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生活のQ&A

プラスチック製品はアルコールで溶ける?種類によって注意が必要だよ!

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最近は、無水エタノールなどのアルコールを使用して掃除する人が増えていますよね。

1歳児がいる我が家でも、何かとアルコールで消毒することが多いんですよね~。

ところで、プラスチックってアルコールで溶けるのでしょうか?

と言うのも、最近、プラスチック製のスプレー容器にアルコールを移し替えようとしたら、主人が…

それ大丈夫?プラスチックにアルコールって溶けない?」と言ってきたんです!!

「え?プラスチックの入れ物ってアルコールで溶けるの!?」と私の頭の中は「???」でいっぱいに。

そこで、今回は…

 

  • アルコールを入れるとプラスチック容器は溶けるの?
  • プラスチック製品はアルコールで掃除できる
  • アルコール入りウェットティッシュでプラスチック製品は拭ける?
  • プラスチック部分はアルコールで脱脂できる?
  • アルコールを使わずにプラスチックの黄ばみべたつきを取り除く方法は?

 

などの内容をご紹介していきたいと思います。

子どものために良かれと思って、アルコール消毒をしようとしたのに、主人の一言で不安になってしまいました。

もしも主人が言う通り、アルコールでプラスチックが溶けるとしたら…。

プラスチックの成分が溶けたアルコールで消毒って、どうなんでしょう。

それに容器が溶けて、中のアルコールがしみ出しても困ってしまいます。

同じように、「プラスチック製のスプレー容器に、アルコールを入れて清掃用に使いたい!」というあなたは、必見の内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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プラスチック容器にアルコールを入れると溶ける?溶けないプラスチックは?

市販されている消毒アルコールは消毒や掃除に使えるので、重宝する人も多いのではないでしょうか?

私もクエン酸などと同じように、アルコールを掃除に使ったり子どもたちの食卓椅子や机などを消毒したりと、結構な頻度で使っていますよ。

アルコールを水で薄めて使うだけなので、とても簡単にできますし、経済的にも良いですよね!

ただ、アルコールをプラスチック製のスプレー容器に移す場合は、溶ける可能性があるので注意が必要です。

では、プラスチックの素材はすべて、アルコールで溶けてしまうのでしょうか?

 

すべてのプラスチックがアルコールに耐性がない?

プラスチックにもいくつか種類があり、それぞれアルコールやアルカリ、酸、食用油などに対する耐性に違いがあります。

つまり、アルコールに耐性がないのは一部のプラスチックです。わかりやすく表にまとめて比較してみました。

プラスチックの種類とアルコール耐性
種類 略称 アルコール耐性
アクリル ・アルコールを入れると容器が白くなる
・アクリル樹脂製のコップに長時間お酒を入れておくと膨張する
ポリスチレン PS
AS樹脂 SAN
ポリプロピレン PP 問題なし

ポリエチレン PE
ポリカーボネート PC
不飽和ポリエステル樹脂 UP
塩化ビニル樹脂 PVC
EVA樹脂 EVAC
ABS樹脂 ABS
ポリブチレンテレフタレート PBT
ポリエチレンテレフタート PET ・アルコールに対応しているものとそうでないものがある
・高濃度アルコールを入れると溶ける

 

プラスチック製の容器にアルコールを入れる時は、上記の表を参考にしてみて下さい。

とくにペットボトル容器に使われているPETは、高濃度アルコールだと溶かす特徴があるので詰め替えて小分けする場合は注意してください。

また、これからアルコール噴霧用にAmazonやダイソーなどで安い霧吹きなどを買う場合は、アルコールに対応しているかどうかを確認しましょう。

これで、アルコールをどのプラスチック製の容器に入れれば良いかはわかりましたね!

しかし!アルコールで掃除をするという場合は、掃除をする対象物にも注意が必要です。

次項では、「アルコールでプラスチック製品を掃除しても良いのか?」という内容をご紹介していきます。

プラスチック製品をアルコールで掃除してもいいの?後悔する前にコレを見て!

アルコールをスプレー容器に移し替え、「いざ、掃除!!」

…といきたいところですが、実はまだ注意しなければいけないことがあります。

キッチン回りやトイレなどを掃除する際に、アルコールはとても便利ですが、回りにプラスチック製品はありませんか?

実は、プラスチックの種類によっては、アルコールで拭いただけで、溶けたり劣化したりする恐れがあるものも存在します。

アルコールで掃除できるプラスチック製品も、種類が限られていますので、こちらも確認しておきましょう。

 

アルコールで掃除してはいけないプラスチック製品とは?

アルコールで掃除をしてはいけないプラスチック製品を、以下で表にまとめてみました。

 

プラスチックの種類 アルコールで掃除したときの状態
アクリル
ポリスチレン(PS)
・白く曇りが入る
・細かいヒビが入ることもある
ABS樹脂 ・アルコールを長時間入れておくと膨張してしまう
透明なAS樹脂 ・アルコールを繰り返し使うと白くなる

 

上記のプラスチック製品にアルコールを使ってしまうと、それぞれ劣化破損などが起こってしまう場合もあるので、注意してくださいね。

たとえば、キーボードやマウス、ゲーム機のコントローラー、液晶画面などは汚れる頻度が多いですよね。

こういったものにアルコールを使いたいところですが、アルコールを使用すると劣化してしまう恐れがあるので、使わないようにしましょう。

PC機器や液晶などは、専用のウェットティッシュなどの掃除用品があるので、そちらを使ったほうが安心です。

私は、子供たちが触るゲーム機器は、ノンアルコールのウェットティッシュを固く絞って汚れを拭き取り、さらにティッシュで乾拭きをしていますよー!

ちなみにアルコールの中でも、手の消毒用の「イソプロピルアルコール(IPA)」は、プラスチック全般に使用しないほうが良いです。

 

イソプロピルアルコールはプラスチックには使わないで!

手の消毒用アルコールでおなじみの「イソプロピルアルコール」は、プラスチックに使うことはオススメできません。

イソプロピルアルコールをプラスチックに使うと、プラスチックの上の塗装がはがれてしまったり、プラスチック自体が劣化したりする恐れがあります。

余ってしまい、使い道がないのでどうしても使いたいという場合は、水で薄めて使うようにしましょう。

アルコールを使って、掃除をしてはいけないプラスチック製品は、意外にも身の回りに多く存在しているので、気を付けてくださいね!

私は子どもが3人いるので、外出時にはアルコール入りのウェットティッシュを常に持ち歩いています。

子どもの手もそうですが、子どもが触った後に汚れてしまったものなども拭きます。

ところがです!!このアルコール入りのウェットティッシュも、プラスチック製品に使う時には注意が必要だったんです!

次項では、アルコール入りウェットティッシュでプラスチック製品を拭けるのか?」という内容をご紹介していきたいと思います。

アルコール入りウェットティッシュでプラスチック製品を拭いてもいいの?

手を清潔に保ちたい、部屋の掃除に使いたい…など用途は様々ですが、アルコール入りのウェットティッシュを使っている人も多いですよね。

ウェットティッシュで拭けば、汚れやべたつきがサッと取れるのでとても便利です!

しかし、アルコール入りといっても、アルコール濃度は高くても30~40%程度です。

殺菌力が一番高いアルコール濃度は70%なので、ほとんどのウェットティッシュには殺菌力はないと言えます。

ただ、アルコール濃度が低いとはいえ、プラスチック製品を拭いてしまうと、塗装が剥がれたり、劣化や破損を招いたりする可能性もあるので、使わないほうが良いでしょう。

 

アルコール入りのウェットティッシュで掃除できないものはある?

基本的には、アルコール入りのウェットティッシュで、プラスチック製品のお掃除は避けていただきたいところです。

その中でも、とくに使わないで欲しいものをご紹介しておきますね。

 

トイレの便座

トイレの便座は、アクリル樹脂製のものもあり、アルコールを使うと溶けてしまう可能性があるので、その場合は使用できません。

私自身、トイレの掃除は専用のウェットティッシュを使っていますが、できれば同じく専用のものを使うことをおすすめします。

専用のものでしたら、安心して使えますよ。

 

メガネ

ウェットティッシュで拭くことが多いメガネ!私は、ノンアルコールのウェットティッシュでよく拭いています。

…がしかし!これもNG行動だったんです。

ウェットティッシュのように繊維の粗いもので拭くと、レンズに傷がついてしまうこともあります。

またアルコール入りの場合は、レンズを白く濁してしまう可能性もあるので、専用のメガネ拭きで拭いたほうが良いでしょう。

このように、アルコール入りのウェットティッシュをプラスチック製品に使ってしまうと、良くない場合があります。

「どうしても使いたい」という場合は、目立たないところで試し拭きをしてから、使うようにすることをおすすめします。

さてさて、ここまでは「プラスチック製品にアルコールは使えるのか?」という内容をお伝えしてきました。

次項では、上記の内容を踏まえて「アルコールでプラスチック部分を脱脂できるのか?」という内容をご紹介していきたいと思います。

アルコールでプラスチック部分を脱脂できる?何かで代用できるの?

アルコールはプラスチックを溶かしたり、劣化させたり、破損させたりなど…。

プラスチックの種類によっては、良くない効果をもたらす場合があることがわかりました。

ですが、本項では逆にその性質を生かして、「脱脂はできないのか」という内容をご紹介していきます!

その前に…。脱脂がわからないというあなたのために、まずは脱脂の意味を簡単にお伝えしておきますね。

 

脱脂とは?

脱脂とは、車のボディーやガラス面などについている油分を取り除くことです。

ステッカーやパーツを貼り付けたり、塗装したりする前に行うことで、接着や塗装がしやすくなります。

 

 

アルコールでプラスチック部分の脱脂はできるの?

車にステッカーなどを貼る前の脱脂作業に、消毒用のアルコールは使えるのでしょうか?

消毒用のアルコールで脱脂はできますが、車内の樹脂部分にアルコールを使うと、変色してしまう可能性があるので、注意してください。

ちなみに、アルコール入りのウェットティッシュでは、脱脂することはできません。

「アルコールでは心配…」という場合は、やはり専用のプラスチック対応のパーツクリーナーを使用したほうが安心ですね。

ただし、普通のパーツクリーナーでは、プラスチックやゴム部分に使用することはできないので、プラスチック対応のものを選びましょう。

 

他に代用できるものはある?

「わざわざ専用のパーツクリーナーを用意しなくても、家にあるもので代用できないの?」

こんなふうに思う人もいるかもしれませんね。

調べてみると、脱脂をしている人がよく代用しているものの中には、台所用中性洗剤除光液ZIPPOオイルなどがありました。

ただ、素人の人がこれらのものを使ってうまくいく保証はないので、やはり正規のものを使ったほうが良いでしょう。

お手頃価格で使うことができる脱脂アイテムもありますよ!

 

脱脂をするならコレ!お手頃価格のアイテムをご紹介♪

脱脂をするためのアイテムはホワイトガソリンなど色々と種類がありますが、こちらで紹介するものは簡単に使えるので、素人の方にもおすすめですよ。

【脱脂クリーナー CLEANER100】

一枚入りなので、ちょっとした作業にオススメです。

【KURE プラスチッククリーナー プラスチックセーフ 420ml】

ちらは、プラスチックにダメージを与える恐れがないので、安心して使えますね。

 

脱脂を行う際は、できれば専用のものを使い、後悔のないようにしましょう!

ところで、「車はなるべくキレイに保ちたい」という人が多いですよね。ですが、子どもが乗っている場合などはどうしても汚くなりがちです。

車の中や窓にシールを貼られた日には…剥がすとベタベタになってイライラすることも。

 

車内や窓のシールのベタベタでお悩みのあなたには、こちらの記事もオススメですよ。
↓↓↓
粘着テープの剥がし方!車内・窓ガラスなど強力な粘着を剥がす方法

 

車もその他のプラスチック製品も、アルコールによって傷つけてしまったり劣化させてしまったりすると、ショックですよね。

そうならないためにも、次項では「プラスチックの黄ばみやべたつきをアルコール無しで落とす方法」をご紹介していきます!

アルコールは使わない!プラスチックの黄ばみやべたつきを取る方法は?

プラスチック製のものは経年劣化により、黄色く変色することもありますよね。

また、子供がシールなどを貼ってはがした後がべたついたり…。

しかし、ここでアルコールを使ってしまうと、さらなる劣化や破損を招いてしまう可能性もあります。

では、プラスチックの黄ばみやべたつきを、アルコールを使わずに取るにはどうしたら良いのでしょうか?

 

プラスチックの黄ばみを取る方法は?

プラスチックの黄ばみを落とすには、漂白活性化剤過酸化水素紫外線が必要です。

何やら難しい言葉ばかり並んでいますが…。

漂白活性化剤と過酸化水素を含む洗剤(身近にあるのは、ワイドハイターEXなど)を用意すればOKなので、難しいことはありませんよ!

漂白活性化剤と、過酸化水素を含んだ洗剤にプラスチックを浸し、日の当たる所に置いておくと黄ばみが取れます!

浸し終わった後は、もちろんきれいに洗い流してくださいね。

 

プラスチックのべたつきを取る方法とは?

プラスチックにべたつきがある場合は、ティッシュなどをかぶせ、その上から界面活性剤を含んだ中性洗剤を塗ればOKです。

私は、プラスチックのシールによるべたつきは、昔から消しゴムで落としています!

ただし、プラスチックの種類によっては、色が濁ってしまったり、白くなってしまったりすることもあったので、注意が必要です。

他にも、重曹をスポンジなどにつけて擦り、熱いお湯で流すという方法もありますよ!

ところで、黄ばみやべたつきは取れても、プラスチックについてしまった臭いが取れない場合もありますよね?

そういう場合はどうしたら良いのでしょうか?

 

プラスチックについた臭いを取る方法とは?

プラスチック容器に、入れておいたものの臭いがついてしまって、全然取れないという経験はありませんか?

そういう場合は、お米のとぎ汁が活躍してくれます!

お米のとぎ汁に浸けておくことで、とぎ汁に含まれるタンパク質が臭いを元から落としてくれるんです。

また、お米のとぎ汁の他にも、重曹を水に溶かしたものに浸けておくという方法もありますよ。

以上のように、アルコールを使わなくても、プラスチックの黄ばみやべたつきを取り除くことはできます。

もし、プラスチック製品を傷めたくない場合は、上記の方法を試してみてください。

こちらでも何度か登場しました「重曹」ですが、実は最近よく掃除に用いられることが多いんですよね!

こちらで紹介した以外にも、様々な場面で活躍してくれます。

「重曹で掃除をしたい」という方は、こちらの記事もオススメですよ。
↓↓↓
シンクのサビの落とし方は?キッチンをピカピカにする方法

 

プラスチック製品とアルコールの関係のFAQまとめ

最後に、プラスチック製品とアルコールの関係に関する疑問と回答をまとめておきますね。

 

プラスチック製品はアルコールで溶けるって本当?

プラスチック製品のうち、ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)はアルコール耐性があります。アルコールを入れる容器を選ぶ際にはこちらを参考にしてください。

 

プラスチック製品をアルコールで拭き取って大丈夫?

プラスチック製品をアルコールで拭き取ると白くなるなど変質の原因になります。とくにゲーム機やテレビの液晶画面、トイレの便座、メガネなどをアルコール入りウェットティッシュで拭くのは絶対にNGです!

 

アルコール入りウェットティッシュはアルコール濃度が低いから問題ないのでは?

アルコール入りウェットティッシュのアルコール濃度は20~50%程度の商品が多いようですが、それでもアルコールは含まれているのでプラスチック製品には使わないでください。

 

プラスチック製品をアルコールで脱脂してもいい?

車の脱脂作業でアルコールを使うと変色のおそれがあるのでおすすめできません。台所洗剤などで代用するか、専用の脱脂クリーナーなどを使ってください。

 

プラスチック製品の黄ばみやべたつき、臭いを取るにはどうしたらいい?

プラスチック製品の黄ばみはオキシドールや酸素系漂白剤、べたつきには中性洗剤、臭いには米のとぎ汁で対応しましょう。これらの対処法としてアルコールを使うのはNGです!

 

アルコールは、消毒や掃除などで日常的に使う頻度が多いものですが、プラスチック製品に対しては少し注意が必要ですね!

ただ、アルコールが使えるプラスチック製品を覚えておけば、スプレーなど容器選びの際は便利ですよ。

また、アルコールを使わなくても、プラスチック製品をきれいにできる掃除方法もありましたね。

意外に身近なものが使えるので、今回紹介した内容をぜひ参考にしてみて下さい!!

冒頭でお話しした、我家のスプレーボトルを確認してみたところ、アルコールを入れてもOKなプラスチックでした。

今回は、新しく買わなくて済んだので良かったです!

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