それなのに不景気の昨今、希望する会社に就職できることは稀です。一社の内定を取るために、何十社も駆けずり回らなくてはなりません。バブル期の「学生が選ぶ側」などという時代は遠い昔…。
あなたは納得した仕事に就けていますか?
好きで始めた仕事だって、働き始めれば”辛いこと”や”やりたいくないこと”がたくさんあります。ましてや就職活動がうまくいかず、納得していなくても「お金を稼ぐために」と仕方なく就職した先では、余計に辛く感じることでしょう。
そんな時、頭によぎるのは転職。
仕事で辛い日々を送る中、転職を考えて悩んだ経験をお持ちの方は多くいると思います。
中にはやっとの思いで入社したのがブラック企業だったためうつ病になってしまったという人や、就活で何十社も落ちて自信を無くし、引きこもってしまった人もいるかもしれませんね。
- 一度は病気退職したけれど元気になり、再就職したい
- 正社員での就職を諦めて派遣やフリーターに甘んじているけれど、転職して正社員を狙いたい
- 少しでも給料が高い会社に転職したい
- 諦めきれない”好きなこと”を仕事にしたい
など、転職に悩む20代のタイプは様々です。
特に病気退職やフリーターからの転職をお考えの方は、前職での経験もアピールしづらく、悩むことも多いかと思います。
ここではそんな、転職先が決まらない20代のあなたの不安を解決するための方法について考え、ご紹介していきたいと思います。
収入を得るため、ということだけだはなく、生きがいにもなり得るものが仕事です。
「お金のためだから仕方なく」という諦めからではなく、やりがいを感じて「仕事が楽しいから頑張れる」と言えるような職場を探してみませんか?
目次
転職が決まらない20代の「よくある退職理由」と解決策3つ
大学を卒業後、新卒で入社した若者が3年以内にやめる場合の離職率はどのくらいだと思いますか?
実はその割合は、全体の3割にもなるんです。
しかも、高卒や短大卒に至っては4割にまで増えるとのことです。
以下に主な理由を挙げてみますね。
お気づきでしょうか?
人間関係以外は、「思っていたような会社(仕事内容)ではなかった」というミスマッチが原因だということがわかります。
これは私の個人的な印象なんですが、会社を辞めた後に転職がうまくいかない理由のひとつに、
自分に自信が持てず、一歩を踏み出す勇気がない
という内面も影響しているのではないでしょうか。
学生時代の就職活動で何十社も落ちてしまったという経験から、今までの自分を全て否定されたように感じ、自信喪失してしまった。
その経験が、入社後も自信が持てず悲観的なままにさせていたり、転職の妨げになってしまっていたりするんだと思います。
- ミスマッチをなくすこと
- 一歩踏み出す自信を持つこと
この2つが、悩める20代の転職を成功させる鍵になるのではないかと思います。
では具体的に、どうやったらミスマッチをなくせるのかを考えてみましょう。
まずは前職を退職した理由を考える
自分を振り返り、とのような分岐点があったのか、どこにつまずきの理由があったのかをじっくり振り返ってみましょう。
自分のタイプを知れば、有効な対策が見えてきます。
次の3つのタイプ別で対策をご紹介しますので、自分がどれに当てはまるか考えてみてくださいね。
1. 就活がうまく行かず、正社員登用されないままフリーターや派遣から抜け出せない
2. どのように仕事を探せば、ミスマッチを防ぐことができるのかわからない
3. どこにも決まらないままで自信が持てず、就職を諦めてしまった
それでは早速、それぞれのタイプ別の解決策を3つ考えていきましょう。
解決策1)転職エージェントを利用する
アルバイトだけで生計を立てるとなるとバイトの掛け持ちも珍しないですし、充分な時間を確保するのは難しいですよね。
『バイトをしながらだと思うように職探しの時間を作れないし…。転職といっても何をしたら良いのだろう?』
と手探りな状態のままで、動き出せないまま日々を過ごしていませんか?
この様な場合に最適なのは、転職エージェントを利用することです。
エージェント達が「企業のニーズと求職者のスキルや適正の双方から判断し、仕事を紹介してくれる」というよくできたシステムです。
企業からの成功報酬制なので、求職者の金銭負担がないのも嬉しいですね。
更に、求人サイトや情報誌だけでは見つけることのできない未公開物件を多数持っているので、求職者にとっては選択肢が増えることにもなります。
大手の転職エージェントサイトの中にはスキルや資格がないと登録できないところもありますし、反対にスキルに関わらず登録できるサイトや、きめ細かい対応をしてくれるサイトもあります。
とにかく様々な転職エージェントサイトがあり、それぞれに特色がありますから、まずは大手・中小に関わらず、複数の転職エージェントサイトに登録してみましょう。
とにかく大切なのは、エージェントとの相性です。
登録後に思うような紹介がなかったり、相性が良くないと感じたりしたら、別のサイトに乗り換えるのも1つの手です。
必ずしも大手が良いというわけではないので、自分と相性の良いサイトを見つけることも上手に転職を進めるコツですよ!
解決策2)紹介予定派遣を利用する
『最初の就職でミスマッチを経験したので、次は自分が働きやすい環境の会社に就職したい!』
そのような場合に最適なのが、紹介予定派遣というものです。
実際に働いてから正社員として働くかを決めることができるので、ミスマッチを防ぐことができます。
残業や早朝出社がどの程度あるのかや、職場の人間関係や雰囲気というのは実際に働いてみないと分からないですよね。他にも「自由な社風と聞いていたけれど、上司の考え方が合わないから全然自由に感じられない!」なんていうのも、実際に働いてみないと分からないミスマッチです。
事前に労働環境を知ることができるのは、とても有り難いことですよね!
この紹介予定派遣の期間中は、求職者が会社を判断するのはもちろん、
会社側も『これから採用する人を見極めている』という段階にあたります。
履歴書の中だけではアピールしきれない、あなたのやる気や行動力を見せるチャンスです。
ぜひとも前向きに取り組んで、直接雇用を目指しましょう!
解決策3)若者正社員チャレンジ事業を利用する
就職氷河期を経験した20代には、正社員としての採用経験が無い人がたくさんいます。
就職活動の失敗から自信を無くして引きこもってしまったり、劣悪な労働環境で無理をして”うつ病”になってしまったという話すら、よく聞きますよね。ニュースで特集されたり、マンガやドラマの題材にされているのも見かけます。
私の周りにも“30社以上も受けて、どこにも採用されなかったため、30歳を過ぎた現在もアルバイト” という女性や、“50社近く受けて、たった1つ採用されたのが今いる会社” という男性が実際にいますよ。
そしてこのような話は、決して珍しいことではないのです。
『仕事の経験がないまま時間が過ぎてしまった。就職できる自信がない…。』
自分の今までの全てを否定されたような、孤独な気持ちを抱えて悩んでいませんか?
転職は「ブランクがあると採用されにくい」ということがありますが、そのような方にこそオススメしたいのが
若者正社員チャレンジ事業です。
実習先は都内ですが、お住いの地域に関係なく参加可能だそうですよ。
その参加条件は以下3つです。このうちの1つでも当てはまっていればOK!
- 卒業後、就職・就業経験がない方
- 卒業後、非正規での就業経験のみの方
- 直近2年以内の正社員としての職歴が1年未満の方
通常は就活に不利とされることが参加条件となっているのが大きな特徴です。
そしてその他にも、
- 専任の担当者がつくので相談できる
- 20日間に渡る企業での実習を受けた後に応募できる
という特徴があります。転職エージェントと紹介派遣の良いところを併せ持っている感じですよね!
そして何より大切なのは、とにかく実習を頑張ることです。登録されている受け入れ企業は”働きたい意志”を重視していますので、誰にでもチャンスはありますよ!
ここで実習にチャレンジすること自体が、あなたのスキルや経験となります。そこに “失敗” という観念はありません。実習企業との相性が大切ですから、納得いかなければ別の実習先にチャレンジしてみれば良いのです。
一人で悩むのはもうやめましょう!
自信=自分を信じる力です。
これを取り戻すためにも、ぜひ参加を検討してみてくださいね。
↓詳細はこちらへ!↓
若者正社員チャレンジ事業
退職理由で面接官に不安にさせないポイント
うつ病などが原因で前職を辞めた場合、退職理由はどのように言えばいい?正直に話す?嘘をつく?
こんな疑問をお持ちの方へのアドバイスがあります。
伝えるときに「うつ病が原因」と直接的な表現で話すのではなく、
うつ病になった原因を述べる。
それだけです。
例えば、
『サービス残業が月平均○○時間くらいで、休日出勤も当たり前でした。自分より10年以上先輩でも同じような状況なのを見て、将来を見据え転職を考えました』
こう言えば、面接官も納得するのではないでしょうか?
「仕事が大変でうつを発症したため、医者に転職を勧められた」と言うよりも、前向きで自発的な印象ですよね!
面接官は自分の採用した人がすぐに辞めてしまうことを嫌がりますから、なるべく不安やリスクの無い人を採用します。
うつ病が原因とだけ言うと、あなた自身に原因があるような印象を受けますよね。でも原因の方を述べることによって、先方は前の職場の方に悪いイメージを抱きます。
ただし、あまり愚痴っぽくならないように注意しましょう。「この人は文句を言ってばかりなのかな」と思われないようにするためです。
もしもあなたが面接官だったら、どんな人を選びますか?他が全く同じ条件ならば、“心身共に丈夫な人” や “前向きな人”を採用しますよね!
できれば、緊張してこわばった表情ではなく、明るい表情で面接に臨みたいものですね!
20代は派遣の仕事で経験値を上げることも大切
企業が求めることは、20代と30代では違います。
20代⇒仕事への意欲や、会社に馴染む柔軟性
30代⇒スキルと即戦力
20代は若く経験も浅い年代なので、企業は今後の伸びしろを求めます。反対に30代は年齢が上がった分、それまでの経験が欲しいというわけなんですね。
もしも”正社員での採用”にこだわって「良い仕事が見つからないから」と何もせずにいるのであれば、それはマイナスです。
例えば希望する業界で派遣社員として働いたり、正社員登用の可能性があるアルバイトをしたりして、この先の雇用に繋げてください。
「よし!頑張って経験値を上げていくぞ!!」と、決意したはいいものの、具体的に何から始めたらいいのか分からない…。
そんな方には、紹介予定派遣がオススメですよ。
まずは半年間、紹介予定派遣でがんばってみよう!
”とにかく経験してみる”という目的を持って、紹介予定派遣を利用してみるのも良いでしょう。
紹介予定派遣は「派遣社員として一定期間働いた後に社員へ登用」というステップを踏むため、
最初に受ける面接のハードルが低い
というメリットがあります。
自分に自信がなくても「ハードルが低い」と言われれば、できそうな気がしてきますよね。
たとえ社員として登用にならなかったり、辞退して社員になるのを見送ったりしても、「一定期間、その職種を経験した」というキャリアが築けます。
こういった様々な経験があなたの仕事上の能力を上げるわけですから、資格だけではなく、経験も仕事のスキルのうちです。
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派遣・紹介予定派遣なら【マイナビスタッフ】
身につけた経験は、仕事を探す際と、仕事に就いてからの両方で生かされることでしょう。
まとめ
転職に至った経緯を振り返ってみましょう。
就活Q&A
Q. 社員として採用されないまま、アルバイトや派遣社員から抜け出せません。
A. 転職エージェントを利用してみましょう。
未公開物件を多数持っていて、企業のニーズと、求職者のスキルや適正などから紹介してくれるシステムです。
サイトがたくさんあるので、複数に登録して自分に合ったサイトを見つけましょう。
Q. どのように探せば、自分に合った仕事が見つかるのかわかりません。
A. 予定派遣を利用してみましょう 。
ある一定の期間を派遣社員として働き、期間終了時に社員になるかどうかを決定するというシステムです。
Q. 就活の失敗から自信が持てず、仕事を探すことを諦めてしまっています。
A. 若者正社員チャレンジ事業を利用してみましょう 。
働きたい意欲を重視する受け入れ企業が登録されている転職エージェントと、紹介派遣の良いところをあわせもっているという、心強いシステムです。
その他)紹介予定派遣で経験値を上げましょう
「一定期間を派遣社員として働いた後で社員として採用」というステップを踏むため、最初の面接のハードルが低いというメリットがあります。
隣の芝生は青く見えるものです。
でも、どの芝生にも共通している1つの真実は、一年中青い芝生などないということ。
葉のない季節には、根を張ればよいのです。
それから青い葉をたくさん出すのです。
皆さんなら大丈夫!
“情報を集める” という一歩をもう踏み出しているのですから…。
ご成功を心よりお祈りしています!