近所の方から収穫したての新鮮な白菜をいただいたので、早速野菜スープにしてみました。
完成したスープの鍋を見ると、なんと小さい虫らしきものがいるではありませんか!
慌ててスープを全部処分したのですが、やはり原因は白菜なのでしょうか?
同じようなことが起こったら困るので、スープに小さい虫が入る原因や対処法などを調べてみました。
- スープに虫が入る原因とは
- 虫の混入に気を付けるべき野菜や調味料とは
- スープに入る可能性がある虫の種類について
- 小さい虫を食べたらどうなるの?
- スープに小さい虫が入るのを防ぐ方法
- 外食の食べ物に虫が入っていたらどうする?体験談を紹介
私はスープの味付けにクレイジーソルトやマジックソルトを使っているのですが、このような調味料も小さい虫に注意が必要なようです。
その理由だけでなく、他にも注意が必要な調味料なども説明します。
そして、スープに入っている小さい虫を食べてしまったらどうなるのでしょうか?
気持ち的には絶対食べたくありませんが、気が付かずに食べてしまった時に備えて対処法を調べてみました。
小さい虫の種類もいろいろあるようなので、わかりやすいに画像もご紹介しますが、苦手な方は虫を防ぐ方法だけでも確認してみて下さいね。
スープに虫が入るような事態を避けるためにも、ぜひご覧ください。
目次
鍋やスープに小さい虫が入る理由は?その出所や混入するタイミング
鍋や味噌汁などの料理に、小さい虫が入ってしまうということは珍しいことではないようです。
野菜スープ作って食べたら、中に虫…。あァァァァァ
— shoko kaö (@syokokai) July 28, 2011
このように、よくあるのが野菜スープに虫が入っているというパターンです。
なぜ虫が入ってしまうのかというと、理由は大きく分けて2つあります。
スープに虫が入っている理由
- 白菜などの野菜に虫がついていた
- 調味料に虫が混入していた
調理後に虫が入ることもありますが、これはキッチン周りにいる虫が混入すると考えられます。
しかし重要なのは、野菜や調味料に虫がついていて、気が付かずに調理してしまうことではないでしょうか。
そこで、野菜や調味料に虫が入る理由について、詳しく解説していきます。
野菜や調味料に小さい虫がつくのはどうして?
スープなどの料理に虫が入る原因の1つは、材料に使う野菜に虫がついているからです。
どのような野菜に虫がつきやすいのか、説明していきますね。
白菜やキャベツなどの野菜の場合
鍋や野菜スープなどによく使われる白菜やキャベツは、虫が好んで食べる野菜でもあります。
そのため、収穫したての新鮮な生の白菜やキャベツなどには虫がついていることがあるのです。
虫がついているのは新鮮な証拠でもあると言われており、野菜自体に害があるわけでないので安心してください。
また収穫したての野菜を処理している冷凍野菜などにも、虫がついていることがあるようです。
冷凍ブロッコリーに虫がいたのか、シチューを食べてたら虫がひょっこりはんしてた。
収穫後すぐにボイルして急速冷凍されるメドローア受けてもブロッコリーに入ってた虫だから顔付きが違う— おぎおぎ太㌠ (@o2lupin) November 6, 2018
また、野菜を保存中に虫がついてしまうことも考えられますね。
続いて調味料に虫が混入しているケースについて説明します。
調味料の場合
クレイジーソルトやマジックソルトなどには虫がわくという話はとても多いです。
「クレイジーソルト 虫」で検索すると虫が出てきた事例がやばいくらい出てきて全然まれに虫が発生って感じじゃなくてこわいよぉ!
— 豚 (@okome) February 8, 2011
なぜこんなに虫がわくのかと言うと、クレイジーソルトやマジックソルトなどのハーブ系ソルトなどには、虫が好む環境が揃っているからです。
調味料に虫がわく理由
- 栄養がある
- 高温多湿になりやすい
ほかにも、栄養・温度・湿度と、虫が好む要素が揃っている調味料は、虫がわきやすいので注意が必要です。
虫がわきやすい調味料
クレイジーソルト、マジックソルト、塩コショウ、砂糖、めんつゆ、一味、七味、みりんなど
※純粋な塩には、虫がわくことはないようです。
なんとなくコショウや辛子など辛みがある調味料は安全な気がしていましたが、そんなことはないようです。
むしろ安全なのは、純粋な塩くらいなのではというくらいなので、調味料の保存には気を付けましょうね。
それでは続いて、野菜や調味料にわくのはどんな虫なのか解説していきます。
小さい虫を食べた場合はどうなるのかも併せて、確認しておきましょう!
野菜や調味料に入る虫の種類はコレ!食べてしまったときの対処法は?
スープに小さい虫が入るのは、材料の野菜や調味料に理由があることがわかりましたね。
具体的にはどんな虫がわくのか、画像と併せて解説していきます。
野菜や調味料にわく虫を画像で解説!
野菜や調味料を置いてあるキッチンには、いろいろな害虫がわいてきます。
中でも、特に白菜やキャベツにつきやすい虫の種類からご紹介しますね。
ハクサイダニ
名前の通り白菜についていることが多いダニで、体は黒くて足は赤い虫です。
1mmほどの小さい虫ですが、赤い足が特徴的なのでわかりやすいかもしれません。
ハクサイダニ? 逃げ足速いです。 pic.twitter.com/6TY1WGbigc
— num10 (@num10) February 2, 2020
続いて、葉物野菜だけでなくいろいろな植物についてしまうやっかいな害虫、アブラムシを紹介します。
アブラムシ
白菜やキャベツだけでなく、色々な植物にわいて駆除が大変な虫です。
こちらの画像のように緑色のアブラムシだけでなく、白っぽいものや黒っぽいものもいます。
#アブラムシ
カラスノエンドウにたくさんくっ付いています。 pic.twitter.com/W6T7Etw8s7— ウォーリー (@DBpSVd8txTzNTJZ) May 17, 2020
そのほか野菜には、うじ虫やちょっと大きいイモムシなどがついていることもあります。
イモムシ 動かし方 pic.twitter.com/ZZrIypYN53
— 鳩子@カイコホリック (@kaikoholic) May 24, 2020
続いて、調味料についている虫について説明します。
コナダニ
調味料だけでなく、その名の通り粉物の小麦粉やホットケーキミックスなどにもわく、小さなダニです。
結露した窓ガラスのアルミ枠に埃が溜まっていた。撮影するとコナダニの家族団欒風景。絵的に厳しいものがあり😅 以前に笹で生息していたコナダニを載せておきます。残念ながら大掃除で一旦さよならです。 pic.twitter.com/1JtB8E83pC
— ムシをデザインしたのはダレ? (@designmushi) December 18, 2018
イエダニのように人の血を吸うようなことはしませんが、大量にいると辛いですね…。
シバンムシ
畳などなんでも食べてしまう、家の中によく出没する小さくて茶色い害虫です。
こちらも小麦粉や乾麺、調味料など、よく食品に出没ことが多いので、注意してください。
シバンムシ? pic.twitter.com/0OpcxCyO6R
— アユム🕷 (@ayumu_mushi) May 21, 2020
そのほか、ノシメマダラメイガという害虫が発生することもあります。
ノシメマダラメイガ
この害虫は、米にわくことで有名ですが、七味や一味に発生することもあるようです。
大きさは1cmほどなので、他の害虫よりも少し大きめです。
<今日の散策>
ノシメマダラメイガ pic.twitter.com/5id4mcaA1z— pearl (@pearl_artemis) September 16, 2018
大きめの害虫なら気が付きやすいですが、小さい虫の場合はスープや鍋に入っていても気が付かずに食べてしまったということもあるかもしれません。
そのような場合はどう対処したらいいのか、調べてみました。
小さい虫を食べても体に影響はない?
先ほどご紹介したように、野菜や調味料にわくのは小さい虫がほとんどなので、知らずに食べている虫もいるかもしれません。
お昼、鍋。満腹、満腹!と満足に残ったスープを見ると黒い点々…アブラムシだ。ガーン、食べちゃった(>_<)
— sgwwd (@sgwwd) December 18, 2011
白菜についてたアブラムシ食べちゃった
— しそ巻きグラタン丸 (@toukibiwagon) January 28, 2018
このように、白菜などの野菜や調味料に入っていた虫に気が付かずに食べたという話はよくあるようです。
ですが実は虫を食べたとしても、精神的なダメージはともかく、体に大きな害はほどんどありません。
むしろ虫にはタンパク質が豊富に含まれているため、貴重な栄養源としてみなすこともできるのです。
日本でも、昆虫のイナゴを佃煮にして食べる文化がありますよね。
お隣の中国では虫のスープがありますし、韓国では蚕のサナギの炒め煮などがあるようです。
つまり、例え鍋やスープに入っていた虫に気が付かずに食べたとしても、あまり神経質に対処する必要はありません。
ただし、注意が必要な虫もいます。
食べたら危険な虫は?
多くの虫は食べてもタンパク源となるだけですが、下記の虫は急性のアレルギー症状(アナフィラキシーショック)を起こすことがあります。
- ダニ
- シバンムシ
万が一、ダニやシバンムシを食べてしまったら、体調の変化がないか少し様子を見てください。
アナフィラキシーショックは、食べてすぐから1時間以内に起こる事がほとんどです。
数時間経って変化がなければ、安心できそうですね。
気を付けるべき虫はいますが、一般的には小さい虫を食べてしまっても、過剰に心配する必要はないです。
しかし、そうは言っても心情的に受け付けない!!という人も多いのではないでしょうか。
私も絶対、虫は食べたくありません…。
そこで、小さな虫が入らないための予防方法をご説明していきます。
虫の混入は絶対イヤ!野菜・粉物・調味料から虫が入るのを防ぐ方法
虫がついている可能性が高いのは、野菜や調味料、そして粉物でしたね。
それぞれの虫への対処法を、詳しく解説していきます。
野菜はよく洗って正しく保存する!
まずは野菜についてくる虫の対処法です。
野菜の虫の予防方法
- よく洗う
- 正しく保存する
何といっても、まずは野菜をよく洗うことが大切です。
虫を取るだけでなく、鮮度や風味が上がる「50℃洗い」をぜひ試してみて下さい。
白菜だけでなく、レタスや水菜などにもおすすめです。
野菜の50℃洗いの方法
- 熱湯に水を足して、50℃くらいのお湯をボールに入れる
- 葉を1枚ずつ洗う
しゃぶしゃぶするような要領で洗うと良いですよ。
何度も洗うとお湯の温度が下がってくるので、温度調整に気を付けてくださいね。
その他には、以下の洗い方でも虫を取ることができます。
その他の洗い方
- 水(塩水でも可)を張ったボールに丸ごと3時間ほど浸ける
- お酢を入れた水で、しゃぶしゃぶするように振り洗いする
洗い方がわかったところで、保存方法も確認しておきましょう。
正しく保存することで、野菜が傷んで虫がわくのを抑えることができます。
野菜によって保存の仕方は違いますが、基本的な保存方法をご紹介しておきます。
基本的な野菜の保存方法
- 立てて保存する(収穫する前の状態に保つ)
- 葉物は乾燥を防ぎ、低温で保存する
- 根菜は乾燥を防ぎ、低温になり過ぎないようにする
- 傷みがある部分は取り除く
- 葉や根の部分は切り取る(養分を吸い取るため)
野菜は収穫前の状態にすると、日持ちしやすいと言われています。
なので、白菜や大根などは立ったまま保存するのがおすすめです。
また、野菜は全般的に乾燥に弱いので、新聞紙などで包んで保存すると良いでしょう。
続いて、調味料にわく虫の対策方法を解説していきます!
調味料や粉物は密閉容器で保存!通販で購入できる虫対策グッズもご紹介
調味料や粉物は、虫の侵入を防ぐのが大切です。
使いかけの小麦粉などを、ゴムで閉じて保存するなんていうのは、実はとても危険です。
実は私もやっていたのですが、小さな隙間からでも虫は侵入してきます。
砂糖などの調味料や粉物は、きちんと密閉できる容器に入れて保存してくださいね。
こちらの密閉容器は、片手でも使えるので便利です。
そして調味料や粉物は、種類によって保存する場所が違うので注意してください。
冷蔵庫保存がおすすめ
小麦粉などの粉物、米、クレイジーソルト(開封後)、醤油、味噌、めんつゆ、ソース、ケチャップ、マヨネーズ、ポン酢、みりん風調味料 など
常温保存がおすすめ
お酢(酢が100%のもの)、本みりん、ごま油、砂糖、塩 など
なんと、開封後のクレイジーソルトは冷蔵庫保存だったんです!
クレイジーソルトを冷蔵庫に入れてる家は見たことないで… pic.twitter.com/AvjbcJGt9c
— 干乾びししゃも (@h_sishamo) August 30, 2014
私も普通に常温で置いていましたが、慌てて冷蔵庫にしまいました…。
普通の塩なら常温保存でいいのですが、クレイジーソルトやマジックソルトなどは開封したら冷蔵庫で保存する必要があるようです。
また、小麦粉などに侵入しやすいダニは、低温だと活動を止めるので、冷蔵庫に入れておくことで繁殖を防ぐことができます。
それでも既に虫が侵入していたら、料理に混入する可能性がありますよね。
どうしても心配なら、このようなダニ目視キットを使ってみてはいかがでしょうか?
そこまではちょっと…と言う場合は、市販の虫除け剤などを利用すると手軽に対処できます。
キッチン用は、こちらの商品のように殺虫成分を含んでいないハーブ系の虫除けが良いかもしれません。
野菜や調味料の管理をしっかりして、虫の侵入を防ぎましょう!
それでは最後に、外食時に虫を発見した場合はどうしたらいいのか、対処法をご紹介します。
外食店でスープや食べ物に虫が入ることもある?どう対処したらいいの?
みなさんは、外食の食事に虫が入っていた経験はありますか?
私自身は、髪の毛が入っていたことはあるのですが、虫が入っていたことはありません。
そこで、SNSなどに投稿されていた事例や対処法を調べてみました。
久しぶりに外食してパスタ頼んだら虫入ってた\(^o^)/先輩がかわりに怒ってくれたお(*´∀`*)←
— ひまの (@himanow) July 13, 2010
外食で冷麺食べてたらキモい謎の虫入ってた。先にお金払うお店だし、店員も日本人じゃないから、虫だけ入ってたことだけ伝えて、半分以上残し退店。お金はどうでもいいけど、半分食べてしまったことが気持ち悪くて気持ち悪くて。。おぇ
— かとちゃん (@yasumi_alvark) July 31, 2019
そう言えばなんだけど…
今日外食して頼んだ料理にまた虫入ってた…
なんなのかなー?
虫に取り付かれてるのかなー?作り直してもらったけどさ…
— ☆Io☆イオ☆ (@IoIotyun) July 16, 2015
結構、外食の食事に虫が混入しているというケースはあるようですね。
虫が入っていた場合、黙って食べたり残したりする人もいるようですが、大半の人は店員さんに伝えるようです。
虫が入っていた場合のお店側の対応は、だいたい以下の通りです。
虫が混入していた場合のお店の対応
- 虫が入っていたメニューを交換
- 虫が入っていたメニュー分を割り引き、もしくは無償
- デザートなどをサービスしてくれる
- 次回使える割引券などをくれる
料理に虫が入っているということは、きちんとした料理を提供されていないことになります。
そのため作り直しを求めたり、それが難しいならその料理の代金を交渉してみてもいいかもしれません。
食事代を全て無料にするなど、過剰な要求はやり過ぎなので気を付けてくださいね。
また、料理そのものへの対応も重要ですが、店員さんの態度を重視する意見も多く見られました。
確かに気分がいい物ではありませんが、素直に謝罪があり、できる限り対応してくれたら、あまり事を荒立てない方が得策かもしれません。
まとめ
スープや鍋に虫が入っている理由や対処法などを解説してきました。
ポイントをまとめます。
- スープの虫や具材の野菜や調味料に虫がついているのが原因
- 白菜やキャベツなどの野菜に虫がつきやすい
- クレイジーソルトなどの調味料や小麦粉などの粉物に虫がわきやすい
- スープに入る虫はダニやアブラムシ、シバンムシなど
- ほとんどの虫は食べても問題ないが、ダニやシバンムシには注意
- 虫を防ぐには野菜をよく洗い、調味料は密閉容器で保存する
- 外食時に虫が入っている場合は、料理の作り直しなどを頼んでみると良い
ダニやシバンムシ以外なら、虫を食べても体に悪影響はないんですね。
だからと言って、虫を食べてしまうと精神的なダメージの方が大きいですが…。
これからは虫が入らないように、野菜をきちんと洗ったり、調味料を適切に管理するようにしたいと思います!
皆さんも今回の情報を参考に、料理に虫が入らないよう気を付けてくださいね。