴書の添削を何度も受けました。
企業で採用担当をした経験も合わせて、わかったことがあります。
時間のかかる作業ですが、一度真剣に取り組めば、どんな企業に応募するときにでも役立ちます!
1.学生時代から最終職歴までの、自分の年表を作る
最終職歴からブランクがある場合は、そのことも隠さずに記載します。
2.それぞれの項目で何をしたのかを書き込んでいく
学生時代であれば、サークル活動など。サークル活動でどんな役割を果たしたかも書き込んでみます。
職務経歴書であれば、お茶出しや電話対応なども含めて、全てを絞り出してみます。
3. それぞれの項目で得たこと、発見したこと、失敗して成長したことなどを書き込んでいく
良いことも悪いことも包み隠さずに、書き込んでみましょう。
4. 年表に将来のことを加える
資格取得に向けて勉強などをしている場合は、それも年表に書き込みます。
5. 求人票の職務内容の項目と自分の経験のすり合わせをする
企業が募集している職務内容に対して、これまでの自分の経験と共通する部分をピックアップします。
6. 企業を調査!求めている人物像を想像する
企業のホームページ・SNS・ブログ・口コミなどを調査して、求めている人材の人物像を詳しく想像して書いてみます。
想像するだけではなく、書き出してみることが大切です。書き出さないと、忘れてしまいます。
7. 企業の求めている人物像と、自分が合っている部分を見つけて書き出す
”企業の求めている人物像”と”自分”のすり合わせをします。
8. 自分が企業に与えることのできる利益を考える
自分の年表を見直し、応募する企業の将来に向けて、どんな利益をもたらすことができるのかを考えて書き出してみます。
企業理念や企業が取り組んでいる事業などを調べると、自分にできることがみつかります。
このような、”自分を掘り下げる作業”は、だれの目に触れることもありません。
遠慮なく自分を開放して、書き出してみて下さい!
自分でもきちんとわかっていなかった、自分の魅力が発見できるはずです。
この作業をもとにすれば、書類選考を通過できる職務経歴書を作成する力がつきます!
とはいえ、応募書類が完成しても、まだ気を抜けませんよ〜!
書類を正しく送ることができなければ、社会人として大切なマナーがない人だと判断されてしまうことがあります。
応募書類の正しい送り方を、ご一緒に確認していきましょう。
送付状は必要?書類選考への応募書類の正しい送り方とは?
どんなに魅力的な履歴書や職務経歴書を作成しても、マナーに反する送り方をすると、残念!
「仕事はできそうなんだけど、社会人としての基本的なマナーを知らない人かも・・・」と企業に思わせることがあります。
書類の送り方に関しては、他の応募者に差をつける必要はありません。
書類を受け取る側が、気持ちよく書類を読めるように送るのがポイントです。
ハローワークのホームページを参考に、郵送の場合の応募書類の正しい送り方をまとめてみました。
ポイントは5つです。
1. 封筒に入れる書類
書類をそろえたら、封筒の表を下にして、1から順番に入れましょう。
- 送付状
- ハローワークの紹介状
- 履歴書
- 職務経歴書
2. 書類を入れる封筒の選び方
白か薄茶色の封筒を選びます。
封筒のサイズは、角2型か長3型です。
どちらも、A4サイズの書類を入れるのに適した封筒です。
3. 封筒への書類の入れ方
採用担当者の人が封筒を開けた時に、書類がバラバラにならないよう、以下のことに配慮します。
・角2型封筒に、折らずに書類を入れる場合
クリアファイルに書類を入れる or 書類をクリップで止める。
・長3型封筒に、折って書類を入れる場合
書類を全て重ねて、三つ折りにします。
4. 封筒の表書き
封筒の表書きには、下記のことを記入して下さい。
- 送り先の郵便番号
- 住所
- 企業名
- 採用担当の課(企業から指定がある時のみ)
- 担当者(企業から指定がある時のみ)
- 左下に赤字で”応募書類在中”と書き、囲み枠をつけます
企業名、採用担当の課あてに郵送する場合の宛て名の書き方はこちらです。
- ○○会社 御中
- 〇〇会社 〇〇課 御中
企業から、担当者の指定がある時の宛て名は、このように書きます。
- ○○会社 ○○課 〇〇 様
5. 封筒の裏書き
封筒の裏書きも、気を抜いてはいけません。
- 自分の郵便番号、住所、氏名を記入します
- 左端のほうに、”〇年〇月〇日提出”と書きます(黒字です)
書類を封筒に入れて封をしたら、”〆”を書きます。
6. 封筒の閉じ方
封筒に書類を入れて閉じるときは、のりで閉じて下さい。
ホチキスやセロハンテープなどは、郵送途中に開いてしまう可能性がありますし、採用担当者が封を開けにくいので、使用しないようにしましょう。
送付状の書き方についてもご紹介したいと思います。
送り状の書き方
送付状に絶対に書くべきことは、こちらの4つになります。
- 書類を郵送する日付(封筒の裏書きで書く日付と同じ日付です)
- 宛て名
- 自分の住所、電話番号、名前
- 「応募書類を送る」という旨の文章
詳しい文章の内容は、ハローワークのホームページや、テンプレートの無料サイトなどで見ることができます。
インターネットで調べると、とてもへりくだった文章がたくさん出てくると思います。
でも、実際に私が採用を担当した経験や、採用担当者の方々と話した記憶からは、
送付状の内容を熟読している人はいなかったと思います。
必要事項が全て書かれていて、簡潔に「応募書類を送る」という旨が伝われば十分かと思います。
最後に、企業に応募書類を送る前にぜひチェックしていただきたい、書類選考で落ちる人の共通点についてご紹介したいと思います。
落ち込む前にコレを見て!書類選考で落ちる人の共通点とは?
ハローワークの求人票を見ると、人材採用をするときには、書類選考をする企業がほとんどです。
そもそも、なぜ書類選考があるのでしょう?
書類選考で不採用となるのは、どんな理由があるのでしょうか?
さまざまな情報を調査して、まとめてみました。
企業が書類選考をする理由
男女雇用機会均等法という法律で、このようなことが禁止されています。
- 性別で雇用するかどうかを決める
- 体格で雇用するかどうかを決める
- 男女どちらを採用するか、あらかじめ決めておく など
でも実際、企業は次のようなイメージを持ってハローワークに求人を出すことが多いのが現実です。
- 採用したい人材の年齢層
- 性別
- 技能
- 資格 など
ハローワークに求人を出す以上は、男女雇用機会均等法や労働基準法などの法律に触れるような求人の仕方はできません。
そこで、書類選考をすることによって、企業側のイメージに合わない人材はあらかじめ不合格にすることがあります。
他にもこんな理由があります。
・募集している職種で、特殊な技能が必要だから
・応募が多数になると、面接のための時間がとれないから など
書類選考をする企業には、企業側のさまざまな事情があります。
書類選考では、企業側がどのような点に着目して選考するのかはわかりませんので、しっかりと準備をする必要がありますね。
書類選考で不採用になる理由
ハローワーク布施(東大阪市)のホームページには、
実際に企業からハローワークに寄せられた、不採用の理由が掲載されていました。
企業側の生の声から、どんな書類が書類選考に通るのか?通らないのか?を探りましょう!
- 書類が使いまわし
- 書類が汚れている
- 下書きが消えていない
「こんな人いるの!?」と思った方は素晴らしいです!これが結構あるものなんですよ・・・。
油ジミがついていて、「お菓子食べながら書いた?」と聞きたくなるような履歴書を、何度も見たことがあります。
他にも、何人もの人の手に触れた書類は、触った瞬間に「使いまわしだな」と感じます。
応募するときは、1社ずつ心をこめて書類を準備するのがベストです。
つづいて、
これは、私の身近でも実際にあった例です。
言葉を選ばずに言ってしまうと、「優秀だから、プライドが高くて使いにくい感じがするから嫌だ」ということですね。
子育てでブランクがある私の友人に仕事を紹介した時に、実際に経営者の方から言われたことがあります。
友人は有名私立大学出身で、大企業で7年間働いて、結婚を機に退職をしました。
子育てで7年間のブランクがあったのですが、経験も資格も十分だろうと思って仕事を紹介したところ、
上記のような理由で不採用になってしまいました。
思わず私は、”経営者の器がちっちゃいな〜”と感じました。
が、応募書類に、経営者が見て”嫌だな”と生理的に感じるような部分があったなら、これは仕方ありませんよね・・・。
採用する企業の目線に沿った内容の書類になっているかどうかを、チェックする必要がありそうですね。
またまたつづいて、こんな理由もあります。
経験や技能が、応募した職種に全く合わない。人柄は魅力的だけど、他の応募者で経験者がいたので、そちらを採用した。
全く未経験の職種に転職したいと考えている方にとっては、酷な話ですよね。
でも実際に、企業が人材育成のためにかける費用は莫大です。
ライバルに、経験や技能が十分な人がいる場合には、不採用となるのも仕方ありません。
対策としては、アルバイトなどで少しでも経験があるなら、アピールする、ということですね。
つづいて、
複数の企業に応募する側からすれば、「1つ1つの企業に熱い気持ちなんてないよ!」と言いたくなる気持ちもわかります。
でも「空欄=働く意欲が薄い」と判断されるのが現実です。
書類は、欄をきちんと埋めて応募することをおすすめします。
逆に、小さすぎる字でみっちり書いてあるのも、読み手としてはちょっと引いてしまうところです。
書類全体のバランスを考えて、読みやすく書いて下さいね。
まとめ
ハローワークから書類選考の合否の連絡がこない理由や対処法について詳しくご紹介してきましたが、いかがでしたか?
私の経験も踏まえて、書類選考の通過率をアップさせる方法などもご紹介しましたが、お役に立てましたでしょうか?
最後にポイントをまとめてみます。
- 書類選考の合否の連絡が来ないのには、企業側のさまざまな事情がある
- 企業側の人材に対する考え方や、採用通知をする担当者の処理能力次第で、連絡が遅れることもある
- ハローワークの求人に応募したときは、書類選考の状況については、基本的にはハローワークに相談する
- 書類選考の通過率を3倍アップさせるカギを握るのは、職務経歴書
- 職務経歴書を書く前に、自分を掘り下げる作業をすることがおすすめ
- 応募書類は、社会人としての正しいマナーを守って送る
- 書類選考に落ちる人には共通点がある
私は、書類選考で何度も不採用になったことがあります。
そんなことが続くと、「もう採用されればどこでもいいや!」と、やけっぱちな気持ちになることもあります。
ただ、冒頭でもお話しした通り、ハローワークにも、ブラックな会社の求人はたくさんあります。
そんな会社に採用されてしまったら、また振り出しに戻ってハローワーク通いをすることになりかねませんよね。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき、自信をもって条件に合った企業にアプローチできるよう、願っております!