我が家は、小さい子どもがいてしょっちゅう食べこぼしをするのでフローリングの床がすぐに汚れてしまいます。
いつも雑巾で拭くのですが、先日徹底的にキレイにしたい!と思い立ち、除菌用アルコールスプレーでフローリングを拭いたら白濁してしまい、慌てて水拭きしたのですが元には戻らず。
フローリングを除菌用アルコールで拭くと白く変色するって、みなさまご存知でしたか?
私は知らなかったので、びっくりです!
アルコールのせいでフローリングに白いシミが残ってしまった場合、元に戻す方法はあるのかなどを含め、以下の項目について調べてみました!
- 除菌アルコールでフローリングを拭いたら白濁した理由と対処法は?
- フローリングの掃除の方法って?ワックスかけはどのくらいの頻度なの?
- フローリングにかびが生えたらどうしたらいい?
- アルコール除菌はそもそも効果があるの?
- アルコール除菌できない場所って?
賃貸マンションに住んでいる我が家としては、白濁したフローリングのままだと、大変困ってしまいます。
なんとか変色を元に戻したいので、フローリングが白濁した時の対処法を調べてみました。
さらに、フローリングの除菌はかぜや感染症が増える季節には、積極的に掃除に組み込みたいところですが、除菌アルコールスプレーがダメならどうしたらいいのでしょうか?
これら気になることをまとめて記事にいたしましたので、ぜひご覧ください!
それでは早速、除菌アルコールでフローリングが白濁した場合、どうしたらいいのかを見ていきましょう!
目次
除菌アルコールでフローリングが白濁した!変色を戻す方法はコレだ!
そもそも、なぜ除菌アルコールでフローリングを拭き取りすると白濁(白くまだらになってしまう)のでしょうか?
アルコールで、フローリングである木の色合いが変わってしまうのでしょうか?
でも、木製品の家具を除菌アルコールで拭いても、白濁はしなかったような…?
これはどういうことなんでしょう。
アルコールでフローリングを拭くと白濁する理由
食用にも使える「パストリーゼ」などのアルコールでフローリングを拭き掃除すると白濁するのは、フローリングにかけられているワックスに秘密がありました!
ワックスとアルコールが反応してしまうことが理由だったんです。
アルコールが蒸発する際に、ワックスの中に発生する気泡が白っぽく見え、全体的に白濁したように見えてしまうというわけです。
ですので、ワックス加工がされていない机やテーブルなど木の製品に除菌アルコールをかけても、白っぽくはなりません。
白濁して見える理由はわかりましたが、どうやって元に戻したらよいのでしょうか?
変色したフローリングを元にもどす方法
白くはげる原因はワックスがかけられた部分にあります。
フローリング自体には問題ないので、ワックス部分を除去すれば問題は解決します!
まずは、ワックス剥離剤とワックスを用意しましょう。
そして、ワックス乖離剤で白くはげた部分のワックスを剥離させます。
そこが乾いたら新たにワックスをかけます。
意外と簡単な補修方法で、白濁のないキレイなフローリングに戻るはずです!
と、調べてみたのはいいのですが…小さい子どもがいる我が家にはちょっとハードルが高いかな、と思ってしまいます。
また、白く脱色した部分が少しの場合は、ワックスを掛け直すのは手間ですよね…。
もう少し簡単な方法はないのでしょうか?
調べてみるとありました!こちらの方法なら手軽に試せます!
簡単にできる!ワックスの代用
- ハンドクリームを布などに塗り、それで擦り込む様に磨いてみる。
- メラミンスポンジで磨いてみる。
- サラダ油などをしみこませたナイロン製のたわしなどで優しく磨いてみる。
いかがでしょうか?これなら、手軽にできそうです!
なんとかなりそうと思ったら、ちょっと一安心しました。
もう、慌てたくはないので今後はフローリングが白濁するようなことはしないように気をつけないといけませんね。
ちなみに、フローリングが白濁してしまった理由としてこんな事例もあるようです。
アルコール以外にフローリングが白濁する原因
- マニキュアが床にこぼれたのでリムーバーで拭いてしまった
- 熱湯をこぼした。熱い鍋など置いてしまった
- エタノールで拭いてしまった
- 塗れたビニール傘を長時間放置していた
- 汚れを落とすためにスチームクリーナーをかけた
除菌アルコールで拭く以外にも、白濁してしまう理由っでこんなにあるんですね!
どれも知らなかったのでびっくりです。今後は気をつけたいと思います…!
フローリングを戻す方法があることはわかりましたが、正しい板の間の掃除方法や、アルコールを使わずに除菌したい場合はどうしたらよいのでしょうか?
気になるので方法を調べてみました!
アルコールは使わない!フローリングを綺麗に掃除する方法とは?
アルコールを使わずにフローリングの掃除・手入れをする場合、水拭きだけにするか、汚れが目立つところには床用洗剤を使う方法ではダメなのでしょうか?
そもそもワックスって、頻繁にかけないといけないんでしょうか?
このあたりについても、詳しく調べてみました。
フローリングの掃除方法
フローリングの正しい掃除方法は以下の通りです。
- クイックルワイパーや掃除機などでゴミをとる
- 大きいゴミをクイックルワイパーで引きずってしまうと傷がつくので掃除機で吸う
- しっかり搾った雑巾で床を磨く。その後、乾拭きする(水分が床に残ると痛みの原因に)
- 床磨きをする場合はマイペットなどの床用洗剤を使うと綺麗になる
肝心の除菌について記述がありませんが、フローリングの除菌についてはあまり神経質にならなくても大丈夫だそう。
除菌よりもハウスダストやカビなどを排除することが大切なようです。
また、フローリングは水に弱いです。
ですので、頻繁な水拭きは床を傷める原因になります。
水拭きも月1回程度でよいそうです。
そのかわり、クイックルワイパーなどでの掃除を毎日取り入れましょう。
毎日掃除すれば、ひどく汚れることも少なくなります。
ちなみに、いろいろな汚れを落としてくれると宣伝されている、スチームモップを使うとフローリングが白濁する原因にもなるのでやめましょう!
それでは、ワックスについてはどれくらいの頻度でかけるものなのでしょうか?
ワックスかけの頻度はどのくらい?
ワックス掛けの頻度は、使われているフローリングの木材にもよりますが、半年~1年毎が目安となります。
賃貸の場合は大家さんに確認をとってから、かけるようにしたほうが無難です。
ワックス掛けは丁寧にしないと、ホコリなどがフローリングに密閉された状態になります。
持ち家以外のワックス掛けは、通常は借主の義務ではありませんので気にしなくても大丈夫です!
でも、シート状のワックスは気軽に使えるので賃貸でも大丈夫です。
シートワックスを使う場合は商品によって推奨される頻度が違います。
こちらの商品は約1ヶ月ワックス効果が持続するようなので、1ヶ月ごとに使用するのが良さそうですね。
こちらの商品は約4ヶ月ワックス効果が持続するので、一年に3回使用するだけで良いそうです。
本格的なワックスかけは敷居が高いですが、ワックスシートなら簡単に取り入れられそうですね!
フローリングの掃除はなかなか奥が深いくて、私も知らないことがたくさんありました。
ふと、思い出したのですが、実家ではフローリングである北側の部屋をずっと物置にしているんですね。
すると、そこにカビが生えてしまったと両親が嘆いているのを思い出しました。
これは、どうやって掃除したらいいのでしょうか?
床用洗剤だけでは、カビを取り除くのは難しいですよね…。
せっかくなので調べてみました!
フローリングのカビ取り!アルコールが使えないのにどうしたらいいの?
調べてみるとフローリングにカビが生えてしまった!ということはけっこうあるみたいなんです。
カビといえばアルコール除菌が効きそうですが、フローリングにアルコールは使えないというのは実体験でよく分かりました。
では、どうしたらよいのでしょうか?
フローリングのカビを除去する方法
やっぱり、カビには塩素系漂白剤を使うのがベストなので、フローリングのカビ取りにも塩素系漂白剤を使います。
でも、カビキラーをお風呂に使うようにシュッシュッと全体に振り掛けると、フローリングが痛みます。
フローリングに塩素系漂白剤を使う場合はカビが生えた部分にだけ液体をかけて、なるべく液体がフローリングにつかないようにします。
具体的な方法としては、目地に入る先の尖った筆にカビとりハイターをつけ、カビ部分だけに漂白剤をつけます。
しばらくしたら、カビが除去できますので、丁寧に拭きとり、水拭きと空拭きで仕上げます。
カビが生えている面積が少ない場合はこれで大丈夫ですが、もし広範囲な場合はカビが生えている部分をやすりで削って、その後コーティング剤を塗ります。
でも、やすりで削ってカビを除去できるのは、フローリングの表面だけにカビが生えている場合です。
なんと、フローリングの表面にカビが発生して半年から1年たつと、ワックスの下にまでカビが根をはるそうなんです!
こうなるとカビ取り剤を噴霧しても、カビ取りはできません。
フローリングの床材の奥にまでカビが蔓延していると手遅れとなってしまします。
素人では対策をするのが難しいので、専門の業者に頼むしか方法はありません。
ちなみに、とあるカビ取り業者は1平方メートルあたり2,000円程度の料金なのだそう。
もし、カビが広範囲にわたり、かなりフローリング自体が痛んでいる場合は張替えを勧められることも多いようです。
たかがカビといえども、放置すると大変なことになってしまいますね。
除菌用アルコールがフローリングにはNGなことは分かりましたが、そもそも除菌用アルコールって効果はあるのでしょうか?
インフルエンザなど感染症は毎年寒い時期になると増える悩みのタネ。
小さい子どもがいるので、とくに除菌・殺菌は気をつけたいんですが、除菌用アルコールに頼っても大丈夫なんでしょうか?
アルコール除菌は本当に効果があるの?最も効果があるのはアノ方法だった!
私は外食にいくと、子どもには持参した除菌ウェットティッシュで手を拭いてからご飯を食べさせるようにしています。
子どもはなんでも手につかんでいるので、除菌はしておきたいところ。
除菌用ウェットティッシュにはアルコールタイプとノンアルコールタイプがありますが、全部効果は同じなのでしょうか?
除菌ウェットティッシュはアルコールタイプがオススメ!
除菌ウェットティッシュはアルコールタイプの方が効果があります。
ただし1回では除菌できないので、2~3回拭き取る必要があるとのこと。
ノンアルコールタイプは、アルコールタイプには除菌効果では劣ります。
でも、成分としては刺激が少ないので、肌が弱い方や小さなお子さんに使うならノンアルコールタイプが良いでしょう。
ちなみに、水道水を含ませただけのティッシュペーパーでも除菌の効果はあるようです。
除菌といっても、全ての菌を除菌できるわけではありません。
ノロウィルスやインフルエンザウィルスは、市販のアルコールでは死滅しないんです。
ウィルスがアルコールでは効き目がないというのはびっくりです。
また、除菌ウェットティッシュはアルコール濃度が低めでも、フローリングを拭き取りすると白濁のおそれがあるので使用しないことをおすすめします。
実際、家族に感染者が出た場合、どうやって消毒したらよいのでしょうか?
ウィルスには熱と塩素系漂白剤で対抗する!
感染力の強いノロウィルスなどに感染した家族が出た場合、二次感染は絶対に防ぎたいですよね。
でも、小さいお子さんが感染してしまうと、あちこちで咳をしたり、吐いてしまってウィルスを撒き散らしてしまう可能性もあります。
そうなると、家中を消毒する必要がありますが、アルコールでは効き目はありません。
そこで登場するのが、次亜塩素酸ナトリウムです!!
厚生省のホームページにも次亜塩素酸ナトリウムで消毒することが推奨されているのですが、正直いってなんのこっちゃ!ですよね。
詳しく調べてみますと、この物質は台所用や衣類用の漂白剤に使われている物質ということがわかりました。
なるほど!!つまりハイター系の漂白剤のことですね。
これを使えばノロウィルスなどを消毒もできますが、次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めた水溶液は手指消毒に使えません。
ただし、次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を反応させた「次亜塩素酸水」は手指の消毒にも使えるので霧吹きに入れて常備しておくと便利ですよ。
あとは、熱。
食器類は熱湯消毒、衣類はスチームアイロンなど熱を使った除菌も効果があります。
アルコールにも、感染力を弱める効果はありますが、家族に感染者がいる場合はアルコールでは除菌は不十分です。
それよりも、石鹸でよく手洗いする方がノロウィルスには効果があります。
除菌はアルコールで完璧!と思っていたのですが、まだまだ知識が足りていませんでした。
フローリングにもウィルスにも、除菌アルコールは最適ではありませんでした。
ということは、除菌アルコールはどこにでも使えるというわけではない、ということですよね?
今まで、キッチンなど家中の消毒に除菌アルコールを使っていた私としては、衝撃の事実!
もしかしたら、除菌アルコールを使ってはいけない場所にも使っているかもしれません。
知らない間に、間違ったことをしていては大変です。
せっかくですので、フローリング以外にアルコール除菌をしてはいけない場所などについて見ていきましょう!
フローリング以外にアルコール除菌してはいけない場所は?してもいいのはどこ?
私は、ガラス掃除やキッチン以外のあらゆる場所にアルコールが使えると思っていたのですが、どうやら違うようです。
使ってはいけない場所をまとめましたのでご覧ください。
テレビなどの電化製品…アクリル樹脂が使われていて、アルコールで拭くと塗装が痛んで剥がれたり変色する場合も。
革製品…シミになったち色落ちする可能性がある。皮の油分が揮発してしまうことが理由。
ニスやワックスが塗ってある木の製品…アルコールのせいで塗装が剥がれてしまう。
車の透明なプラスチックやスピードメーター…場合によっては、変色してしまう可能性も。
まとめると、家の中のアルコール除菌で意味があるのはトイレの便器と冷蔵庫の内部だけ!!という事実がわかりました。
除菌用アルコールがなんにでも使えるわけではないんですね。
テレビなどを掃除するなら液晶用のウェットティッシュを使い、革製品は革専用のクリーナーを使って掃除をしてオイル等で保護するのが正しいお手入れ方法です。
それぞれに適した掃除や手入れの方法があることが、調べていくうちにわかりました!
よかれと思って雑巾で拭いたら傷がついてしまったり、私が失敗したように、フローリングに除菌アルコールをかけて白濁させてしまったり。
正しい掃除方法を知らないと取りかえしがつかない失敗をしてしまうかもしれないので、きちんと確認することが大切ですね。
除菌アルコールでフローリングが白濁!FAQまとめ
フローリングをアルコールで拭き取ってしまい白濁した場合の対処法に関する疑問と回答をまとめます。
除菌アルコールでフローリングを拭くと白濁するのはなぜ?
フローリングのワックスとアルコールが反応すると気泡ができて白っぽく変色します。
アルコールで変色したフローリングは元通りになる?
はい、元通りになります。ワックス剥離剤で変色した部分のワックスを剥がしてから、再度ワックスをかけましょう。
フローリングが変色しないように掃除をするにはどうしたらいい?
普段はホコリやカビを取り除くことが大切で、水拭きは月1回程度でかまいません。ワックスかけも半年または1年に1回程度で良いですが、市販のワックスシートで掃除をするのもおすすめです。
フローリングを除菌したい時はどうしたらいい?
フローリングを除菌したい場合は次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めた水溶液で拭き取るか、取り扱いしやすい次亜塩素酸水がおすすめです。
アルコールを使えないのはフローリング以外にもある?
テレビや革製品、木製品、プラスチック製品などは除菌アルコールを使うと品質が劣化するおそれがあります。適材適所の除菌方法を確認することが大切です。
アルコールでフローリングが白濁するのは、ワックス内に気泡ができるためということがわかりました。
だから、白濁したフリーリングを元に戻すには、ワックスを剥がすしか方法はありません。
フローリングを傷つけたくない場合は、ワックス剥離剤というものが売られているので、それを使うことがベストかと思います!
多少傷ついてもいいなら、やすりかメラミンで様子をみながら擦りましょう。
アルコール除菌は、なんにでも使えるものではありません。
使い方を間違えると、吹きかけたものを変色させたりすることもあります。
アルコール除菌する意味があるのはトイレと冷蔵庫の中だけです。
除菌も大切ですが、フローリングに関しては、こまめに掃除してハウスダストやカビに注意するだけでも十分清潔さを保てます。
最後に。アルコールではノロウィルスやインフルエンザウィルスは死滅しないので、塩素系漂白剤を使って消毒しましょう!
感染症の予防には手洗いとうがいが一番効果的!
アルコール除菌に頼りきるのではなく、基本的な手洗いなどをしっかり行っていきたいですね。
それでは、さっそく私は白濁してしまったフローリングをキレイにしたいと思います。
皆様も、もし除菌アルコールスプレーで拭いたせいでフローリングが白くなってしまった場合は、本日お伝えした方法をお試しくださいね。