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食材・料理のQ&A

和菓子の冷凍保存方法|日持ちや美味しく解凍するコツも教えます!

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料理・食材
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久しぶりに祖母が遊びに来ることになり、お気に入りの和菓子を用意して待っていました。

ところが、「体調が悪いから1週間延期する」と連絡が…。和菓子の賞味期限を見ると、あと1日しかもちません。

ひとまず冷凍してみたのですが、大丈夫なのでしょうか?

凍らせたはいいものの、冷凍前の状態に戻せるのがが不安になってきました。

和菓子が冷凍できるかを改めて確認し、冷凍方法などを詳しく調査していきたいと思います!

 

  • 和菓子の冷凍保存方法を確認!保存期間はどれくらい?冷蔵庫での日持ちよりかなり長いの?
  • 和菓子の種類ごとに賞味期限をチェック!どのタイミングで冷凍するのがベストなの?
  • 冷凍した和菓子の上手な解凍方法が知りたい!
  • 冷凍和菓子はそのまま食べても美味しい!アレンジレシピも紹介

 

私が祖母のために用意したのは、あんこに繊細な細工がされている上生菓子です。

解凍して「形がボケてしまう」・「風味が変わる」などの問題が起きたら、せっかくの和菓子が台無しですよね。

上手に冷凍して美味しく食べるまでを徹底調査してご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい!
 

   

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和菓子の上手な冷凍保存方法!保存期間はどれくらいまで大丈夫?

まず「和菓子を冷凍しても大丈夫か」を調査すると、全国和菓子協会のホームページに「冷凍保存できる!」という情報を見つけてホっとしました。

和菓子を冷凍するポイント保存期間を確認していきましょう。

 

和菓子を美味しく長持ち!冷凍保存方法

全国和菓子協会のホームページによると、「ほとんどの和菓子は冷蔵庫保存よりも冷凍保存の方が向いていて、美味しさも保てる」とのことでした。

冷凍のポイントと、冷凍庫での保存方法をご紹介します。

 

冷凍のポイント

  • 食べ切れない分は早く冷凍
  • なるべく小分けにして冷凍
  • 細工があるお菓子などラップに包めない場合は、保存容器にキレイに並べて、フタをして冷凍
  • どら焼きのようなラップに包める和菓子はラップに包む

 

冷凍保存方法

「和菓子」と一口に言っても、種類が豊富です。上記のポイントを参考に、和菓子の形に応じて保存方法を選んでみて下さい。

ラップに包んだ後の冷凍方法をご紹介します。

  1. ラップに包んだ和菓子を、ジップロックのような密閉できる保存袋に入れる
  2. 和菓子が重ならないように、形を整える
  3. 空気を抜いて密閉する(なるべく真空を目指して下さい)
  4. 冷凍庫の中に和菓子がつぶれない空間を作って、冷凍庫に入れる

和菓子に砂糖がたくさん含まれているほど、完全には凍らなくなります

砂糖には「あんこに含まれる水分と結びつき、水分の自由を奪う作用」があり、水分が自由に凍ったり・気化したりできなくなるためです。

当然形も崩れやすくなるので、食べるまで形をキープできる空間を作って冷凍なさって下さいね。

*後ほど「冷凍した和菓子の正しい解凍方法!食感や風味を残すコツは?」で、上手な解凍方法もご紹介します。

 

和菓子を冷凍してゆっくり楽しむ!保存期間はどれくらい?

冷凍した和菓子の保存期間は、2週間~最長1ヶ月ほどです。

常温だと翌日・冷蔵庫では数日の日持ちなので、食べ切れないとわかった時点ですぐに冷凍すると安心ですね!

冷凍期間が1ヶ月を過ぎてもすぐに腐るわけではないのですが、少しずつ劣化して味・食感が悪くなる点にご注意下さい。

  • 冷凍焼けで、どら焼きの皮がパサパサになる
  • 臭いうつりで、あんこが変な味になる  など

「腐らない」ことよりも「美味しい状態で食べる」方に注目して、日持ち期間内に食べ切るようおすすめします。

*冷凍での日持ちが迫ってきた場合は、アレンジして食べるという手もあります。後ほど「冷凍した和菓子のおいしい食べ方は?おすすめの人気レシピを紹介!」でレシピをご紹介します!

 

和菓子を冷凍すると保存期間が長くなるとわかったので、我が家の和菓子も形が崩れないように注意しながら大切に冷凍しておきたいと思います。

次に、和菓子本来の賞味期限も確認しておきましょう!
 

 

期限切れ前の冷凍保存がおすすめ!主な和菓子の賞味期限一覧

和菓子の包装紙を捨てたら、賞味期限がわからなくなった」なんていう経験はないでしょうか?

さまざまな和菓子の賞味期限を調査したので、ぜひ参考になさってみて下さい!

 

和菓子の賞味期限はどれくらい?

生菓子から焼き菓子まで人気の和菓子をピックアップし、「冷凍できるか」も交えて賞味期限を表にしてみました。

通販でお取り寄せ可能な商品なので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

和菓子 賞味期限
商品名 賞味期限 冷凍できる? 引用元(販売店リンク)
水無月(ういろう) 常温
発送日含め3日
大彌
練り切りあんの祝い菓子 冷蔵庫
6日
どら焼き 常温
配送日含め7日
丸三老舗
若鮎 常温
発送日含め7日
菓匠あさだ
モナカ 常温
製造から2週間
白松がモナカ
小菊饅頭 常温
出荷から15日
こぎく
桜ブッセ 常温
出荷から20日
こぎく
錦玉羹 花み桜 常温
発送から焼く20日
日本橋屋長兵衛
あんドーナツ 常温
製造から25日
あんこ職人キノアン
京都本場のわらび餅 常温
製造から30日
笹谷昌園
桜餅 冷凍
1ヶ月
幸ふく
上生菓子 冷凍
1ヶ月
丸三老舗
三角ちまき 冷凍
製造から1か月
新潟直送計画
焼きまん 常温
90日
銀座鹿の子

 

わらび餅の冷凍に「△」と表示したのは、市販のわらび餅の中でも、砂糖の量によって冷凍に向かない商品があるためです。

元々冷凍販売されている商品もありましたね。冷凍販売の和菓子は、身近な業務用スーパーでも購入可能です。

大福餅、羊羹など種類が豊富&手ごろな値段なので、ぜひ店頭でチェックしてみて下さい!

 

「賞味期限切れギリギリ」よりも「早めの冷凍」がおすすめ!

全国和菓子協会のホームページにあったとおり、冷凍するタイミングは「早め」がおすすめです。

未開封でも賞味期限に向かって少しずつ風味が落ちていくため、できれば賞味期限ギリギリではなく、食べ切れないとわかった時点ですぐに冷凍なさって下さい。

ただし、和菓子の中には冷凍に向かない種類もある点に注意が必要です。

  • イチゴ大福のように生のフルーツを使った和菓子
  • 葛切り
  • 寒天
  • 水まんじゅう  など

水分が多い和菓子は、解凍時に水分が流れ出して全体がベチャベチャになる・スカスカになるなど、食べられない状態になるので、食べる分だけ買うようにしましょう!

 

市販品で個包装されている商品でも、保存環境によっては風味が早く劣化してしまう場合があります。

一番おいしいのは「買ってすぐ」なので、なんとなく置いておくよりも冷凍するほうが安心ですね!

次に気になるのは解凍方法です。和菓子の風味や食感を上手に再現するためには、どんなコツがあるのでしょうか?

 

冷凍した和菓子の正しい解凍方法!食感や風味を残すコツは?

冷凍した和菓子の解凍方法は、和菓子の種類によって違います。和菓子の見た目も守りながら解凍する、2つの方法をご紹介します。

  • 冷蔵庫で自然解凍
  • 電子レンジ解凍

 

冷蔵庫で自然解凍

冷蔵庫での自然解凍は、どの和菓子にも使える解凍方法です。冷凍庫から冷蔵庫にうつしておくだけなので、簡単ですね!

和菓子の大きさによっては時間がかかる場合もあるので、食べる前日・食べる日の朝など、余裕を持って解凍なさって下さい。

 

常温解凍はダメなの?

常温解凍をすると、冷凍庫と常温の温度差が原因で結露が発生し、和菓子が劣化しやすくなります。

1日でカビが生えてしまう可能性もあるので、おすすめできません!

 

腐りやすい和菓子といえば、「おはぎ」が思い浮かびます。おはぎの日持ちや冷凍などについても、詳しい情報をご紹介しています。
↓↓↓
おはぎの賞味期限は何日?腐ったときの見分け方も解説するよ!

 

 

電子レンジ解凍

急な来客などで、早く解凍したい場合に使える解凍方法です。ただし、加熱ムラ・加熱しすぎが起きやすい点にご注意下さい。

 

加熱ムラを解決するコツ

電子レンジ解凍は、外側と中心部に加熱ムラが起こりやすいですよね。

外側が温まった時点で加熱を終了し、あとは余熱で中心まで解凍するのが、加熱ムラを起こさないコツです。

 

加熱しすぎを解決するコツ

大福のような「お餅を使った和菓子」は、加熱をしすぎると溶けてしまう場合もあります。

5秒・10秒など、和菓子の大きさ・厚さに合わせて短時間ずつ加熱するのが、加熱をしすぎないコツです。

 

保存袋ごと湯煎してもいいの?

蒸しまんじゅうのようなふっくらした食感が魅力の和菓子は、湯煎をすると上手に解凍できそうですよね。

ただし湯煎に失敗して保存袋に水が入ると、和菓子が台無しになってしまいます。

  • 耐熱の保存袋を使わないと、保存袋が溶けてしまう
  • 耐熱の保存袋でも、鍋肌につくと溶ける場合がある 

できれば【自然解凍+短時間電子レンジで温める】方法で解凍なさって下さい。

蒸したい場合は、「保温中の炊飯器に和菓子を保存袋ごと入れる」という手もありますよ!

 

和菓子の冷凍方法から解凍方法までをご紹介してきました。「早めの冷凍」と「焦らず解凍」がポイントですね!

最後に、冷凍した和菓子の食べ方アレンジレシピもチェックしてみて下さい。
 

冷凍した和菓子のおいしい食べ方は?おすすめの人気レシピを紹介!

SNSなどでは冷凍した和菓子のおいしい食べ方として、「凍ったまま食べる」のが人気です。

  • 羊羹シャリシャリしておいしい
  • 上生菓子上品な味
  • どら焼き皮が意外とふんわりしていて不思議な食感
  • みたらし団子キャラメルのような味になっておいしい。団子は口の中で溶ける  など

凍ったままの和菓子は、【食感が変わる+通常よりも甘さを感じにくい】効果で、いつもとは違った感覚で楽しめます

他にも「和菓子をそのまま食べるのは飽きた」という場合は、アレンジレシピで全く違うスイーツにするという手もありますよ♪

簡単にアレンジできる人気のレシピをご紹介します。

 

パウンドケーキ

凍ったままの和菓子を小さくカットして、パウンドケーキに混ぜ込んでみて下さい。オリジナルの味と食感が楽しめます。

パウンドケーキを簡単に作るには、ミックス粉を使うのがおすすめです!

ピザ

【ピザ生地+和菓子+チーズ】の組み合わせが、絶妙にマッチするから不思議です!

ピザ生地を用意できないときは春巻きの皮で代用可能です。おつまみにもなりますよ♪

 

こちらの記事では、和菓子が賞味期限切れになったときの対処法などを詳しくご紹介しています!
↓↓↓
和菓子の賞味期限を徹底調査!長く日持ちするのはどのタイプ?

 

まとめ

和菓子の冷凍方法について詳しくご紹介してきました。

ポイントをまとめてみます!

 

  • 和菓子は、冷蔵庫保存よりも冷凍保存が向いている
  • ラップに包める和菓子は密閉できる保存袋で、ラップに包めない和菓子は保存容器で冷凍
  • 和菓子を冷凍する場合の保存期間は、2週間~最長1ヶ月
  • 和菓子の賞味期限は商品によってさまざま。賞味期限ギリギリよりも早めの冷凍がおすすめ
  • 冷凍した和菓子は、冷蔵庫での自然解凍がおすすめ
  • 冷凍した和菓子は、解凍しなくてもおいしい。アレンジレシピでも楽しめる

 

我が家では手土産で和菓子を頂くこともありますが、大抵は一度に食べ切れません

そんなときは冷凍で風味を保って長期保存できるとわかったので、これからは冷凍庫を活用しておいしく食べ切っていきたいと思います。

今回は解凍して冷凍前の状態に戻すだけではなく、凍ったまま食べる・アレンジして食べる方法もわかりました。

食べ飽きた方はもちろん、和菓子が苦手な方でもチャレンジできそうなレシピがあるので、活用して頂けると幸いです。

今回ご紹介した情報を参考に、これからも和菓子を無駄なく・おいしく食べていきましょう!

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