気に入って長く使っているクッションがあるのですが、使い込みすぎてすっかりくたびれ、へたりが気になっています。
綿だけでなく、ビーズや羽毛のクッションも使っているうちにぺちゃんこになるので、以前のようなふかふかに復活できたら…と思っています。
そこで今回は、クッションのへたりを復活させる方法を以下の項目でまとめますので、皆様のお役にも立てばうれしいです♪
- クッションの素材別!へたりの復活方法
- 中綿の偏りを直す方法
- へたりを防ぐ正しい洗い方とは
- クッションやソファーがへたる理由と長持ちさせる使い方
- クッションは何年くらい使える?寿命はどれくらいを目安にするべき?
実は、過去に適当な洗い方をしてしまい、クッションの綿が固まって偏ってぼこぼこになってしまった経験もあります。
今回調べてみて、洗い方が悪かったことと正しい方法がわかりましたので、今後はふかふかの状態を保てそうです!
皆さんもこの記事をお読みいただき、へたってしまったクッションをふかふかに復活させ、まだ新しいクッションは正しい使い方でふかふかを保ちましょう!
お気に入りのクッションを、大事に長く使いましょうね♪
目次
クッションへたりの復活方法は?綿・ビーズ・羽毛など種類別に調査!
クッションと言っても、素材はいろいろありますよね。
例えば綿や羽毛なら、空気がうまく含まれずに潰れてしまっていることがへたりの理由の場合があります。
それなら空気を含ませてあげれば、復活する可能性があるわけです!
両手で持ってボンボンとバウンドさせてみてください。
それでうまく空気を含ませられれば、ふかふかクッションが復活するかもしれません。
簡単な復活方法ですので、試してみる価値がありますね♪
クッションの中綿の詰め替え方
ボンボンしても解決しない場合や、素材がビーズやウレタンの場合には中身を入れ替えるしか方法がありません。
「中身の入れ替えなんて、ファスナーもないし綿の入れ方がわからない…」「中材がないから修理に出さなければいけないのでは…」と思われませんでしたか?
確かに、カバーにはファスナーなどがあって外せますが、綿やビーズなどの中材を包んでいる中袋にはファスナーなんて付いていないですよね。
簡単に出せない場合、仕方がないので穴をあけるしかありません。
でも、真ん中を裂くようなことはせず、袋の縫製部分をほどくようにしましょう。
そして、中材を入れ替えた後に手縫いで縫い直します。ミシン目に重ねて補強してくださいね。
中材に関しては、実は通販で手に入れられるんですよ!
色々な素材をご紹介します♪
パンヤ綿
パンヤ綿は撥水性に優れていてへたりが少ない素材です。少し固いですが、長持ちします。
ポリエステル綿
ポリエステル綿はクッションの中材としてもっともポピュラーと言える素材です。
軽くて柔らかいのが特徴ですが、ムラになることがあります。
クッションがへたっても、ただ気持ちよさが損なわれるだけなら使えるかもしれませんが、授乳クッションのように形が変わると困るクッションもあります。
そんな時には中身を入れ替えて復活させてあげてくださいね!
フェザー(羽根)
水鳥の羽根の部分で、軽く柔らかいので体を包み込むようにフィットしますが、使っているうちに少しずつ羽根が偏ります。
偏ったままにしているとふわふわ感が失われ、湿気を含みやすくなりますので、定期的に手入れが必要な素材です。
ウレタン(スポンジ)
ウレタンはスポンジの一種で軽く、フェザーのようなふわふわ感はないですが、柔らかい素材です。
ウレタンは化学反応によって人工的に作り出される素材ですので、原料の配合などによってさまざまな性質のものがあります。
ソファーにはいろいろな硬さのウレタンが組み合わされていますし、低反発クッションもウレタンです。
オフィスチェアや座椅子にも良く使われていますね。
座り心地は良いのですが、残念ながら一度潰れたら復活しません。
復元させられないので、変形してしまったら中材を入れ替えるしかありませんね。
ビーズ
ビーズは細かさによって質感も重さやへたりやすさもかなり変わります。
細かければ細かいほど柔らかく体にフィットしますが、入れ替えが難しい・重い・通気性が悪くなるなどメリットとデメリットがあります。
自分で入れ替えるには直径1mmほどのビーズが限界ではないでしょうか。
ニトリのビーズソファーには専用の補充用ビーズが用意されており、2~3mmと0.3~0.5mmがあります。
ヨギボーにも専用の補充用ビーズがあります。
簡単な入れ方は、ペットボトルの上部分を切り取り、それをろうとのように使うと入れやすいですよ♪
無印良品の通称「人をダメにするソファー」(体にフィットするソファ)は、ニトリやヨギボーのようにビーズを補充するチャックがないので、へたってしまったら復活させるのは難しいですが、カバーを小さくするという復元方法もあります。
11分程の長い動画ですが、カバーを小さくして復活させる復元方法は、おおよそ0’00”~4’00”あたりまでに紹介されていますよ。
こちらの動画はヨギボーですが、無印良品のビーズソファーでも一回り小さいカバーを購入して付け替えて使っている方もいるようです。
クッションの中材は入れ替えられることや、素材が通販で購入できることもわかりましたね。
では、私が以前にやらかしてしまった、「綿が固まってぼこぼこ」状態のクッションは、どうすれば良いのでしょうか?やはり中綿を入れ替えるしかないのでしょうか?
続いては中綿の偏りの直し方を解説しますので、ぼこぼこクッションを前に途方に暮れているあなた…ぜひお読みくださいね!
クッションがぼこぼこに変形している!中綿の偏りの直し方とは?
クッションや座布団の中綿が偏ってぼこぼこに変形している原因は、使っている間に偏ったこともありますが、多くの場合は洗濯の失敗です。
まさに私の失敗もこれでしょう。適当に洗濯してしまったからクッションが型崩れしてしまったに違いありません。
この偏りの直し方は次の通りです。
- クッションを洗った後に濡れた状態である程度偏りを直す
- しっかり乾かす
- 乾いたら綿をほどくようなイメージで引っ張りながらほぐす
偏ってしまったクッションの直し方は、残念ながらこの程度しかありません。
でも、この中の「引っ張りながらほぐす」というのはなかなか効果的で、ソファーの大きなクッションの型崩れを直す時にも使えます。
固まってしまっている部分をつまみ、引っ張ってください。
あまり強く引っ張りすぎて引きちぎってしまうと、クッションの中に小さな固まりがたくさん…となってしまいますので、ほぐす程度にとどめておきましょう。
それでもうまくほぐせないのであれば、「クッションの中綿の詰め替え方」の章でご説明したように、縫い目をほどいて中綿を入れ替えてくださいね。
中綿の偏りの直し方はわかりましたが、そもそも偏らせないためには正しい方法で洗濯しなければなりませんね。
いったいどうすれば良いのでしょうか。次の章ではクッションの正しい洗濯方法を解説します。
正しい洗濯は偏りを防ぐだけじゃなく、クッションをふかふかに復活させることもできますので、知っておくべきですよ♪
クッションをふかふかするには洗い方も大切!正しい洗濯方法を教えます
クッションを正しい方法で洗濯することは、中綿が固まってぼこぼこするのを防ぐだけではなく、ぺちゃんこをふかふかに復活させる効果も期待できます!
まず大切なのは、洗濯表示や素材をよく確認することです。
素材によって洗濯できるかどうかや洗い方が異なりますので、一覧表にまとめますね。
素材 | 洗濯の可否 | 洗い方・備考 |
綿 | 〇 | ・折ってロープで縛る ・15分程洗濯機を回す ・そのまま1晩浸け置きする(汚れがひどい場合など) ・翌日洗濯機のフルコースで洗う ・ロープをほどいて形を整え、しっかり乾かす ・乾燥機の使用は洗濯表示を確認してから |
ビーズ | ・洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う ・洗濯機に入りきらなければお風呂などで揉み洗いする ・乾燥機は使わず、時間をかけてしっかり乾かす |
|
パンヤ綿 | △ | ・手洗いなら洗濯可能 ・押し洗いし、汚れがひどければ浸け置きする ・手で絞り、バスタオルなどで押さえて脱水する ・乾燥機は使わず、陰干しでしっかり乾かす |
フェザー | ・パンヤ綿と同様の洗い方をする ・乾燥機は使用可能(洗濯表示は必ず確認すること) |
|
ウレタン | × | ウレタンは洗濯できないので、汚れがひどいときなどは入れ替える |
綿やパンヤ綿、フェザー素材は、洗濯することでふかふかを取り戻せるかもしれません!
それに対してビーズ素材は、感触が復活するわけではありませんが、汚れや臭いが気になる時には洗濯も可能です。
ちなみにニトリのもちもちクッションもビーズクッションですので、洗濯が可能ですよ♪
ロングクッションも折りたたんだりぐるぐると巻いて洗濯機に入るなら、綿製クッションと同様の洗い方で構いません。
洗濯機に入りきらないほど大型のクッションは、表のビーズクッションの洗い方でご紹介したように、お風呂で揉み洗いや踏み洗いすると良いでしょう。
座布団も踏み洗いすると中綿の偏りを防げるのでおすすめです。
洗った後の脱水方法も重要で、何も工夫せずに洗濯機でぐるぐると脱水させると、素材を傷めたり中材が偏ってしまうかもしれません。
脱水する時は、うまく洗濯槽の壁に貼り付けて脱水すると、中材の偏りを防げますよ!
クッションの乾燥方法
洗濯表示を確認し、乾燥機を使用できる素材であれば、使っても構いません。
羽毛クッションは素材を傷めますので、乾燥機は避けてくださいね。
より良いのはコインランドリーの大型乾燥機です。
大きいので押さえつけることもありませんし、高温でしっかり乾かせ、ふかふかを復活させられる場合があります。
乾燥機を使えない場合は陰干ししますが、大型クッションやビーズクッションは1日では乾ききらないと考えたほうが賢明です。
何度もひっくり返しながら、2~3日かけて全体をしっかり乾かしましょう。
クッションを干す時にはこちらのような専用ハンガーがあると便利です。
↓ ↓
クッションや枕の干し方に困ったことがある方は、ぜひ一度ご検討ください♪
クッションやソファーのクリーニングもある!
洗濯機や手洗いで洗える大きさのクッションなら良いですが、例えばソファー座面のクッションのような大型のクッションは、難しいですよね。
そんな時にはクリーニングという手もあります!
運べないような大きなものでも安心、宅配クリーニングもあります♪
クリーニングできるのはクッションに限ったことではなく、ソファー本体やベットのマットレスも洗ってもらえますよ。
料金や日数は、大きさや素材によってまちまちなのでご紹介が難しいのですが、一度調べてみられてはいかがでしょうか。
へたってしまったクッションをふかふかに戻せる正しい洗い方もわかりましたが、そもそもへたらずに長持ちしてくれるのが一番ですよね。
最後に、クッションやソファーのへたり対策をご紹介します。
すぐに実践できる方法ですので、ぜひ参考になさってくださいね。
クッションやソファーのへたり対策!今よりも長持ちさせるポイントとは?
我が家にもソファーがありますが、使い始めて2年…少しずつ座面のクッションがへたってきました。
高級ソファーならへたらないのかしら…と思いましたが、どんな高級ソファーでも、いつまでも変化がないわけではありません。
へたるまでの期間が1年なのか10年なのか…といった差しかないのです。
いったいどうしてソファーはへたるのでしょうか?
ソファーをへたりやすくするのは、次のような行動や状況です。
クッションやソファーがへたる理由
- 毎回同じ場所に座る
- ソファーの上で飛び跳ねる
- 大きいビーズクッションに、同時に複数人で座る
- クッションを投げる
- カバーの劣化
ソファーに座るとき、毎回同じ場所に座ると当然その部分ばかりがくたびれてへたってきます。
それに、子供が飛び跳ねたりするとソファーが傷むのは、容易に想像がつきますよね。
また、大きいビーズクッションに複数人で座ると、全体に圧がかかってしまい、ビーズの逃げ道がなくなって潰れてしまいます。
カバーが劣化して破れでもすれば、中材が出てきてしまうかもしれません。
これらのことを考えれば、クッションやソファーを長持ちさせるための対策も見えてきますね!
クッションやソファーを長持ちさせるコツ
- ソファー座面クッションの場所や向きを入れ替える
- 座る位置を変える
- 1つのクッションに複数人で無理に乗らない
- 投げたり飛んだりせずに扱う
- 直射日光にも注意
くつろぐためにすわるソファーなので、「昨日はここに座ったから…」なんていちいち考えながら座るのはなんだかつらいですね。
例えば、家族で座る場所を時々入れ替えてみるのはどうでしょうか?
家族それぞれ体重が違いますから、座る人が変わると圧のかかり方も変わります。
また、クッションやソファーを長持ちさせる為に、1ヶ月に1度や2ヶ月に1度と決めてカバーの洗濯をすると良いのではないかと考えています。
カバーの洗濯をすれば劣化を見逃すこともありませんし、その際にクッションの偏りもしっかりチェックできますよね!
綺麗になったカバーを付ける時に、座面の位置や向きも変更すれば良いわけです。
良かったら検討してみてください。
へたりにくい素材のクッションもある!
実は、へたりにくさを強みとしているクッションもあるのです!
そんなクッションを使うと、ストレスも少なくて良いかもしれませんね♪
見た目がとっても可愛いこちらのクッション!
高さがあるので、クッションというよりはスツールやオットマン、さらにはサイドテーブルとしても活躍しますよ♪
固さの異なる2層のウレタンによって、しっかり支えてくれるクッションです。
へたりにくいうえに7cmの極厚タイプなので疲れにくく、床を感じずに過ごすことができるようです♪
まとめ
クッションのへたりの復活方法や正しい洗い方、長持ちさせる方法について解説してきました!
へたりや偏りの復活方法
- 綿や羽毛ならボンボンと叩いて空気を含ませる
- 綿が偏ってぼこぼこになっている場合つまんで引っ張ってほぐす
- ビーズやウレタン素材や、綿のぼこぼこが直らないなら中身を詰め替えるしかない
- 中身を入れ替える時は縫い目をほどいて入れ替える
- 中材は通販で購入できる
- ビーズクッションの場合カバーを小さくする方法もある
クッションの正しい洗い方
- 洗濯表示と素材をしっかり確認する
- 綿やビーズは洗濯できる
- パンヤ綿や羽毛は手洗いする
- ウレタンは水洗いできない
- 使用可能ならコインランドリーの乾燥機がおすすめ
- 陰干しで乾かす場合は数日かけてしっかり乾かす
- クッションやソファーのクリーニングもある
へたらせないための対策
- ソファーやクッションの上で飛び跳ねたりしない
- 毎回同じ位置に座らない
- こまめにクッションの向きを変える
- へたりにくい素材のクッションも存在する
我が家のぼこぼこクッションを引っ張ってみましたが、思うようにうまくほぐれてくれませんでした。
今回は思い切って中綿を入れ替えてみようかと思います!
なんだかスカスカになってしまったビーズクッションもあるので、ビーズを足すことも検討しています♪
洗濯方法もわかったので、ふかふかの為だけでなく、清潔の為にも定期的に洗濯すると良いですね。
皆さんもこの記事を生かして、クッションやソファーを快適に長持ちさせましょう!