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食材・料理のQ&A

なめこの生食はダメ!新鮮でも危険な理由とおすすめの美味しい食べ方

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料理・食材
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先日買った生なめこの袋に、おすすめレシピとしてバター炒めが紹介されていました。

私は食材の食感がある方が好きなのでなめこをサッと炒めて作って食べたところ、胃のあたりが重苦しくなり、その後2~3日、腹痛と下痢に苦しみました

食中毒を疑って色々と原因を考えたのですが、「体調不良になったのは、火がきちんと通っていなかったことかも」と思っています。

今回は、なめこは生で食べられるのかを調べて、情報を共有できればと思います!

 

  • なめこをで食べると危険なの?生食がダメな理由を紹介
  • 下ごしらえ&新鮮な状態の見分け方
  • なめこ料理が簡単に作れる!美味しい食べ方
  • 日持ち期間の目安と正しい保存方法

 

なめこにはぬめりがあって、”どれくらい洗うか”など、正しい下処理の方法がよくわからないとお悩みの方も多いと思ます。

この機会になめこに関する疑問を丸ごと調査して解決したいと思いますので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい!
 

   

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なめこは生で食べると危険!新鮮でも生食がダメな理由とは?

口コミなどで調べてみると、「なめこを生で食べてはダメ!」という情報がたくさん出てきます。

なめこ農家のホームページにも、下記のように公表されています。

 

Q.なめこは「生」で食べられますか?

Aなめこは必ず加熱してお召し上がりください。

角仲林業 『よくあるご質問』より

 

なめこの生で食べると良くない理由については、実は論文などの公式な情報がありませんが、今回調査できた情報から2つの理由が考えられます。

  • 消化されない食材だから
  • 食中毒の危険性

それぞれ詳しくご紹介します。

 

体の外に排出しにくいから

なめこを含むきのこ類は、その食感からもわかるとおり、食物繊維のかたまりです。

食物繊維は体に吸収されないので、食べると水分を含んで他の消化された食品とまとまった量になり、便を体外に出す助けをしながら排出されます。

ところが、食物繊維を摂り過ぎると水分を含んで膨らみ、腸に詰まって消化不良を起こしてしまいます。

なめこは、水に溶けてゼリー状になる食物繊維と、水に溶けない食物繊維どちらも含んでいます。

加熱すると、なめこの中の水に溶ける食物繊維をゼリー状にし、体からスムーズに排出される役割をして、消化不良を防ぐ効果が期待できます。

ちなみにペットにキノコ類をあげる時にも、消化されないことを思い出して頂くと幸いです。

細かく切るなど、配慮してあげて下さいね。

 

食中毒の危険性があるから

なめこが原因の食中毒については公式な情報がありませんが、唯一注目したのがこちらの情報です。

  • 情報元:保健所で長年勤務された方のブログ
  • 情報概要:なめこを使った料理が原因の集団食中毒が起きたことがある

食中毒の原因物質については、不明とのことです。「原因物質が特定されないので、ニュースにならない」とも記載されていました。

こちらのブログでも、なめこをしっかり加熱して食べるようすすめられています。

過去に食中毒事件があった食品については、自治体などからも情報が公表されていることが多いのですが、上記の情報については正式に公表されたものはありませんでした

つまり、このブログの情報が本当かどうかの確認が取れないんです…。

結論としては、この情報が本当だった場合も想定して、予防を徹底するという意味で生食はしないようおすすめします。

 

「なめこを生で食べた」という口コミまとめ

なめこを実際に生で食べてしまった人の口コミも集めてみました。

食べた後の体調をご紹介するので、参考になさってみて下さい!

 

  • エグみが強くて舌がしびれる
  • 加熱すると美味しく感じるぬめりが、気持ち悪かった
  • まずい!気持ち悪い味。すぐに吐き出した
  • ほんのり酸っぱい。腐っているかもと不安になった

 

食べた後の体調

  • 強い腹痛の症状が出て、すぐに下痢をした

 

食中毒に関する公式な情報が無くても、実際に生のなめこを食べるとまずくて、体調を壊す可能性もあります。

やはりなめこの生食はNGですね!

この他に、「なめこを食べると必ず嘔吐する」という口コミもありました。

こちらはアレルギーの可能性がありますので、病院での検査をおすすめします。

特に消化機能が出来上がっていない赤ちゃんや子供さん、免疫力が落ちている妊婦さんなどは、体調の変化があったら医師に相談して下さいね。

ここまで調査した情報をまとめると、下記のとおりです。

  • なめこを生で食べるのは危険な理由は、消化不良と食中毒の危険性があるから
  • なめこを生で食べるとかなりまずい。実際に体調を崩すこともある

ネット上には「なめこは生で食べられる」という情報も多数ありますが、後で体調を崩すのを予防したいのであれば、生で食べるのは避けましょう

*しっかり加熱する美味しい食べ方について、「なめこの美味しい食べ方は?おすすめの調理法や人気レシピを紹介!」で紹介していますので参考にしてください。

次に、加熱が必要とわかったなめこの下処理方法や、新鮮な状態の見分け方をご紹介します!
 

 

生のなめこは洗うべき?下ごしらえから長持ちする保存方法までを紹介

私がなめこの下処理と保存方法で、いつも迷うのはこちらです。

  • ぬめりをどれくらい洗うか
  • 加熱してから保存?生のまま保存?

できるだけ長持ちする下ごしらえと保存方法を確認しましょう!

なめこには、石づきナシで袋詰めされた商品石づきがついている商品があります。

どちらも生のままではなく下処理をして保存した方が長持ちしますよ!

それぞれの下処理から冷蔵庫での保存方法までをご紹介します。

 

下処理

石づきナシ石づきアリでは、下処理の方法が違います。

 

石づきナシのなめこ

袋を開封してザルに入れ、サッと水洗いします。

洗い方は、水を全体にかける程度でOK!ぬめりを取る必要はアリません

 

石づきアリのなめこ

  1. 包丁などの調理器具や手指の水気を拭き取る
  2. 石づきを切り落とす
  3. ザルに入れ、ほぐしながらサッと水洗いする

それぞれ、洗い終わったら下茹でをします。

 

茹で方

なめこの下茹で方法は2通りです。

  • 電子レンジで加熱
  • 沸騰したお湯で茹でる

 

電子レンジで加熱

  1. 耐熱皿になめこを入れて、ふんわりとラップをかけて1~2分加熱
  2. タッパーなどにうつして粗熱をとる

 

沸騰したお湯で茹でる

水からなめこを入れると、ぬめりと一緒に栄養成分が流れてしまいます。沸騰したお湯で茹でましょう!

茹で時間は1~2分(なめこの大きさによる)で、茹でたらザルにあげて粗熱を取りましょう。

下茹でしたなめこは冷蔵庫(野菜室ではありません)で3日ほど保存可能です。

 

正しい保存方法

下茹でしたなめこを2~3日で食べるときは冷蔵室に、それ以上保存するときは冷凍をしましょう!

冷凍での保存期間、2週間~1ヶ月ほどです。

 

冷蔵室での保存方法

  1. 粗熱を取ったなめこをタッパーなど密閉できる容器に入れる
  2. 密閉して冷蔵庫(野菜室ではない)に入れる
  3. 保存中にタッパーのフタに水滴がついたら、拭き取る
  4. 清潔なスプーンなどで取り出し、使わない分はすぐに冷蔵庫に戻して保存する

 

冷凍方法

  1. ジップつきの保存袋に入れる
  2. 平らにして空気を抜き、密閉して冷凍庫に入れる

平らにして冷凍すると簡単に折れるので、使いたい分だけ取り出して、余った分はすぐに冷凍庫に戻しましょう。

解凍せずに、そのまま味噌汁などに入れてOKです!

ちなみに、天然のなめこを農家直売などで買った場合は、市販の商品とは違ってゴミなどがついている可能性があります。

下記のように処理をなさって下さい。

  1. なめこを1時間ほど水につける(ゴミが浮いてくる)
  2. 水気を切って、石づきや傷んでいる部分を切り落とす(キッチンバサミの方が切りやすいです)

この後、先ほどと同じように火を通して保存します。

下処理を終えて保存したなめこは、加熱してあるので安心して食べられますね。

すぐに料理に使えるので、とっても便利です。

次に、なめこの美味しい食べ方をご紹介します!
 

 

なめこの美味しい食べ方は?おすすめの調理法や人気レシピを紹介!

生のなめこを加熱すると出るぬめりのおかげで、暑くて食欲がない季節でもツルっと食べられますよね。

そんななめこには、下記のような栄養成分が含まれています。

  • コンドロイチン:軟骨がしっかり保水できるように助けて、美肌効果アリ
  • ナイアシン:二日酔いの原因物質を分解するのに必要な成分

先ほどもお話ししたように、消化されないので食べすぎはダメですが、適量を食卓に取り入れていきたいですね。

下処理をして加熱したなめこの、美味しい食べ方はこちらです!

 

最後に入れるだけ・混ぜるだけの料理

  • なめこおろし:大根おろしと下処理して加熱したなめこを和えて、しょうゆなどをかければ完成です
  • お味噌汁:味噌まで入れて味をつけたら、最後になめこを入れるだけで完成です。

このほかに、そば、そうめん、冷やし中華、サラダ、鍋などに下処理して加熱したなめこを加えると、ツルっと食べられます!

 

なめこと相性抜群!大根の日持ちについてはこちら
↓ ↓ ↓
大根の賞味期限は冷蔵庫や常温でどれくらい?腐ったときの見分け方は? 

 

 

ひと手間加える料理

ひと手間加えて、いつもとは違うアレンジで楽しんでみましょう!

 

天ぷら

なめこの下処理をしておけば簡単に天ぷらにしてOKです!

  1. 下処理して水気を拭き取る
  2. てんぷら粉に混ぜて、ひとかたまりにして揚げる

 

ネバネバカルパッチョ

  1. オクラ、山芋、納豆などネバネバ食材を、食べやすい大きさに切る
  2. 下処理して加熱したなめことアボガドを1.に加えて、わさび醤油で味付けする
  3. お刺身に乗せて完成

まぐろなどをぶつ切りにして、スプーンを使って食べると食べやすいです。

最後にオリーブオイルをひとまわししても美味しいですよ!

 

なめこトースト

  1. パンにカットしたにんにくの断面をこすりつける
  2. パンにバターを塗る
  3. スクランブルエッグを作る
  4. パンになめこ、スクランブルエッグ、マヨネーズをのせる
  5. 焼いて完成

焼いてもやっぱりぬめりがあります。不思議な食感にハマる一品です。

 

なめこと野菜の揚げびたしの酢の物

  1. 麺つゆを薄める(お好みでみりんを加えてもOK)
  2. ナス、ピーマンなどお好みの野菜を揚げて火を通す
  3. 野菜に火が通ったら油を切り、すぐに1.に入れる
  4. 粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて1~2時間おく
  5. なめこと適量の4.を合わせて、酢で味を整えれば完成

野菜の揚げびたしは常備菜としてそのまま食べてもアレンジしてもOKなので、多めに作っておくと便利です!

なめこを使った料理は、時間を置くとぬめりが料理全体に広がって、見た目も味も落ちます。

ぬめりがあるために、傷んだときも見分けがつきにくいので、1回で食べきる分だけ作るのがおすすめです。

下ごしらえ美味しいレシピがわかったので、これからは無駄なくなめこを楽しんでいけそうです。

最後に、生のなめこの日持ちと新鮮な状態の見分け方をご紹介します!
 

なめこの日持ちや賞味期限は?美味しいなめこの見分け方も紹介

生のなめこを買う時点で鮮度が悪ければ、正しく保存してもすぐにダメになってしまいます

新鮮な状態を目利きして、日持ち期間内に食べて下さいね。

 

生のなめこは何日くらいもつの?

私は生のなめこが包まれているパックに、賞味期限や消費期限が書かれているのを見たことがありません。

賞味期限については、先ほども登場した角仲林業のホームページに、下記のようなQ&Aを見つけました。

 

Q.なめこの賞味期限はいつですか?

Aなめこは野菜と同じ生鮮食品です。できればお買い上げいただいてからすぐに食べてください。

目安として最低でも1週間以内にお食べください。(冷蔵庫保存)

角仲林業 『よくあるご質問』より

 

実際は保存環境によって日持ちが変わるので、手元にあるなめこの状態を見て、食べられるかどうかを判断なさって下さいね。

先ほど保存方法をご紹介したときにお話しした日持ちを、表にまとめてみます。

 

なめこ 日持ち
保存場所 石づきナシの商品 石づきアリの商品
冷蔵庫 3日ほど 最長1週間
冷凍 2週間~1ヶ月

 

なめこは、常温では日持ちしません

  • 石づきナシの生なめこ:パック内の水分が原因で雑菌が増殖して腐るのが早い
  • 石づきアリの生なめこ:生き続けているので、常温だと劣化が早くなる

必ず冷やして保存なさって下さい!

 

新鮮で美味しいなめこの見分け方

私は以前に八百屋さんで生のなめこを買い、買ってすぐに開封すると腐っていたことがありました。

路面店では、スーパーなど違って温度管理ができないため、状態の悪いなめこが売られている可能性もあります。

しっかり目利きして、新鮮で美味しいなめこを選びましょう!

 

生のなめこの選び方

  • 肉厚
  • かさの大きさが均一
  • ツヤがある
  • 変色していない(足の部分が黒くなっているものはダメ)
  • パックの水が濁っていない(石づきナシのパック)
  • パックの中に水滴が出ていない(石づきアリのパック)

私は以前、通販の『オイシックス』で生のなめこを買ってみたことがあるのですが、新鮮で肉厚ななめこが届きました。

新鮮ななめこは歯ごたえが抜群でとても美味しいので、なめこのパックを360度チェックして目利きしてみて下さい。

 

毒キノコに要注意!

山歩きをする方は、よくきのこを見かけることと思います。

なめこによく似た毒きのこの可能性もありますので、きのこの知識が無い方は自分で採って食べないようおすすめします。

なめこによく似た毒キノコ

  • コレラタケ
  • ニガクリタケ

どちらも強い毒性があって、致死率が高い毒キノコです。加熱などでは毒性が消えませんので、十分にご注意下さい。

 

なめこの賞味期限についてこちらでも紹介しています
↓ ↓ ↓
なめこの賞味期限切れは危険?書いてないけどいつまで食べられる? 

 

まとめ

なめこは生食できるのか?」という疑問から始まり、安全に美味しく食べる方法を詳しくご紹介してきました。

ポイントをまとめてみます!

 

  • なめこは生で食べられない。消化不良や食中毒の可能性がある
  • 生のままよりも下ごしらえをして加熱した方が長持ちする
  • 加熱して保存しておくとすぐに料理に使えて便利
  • 石づきナシは3日、石づきアリは1週間ほどの日持ち
  • 冷凍保存すると1ヶ月くらい日持ちする
  • なめこによく似た毒キノコに要注意

 

冒頭でお話しした私がなめこで体調を崩した理由は、加熱不足が原因の消化不良だったのだと思います。

食中毒ほどの激しい症状ではなくても、実際に体調を崩す場合もあると覚えておいて頂き、なめこを生食するのは避けて下さいね。

ヘルシーでダイエットに良い”など、良い情報ばかりが耳に入りますが、食べすぎは禁物です。

今回ご紹介した情報を参考に、適量を美味しく食べて頂けると幸いです。

今回は、なめこを意外な味付けで楽しむレシピも知ることができました。

食感に特徴があるなめこですが、味噌汁などの定番だけではなく、いろいろな食材や味つけで楽しんでいこうと思います!

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