親元を離れて生活したり、同居していても行動範囲が広がると、何かとお金が必要になります。
私も親と同居はしていたものの、大学生にもなるとクラブ活動。趣味、デートと何かとお金が必要になりました。
(ホント、お金って羽がついているみたいに飛んでいきますよね‥)
もしも、あなたが「コンビニ」でバイトしたいと思っているならば、「きつくないか?」「果たして自分にできるのか?」とか「辞めるに辞めれなかったらどうしよう?」など、不安になると思います。
そんなとき参考にしたいのが、コンビニバイトの評判です。
特に、口コミや書き込み掲示板から伝わってくる悪い噂「ブラックなコンビニバイト」の情報は、応募前に察知しておきたいですよね。
今回は、ブラックなコンビニバイトの調査方法や悪い店舗を見分けるポイントについて解説したいと思います。
目次
まずはブラックコンビニの情報収集!そのポイントは?
私が大学生だった頃はケータイやパソコンは、ごく一部の方しか持っていなかった時代でした。
そういった時代では、ブラックコンビニの評判は「口コミによる情報収集」が主流だったわけです。
では、どんな風に情報収集するかご説明します。
- 実際に、コンビニで働いている友人などに聞く
- 実際に買い物した、家族や友人などに聞く
つまり、「あのコンビニで働いてるって聞いたけど、ぶっちゃけどんな感じ?」とか「この前、あのコンビニに行ったら店員の対応がなってなくてムカついた」など様々な口コミが入ってきます。
そのコンビニでのアルバイトとしての働きやすさや居心地のよさは、バイト店員の言動に表れてきます。
実際に働こうとする、各店舗のピンポイントの情報を集めるのが大事です。
また、スマホの普及によりインターネット上の「書き込み」を通して情報を収集しやすくなってきました。
しかし、あまりにも「情報過多」で、
(この情報は信用していいのか…)
(沢山情報がありすぎて、どれを選んでいいのか分からない)
と見れば見るほど混乱してくると思います。
書き込み情報を取捨選択するポイントをご紹介します。
ブラックコンビニの書き込み情報を選択するポイント
- ただの悪口でしかない書き込みはスルーする
- 悪口というより批評している文体の書き込みだけを重視する
- コンビニ系列(セブンイレブン, ローソンなど)と個別店舗など、大小「2通り」の情報を見る
「あの店長は性格が悪い」とか「あいつは能力がない」とかという書き込みだけでは、信憑性に欠けます。
参考にしたい書き込みは、業界全体やその人が働いている店舗のことを冷静に批評している内容のものです。
これらの評判を聞いた上で、今度は実際にその店を自分で見るなりしてリサーチしちゃいましょう。
次は、その調査方法とブラック度を判断する基準についてご紹介します。
ブラックコンビニの調査方法と判断基準について
ネットを見ると、世の中はブラックだらけですよね。
私も休み希望や都合を聞いてくれず、シフトを毎月組まれて辞めたくなったことがあります。
まず、ブラックバイトのコンビニに入らないようにするにはどうすればいいか?
いくつか見極めるポイントをお話しします。
まず、準備段階として…
ブラックコンビニの調査方法
- 自分で通える範囲にあるコンビニを実際に見に行く(数店舗)
- 求人雑誌でどんなコンビニ店舗が出ているか、定期的にチェックする
これらを踏まえて、実際に各コンビニをチェックします。
ブラックコンビニの判断基準
- 店の前がいつもゴミだらけ(従業員の店への愛着度が分かります)
- 店員に笑顔や挨拶がない(疲労がたまっていると考えられます)
- 求人雑誌を見ると、毎回同じ店舗の求人がある(人の出入りが激しい)
- 面接の時の店長の態度が悪い(人となりが分かる)
- 店員がレジに独りだけのことが多く、結果商品陳列が行き届かない(行き届いている店は人を使って、きっちり並べます)
これらをチェックして、働き始めてもやっぱりブラックだったということはあります。
その見極め方をお話しします。
- 休み希望を聞いてくれず、毎月勝手に組まれる
- 面接の時に雇用契約を結んでも、その後研修だからといって、最低賃金で働かせる
- お正月、節分、ひな祭り、クリスマスなどイベントごとの商品に売上ノルマを課す
- 体調不良を申し出ても、休ませようとしないか替わりを連れてこいと言う
(バイトは営業マンじゃないんだから、ノルマって何だよ!)
(休みたいなら替わりを連れてこいって、何のために履歴書や連絡先預かってるんだ、それ店長、アンタの仕事や!)
と叫びたくなります。
ここまで、ブラックバイトの店に入らない、また入ってもブラックだと見抜く方法をご紹介しました。
でもなぜ、ブラックバイトは減らないのでしょうか?
以下、その理由についてお話しします。
ブラックコンビニが減らない理由とは?
では、なぜブラックコンビニが減らないのでしょうか?
最大の原因は、コンビニ業界が「飽和状態」にあることです。
日本には、コンビニが約5万店、45分歩けばどこかのコンビニがある計算です。
またコンビニはスーパーと違い、各店舗が小規模なので当然、1店舗当たりの配送量は少なめ。
コンビニが各地に点在していると、物流コストがかかるため、エリアを決めて集中的に数店舗を営業することになります。
「ローソンとローソンが同じ町内に2つあるのはなぜ?」というのは、そういった理由があるのです。
各コンビニ大手が基本的に同じ手法を取るため、都会では飽和状態となり、「勝者なき消耗戦」を繰り広げるのです。
経費ばかりかかり、売り上げが伸びず、人手不足解消ができないという負のサイクルになるのです。
しかし、コンビニバイトはつらいことだけではありません。
仕事としてやる以上は、学校の勉強では体験できない様々な経験ができます。
次にある同じコンビニバイトをしていた友人の話をご紹介します。
辛いことだけじゃない!コンビニバイト体験談
友人はいわゆるフリーター。
大学に入ったものの、なじめず1年で中退。
親元を離れ、コンビニバイト一筋で生計を立てている男です。
コンビニは様々なお客様が来られます…。
ホントに色んな方が来られます…。
いや、ホントに…。
最大の面白さは「人間観察」の場ということです。
ある昼下がり、中年のオバチャンがご来店。
いつも来ているせいか、迷うことなくパンコーナーへ。
その後、ガラスショーケースを開けて、缶コーヒーを取り出し、そのままレジへやってきた。
オバちゃん「朝ごはん食べてなくて、今から朝昼兼用のごはん食べるんやけど、この朝専用コーヒーって何で朝専用なの?いつ来ても置いてるわね?」
友人の店員 「(苦笑いしながら)ちょっと分かんないです。」
(そんなこと知るかよ…。)
しかし、この友人、この後の仕事中も「なぜ朝専用なのか」気になって、なかなか集中できない。
帰宅後、さっそくネットで検索。
(なるほど、コーヒーにはアラビカ種とロブスター種があって、アラビカ種はデリケートだから摘み取ったらすぐに抽出。なので酸味が少なく、朝にピッタリなのか…)
お客様の質問や疑問は、ホント勉強になる。
普段ならそんなこと気にしなくていいからね。
「お客様、なんでもお気軽にお尋ねください!(すぐに答えられないけど…)」
また、深夜バイトをしているある時、中高年のカップルがご来店。
商品をカゴに入れ、レジ前に来た。
女性「この人(となりの男性のこと)が、別の女と来たら、今度教えてね。」
店員「はぁ~。」
(まぁ、歓楽街のコンビニだから、こういう人も来るわなぁ…)
時給?それとも近さ?バイト先の店舗を選ぶ理由
コンビニバイトを選ぶ際のポイントをフローチャート(流れ)でご説明します。
1.交通費
「支給なし、または一部補助」がほとんどです。
なので…。
2.通勤範囲
- 自宅から徒歩、自転車、原付で通える場所。
- 自宅以外の普段の活動場所から徒歩で通える場所。
例えば、普段電車で大学に通っているなら、電車賃が発生してますから、その大学から徒歩で行ける範囲なら二重に交通費が発生しません(どこかに行った、ツイデバイト)。
3.時給
最低賃金は法律で決められています。
また、深夜時間帯(22~5時)は上記の時給に1.25倍を掛けます。
最低賃金 | 深夜時間帯 (22~5時) |
|
東京 | 932円 | 1165円 |
大阪 | 883円 | 1103円 |
その他の地域は厚生労働省のHPで確認できます。
深夜時間帯は7時間ありますが、その間に休憩が1時間あれば6時間分賃金が支払われるケースが多いです。
4.時給より「おいしい場所」「おいしくない場所」
コンビニの時給は、どこもそれほど変わりません。
なので、あとは「おいしいかどうか」です。
それを決定づける最大の要因は「立地条件」です。
- オフィス街(忙しいのは昼間だけ、夜はゴーストタウンです)
- 市役所やオフィスビルの中(職場が目と鼻の先の固定客ばかりで、あまり目立ったトラブルを起こす方は少ない。ただし、営業は日中のみ)
- 大学の中(来るのは、同じ大学の学生か職員ぐらいで、トラブル少な目。ただし、これも営業は日中のみ。)
おいしくない場所
- ギャンブル場の近く(最凶です。客とのトラブルは頻繁に発生。)
- 繁華街(眠らない街では、コンビニも気の休まる時がありません。)
- 急行などが停車する駅前(乗降客が多いので、やはりいつも多忙。)
おいしそうで、おいしくない場所
- 郊外(なんとなく、ヒマそうでいいかも…。)と思うかもしれませんが、基本的に交通は不便なので、交通費を支給してくれなければ最悪です。
またヒマな店舗は経営は苦しいので、いつ職場を失うかもしれません。
これまでの話をまとめると、夜なら「オフィス街」、日中なら「市役所、オフィスビル、大学の中」となります。
最後に、今回の記事のおさらいをしますね。
コンビニのアルバイトが 集まらない事情
まとめ
今回のポイントをまとめると、次のようになります。
- インターネットの情報は、悪口より批評、コンビニの系列及び特定の店舗の具体的な書き込みを中心に見る。
- ブラックバイトにひっかからないように、自分で実際の店舗に行ってリサーチする。
- 店の内外や、店員の応対、求人雑誌での求人が掲載される頻度、面接での店長の態度でもブラックな店舗か判断できる。
- ブラックバイトが減らない社会的背景は「コンビニ市場の飽和状態」が原因である。
- 様々なお客様が来られるが「人間観察」の場所とわきまえる。
- いわゆる、おいしいコンビニバイトは夜ならオフィス街、日中なら「市役所、オフィスビル、大学の中」
いかがでしょうか?
コンビニバイトのブラック度を見分ける方法について、この記事が少しでもあなたの助けになったなら、とても嬉しく思います。
この記事を執筆しながら筆者が思ったのは「本当に必要な情報を探すのが、最近難しくなった」ということ。
第1章で説明したように、雑多な情報から真実だけを見抜く「眼力」を少しずつ磨いていってくださいね。
また、複数のバイト(仕事)を経験してきた筆者からのアドバイスとしては、その仕事をよく知る人物とコンタクトをとり、「生の情報」を得ることを出来るだけ取り組んでみてください。
これからの時代、コンビニバイトに関わらず、何か大切な情報を探すときは、自分の目で「現場」をリサーチすることが重要です。
頑張ってくださいね!