私は柑橘類が大好きなのでオレンジをよく購入していますが、賞味期限を気にせず冷蔵庫に入れっぱなしのまま気が付いたら萎びていた…なんてことがよくあります。
みかんは割と腐りやすいというイメージがありますが、オレンジの日持ち期間はいまいちわかりません。
そこで今回は、オレンジの日持ちや市販品の賞味期限について調べてみることにしました。
- 生や調理後のオレンジの日持ち・賞味期限はどれくらい?目安を紹介
- オレンジは腐るとどうなる?簡単に見分ける方法
- 正しい保存方法とは?おいしさをキープするコツとレシピ
オレンジが傷んでくると腐るというより、萎びてくるというイメージもあるのではないでしょうか?
冷凍などの保存方法やレシピもご紹介するので、たくさん購入した際にも無駄にすることなくオレンジを消費できるようになりますよ!
この記事を読めば、食べても大丈夫かきちんと判断できるようになりますのでぜひ参考にしてください。
目次
オレンジの賞味期限や日持ち期間!丸ごと・カット・ジュースなど全て解説
スーパーなどで売っている生のオレンジには賞味期限や消費期限はついていませんよね。
加工食品とは違い、野菜や果物などの生鮮食品は賞味期限や消費期限を付ける義務がないからです。
そのため、日持ち期間は売り場や鮮度によって多少変わってくるので、あくまでも目安として参考にしてください。
状態 | 保存の状態 | 日持ち期間 | ||
生のオレンジ | 丸ごと | 常温または冷蔵庫 | 2週間程度 | |
カット | 冷蔵庫 | 1~2日程度 | ||
冷凍 | 1ヶ月程度 | |||
コンポート | 冷蔵庫 | 4~5日程度 | ||
はちみつ漬け | 瓶詰にして冷蔵庫 | 1ヶ月程度 | ||
砂糖漬け | 1年程度 |
生のオレンジを丸ごと保存する場合、常温でも冷蔵庫でも日持ちに差はありません!
ただし、夏の暑い時期などは冷蔵庫での保存がおすすめですので、後ほど紹介するオレンジの正しい保存方法もチェックしてくださいね。
丸ごとのオレンジは、1ヶ月程度日持ちする場合もありますが、美味しく食べられる安全な期間は2週間程度と覚えておきましょう。
カットすると傷むのが早いので、できれば当日中、遅くとも翌日までには食べてしまいましょう!
カットしたオレンジを翌日食べたことがありますが、正直あまり美味しくはなかったです…。
カットした場合は、加熱処理や冷凍をすると日持ちが長くなります。
水や薄いシロップなどで煮て作るコンポートは、あまり糖度が高くないため4~5日程度の日持ちですが、果物本来の食感を楽しめます。
甘みを少しだけ足したいという時にもおすすめなので、ぜひ試してみてください。
また、糖度が高いはちみつ漬けや砂糖漬け(シロップ漬け)はレシピや保存状態によって、日持ち期間にとても差があります。
煮沸消毒した瓶に上手に保存できた場合は長く日持ちしますが、開封してしまうと日持ちしませんので、早めに食べましょう!
マーコットの日持ちは?
一見、みかんのような果物のマーコットは、みかんとオレンジの交雑種「タンゴール」の一種です。
タンゴールの仲間には、他に伊予柑や清見などがあります。
最近スーパーなどでもよく見かけるようになってきたこのマーコットですが、日持ちは1週間ほどです。
手軽に食べられて重宝するのですが、あまり日持ちしないため、気を付けてくださいね!
続いて、賞味期限がついている市販のオレンジ商品のご紹介をします。
オレンジ商品の賞味期限について
オレンジに関連する商品は幅拾いので、今回はオレンジジュースやオレンジピールの賞味期限をご紹介します!
また、商品によって賞味期限は違ってくるので、こちらもあくまで目安として参考にしてくださいね。
トロピカーナ 100%オレンジ | 900ml チルドパック | 21日 |
330ml ペットボトル | 9ヶ月 | |
バヤリース オレンジ | 280ml、430ml ペットボトル | 8ヶ月 |
1.5L ペットボトル | 10ヶ月 | |
オレンジピール | 半年~1年程度 |
※トロピカーナのチルドパック以外は全て常温保存できます。
開封してしまうと賞味期限は当てにありませんので、なるべく早めに飲むようにしましょうね。
自分で食べられるか判断するために、腐った場合はどうなるのかも確認しておきましょう。
オレンジは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方や目安がコレ!
海外から輸入されているオレンジは防カビ剤が施されているので、すぐには腐らない果物ですが、場合によっては腐ることもあります。
そんなオレンジが腐るとどうなるのか、傷んだ時の見分け方を説明します。
見た目や触った感じ、臭い、味などで判断することができます。
- カビが生えている
- グニャグニャになっている
- 黒く変色している
- 汁がでてくる
- 酸っぱい臭いや異様な臭いがしている
- 味に違和感がある
- 異常に萎びている
萎びているのは傷んできている目安です。
多少萎びている程度なら食べられますが、あまりにも萎びてくると食べない方が良いでしょう。
みずみずしさが失われたオレンジは、40~50℃のお湯に2分くらい浸けておくか、湿らせたキッチンペーパーでヘタの部分を被ってビニール袋に入れて1~2日置くと復活する可能性もあるのでお試しください。
また、たまに中心の色が黒くなりカビているオレンジもあります。
外見からは判断できないこともあるので、皮を剥いて異常がないか確認してみてくださいね。
以前、数日車の中に放置していたオレンジジュースをうっかり口にしてしまったことがあるのですが、なぜか炭酸のようにシュワシュワになっていました…。
慌てて臭いを確認すると明らかに腐敗臭が…。
その時はすぐに気が付いたのでお腹を壊さずに済みましたが、みなさんも気を付けましょう!!
なんか腐ったオレンジジュース飲んだら腹壊して草
— 良き年bot (@kiyotoshi_bot) August 18, 2019
封の空いたオレンジジュースはもちろん、生のオレンジでも、真夏は常温だと腐りやすいので、冷蔵庫に入れておきましょう。
ちなみに、購入するときになるべく新鮮なオレンジを選ぶのも大事なポイントです。
新鮮なオレンジの見分け方
- 皮にハリがあり、オレンジ色が濃い
- 傷がついていない
- 重みがある
- ヘタの真ん中の部分がより大きい
ぜひこれらを参考に、新鮮なオレンジを選んでみてくださいね。
そして保存方法を間違えると傷みやすくなってしまうので、こちらも併せて確認しておきましょう。
オレンジの正しい保存方法!常温と冷蔵ならどっちがおすすめ?
先ほども触れたように、オレンジは常温でも冷蔵庫でも日持ちに差はあまりありません。
ただし、冷蔵庫に入れると乾燥してパサパサになり、香りや味が落ちることがあります。
反対に真夏の暑い時期は、常温だと傷むのが早い場合がありますので、状況に合わせて保存方法を考えると良いでしょう。
常温保存の場合
あるオレンジ農家さんのコメントには、「日陰で風通しの良い場所で保管すると2週間程度は持つ」とありましたので、基本は常温保存で良いでしょう。
また、一つずつ丁寧に新聞紙で包んであげると長持ちするようです。
できるだけ日持ちさせる常温保存の方法
- 1個ずつ新聞紙で包む
- 風通しの良い冷暗所で保存
箱の中にオレンジを保存する場合は、下のほうから傷みやすくなるので、下のオレンジから食べるようにしましょう。
カビが生えてしまったものは、他のオレンジにカビが移る前に早く処分してください。
ただし、真夏の暑い時期や家の中に冷暗所がない!という場合は冷蔵庫で保存する方がおすすめです。
冷蔵保存の場合
オレンジをそのまま冷蔵庫で保存すると、乾燥して水分が抜けパサパサになって香りや味も落ちてしまうので、なるべく乾燥を防ぐように保存するのがポイントです。
正しい冷蔵庫での保存方法
- ビニール袋に入れる
- 冷蔵庫の野菜室で保存
ビニール袋に入れると乾燥を防いでくれますよ。
カットした場合は、表面に隙間ができないよう、きっちりラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存してくださいね。
はちみつ漬けや砂糖漬けの保存方法
加熱調理済みのオレンジを保存する場合は、煮沸消毒をした瓶に詰めると長持ちします。
<瓶の煮沸消毒の仕方>
- 瓶を綺麗に洗う
- 鍋に常温の水を入れ、容器を完全に浸す
- 沸騰させて、5分ほど煮る
- 乾いた布の上に逆さに置き、完全に乾燥させる
手作りの場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。※オレンジの砂糖漬けレシピも参考にしてください
オレンジは、常温や冷蔵でも日持ちは2週間程度ですので、大量に購入すると腐らせてしまうということもありますよね。
そんな時は迷わず冷凍しておきましょう!
冷凍の詳しい方法やアレンジレシピもご紹介しておきますね。
オレンジを長期保存するなら冷凍!日持ちするレシピも紹介
オレンジは丸ごと冷凍もできますが、皮を剥いて果肉の状態にしておくと、その後食べる時に楽です。
丁寧な冷凍保存方法はこの通りです。
果肉を冷凍する方法
- 表皮、薄皮を剥く
- ラップやオーブンペーパーを敷いたバットに並べる
- ラップを上からかけて凍らせる
- 凍ったら冷凍用密閉保存袋に入れる
時間がない時は、そのまま冷凍用保存袋にいれて冷凍しても大丈夫です。
その場合、果肉同志が重ならないようにし、なるべく金属トレーに載せて急速冷凍します。
果肉が重なると潰れて果汁が漏れてしまいます。
絞った果汁を冷凍するときは、製氷皿を利用すると便利ですよ!
できるだけオレンジを日持ちさせるレシピ
冷凍したオレンジの果肉は全解凍するとべちゃべちゃしてあまり美味しくありません。
冷凍オレンジを美味しく食べるためのアイディアをいくつかご紹介します。
- 半解凍にしてシャーベット状で食べる
- 半解凍してヨーグルトのトッピングに
- 凍ったままミキサーに入れジュースやスムージーに
冷凍してもあまり固くならないので、そのまま料理に使えますよ。
そのほか、オレンジを使ったこんなレシピにも挑戦してみてはいかがでしょうか?
オレンジコンフィ(砂糖漬け)
オレンジの日持ちレシピと言えば、コンフィですね。
簡単な作り方をご紹介します。
- オレンジ(1個)を良く洗い、3~5mm程度の輪切りにする
- 鍋にオレンジとたっぷりの水を入れ、皮が半透明になるまで静かに茹でる(30~60分程度)
- 2に冷水を注いで冷やし、1日水にさらしておく(時々水を入れ替える)
- 3にたっぷりの水と砂糖(160g)入れ、煮汁がなくなるまで弱火で煮る
- 冷めたらグラニュー糖(適量)をまぶし、オーブンシートの上で表面を乾燥させる
- 煮沸消毒した瓶に詰めて保存する
冷凍オレンジを使う場合は、あらかじめ輪切りにしておくと便利ですね。
オレンジジンジャーポークソテー
デザート以外にも、料理のアクセントとして使ってみるのもおすすめです。
- 玉ねぎ(1個)はスライスし、オレンジ(2個)の外皮と薄皮を剥き、生姜(2片)をすりおろしておく
- ビニール袋に、1と豚ロース(生姜焼き用400g)、醤油(大さじ4)、みりん(大さじ2)を入れよく揉みこむ
- 30分ほど漬けた3を、フライパンで炒める
- 肉の色が変わったら、短冊切りにしたピーマン(2個)を入れ、汁気がなくなるまで炒める
冷凍オレンジをそのまま使うこともできますよ。
いつもと一味違う味になるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
オレンジの日持ちや賞味期限などを調べたポイントをまとめます。
- 丸ごとなら日持ちは2週間程度
- カットした場合の日持ちは1~2日程度
- 加熱調理した場合は調理方法によって日持ちが違う
- 市販のオレンジ商品の賞味期限はまちまち
- 腐るとカビが生えたり、グニャグニャになったり、異臭がする
- 常温保存が基本だが、夏場は冷蔵庫がおすすめ
- 長期保存したい場合は冷凍する
- 代表的な日持ちレシピは砂糖漬けなど
正直に言うと、果物を冷凍するという発想がなかったので、冷凍できるというのは以外でした。
半解凍にして食べると食感も気にならないようなので、今度試してみようと思います。
せっかくのオレンジが萎びてしまう前に、冷凍やアレンジして料理に使うのはとても良いアイディアですよね。
みなさんもこれらを参考に、無駄なく美味しくオレンジを味わってみてくださいね。