我が家でパプリカは、料理を彩ってくれて、子どもたちに「食べてみたい!」と感じてもらうための必須アイテムです。
賞味期限が長いのも助かっています。
みずみずしいうちは生、切り口が少ししなびてきたら加熱のように、しっかり食べきれて無駄がないのも、気に入っているポイントです。
今回は料理が苦手だった友人に、「オシャレな料理を作りたい」と相談されたのがきっかけで、パプリカを調べてみました。
自分でレシピを考えるのが難しいので、1つの野菜を買ってきて、使いきれないことが多いそうです。
保存方法などの正しい情報と一緒に、簡単で美味しいレシピを紹介してあげたいと思います。
ご一緒に確認してみましょう!
- パプリカの賞味期限や日持ちをチェック!生、加工品、調理後など
- パプリカが腐るとどうなる?パプリカが原因のアレルギーも確認
- 美味しいパプリカの選び方
- パプリカの保存は常温、冷蔵庫、冷凍?
- 冷凍したパプリカを活用するレシピ
パプリカといえば、アレルギー食品として表示されているのも見かけますよね。
どんなアレルギー物質が含まれているのでしょうか?
今まで知らなかったパプリカの豆知識も交えながら、ご紹介していきたいと思います!
目次
パプリカの賞味期限や日持ち期間は?生や調理後など調査!
まずは、パプリカを買ってきてどれくらいもつのかを確認してみます。
生だけではなく、パプリカ関連商品の賞味期限や調理後の日持ちもチェックしてみましょう!
状態 | 賞味期限 日持ち |
生 | 常温:1週間 冷蔵庫:10日 冷凍:1ヶ月 |
半分など大きくカット | 冷蔵庫:5日 冷凍:1ヶ月 |
千切りなど細かく切った状態 | 冷蔵庫:2~3日 冷凍:1ヶ月 |
粉末 (S&B『パプリカパウダー』) |
2年 |
ナムル | 3日 |
マリネ | 5日 |
ピクルス(酢漬け) | 1週間 |
オイル漬け | 10日 |
パプリカ農家のホームページなどによると、暑すぎるのも寒すぎるのも苦手な野菜とのことです。
ご家庭にひんやりした場所がある場合は、常温でも日持ちします。
*後ほど保存方法をご紹介します。
料理をしても鮮やかな色が残って形が崩れにくいので、作り置きレシピでも活用できますね!
パプリカとピーマンの違い
ピーマンよりも肉厚ですが、ピーマンにそっくりですよね。
実はピーマンを家庭菜園した経験がある私は、ピーマンを収穫せずに放っておくと赤や黄色に変色することも知っています。
違いは何なのでしょうか?
調べてみると、どちらもナス科トウガラシ属です。
でも原産国が異なる、全く違う野菜だとわかりました。
- ピーマン:アメリカ
- パプリカ:オランダ
原産国が違うということは、種からして別ものと考えてOKですね。
ビタミンCなどの栄養価は、ピーマンよりもパプリカの方が高いです。
ちなみにピーマンが熟して色がついたものは、カラーピーマンとして販売されています。
生鮮野菜に賞味期限はない
「パプリカは賞味期限が長いなぁ」と何となく思っていたのですが、よく考えると、生鮮野菜には賞味期限や消費期限がないですよね。
食品表示法などの法律で調べてみると、生鮮野菜や果物などには、期限表示が義務付けられていませんでした。
詳しい理由は公表されていませんでしたが、生鮮野菜は収穫してからも生きていて、状態が変化するのが理由のように思います。
- 生鮮野菜は収穫後も呼吸をしていて成熟し続ける(腐っていく)
- 1個体ごとに成熟の度合いが違う
- 流通や販売店での保存環境で状態が左右される
”一律に期限を決めるのが難しい”という理由で期限が書かれていなくて、食べる人がその都度判断する必要がありそうです。
では、どうやって食べられるかどうかを判断すればいいのでしょうか?
パプリカが腐るとどうなるのかも確認しておきましょう!
パプリカは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!
生と調理後に分けて、傷んで食べられないパプリカの見分け方をご紹介します。
実際にパプリカを腐らせたという口コミをまとめると、見た目で判断しやすいことがわかりました。
こんなパプリカは食べないで!
食べてはいけないパプリカは、下記のとおりです。
見た目
- 水がしみたような色になる
- 皮にシワができている
- 水が出ている
- カビ
臭い
- 生臭い
味
- 酸っぱい
パプリカは見た目が劣化してきたら、もう少しで腐る目安です。
汁が出るまで放置すると他の野菜にも影響しますので、「古くなってきたな」と感じたら、早めに食べきるようおすすめします。
冷蔵庫で保存すればしばらく腐る心配がない気がしますが、冷蔵庫内は湿度が高くて、低温に強い菌がいる場合もあります。
後ほどご紹介する保存方法を守って、長持ちさせてくださいね。
ちなみに 家庭菜園のパプリカは
家庭菜園のパプリカは、花が咲いてから40~50日が収穫時期です。
全体に色がついて、ツヤツヤの見た目のうちに収穫しましょう。
収穫時期を過ぎると、皮にシワができてしまいます。
調理後のパプリカ 腐るとどうなる?
調理後のパプリカが腐ると、他の材料の影響もあって下記のような状態になります。
見た目
- 白い膜がはる
- 糸を引く
- カビ
臭い
- 生ごみのような臭い
- 甘ったるいアンモニア臭
味、食感
- ネバネバする
- 酸っぱい
- 変な味
加熱しても死滅しない食中毒の原因菌もあります。
調理後のパプリカに少しでも異変を感じた場合は、食べないようおすすめします。
特に免疫力が落ちている、子ども、妊娠中、ご高齢などの方は注意して下さいね。
ナス科の野菜 アレルギーにも要注意
「ナス科の野菜には毒がある」という情報を発見しました。
ナス科トウガラシ属の野菜
- トマト
- ピーマン
- じゃがいも など
論文などを見てみたところ、その毒は「レクチン」という物質でした。
レクチンは内臓の皮の新陳代謝を過剰にさせるので、体の機能が追いつかずに体調不良となる可能性があるそうです。
ただし、人がどれくらいの量の野菜を食べると症状が出るのかについては、詳しい情報がありませんでした。
栄養不足の状態で、毎日大量に食べた場合は深刻な症状になる可能性があるとのことです。
一般的な量を食べる分には危険性が低いようですが、頭の片隅に覚えておいていただけると幸いです。
パプリカの賞味期限や食べてはいけない状態をご紹介しました。
きちんと保存すれば生でも長持ちするパプリカは、無駄にせずに使いきりたいですよね。
次に、パプリカの正しい保存方法をご紹介します。
パプリカの正しい保存方法!選び方・冷蔵・冷凍のコツは?
我が家の近くのスーパーでは、たまに傷みかけの野菜が並んでいることがあります。
パプリカも外側から見えない部分が傷んでいた経験があり、よく状態を見て買うようにしています。
美味しいパプリカを見分けて、長持ちする保存方法で最後まで食べきりましょう!
美味しいパプリカの選び方
パプリカの鮮度は、ヘタと柄を見るとわかりやすいです。
- ヘタの切り口がきれい
- 柄がきれいな緑で、しっかりしている
- 皮にハリとツヤがある
- 皮に色むらがない
- 皮の色が濃い
- 持ってみると弾力がある
- (カットされたもの)種がギュッとしまっていてキレイな色
パプリカの保存方法 冷蔵
パプリカは常温保存?冷蔵庫の冷蔵室?野菜室?と迷う私です。
保存場所を調べてまとめました。
- ご家庭に涼しい場所(15℃以下)がある場合は、常温保存OK
- 涼しい場所がない場合や夏場は、冷蔵庫の野菜室に保存
温度が高い場所で常温保存すると腐るのが早くなります。
ご家庭の環境に合わせて、保存場所を選んで下さいね。
涼しい場所、冷蔵庫の野菜室どちらでも、下記の方法で保存なさって下さい。
- パプリカを1個ずつキッチンペーパーに包む(湿気や空気中の菌から守る)
- ビニール袋に入れて口をしっかり閉じずに保存orビニール袋の口を閉じて数か所に小さな穴を開けて保存
カットした場合はジップつきの保存袋に入れて、しっかり密閉して冷蔵庫の野菜室に入れます。
大量にカットした場合は、1回使う分ずつラップで包んでから保存袋に入れましょう。
パプリカの保存方法 冷凍
冷凍庫から出してすぐに使えるよう、下ごしらえをしてから冷凍するのがおすすめです。
- お好みの大きさにカットする
- ジップつきの保存袋に、平らに入れる
- 冷凍庫に入れる
*下茹でしてから冷凍してもOKです。
その場合は粗熱をとって、水分をしっかり拭き取ってから冷凍なさって下さい。
パプリカと同じナス科トウガラシ属のピーマンについても、詳しい情報をご紹介しています!
↓↓↓
ピーマンは腐るとどうなる?見分け方や日持ちする期間を解説!
最後に、冷凍したパプリカが便利に使えるレシピをご紹介します。
生のシャキシャキ感はなくなりますが、とても手軽に料理を華やかにしてくれるので、ぜひお試し下さい。
冷凍パプリカはサラダに使える?手軽に作れる絶品レシピも紹介!
パプリカを冷凍すると、中の水分が染み出して生のような食感が失われます。
冷凍したパプリカならではの、簡単&日持ちする美味しいレシピをご紹介します。
時短マリネ
少し加熱した冷凍パプリカをマリネ液に漬けるだけ!とても簡単で、お弁当の彩りにもピッタリです。
この投稿をInstagramで見る
- パプリカを電子レンジで加熱して、少し柔らかくする
- マリネ液に漬ける(マリネ液の分量は、【酢:砂糖=3:1】が目安です)
- オリーブオイルをまわしかる
- 1晩待ったら出来上がり
ミネストローネ
ミネストローネは、彩りの良い野菜&ベーコンと一緒に、トマトソースで煮込む料理です。
冷凍パプリカは、他の野菜に火が通ってから鍋に入れましょう。
コチラの商品を使うと基本の味もついているので、驚くほど時短&簡単に出来上がります。
パスタ
パスタソースを作る仕上げに冷凍パプリカを入れるだけで、見た目が一気にランクアップします。
冷凍パプリカは、トマトソース、クリームソース、和風など、どんなソースの味にも馴染みます。
パプリカが甘いので、風味のきいた肉や魚と合わせると味にアクセントが出ます。
- エビ
- たら
- 貝類 など
冷凍パプリカをサラダにする場合
パプリカを冷凍すると、皮から水分が抜けてかたくなり、喉につっかかる感覚があります。
サラダに使いたい場合は、皮をむいてから冷凍するのがおすすめです。
パプリカの皮を簡単にむく方法
- パプリカの種を取る
- パプリカの皮に、薄く切り目を入れておく
- 電子レンジで加熱する(30秒~1分くらい。様子を見ながらシナっとするまで)
- 電子レンジから出してすぐに冷水につける
- 切り目の皮が少しめくれるので、そこから皮をむく
自然解凍をして、水分を絞ってから使いましょう。
きゅうりのような食感のいい野菜と合わせると、美味しく食べられます!
まとめ
パプリカの賞味期限など、最後まで美味しく食べるための情報をご紹介してきました。
ポイントをまとめてみます!
- パプリカは涼しい場所であれば常温保存OK。生でも日持ちする野菜
- パプリカが腐ると、見た目が変化するのでわかりやすい
- パプリカのようなナス科の野菜でアレルギー症状が出る可能性がある
- パプリカは常温(気温によって)、冷蔵庫の野菜室、冷凍で保存可能
- 冷凍パプリカでも、皮をむいておけばサラダで食べられる
- 冷凍パプリカは、どんな料理にも便利に使える
パプリカは賞味期限が長くて、様々な日持ちレシピも作れる便利な野菜でしたね。
長持ちさせるには、保存方法を守るのが大切でした。
私は赤、黄色、オレンジのパプリカを見ると、何色を選ぼうか迷うときがあります。
全て同じなのかな?と思って調べたところ、栄養価が違うことがわかりました!
特に赤のパプリカはβカロテンが他の色よりも豊富で、がん予防の効果が期待されています。
パプリカは油と食べ合わせがいいので、生で食べるときもオリーブオイルなどと合わせて、効率よく栄養成分を吸収しましょう。
料理を食べる前から美味しそうな雰囲気を演出してくれるパプリカを、これからも楽しみたいと思います!