最近の転職活動の方法は幅広いですね!地道に自分で1社ずつ応募するという時代はもう古くなり、転職活動の仕方にもその人のセンスが現れるような気がします。
もっと条件がよくて・長く働ける企業に転職したいというのが、誰もが持つ希望です!今回は、転職エージェントを上手に利用して、確実に転職を成功させる方法をご紹介します!
転職活動が成功するために!
- 何社の転職エージェントに登録するべきか?
- 皆様の転職を成功に導いてくれる転職エージェントを見極めるために、どんなことに注意をすればいいのか?
- 「複数の転職エージェントを利用している」と正直に言ってもいいのか?
- 様々な転職エージェントの特色とご紹介!
私も何度かの転職活動を経験しました。1人での活動でした。
転職活動自体に膨大な時間がかかりましたし、就職してすぐに給与条件を変更されたりした苦い経験もあります…。企業にブラックな体質がひそんでいても、転職活動中に自分で見抜くことは難しいですよね!
転職エージェントは転職活動のプロです。しかも転職活動をしている側の負担は0円です!
転職エージェントは、転職に必要なアドバイスをしながら、転職が成功するまで寄り添ってくれます。これを利用しない手はありません!
転職エージェントを上手に利用して、皆様の力を最大限に引き出すためのサポートをしてもらいましょう!早速、何社の転職エージェントにするべきか?という話題からお話ししていきます!
目次
確実な転職のためには、転職エージェントは何社登録するべきか?
「転職エージェントは1社のみ!」
という決まりはありません。転職成功のカギは、”自分に合う転職エージェントに出会うことができるかどうか?”です。
3~4社の転職エージェントに登録するのが理想
なぜ3~4社に登録するの?
- 転職エージェントが独自で入手している”非公開の求人情報”をなるべく多くGETしたいから!
- 実力と人脈があるキャリアアドバイザー(皆様の転職をサポートする担当者)と出会いたいから!
- 企業紹介・企業との面接までの待ち時間がもったいない!その間に他の転職エージェントともやり取りして、転職活動を効率的に進めたいから!
- 面接の経験を重ねて、内定の確率を高めたいから!
3~4社以上に登録する際に気をつけることは?
複数の転職エージェントから企業の紹介を受けることになるので、それぞれの転職エージェントとは連絡も密に取り合い、スケジュール管理を徹底することが重要です。
上手く管理できないと、信頼を失う可能性があることに注意です!
3~4社の転職エージェントに登録していた転職成功者の体験レポートを紹介しますね!
「キャリアはまだないし、特別なスキルもないし・・・」などの理由で”転職は難しいかも…”と不安を感じていた私ですが、複数の転職エージェントに登録することでこんなメリットがありました♪
面接の予定がたくさん入ること自体が自信につながるし、
「今回がダメでも次がある!」と、気持ちに余裕もできる。
転職活動が長引くと誰でも不安になってきて・・
「希望条件を妥協してもいい。どこでもいいから就職したい!」
なんて思うようになるものですが・・・
複数の転職エージェントの担当者からの心強いサポートのおかげで、希望条件にピッタリ合う企業に出会えるまでモチベーションを保つことができました!
なるほど。3~4社では物足りないと感じる場合には、少しずつ転職エージェントへの登録を増やすのもいいかもしれません。
複数の転職エージェントと上手に付き合っていくためにいくつか注意するべきことがあるので、次にご紹介していきます!
複数の転職エージェントに登録した時に直面する5つの注意点
転職の主役はあなたです!複数の転職エージェントを使いこなして、最短ステップで転職を成功させたいですね!
そのために知っておきたい注意点です。
①実力のないキャリアアドバイザーに注意!
同じスキルの転職希望者が複数いる場合に、企業は
『より信頼していて・強い人脈を持っているキャリアアドバイザーに紹介された人材を選ぶ』
という傾向があります。
キャリアアドバイザーに転職の相談をしている中で、
「この人ちょっと頼りないな・・・。」
と感じた場合は、担当を替えてもらうこともできます!
キャリアアドバイザーとは
転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーと呼ばれる転職のプロが担当者としてあなたに付きます。キャリアアドバイザーは、転職希望者と企業の間に立つ仲介者です。
- 転職希望者に対しては内定が決まるまでサポートをします。
- 担当の企業とは密に打ち合わせを重ね、企業が求めている最高の人材を紹介します。
企業の情報を持っているので頼りになる存在です!
②転職エージェントには得意・不得意がある!
例えば…
- IT企業に強い
- 現場系に強い
- 営業系に強い
など、転職エージェントには得意・不得意があります。希望する職種の人材紹介の実績が少ない・人脈がないなどの転職エージェントに登録すると、転職が遠ざかることも…。
私は、事務系の仕事からアパレル系の販売員に転職を希望したことがあります。転職エージェントには希望をきちんと伝えてあったのですが・・・、紹介されるのは事務系の仕事ばかり。その転職エージェントはアパレル業界が不得意だったのでしょう。
そこで、アパレル企業に強い転職エージェントにも登録してみました。その転職エージェントは『未経験可』の求人もたくさん持っていて、結果的に選択肢も広がりました。
このように、転職エージェントは使い分けしないと、複数登録することが、かえって転職活動の障害になることもあるんですね・・・。
③スケジュール確認を忘れないように注意!
複数の転職エージェントに登録すると、一気に忙しくなります。
- キャリアアドバイザーとの打ち合わせ(メール・電話・対面)
- 面接のリハーサルや当日の日程の打ち合わせなど
スケジュール管理に自信がない場合は、登録する転職エージェントを1社ずつ増やすことをおすすめします。連絡とコミュニケーションがきちんとできる人は信頼されます。
逆の場合は、転職エージェントから
「企業に紹介してもきちんと仕事ができない人なのでは?」
という不安を持たれて、企業紹介が遠ざかることもあるので、くれぐれも気をつけましょう。
④複数社を一度に紹介されたときの行動に注意!
複数社を一度に紹介されたら、優先する企業を決めて、キャリアアドバイザーに伝えましょう!
また、同じ企業を複数の転職エージェントから紹介された場合には、二重で応募することのないよう、どの転職エージェントからの紹介で応募するのかを吟味しておく必要があります。応募に向けて進んでいる企業名を他の転職エージェントにおしえる必要はありませんが、自分の中では管理を徹底しましょう。
採用試験をする企業と転職者とのどちらもが余計な時間を浪費することなく、転職エージェントも調整がスムーズにいくので近道です。
⑤キャリアアドバイザーとの打ち合わせで気を抜かないように注意!
「本気を出すのは面接のとき。」
と考えてキャリアアドバイザーとの打ち合せで気を抜いていると、”転職への熱意がない人”と判断されかねません。
企業に紹介するかどうか決めるのはキャリアアドバイザーです。まずはキャリアアドバイザーの気持ちを動かす必要があります!
熱意のない転職希望者に対して、キャリアアドバイザーが一番不安に感じるのが、
「採用後すぐにやめてしまうのでは?」
ということ。
熱意を持ってキャリアアドバイザーとの打ち合わせを重ねると、
「企業に就職してからも、しっかり仕事をしてくれる人材だ!」
という信頼が高まり、キャリアアドバイザーの本気度がUPしていきます!
※キャリアアドバイザーの暴走にも注意です!
キャリアアドバイザーの本気度がUPすると、時には希望しない条件の企業を強くすすめられることがあります。そんなとき、常に数社の企業を同時進行しておくと、流されずに冷静に企業を選ぶことができます。主役はあなた!という大前提を決して忘れないで下さいね。
転職エージェントとの打ち合わせが始まると、とても熱心に話を聞いてくれます。私も数社の転職エージェントに登録した経験がありますが、打ち合わせが終わる頃には
「今日ここに来て本当によかった〜」
と感謝するくらいです。
転職エージェントから「他社にも登録していますか」と言われたら?
ところで、転職エージェントと話して打ち解けていく中で、「他社にも登録しているか?」と聞かれることがあると思います。
「他社に登録していると答えたら感じが悪いかな…?」
と考えますよね。そんな時はどう答えたらいいのでしょうか?
- 「登録していません。」と答えてOKです。
- 「登録していて、面接に向けて進んでいる企業もあります。」と答えてもOKです。
他の転職エージェント名を教える必要はありません。
私にはこんな経験があります。なかなか内定が決まらず、新しい転職エージェントに登録しました。それと同時に面接を終えていた企業から内定の連絡をいただきました。
登録したばかりのエージェントに内定が決まったことを連絡してスッキリしようと思ったのですが、そうスッキリは終わることができなくて・・・。
企業名や給与条件などについて詳しく聞かれました。詳しく話す必要はないと思い、話しませんでしたが、転職エージェントはなぜそこまでくい下がってきたのでしょうか?
転職エージェントは、企業への紹介手数料によって会社を運営しています。紹介料は転職エージェントによって様々ですが、例えば年収の30%が紹介手数料だとすると、年収500万円の場合の紹介手数料は150万円。大きな金額ですね!
あなたは転職エージェントにとって『金の卵』です。少々強引な方法であっても、いい条件で企業に紹介すれば、転職者・転職エージェントどちらにも利益が生まれます。
「他の転職エージェントに取られたくない。独占したい。」
というわけですね。でも、あなたはあなた。有利に転職活動ができるように立ち振るまって下さいね!
それにしても・・・、実際に転職エージェントに登録しようとしてホームページを見ると、それぞれに特色があってどれも魅力的です!どこを選んだらよいかわからなくなりますよね・・・
こちらで詳しく解説したいと思います!
転職エージェント各社のメリット・デメリットを分析しよう!
複数の転職エージェントを利用する時、それぞれのメリット・デメリットを見きわめ、あなたに合った転職エージェントを選びましょう!
①登録者数の多い業界大手の転職エージェント
メリット
- 業種にこだわらず案件の数が多いので、紹介してもらえる企業候補が多い。
- 実績数が多いので、企業から信頼されやすく、人事担当者との人脈もつくりやすい。
- 経験が豊富なので、転職希望者の不安や疑問にこたえる材料を持っている。
デメリット
- 登録者数が多いため、企業に紹介する際に転職者に順位をつけがち。熱意がなかったり、スキルが低かったりすると順位が下がり、なかなか企業紹介をしてもらえないことも…。
- キャリアアドバイザーも多くいるが、実力は様々。キャリアアドバイザーがきちんと企業を調べていない・打ち合わせを重ねていない場合は、紹介された企業が実はブラック企業という可能性も…。
転職希望者としては、”転職エージェント会社の規模が大きい”という安心感があります。企業案件をたくさん持っていることが予想されますし、登録しやすいですよね。
でも、多くの登録者を押しのけて良い企業をGETするためには気合が必要なんですね。それはどの転職方法であっても同じことなのかもしれませんが・・・。
②登録者数が少ない地域密着型の転職エージェント
メリット
- 地域企業と密に打ち合わせを重ね、信頼関係を築いている可能性が高い。企業の社風も把握しているため、ブラック企業に当たる可能性が低い。
デメリット
- 地域内に多い業種以外の企業との関わりが乏しく、大手企業の案件が少ない可能性がある。
- 企業数自体が少ないことが多く、選択肢が限られがち。
ある業種や職種などに特化していることの多い、小規模な転職エージェント業者でも、独自のサービスを提供している場合があります。サービス内容があなたにマッチしていれば、その転職エージェントが魅力的に見えます!
私が新卒で就職したのは20年程前。そのころはまだ『終身雇用』という言葉の力が強くて、転職をする人は”我慢が足りない”、”仕事がデキない”などと、心ないことを言われたものでした。
でも、インターネットやSNSで簡単に情報交換ができるようになった今では、そんな考え方はもう古いですよね。働き方も多様化していますし、転職希望者への道もどんどん拓かれています!
転職エージェントも多様化しています。中でも注目の、特化型転職エージェントをご紹介していきますね。
まだまだある!強みを生かして特化型のエージェントに登録しよう!
特化型転職エージェントは、その職種の価値を誰よりも知っている心強い味方です!それは求人を出す企業にとっても同じこと。企業間で強い信頼関係を築いていることが多く、高収入の案件を持っている可能性も高いですよ!
IT・Web業界)レバテックキャリア
エンジニア・クリエイターに特化した転職エージェントです。この職種での転職は、転職エージェントとの初回の打ち合わせから専門用語を使って会話をすることも多いのではないでしょうか?
”知識がないキャリアアドバイザーに転職活動をサポートしてもらうのは不安”と感じる転職希望者にとって心強い味方です!
ITインターネット業界)WORK PORT
大手転職サイトの調査で、『転職人数No.1』に輝いた転職エージェントです。職種に関わらず案件を持っている”総合転職エージェント”なのですが、IT系・クリエイティブ系での実績やコネクションに自信があります。
『WORK PORT』のもう一つの魅力が、未経験から異業種への転職に力を入れていること。無料で参加できるスクールなどがたくさんあり、サポートも万全です!
Web・ゲーム業界)マイナビクリエイター
Web・ゲーム業界も独特な世界です。転職活動をするときの他の業界にない特色は、必ずポートフォリオが必要になることです。
ポートフォリオについても、業界の専門知識のあるキャリアアドバイザーに相談しながら作成することができます。他にも、セミナーなども多く開催しています。
スキルにあと一歩自信がないという方でも、スキルを磨きながら転職活動を進めることができます。
広告・Web・マスコミ業界)マスメディアン
実力と人脈の両方が必要な、広告・Web・マスコミ業界。
圧倒的な求人数を持っている『マスメディアン』では、この業界に特化しているからこその情報があり、転職希望者にとってそれを知ることができるのは大きな魅力です。
保育業界)保育ひろば
私は保育士をしていたこともありますが、保育業界は給与などの待遇が厳しい職種です。保育士は不足しているのに、待遇の改善はまだまだ先です・・・。
『保育ひろば』では、企業案件を検索する条件として、登録の際に必ず希望待遇を詳しく入力することになっています。
入力するとすぐに電話連絡をくれ、その場で希望条件などについて詳しくお話しできるので安心ですね。
看護業界)マイナビ看護師
看護の業界では、職場の雰囲気や方針なども気になるところです。『マイナビ』では、医師・薬剤師などの医療業界に特化したサービスも展開しています。
医療業界全体の事情を把握しているので、親身になって相談を受けてくれるのが人気のポイントです。
外食産業)アイティーケー
外食産業といえば低賃金・重労働。TVなどでもおなじみの負のイメージが定着しています。キャリアがあっても、そんな状態から抜け出せないという方もいらっしゃると思います。
内定前に希望条件をしっかり伝え、交渉したいものです。『アイティーケー』では全ての求人が非公開です。登録後面談をし、その場で求人紹介となります。
コラム
ところで、こんな面白い転職エージェントもあります。もしあなたが体育会系なら、こんな転職エージェントはいかがでしょうか?
体育会系特化)スポナビキャリア
体育会・スポーツ経験者のための転職エージェントです。キャリアアドバイザーも体育会系で、相談の段階から共感できることが多く、転職活動のモチベーションが上がります!
紹介企業が全てスポーツ関係企業というわけではなく、様々な職種の案件があります。登録しなくても非公開求人を見られるのも魅力。
まとめ
私も複数の転職エージェントに登録ましたが、すぐに連絡が来ることに驚きました。ほとんどの転職エージェントが5分以内に電話連絡をくれました。
今回お話しした下記のことをポイントに、複数の転職エージェントを上手に利用しましょう!
- 3~4社の転職エージェントを賢く活用する。
- 転職エージェントを最大限に活用するために、5つのことに注意する。
- 「他社に登録しているか?」という質問に答える時は、自分のメリットに合わせた答えでOK
- 転職エージェントごとの特性を理解して、自分に合ったエージェントを選ぶ。
- 特化型転職エージェントの利用も検討する。
熱意を持って転職活動をしているのだから、妥協はしたくないですよね・・・。でも、紹介された案件を断る際には、「やりたい仕事じゃない」などというあいまいな理由で、何度も紹介を断らないようにしましょう。
転職エージェント側としても熱が入らず、企業紹介の優先度がどんどん下がってしまいます。断る場合は理由を明確にし、転職エージェントとの信頼関係を良好に保ちましょう。
希望条件以外で、魅力的な企業を紹介される可能性もあります。そんな時は、”希望条件の中で妥協できる点は何か?””絶対に譲れない点は何か?”をしっかりと転職エージェントに伝えると、転職エージェントも交渉に熱が入ることと思います。
自分の希望をしっかりと持って自己分析をしておき、転職エージェントを最大限に利用して転職を成功させましょう!