海外で人の役に立てる仕事をしたい場合はNGOへの就職が選択肢に入ると思いますが、平均給料はどのくらいになると思いますか?
ボランティアだけでなく仕事として考えるのであれば、ある程度の収入を確保しなければ生活できませんよね。
そこで今回は以前から興味があったNGOに就職した場合の平均給料を含めたNGOに関する情報を詳しく調べてみた結果を以下の項目で紹介します。
- NGOのスタッフ、職員の給料について
- NGOのスタッフや職員の給料はどこから支払われるのか?
- NGOに関する基本的な知識
- 日本のNGOの課題
- NGOで働くためなポイントや準備しておくこと
- NGOの求人の探し方
- NGOで求められるスキルについて
筆者の実現したい夢(目標)のひとつに、『海外に暮らすこと』があり、できるなら『人の役に立つ仕事』に就くことが理想です。
海外で活躍できる仕事には、どんな種類があるのでしょう?
いつかの夢とはいえ、漠然といつもこの問いについて考えていました。
時折、テレビのドキュメンタリー番組やたまたま目にした記事などで、海外で活躍している人の話などをみては、刺激を受けたりします。
先日も、ふと目にとまった記事には、NGO で活躍する現地の医療ボランティアに携わる人の内容が書かれていました。
人の役に立つ仕事に、全精力を注ぎ異国の地で奮起している人びとの素晴らしさには、言葉が出てこないほどの尊敬の想いしかありません。
そもそも筆者はNGOについて、全く知識がありません。
- どんな種類があるのか?
- 年収はどれくらい?
- どんな手段で募集情報を得られるのか?
ちょっと挙げてみるだけでも、気になることがいっぱいです!
まだ海外移住の準備は何もできてはいませんが、色々な情報収集をはじめようと考えている最中です。
色々調べること、考えておくこと、現実的な課題は沢山ありますが、何事もまずは調べてみなければ始まりません!
そこで、暮らす=働くことが、当たり前ですが主軸となるので、海外で暮らすための人に役に立てる仕事について今回徹底的に調べてみたいと思います!
NGOで働きたいと考えている人の疑問が解決できるように詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
NGOに就職したら給料はどのくらい貰えるの?平均は?
人の役に立つ仕事をしたい、自分の経験を活かしたい、海外で活躍できる仕事がしたいなど、NGOで働くことを目指す理由は人それぞれ違うと思います。
NGOに関することを情報収集する中でも、まずはじめに知りたいことのひとつが、『お金に関すること』だと思います。
やりたい仕事、方向性が具体化していっても、生活していくために必要な収入が入らなければ、そもそも生活が成り立ちませんよね!
理想で終わるのではなく、現実の一歩を踏み出すために必要な、『経済力』についてまずはみていきたいと思います。
NGOスタッフの給与
団体の規模や職種により、給与には幅があるので一概には言えませんが、日本のNGOスタッフの月収は平均して20万円以下(年収250万以下)だと言われています。
また、NPO法人の給料や待遇面もNGOと同じ程度です。
さらにボーナスや退職金もない団体が殆どなので、男性の寿退社というものが現実に存在するそうです。
大手のNGOだと月収20万円以上になることもあるようですが、30万円以上になる人は少なく、月収50万円以上もらっているような人はほぼいないと言えるでしょう。
国連や欧米など海外のNGOは制度が整っている
国連やアメリカなど、組織自体が収益を生み出す仕組みを持つNGOが多い国では、大企業からの転職者も多いほど、給与や待遇も整っているようです。
国によっては人気の就職先上位にNGO団体が入っていたりもして、社会的な地位はとても高いそうです。
それと比べると、日本のNGOの待遇は厳しい状況なんだと言えますね。
NGOで働く人たちは、無給のボランティアの人も多い!
NGOで働く有給職員の一般的な給料である『月収20万以下の給与』は、正直低いことには変わりないのですが、NGOで働く中で給料が貰えるのはまだ良い方なんです。
実際、医師や看護師などの専門職の人でも、ボランティアとして働いているという人も多くいるそうです。
つまりNGOに就職して給料をもらうわけではない、無給の活動です。
貯蓄がある人、本業の年収が安定している人、そして休みをある程度自由に設定できる人などはボランティアでも継続してNGOの活動に携わることができるのかもしれませんね。
なかなか出来ることではないので、本当に素晴らしい意識と行動だと思います。
色々と調べる中で、収入面については、少し厳しい現実がみえてきました。
ただし、組織や規模によっても大きな差があるようですし、職種によっても違いがあるので、一概に必ずしも低いとは言えないようです。
また、働く場所(国)によっての必要な生活費も大きく変わるので、日本で暮らす場合だと低収入であっても、場所によっては十分暮らしていける収入になるケースもあります。
次の章では、NGOに属している人の給料はどこから出ているのか、など大切なお金に関することについてみていきたいと思います。
NGOスタッフや職員の給料はどこから出るの?その仕組みを徹底解説
NGOに興味のあるみなさんはご存知のことだと思いますが、NGOとは非営利団体のことを意味します。
非営利団体は『利益を出してはいけない団体』と、思っている人も少なくないのではないでしょうか?
実は勉強不足の筆者は、単純にNGOは利益を出さないものだと思っていました。
もしそうだとしたら、団体の活動資金やスタッフたちの給与はどこから支払われるのか?
色々と考えてみると、疑問だらけですね。
果たして、本当のところはどうなのでしょうか?
NGOへお金が入ってくる又は生むための仕組み
NGOやNPOは非営利団体ですが、活動していくためには、あらゆる活動費や諸経費、スタッフや職員の給料が必要となります。
なので、お金が入ってくる又は生むためのあらゆる仕組みが存在しています。
NGOの収入源には下記のようなものがあるそうです。
組織の自己財源
- 一般の人からの寄付金や会員からの会費
- NGOの事業による売り上げ費(セミナー、公演、物品販売など)
受託事業としての収入
- 政府や民間財団から委託された事業に対して支払われる資金
- 各国からの事業委託費
- 国連から認定を受けている団体には、国連からの事業委託費
助成金の収入
民間財団や政府から事業に対し支払われる資金
こうして見てみると、NGOには色々な形での収入があるんですね。
しかし残念ながら、日本のNGOはマネージメントがしっかりしていない団体も多く、資金力が問われているようです。
NGOも企業と同じく『組織力』の基盤がいかにしっかりしているか?が非常に大切なんだと思います。
組織力があるNGOはマネジメントもしっかり行われ、つまり資金力にもつながってくるというわけです。
NGOの活動目的とは?
NGOは事業によって、収益をだす活動もしています。
一般的に、企業に置き換えた場合には収益は関係者で分配するものですが、NGOの場合は関係者で分配されず、現地でのプロジェクトなどの活動資金としてに使われるそうです。
NGOが利益を目的としない団体=『非営利組織』と言われる理由はそういうことだったんですね。
つまり、『利益を出してはいけない』ではなく、『利益を目的としていない』ということです。
会社だと、普通は利益が目的ですからね、そもそもの目的が違うわけです。
NGOに関する基本
NGOとは非営利の民間組織
NGOとは、Non-governmental Organizationの頭文字をとった名称で、日本語では非政府組織と呼ばれています。
国際協力に携わったり、政府の手の届かないことを支援する非営利の民間組織のことを意味します。
NPO は Non-profit Organization の略で直訳すると非営利組織です。
NGOとNPOはどちらも明確な定義はないそうです。
日本のNGOは、なんと400以上!
世界のあらゆる社会課題などを解決するために、現在日本の国際協力NGOは400以上あるといわれています。
(ちなみに、International NGOは17,000以上もの団体があるそうです)
貧困、飢餓、環境破壊、紛争、災害などの社会課題を解決する為に、世界100カ国以上で多くの人たちが活躍しているそうです。
素晴らしいことですよね。
日本のNGOの課題
欧米のNGOに比べると日本のNGOは規模が小さいため、人材の確保、人材の定着、教育指導、資金の確保など、沢山の課題を抱えています。
日本のNGOは予算が少なく厳しい経済状況の中で活動をしており、有給スタッフの人数が5人以下のNGOが約半数だとも言われています。
課題を解決していくために!
1987年に設立された日本のNGOを正会員とする、日本有数のネットワークNGOのJANICでは、
ネットワークをつくることでNGO間、政府や企業、労働組合、自治体などとの連携・協働を進めてNGOの力を最大化し、社会課題解決の促進を目指しているようです。
お金に関することが理解できたところで、次の章では、『NGOで働くためのポイントや準備しておくこと』について具体的にみていきたいと思います。
お金よりやりがい!NGOで働くためにはどうしたらいいの?
ここまでの章で、NGOの平均的な給与についてやお金の流れについて理解いただけたと思います。
『現実は、想像以上にかなり厳しい世界なんだな』というのが筆者の素直な感想です。
でも、『お金よりもやりがいを求める!』そう考えている人もきっと沢山いるだろうと思います。
なので、この章ではやりがいを求める志を持っている人に向けて、『NGOで働くためのポイント』や『準備しておくこと』について調べていきたいと思います!
NGOで働くためのポイントとは?
NGOでの働き方にはボランティア、インターン、有給職員などの働き方があります。
ここでは、有給職員になるためのポイントについてみていきたいと思います!
即戦力になれる『武器』を身につけよう!
即戦力になれる武器とは、経験を通して身に付く能力や技術のことです。
NGOの多くは、企業と違って新卒採用枠などを定めていません。
先程もお伝えしましたが、資金力の余裕がない状況の中、雇える有給職員の人数は限られるので、どうしても即戦力となる人材を求めることになってしまうわけです。
自分の希望する分野の求められるスキルを身に付けて、チャンスに備えましょう。
また、一般企業での就職経験(3~5年以上)があると、有利になる場合もあるようですよ!
ボランティア制度やインターン制度を活用する
NGOは有給職員をたくさん雇う経済的余裕は全然ありませんが、実際には人材不足の団体が多いが現状です。
なので、多くのNGOでは、 学生・社会人関係なく、インターンやボランティアを募集している団体が少なくありません。
インターンやボランティアで関わる中で、雇用のチャンスに恵まれる可能性もあります!
また、直接的な雇用に繋がらなくても、インターンやボランティアとしてNGOに入ることで、
実際に自分に合っているかや、自分が今後必要とするスキルが何かなどが見えてくるなど、色々な気づきがたくさんあると思うのでおすすめです。
まずはとにかく行動を通して、NGOとの繋がりを作っていきましょう。
途上国での経験をつむ
JICAの青年海外協力隊等、途上国での経験をつんでおくと、NGOへの就職に有利のようです。
青年海外協力隊には、専門的資格がなくても応募ができる職種もあるようです。
青年海外協力隊の段階では、語学力もそれほど高いレベルを求められないそうなので、将来的にNGOで働きたいと考えているなら、ぜひ経験しておきたいですね!
現地採用スタッフとして働く
NGOとして働くには、日本採用にこだわる必要はありません。
現地採用として、現地スタッフたちとNGOで活躍することもできます!
興味のある国がある方や、次のような方には特におすすめです。
- 長期的にひとつの国で活動を行っていきたい
- 語学力に自信がある
スキルを即戦力として生かせるメリットがあります。
ただ、現地雇用スタッフになると、日本より給与水準が安く社会保険に加入できない場合も多いというデメリットがあります。
俯瞰的に考え、アンテナをはる
NGOの活動は、教育・児童・保健医療・ジェンダー問題・復興支援、あらゆるものがあります。
これらは点ではなく、それぞれの分野が線でつながっています。
NGOに興味がある場合は、自分の興味のある分野だけではなく、少し広い視野で情報を収集していくことが大切なんですね。
NGOで働くための準備
ポイントの次に、事前の準備しておくことを整理してみました!いっきに全部が準備できるものではありません。
『必ず必要なこと』ではなく、『あるとより良いですよ!』という意味合いです。
自分で出来ることから、準備しておくと良いと思います!
社会での経験をつむ
社会人経験があった方が採用時に有利なようです。
どんな業界、どんな職種であっても、経験はカタチを変えてNGOで働くときには役立つはずです。
語学力を身につける
国際的な仕事をするNGOの場合には、英語はもちろん必須ですが、より地域に寄り添った活動をする上で欠かせないこととして、現地の言葉も必要ですね。
TOEICの点数などで応募条件を限定していたり、面接時には英語で質問するといった団体も多いようです。
語学力は最低限の必須事項であり、仕事の分野や種類によって求められるスキルは様々です。
NGOで働く明確な目的意識を持つ
単に『NGOやNPOで働きたい』ということではなく、NGOやNPOで、『どのようなタイプの仕事をしたいのか』が明確にしておくことがとても大切です。
自分には『どのような能力が足りないのか』を自己分析することで、NGOで働くために具体的にどんなことを身につけると良いのかを知ることになり、やるべきことが明確になってきます。
ボランティアやインターン等の経験をつむ
インターンやボランティアの経験が採用の決め手となる場合もあるようです!
ボランティアやインターンから採用を行なったり、NGO・NPOの同業者のみに限定した求人を行なう団体も多いようです。
新卒でNGO・NPOで働くには在学中にある程度のボランティア経験・職業経験をつんでおくことが大切なポイントになりますね。
国内のNGOと関わりを持つ
海外で活動する前に国内のNGOに関わって、団体の活動内容について理解したり、NGOに関する知識を取得することも必要です。
気になる団体のホームページなどをチェックして、参加型イベントに足を運んでみるなど、積極的に行動してみましょう!
NGOで働くための手段には色々な手段、道のりがあることが理解できましたね。
また、準備しておくことも洗い出すと、結構たくさんのことがありました。
筆者は語学力も全く自信ありませんし、ボランティアなどの経験も一度もありません。
一見、ハードルが高すぎて、、、『有給職員として働くなんて、無理!』そんな気持ちになってしまう人も少なくないと思います。
でも、一番大切なことがあります。
『誰かの役に立ちたい想い』
この気持ちが、何よりも大切であり、この一本軸があるなら、様々な関わり方を見つけ出せるのだと思います。
『強い想い』と『行動力』をうまく生かして、あなたの興味がある分野との繋がりをもつことがスタートラインに立つことなのかもしれません。
国際協力とはNGOが全てではない!
国際協力とは必ずしもNGOでないといけないわけではないのかもしれません。
国際協力に関心がある、興味を持っているので国際協力に関係する仕事をしたい。
直接的に現地での活動にすぐに関わることが現実的に難しい・・・。でも、何かしたい!
そういう人も少なくないと思います。
実は国際協力とは、現地で支援に携わるだけが国際協力ではないんです。
国際協力とは、国内外のNGOやNPOで働いたりするだけではありません。
日常生活の中で自分が出来ることを実践するというのも、立派な国際協力なのだと思います!
- 支援物資や支援金を送る
- 地球環境を考え、地球に優しい素材で作られた洋服を購入する
- プラスチックゴミを減らすために、買い物の時にエコバッグを使う
など、自分の身近なところで、できることから始めてみてはいかがでしょうか?
国際問題に関心を持つ中で、自分なりに情報収集し、『知ろうとすること』がとても大切なことです。
その中で、自分にも出来る『日常生活の中での国際協力』のカタチが少しずつ見つかってくるはずです。
無理しない範囲で、継続的に自分ができる『国際協力』を行なっていきたいものですね!
それでは、続いての章では、『求人の探し方』についてみていきたいと思います!
NGOの求人はどこを見たらいいの?採用試験はある?
さて、いよいよNGOの仕事探しの仕方についてです。
会社員として働く時や、アルバイト・パートタイムなどで働く時には、求人媒体で探すという方も多いと思います。
新聞、ハローワーク、求人サイト、求人誌、、色々ありますがNGOの求人は何をみたら良いのでしょうか?
色々と調べてみると、幅広い手段があるようです!!
その前に、NGOの求人に関する現状から理解しておきましょう!
NGOの人材採用の現状
即戦力重視の現実
NGOには新卒を採用して教育するほど資金には余裕はないので、実際には即戦力を求めているところが多くようです。
人材の募集をすることもある
多くのNGO団体では定期的な採用はしていないみたいですが、欠員が出た場合や事業を拡大する場合など、状況によっては募集をすることもあるようです。
求人タイミングは、春が狙い目!
募集する場合には、日本の会計年度が『4月始まり3月締め』なので、1月~3月にかけて、募集する傾向が高いようです。
NGO・NPOスタッフ求人情報の集め方
求人情報は、求人検索サイトや各種求人メディア、各NGO団体が発行するニュースレターやホームページ内、ハローワーク、メルマガなど、探し方は結構たくさんあります。
実際に各サイトなどをチェックして自分が探しやすいなと感じるものを中心にチェックしていくと良いと思います。
ウェブで求人情報をチェックしよう!
大手求人検索サイト
大手求人検索サイトで、『国際協力ngo』で検索したところ、268件ヒットしました!(週や時期により件数は変動)
求人検索サイトとは、各NGO団体のホームページやハローワーク、各種求人メディアでの求人データを集めてあり、ユーザーが検索しやすくなっている仕組みになっています。
筆者は過去に転職する際に活用したことがありますが、偏りある1つの求人媒体で探すよりも幅広い情報量が集まっているので、とても使いやすかったです。
ぜひ、就職活動時には活用してみてください!
JANICのサイト
JANICの公式サイトでは、日本全国の各国際協力NGOからの新着情報を常時掲載しています。
NPO・NGOキャリア情報ポータルサイト
NPO・NGOキャリア情報ポータルサイトは、「NPO・NGOの仕事・労働・雇用」をキーワードに、
NPO・NGOで働きたい希望者、現在、働いているスタッフ、また、NPO・NGOの人事・労務の担当者などに役立つ情報サイトです。
PARTNER(国際協力関連・JICA運営のサイト)
国境を越えて活躍したい人と、そんな人を求めている企業や団体とを結びつけるはその両者を結び付ける情報サイトです。
国際人として活躍するための最新の『学び』『つながり』『仕事』に関する情報を提供する『国際キャリア総合情報サイト』です。
環境らしんばん
地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)と環境パートナーシップオフィス(EPO)が運営する環境情報データベースで、
NPO/NGOがイベント・ボランティア募集といった情報発信に使ったり、一般の方が情報を探すのに使うサイトです。
関西NGO協議会
主として関西に活動拠点を置く国際協力・援助団体が相互に協議を深め、連帯を強めることにより、 各団体の運動や活動がより充実・発展することを目的としたネットワーク型NGOです。
外務省国際機関人事センター
外務省が情報提供をしているサイトで、国際機関への応募方法や待遇などの情報を随時更新しています。
NGOの求人情報をメルマガでチェック!
様々なNGO/NPOでは、メルマガを行っているところが結構多いようです。
メルマガには、就職情報のほかにもイベント情報、コラムなど、あらゆる情報が掲載しているので、ぜひ気になる団体を見つけたらサイト上でメルマガ確認をしてみましょう!
色々なサイトをチェックしてみましたが、フェアやイベントなど色々開催しているようです!有名なところとして2つ挙げておきます。
下記以外にもたくさん行われているようなので、メルマガで情報チェックしたり、気になる分野の団体サイトはこまめにチェックしておくと良いでしょう!
- 国際協力キャリアフェア・・・毎年11月開催
- グローバルフェスタ・・・・・毎年10月開催
JANICでNGO相談に相談してみよう!
各地のNGOが外務省からNGO相談員事業を受託し、国際協力をはじめとするボランティア活動の相談を受けつけています。
問い合わせ先:国際協力NGOセンター(JANIC)
NGOの採用試験について
色々調べたところ、一番多いのは、応募書類(履歴書・職務経歴書)による選考の後、職員面接や代表面接によって決定する流れです。
小論文やレポートによる選考をしている団体も2割程度あるそうです。
また、中には筆記試験・一次面接についてはメール・Skype等で対応してくれるNGOもあるそうです。(二次面接以降は事務所で面接有)
採用試験の中では、『意欲や熱意がどれだけあるか』を厳しくチェックされるので、かっこつけた理由ではなく、自分らしい言葉で想いをしっかり伝えられると良いでしょう。
コレを見れば大丈夫!NGOで求められている人材とは?
準備しておくと良いスキルや経験などについてはここまでの章で触れてきましたね。
この章では、NGOで求められる人物像について、具体的にイメージしていきたいと思います。
1)コミュニケーション能力の高い人
NGOで求められるスキルはコミュニケーション能力が重要!!
あらゆるシーンで関わる様々な人としっかり向き合う姿勢があり、双方にとって円滑な関係を大切に考え、行動できる人です。
2)自己管理能力がしっかりある人
海外での活動の場合は、特に想定外のあらゆることが発生する可能性があります。
臨機応変に判断したり行動する上で、自己管理がしっかりできているか?が大切なポイントになります。
3)現場で役立つ専門知識を持っている人
例えば語学は一番分かりやすいですよね。
現地の言葉を習得しているという人は、すぐに即戦力として『何か』を任せてもらえる可能性が高いと思います。
通訳や翻訳、子どもの学習支援などを行っている団体も多くあるので、活躍の場は結構あると思います。
4)目的意識と自発性がある人
NGOに関わるということは自発的な活動です。
『何ができるか』も大切なことですし、強みになる可能性がありますが、一番大切なことは、『何がしたいか』だと思います。
数ある国際社会の課題の中で、どの分野に自分は興味があり、どんなことをしたいと考えているのか?
を、しっかり自分自身の言葉で伝えられるかも大切なポイントです。
3)以外の能力を身につけるには勉強だけで身に付くものではありません。
様々な取り組みを通して『経験』としてスキルが身につくものです。
社会人経験が長い人はこれらのスキルが身についている可能性が高いと思います。
例えば、広報、営業、経理、総務、編集など企業での経験は、NGOの活動の中で活かせるものもばかりです。
社会経験で培ったあらゆる経験は、実際NGOで働くときには、多様な関わり方が可能になります。
他にも、スタッフ教育・管理業務、マネジメント、販促業務、企画立案、自分の経験や得意な業務スキルを持っている人が多いはずです。
就職活動時には、自分のスキルや技術を積極的にアピールしていきましょう!
新卒の場合に求められること
ボランティアやインターン経験がある人は有益になります。
社会経験が無い新卒者をゆっくり社会の基礎から指導するといったゆとりは、残念ながらNGOにはあまりありません。
ですが、ボランティアやインターン経験がある場合には、現地での適応能力や携わってきた分野での業務スキルが身についている可能性があります。
そのスキルは、NGOに就職する上で立派な経歴としてアピールできる大切な武器になると思います!
特別なスキルが必ずしも必要というわけではありません。
特別なスキルや資格を求めている団体は、全体的に少ないようです。
NGOで働くということは、自発性な活動ですから、指示されたことをこなすだけではなく、積極的に自ら行動する姿勢がとても必要です。
『次どうしたら良いのですか?』と、誰かに指示されてから行動するのではなく、
『次は○○が必要になると考えられるので、○○の準備を先にしておきますね!』と、率先して行動できるかが重要視されます。
目の前の業務だけに集中しすぎる人は、先々のことを見据えた行動ができません。
すぐに身についていなくても、きちんと先を意識しながら積極的に動くことで、徐々に身についていくものです。
もし現在自分に足りてないと感じる人は、いま携わっている仕事に対して取り組む場面から訓練しておくもの良いと思いますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
筆者は今回、各NGO関連のサイトなどから情報を収集する中で、国際協力の様々な分野についてや世界中にあるたくさんの問題・課題に関して多くのことを知ることができて、とても良かったと思っています。
皆さんは、知りたかったことについて解決できたでしょうか?
それでは、今回のまとめです!
NGOに就職した場合の平均給料
- 日本のNGOスタッフの月収は、平均して20万円以下(年収250万以下)。
- ボーナスももらえないことが多く、予算が少なく厳しい経済状況の中で活動をしている。
- 国連や欧米など海外のNGOは給料や待遇が整っている。
NGOで働くためのポイント
- 即戦力になれる『武器』を身につよう!
- ボランティア制度やインターン制度を活用する!
- 途上国での経験をつむ!
- 俯瞰的に考え、アンテナをはる!
NGOで働くための準備
- 社会での経験をつむ!
- 語学力を身につける!
- NGOで働く明確な目的意識を持つ!
- ボランティアやインターン等の経験をつむ!
- 国内のNGOと関わりを持つ!
求人の探し方
- 求人検索サイトやメルマガ他、探し方は結構たくさんある
- 興味のある分野や気になるNGOのサイトはこまめにチェックしよう!
NGOで求められる人物像
- コミュニケーション能力の高い人
- 自己管理能力がしっかりある人
- 現場で役立つ専門知識を持っている※ただし、必ずしも特別なスキルが必要というわけではない!積極的に自ら行動する姿勢がとても必要!
経済的に厳しい状況下で活動をしている日本のNGOで有給職員として働くには、なかなかの狭き門です。
また、男性の寿退社が存在するほど、収入が低かったり安定していないのが現実です。
知らないことばかりで、色々と調べれば調べるほど、自分の暮らしの豊かさとのギャップに心が苦しくなったり、自分にはどんなことができるのだろうか?と整理しながらも悶々としたりもしたのが正直なとことです。
でも、有給職員として働くことのハードルが高い世界とはいえ、一番大切なことは本当に『行動する気持ち』なんだということもしっかり胸に刻まれました。
- 給料よりも仕事にやりがいを求める人
- 役に立ちたい意識が高く、行動できる人
そういう人は、必ずNGOの職員として活躍できるはず!
NGOの給与面での待遇が改善されないと優秀な人材は確保できないというのが、日本のNGOの大きな課題です。
なので、日本はアメリカなど組織力がしっかりしているNGO事情を見習って、組織力をつけていくとあらゆる課題が解決してくるのだろうと思います。
国際協力とは、NGOで働くこと以外にも日常の中で出来ることがあると言うことを学びましたね。
まずは、自分で出来ることから少しずつ行動していくことが大切です!
そして、将来的にNGOで働きたいと考えている人は、できることから準備をスタートしていきましょう!
今回の記事があなたの行動の一歩になりますように!