【執筆者:編集部 田口菜月】
中国からの電話に出てしまったけど料金はかかるの?
詐欺や嫌がらせって本当にあるの?
対処法も知りたい!
この記事では、中国からの電話に出てしまった場合の料金について解説しています。
中国からの突然の電話に戸惑い、出てしまったり、かけ直してしまったりした時に、その後の電話代が気になっている人が増えているようです。
そんな不安を抱える人向けに、中国からの電話に関する料金の実態と、なぜそういった電話がかかってくるのかをまとめました。
記事前半では、料金発生の条件や詐欺電話の手口を、後半では迷惑電話への効果的な対策方法を解説するので、じっくり読み込んでくださいね!
- 通話料は基本無料
- 詐欺目的の電話がかかってくる
- 嫌がらせ電話もある
- かけ直しはリスクが高い
- 着信拒否設定が有効
この記事を読めば、中国からの電話による不安を解消し、安心して日常生活を送るための知識を得られるでしょう。
詐欺や嫌がらせを目的とした電話の背後にある意図と、誤ってかけ直してしまった際のリスク及びその対処法についても詳しく解説しています。
不審な国際電話に対する正しい理解と対応策を身につけ、詐欺や嫌がらせから身を守りましょう。
目次
中国からの電話に出てしまった|出ても基本的に料金はかからず
最近、「中国からの電話に出てしまい、その後の料金が心配」という声が増えています。
中国から電話きた……
出てしまったけど出た瞬間アナウンス…… めっちゃこわい 高額なのか…? pic.twitter.com/BJFDx9nK7y— 西原愛夏 (@ManakaNishihara) July 27, 2020
この章では、そんな心配を抱える人に向けて、中国からの電話に出た際の料金の実態と、なぜ中国から電話がかかってくるのかについて詳しく解説します。
基本的には料金は発生しない|特定条件下ではかかる場合も
結論から言うと、中国からの電話に出ても、基本的には通話料金は発生しません。
中国からの電話が来た場合、国番号は+86です。※
※参照元:犯罪情報官 速報|広島県警察本部 https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/548745.pdf
しかし、例外的な状況下では料金が発生する可能性もあります。
例えば、海外渡航中に受けた場合や、特定の条件下での発信があった場合などです。
そのため、海外から謎の電話がきた時には、慎重に対応するのが重要です。
中国から電話がくる理由|詐欺や嫌がらせ
中国から電話がかかってくる理由は、大きく分けて2つあります。
- 国際電話詐欺
- 単純な嫌がらせ
詐欺については、国際ワン切り詐欺や、中国語でのガイダンスを流して不安を煽る詐欺があります。
中国語が理解できる人をターゲットにした詐欺もあり、ビザ問題や口座の不正使用などを理由に金銭を要求するケースが報告されているようです。
嫌がらせ目的の電話は、無音や自動音声での着信や、出るとすぐに切られるといった迷惑行為があり、特定の社会問題に対するクレームや、単に迷惑をかけること自体を目的とする場合があります。
中国からの電話に出てしまったりかけ直したりした場合の対処法
誤って中国からの電話にかけ直してしまった場合、高額な通話料金が発生するリスクがあります。
かけ直しを避けるための対策と、かけ直しによる料金のリスクについて、詳しくまとめました。
かけ直しを避けるための対策
中国からの電話に気づいた場合は、次に挙げる対応をしましょう。
- 折り返しをしない
- 無視する
- 着信拒否設定をする
スマートフォンや固定電話には、国際電話を自動的に拒否する設定や機能が備わっている場合が多いので、これらの活用を推奨します。
また、キャリアによっては、国際電話を着信拒否にするオプションサービスを提供しており、月額数百円で迷惑電話からの保護を強化できるので、利用するのも良いでしょう。
かけ直しによる料金のリスク
中国からの電話にかけ直すと、非常に高額な通話料がかかる可能性があります。
キャリアごとの電話代を表にまとめました。
docomo | 57円 |
---|---|
au | 55円 |
ソフトバンク | 99円 |
国際詐欺グループが仕掛ける「国際ワン切り詐欺」では、着信履歴に残る番号に折り返し電話をし、高額な通話料を請求する詐欺もあります。
知らず知らずのうちに大きな金額が請求されることになりかねません。
かけ直しは絶対にしないように、気をつけてくださいね。
詐欺相談窓口とその利用方法
中国からの電話による詐欺や嫌がらせは、無視するのが基本ですが、それでも繰り返しかかってくる場合は、着信拒否設定の活用や詐欺相談窓口への相談を積極的に行うのが重要です。
また、中国からの電話に出てしまった場合、通話料が発生することはありませんが、詐欺のターゲットにされるリスクが高くなります。
万が一、詐欺を疑う電話に出てしまった場合や、不審な電話の対処に困った場合は、詐欺相談窓口へ相談をしましょう。
警察庁やNTT東日本などが設置している詐欺相談ダイヤルでは、専門の相談員が対応し、適切なアドバイスがもらえます。
警察庁 「電話de詐欺相談ダイヤル」 |
NTT東日本 「迷惑電話対策センター」 |
---|---|
詐欺被害の未然防止や被害拡大の防止に | 迷惑電話に関する相談を受け付け |
さらに、固定電話の場合は、国際電話不取扱センターやNTT東日本迷惑対策センターなどの相談窓口を利用して、迷惑電話に関する対策を講じることも可能です。
不明な国際番号からの着信は注意し、無闇に折り返しをすることなく、適切な対応を心がけると良いでしょう。
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中国からの電話に出てしまった|折り返さなければ料金はかからず
- 中国からの電話に出ても料金は基本発生しない
- 海外渡航中の受信は例外的に料金がかかる場合あり
- 詐欺目的でかかってくる電話が存在する
- 国際ワン切り詐欺には特に注意が必要
- 詐欺電話は中国語ガイダンスで不安を煽る
- 嫌がらせ電話には無音や即切断が多い
- 電話に出た後の折り返しは避けるべき
- かけ直しは高額請求のリスクあり
- 着信拒否設定が迷惑電話対策に有効である
- スマホは「不明な発信者を消音」設定が役立つ
- 詐欺相談窓口や迷惑対策センターに相談する
- 固定電話では国際電話不取扱センターが対策を提供
中国からの電話に出ても、基本的には料金はかかりません。
しかし、電話に出たり、かけ直しをしたりすると迷惑電話や詐欺のターゲットとなる場合があるので注意しましょう。
かけ直しは料金が発生する可能性があるので、着信に気づいても絶対にかけ直さないようにしてください。
この記事を読んで、不審な電話から自身を守り、安心して日常生活を送る知識を身につけられたと思います。
不明な国際電話がきても焦らず、冷静に対処すれば、自分の身を守れるので、もしもの時は落ち着いて対応してください。