祖父母と一緒に暮らしている我が家では、お客様の手土産のほとんどが饅頭です。いつも食べきれなくて、何個か残ってしまいます。
実は今も、かりんとう饅頭・麩まんじゅう・チーズ饅頭が5~6個放置されているんです…。
できれば冷凍しておきたいのですが、饅頭は皮の食感が変わってしまいそうですよね。冷凍しても大丈夫なのでしょうか?
饅頭の冷凍について、詳しく調べてみたいと思います!
- 饅頭は冷凍保存できるの?正しい冷凍保存の方法と保存期間を紹介
- 饅頭本来の賞味期限はどれくらい?
- 冷凍した饅頭の上手な解凍方法が知りたい!急いでいるときは電子レンジを使ってもいいの?
- 冷凍饅頭のリメイクレシピを紹介
食べ切れない饅頭を冷凍して劣化が抑えられるなら、とても助かります。
解凍方法や飽きてしまったときのリメイクレシピなども交えて、饅頭を無駄なく食べ切る方法をご紹介していくので、早速ご一緒に確認していきましょう!
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目次
饅頭の正しい冷凍保存方法!保存期間はどれくらいまで大丈夫?
まずは饅頭が冷凍できるのかを、口コミやレシピサイトなどで調査してみました。
- 「皮が乾く前に冷凍すればおいしく食べられる」
- 「賞味期限が短くても、冷凍すれば食べたいときに食べられる」
- 「あんこも皮も、冷凍しても味や食感が変わらない」 など
冷凍して不味くなったという声がなかったので、「問題なく冷凍できる」と考えて大丈夫ですね!
饅頭だけではなく、どら焼き・もなか・おはぎなどの和菓子も「冷凍保存できる」との声が多数でした。
では饅頭の味や食感をキープする、正しい冷凍保存方法を確認してみましょう。
饅頭本来のおいしさをキープ!冷凍保存方法が知りたい
饅頭は、「皮のふんわり食感」&「あんこのしっとり食感」が魅力ですよね。全国和菓子協会のホームページに、冷凍のポイントが紹介されていました。
和菓子冷凍のポイント
- 手に入ったらすぐに冷凍する方がいい
- なるべく密閉する
- 形が変わりそうな商品はタッパーなどの容器に入れる
「手に入ったらすぐに冷凍する方がいい」理由は、饅頭の皮に使われる小麦粉のでんぷんが関係しています。
でんぷんは冷蔵庫の温度帯で老化が進んで食感が悪くなるので、日持ちを長くしたい場合は、冷蔵庫よりも冷凍保存が向いています!
冷凍のポイントを守りながら、正しく保存する方法をご紹介します。
冷凍保存方法
- 饅頭を1つずつラップに包む(個包装の饅頭は、開封しなくてOK)
- ジップロックのような密閉できる保存袋に入れる(重ならないように)
- 空気を抜いて密閉する(さらにタッパーなどの容器に入れてもOK)
- 冷凍庫に入れる
*冷凍饅頭の解凍方法について、後ほど「冷凍した饅頭の上手な解凍方法!電子レンジで加熱してもいいの?」で詳しい情報をご紹介します!
饅頭はいつまで冷凍保存できるの?保存期間を紹介
饅頭は、商品によって賞味期限がさまざまです。「2~3日」という短い期間の場合もありますよね。
冷凍した場合の保存期間については、最長でも1ヶ月を目安に食べ切って下さい。
1ヶ月を過ぎてすぐに腐るわけでは無いのですが、冷凍期間が長いと確実に劣化していきます。
- 冷凍庫を開閉時に空気が入って乾燥するので、冷凍焼けで食感が悪くなる
- 冷凍庫内の臭いがうつって味が悪くなる など
また、一度解凍した饅頭を再冷凍すると味や食感が急激に劣化します。食べきれる分だけを解凍しましょう!
*食べ切れない場合に活用できるリメイクレシピを、後ほど「冷凍した饅頭をリメイクレシピで楽しもう!人気のおいしい食べ方を紹介」でご紹介します。
次に、市販の饅頭の賞味期限がいつまでなのかも調べてみました。
実は冒頭でお話しした我が家のかりんとう饅頭・麩まんじゅう・チーズ饅頭は箱を捨ててしまったので、賞味期限が分からなくなっています。
我が家と同じく、「箱はかさばるので捨ててしまう」という方も多いのではないでしょうか?ご一緒に本来の期限を確認してみましょう!
期限切れになりそうなら冷凍保存がおすすめ!主な饅頭の賞味期限一覧
通販の饅頭をチェックすると、元々冷凍で販売されている商品もありました。
常温で販売されていて「冷凍できる」と情報がある商品も発見したので、それぞれの賞味期限を表でご紹介します。
商品名など | 賞味期限 | 引用元 |
sho×sho 薩摩花林糖(かりんとう)饅頭 |
到着後7日 | 通販HP |
松川屋良永 麩まんじゅう |
冷凍:2週間 冷蔵:2日 |
通販HP |
柏屋 薄皮饅頭 |
30日 | 公式HP |
じねんや チーズ万十 |
冷凍:30日 解凍後冷蔵:3日 |
通販HP |
冷凍販売の商品は、賞味期限が長めですね。表の他にも、業務スーパーでは賞味期限365日という業務用の冷凍まんじゅうもありました!
次に、冷凍販売以外の饅頭で、お土産などで人気の商品の賞味期限をご紹介します。
商品名など | 賞味期限 | 引用元 |
越山甘清堂 氷室万頭 |
発送日を含め2日 | 公式HP |
満月堂 豊助饅頭 |
2~3日 | 公式HP |
やまみつ 磯原まんじゅう |
3日 | 観光協会HP |
紅葉堂 もみじ饅頭 |
製造日から2週間 | 通販HP |
博多ひよこ | 21日 | 公式HP |
寿製菓 いなばの白うさぎ |
60日 | 通販HP |
表でご紹介した商品の中には、皮が固くなるなどの理由で、店頭のみで販売の商品もあります。
そんな商品でも、先ほど登場した全国和菓子協会のホームページにあったように、食べきれない分は早めに冷凍するとよさそうですね。
実際に表でご紹介した商品の口コミで、「冷凍できる」・「冷たいまま食べるのもおいしい」という声が多数ありました。
饅頭の賞味期限を待たずに早めの冷凍がおすすめ!
饅頭は、時間がたつほどに皮から水分が蒸発してパサパサになりがちです。
買った時点が一番美味しいので、賞味期限切れギリギリではなく、食べきれない分は早めに冷凍しましょう!
また賞味期限は「未開封で保存方法を守った場合の、おいしく食べられる期限」なので、開封後や保存方法が違う場合の日持ち期間は、当然短くなります。
*ちなみに消費期限は「未開封で保存方法を守った場合の、安全に食べられる期限」です。(農林水産省HPより)
特に個包装されていない饅頭を買った場合は、常温で保存せずすぐに冷凍することで、本来の美味しさがキープできますよ♪
すぐに食べ切れない饅頭は、早めに冷凍するのが大切でしたね。
冷凍方法のポイントもわかったので、賞味期限が短い商品でも日持ち期間をのばして楽しみたいと思います!
次に気になるのは、解凍方法です。皮の食感を守って美味しく解凍するには、どうしたらいいのでしょうか?
冷凍した饅頭の上手な解凍方法!電子レンジで加熱してもいいの?
冷凍販売されている饅頭には、解凍方法の説明が同封されていることと思います。調査すると、下記のような解凍方法が一般的でした。
- 自然解凍
- 蒸し器で解凍
- 電子レンジで解凍
- (真空パックの場合)パックごと熱湯に入れて湯煎
家庭で冷凍した饅頭は、常温で自然解凍or電子レンジ解凍するのがおすすめです!
口コミなどでは「解凍せずそのまま食べるのがお気に入り」という声も多数あるので、お好みで解凍方法を選んでみて下さい。
常温で自然解凍
冷凍庫から出しておくだけなので、簡単ですね!饅頭の大きさによりますが、1~3時間ほどで解凍できます。
何時間も放置すると劣化する心配があるので、食べる分だけ冷凍庫から出して、解凍できたのを見計らって食べ切って下さいね。
冷蔵庫で自然解凍しちゃダメなの?
先ほどお話ししたとおり、饅頭の皮に含まれるでんぷんは、冷蔵庫の温度帯で劣化してしまいます。
冷蔵庫の温度帯をなるべく早く通り過ぎるのが皮を元の食感に戻すポイントなので、冷蔵庫での自然解凍はおすすめできません。
ただし「常温」と言っても30℃以上になる場所しかないなど、極端な環境では饅頭が腐ってしまうので、そんなときは冷蔵庫で自然解凍なさって下さい。
商品によっては、冷蔵庫で解凍しても食感が落ちたと感じない場合もあります。環境やお好みで、解凍場所を選んでみて下さい!
電子レンジ解凍
電子レンジで上手に解凍すると、作りたてのようなふっくらとした状態を再現できます。
電子レンジ解凍の注意点!
温めすぎると皮の水分が蒸発して、食感が悪くなってしまいます。
短時間ずつ、様子を見ながら解凍なさって下さい。小さい饅頭なら、600wで10~20秒ほどで様子を見るのがおすすめです。
表面がカリっとしているのが特徴の饅頭なら、自然解凍or電子レンジ解凍した後にオーブントースターで焼いてもOKです。
饅頭は焦げやすいので、中温~高温に設定して短時間でカリっと仕上げて下さいね。
饅頭以外にも、冷凍できる和菓子は数多くあります。
その中でもいちご大福だけは解凍時に注意して頂きたい点があるので、ぜひこちらの記事でチェックしてみて下さい!
↓↓↓
いちご大福の賞味期限を大特集!期限切れは何日後まで食べられる?
饅頭の解凍は、皮から水分が蒸発しないように注意するのがポイントでした。
短時間で解凍したい場合は電子レンジを活用するのが便利ですが、温めすぎには注意したいと思います!
最後に、冷凍した饅頭に飽きてしまったときに試したいリメイクレシピをご紹介します。
冷凍した饅頭をリメイクレシピで楽しもう!人気のおいしい食べ方を紹介
饅頭は味も食感もしっかりしているお菓子なので、続けて食べると飽きてしまいますよね。
そんなときは、食感を変えたり・味を加えたりして食べ方を工夫すると、いつもとは違った感覚でおいしい饅頭が楽しめます。
SNSなどで人気のレシピを、いくつかご紹介します。
天ぷら
凍ったままの饅頭に、てんぷら粉をつけて揚げるだけ!聞きなれないので違和感を感じますが、新潟では定番の食べ方です。
サクッとした衣がつくだけで、不思議と箸が進みますよ♪
ピザ
餃子や春巻きの皮に、解凍してつぶした饅頭とチーズを乗せて焼いてみて下さい。チーズの塩気とあんこの組み合わせで、絶妙な味わいです。
パウンドケーキ
パウンドケーキの材料につぶした饅頭を加えるだけなのですが、下記のように工夫すると見た目も食感も良い”おもてなしスイーツ”にもなります!
- 凍ったままの饅頭をさいの目切りにして加える
- くるみなどナッツ類も加える
リメイクで料理をするのが面倒なときは、冷凍饅頭を食べやすい大きさにカットしてパフェにするのもおすすめです。
アイスやフルーツをトッピングするだけで、豪華なデザートになりますね。
和菓子の中で、特にお餅系のお菓子が冷凍できるかも疑問ですよね!
いかにも冷凍が難しそうなわらび餅の冷凍について、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
↓↓↓
わらび餅の日持ちを徹底調査!市販品から手作りまで、全て解説!
まとめ
饅頭の冷凍方法からおいしい食べ方までをご紹介してきました。
ポイントをまとめてみます!
- 饅頭は冷凍可能。賞味期限が短い饅頭でも、冷凍すると1ヶ月ほど日持ちする
- 饅頭の賞味期限は商品によってさまざま。賞味期限ギリギリよりも早めの冷凍がおすすめ
- 冷凍饅頭は状況によって解凍方法が選べる。時間がないときは電子レンジ解凍もOK
- 饅頭に飽きたときは、リメイクレシピでも楽しめる
饅頭は皮の食感が変わりやすいので、すぐに食べられないときは、冷凍保存する方がおいしさをキープできます。
ただし冷凍しても劣化はするので、リメイクレシピも活用しながら、おいしいうちに食べ切りましょう!
今回は「常温で販売されている商品でも冷凍してOK」とわかったので、饅頭がたくさん手に入っても、保存場所を使い分けて無駄なく食べていけそうです。
あんこは解凍しても味が変わりにくくて、凍ったまま食べてもおいしいのが嬉しいですね♪
ご紹介した情報を参考に、これからも饅頭を楽しんでいきましょう!