たまにしか使わないのに、ついつい買ってしまう調味料ってありませんか?
我が家の場合、それがマスタードにあたるのですが…毎回かなりの量を余して賞味期限切れにしてしまうんですよね~。
購入する時は、「賞味期限までまだまだあるし使い切れる!」と思うんですけどね(笑)。
そもそも、マスタードは結構賞味期限が長いと思うのですが、平均するとどれくらいなのでしょうか?
そこで、今回は…
- あらゆるマスタードの賞味期限を徹底調査!
- 開封後や賞味期限切れのマスタードはいつまで食べられる?
- 腐ったマスタードの特徴をご紹介
- マスタードの正しい保存方法とは?
などの内容をご紹介していきたいと思います。
我が家ではついこの間もハインツのマスタードを賞味期限切れにしてしまいました。
主人は「1ヶ月しか過ぎてないし食べられるよ」と食べていましたが、未開封のものではなかったので少し心配だったんですよね。
しかし、主人は特に体調に異変はなかったようです。
あなたの冷蔵庫にも賞味期限や消費期限がわからないマスタードが眠ってはいませんか?
こちらの記事では、マスタードの賞味期限に関するあらゆる情報をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
マスタードの賞味期限はどれくらい?市販品や手作り品の日持ちを調査!
マスタードの賞味期限といっても、一概に「○日間」とは言えません。
というのも、メーカーや種類によって賞味期限が大きく異なるからです。
そこで、まずは本項で様々なマスタードの賞味期限をご紹介していきたいと思います!
マスタードはどれくらい日持ちする?
各マスタードの賞味期限は以下の通りです。
メーカー名 | 商品名 | 賞味期限 |
S&B | MAILLE(マイユ) 種入りマスタード | 18ヶ月 |
MAILLE(マイユ) ディジョンマスタード | ||
MAILLE(マイユ) ハニーマスタード | ||
つぶ入りマスタード | 12ヶ月 | |
マスタード(スクイズパック) | 24ヶ月 | |
ハウス食品 | つぶ入りマスタード | 製造後1年 |
Delouis(ドゥルイ) | オーガニック粒マスタード | 24ヶ月 |
キューピー | あらびきマスタード | 210日 |
粒入りハニーマスタード | 製造日を含めて7ヶ月 | |
ハインツ | イエローマスタード | 12ヶ月(未開封時常温の場合) |
French’s | クラシックイエローマスタード | 1年程度 |
マクドナルド | マスタード | 数ヶ月程度 |
GABAN | マスタードパウダー | 2年 |
手作り 自家製粒マスタード | 10ヶ月程度 |
やはり、マスタードの賞味期限は比較的長めでしたね!
ただ、使う頻度が少なくて…
「開封してからしばらく使っていない」
「賞味期限切れになってしまった」
という人も多々いるでしょう。
では、マスタードが賞味期限切れになってしまった場合、食べられないのでしょうか?
そこで、次項では開封後や賞味期限切れのマスタードはいつまで食べられるのかを探っていきたいと思います。
マスタードが使い切れない!開封後や賞味期限切れはいつまで食べれるの?
我が家では何度マスタードを賞味期限切れにしたことか…(泣)。
現在も冷蔵庫に賞味期限を1ヶ月過ぎたマスタードがありますが、量が量なので捨てるのももったいなくて。
同じように悩んでいるそこのあなた!!
本項では、開封後や賞味期限切れのマスタードがいつまで食べられるのかをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
賞味期限切れのマスタードは食べられる?
マスタードに記載されているのは、「消費期限」ではなく「賞味期限」です。
まず、この2つの言葉を見て「違いって何?」と思ってはいませんか?
賞味期限切れのマスタードが食べられるかどうかの前に、この2つの言葉の意味を明確にしておきましょう。
- 賞味期限:食品を美味しく食べられる期限で、ある程度余裕をもって決められている
- 消費期限:食品の品質が劣化せず安全に食べられる期限であり、5日間以内程度で悪くなるも
のに付けられる
つまり、賞味期限が付けられているマスタードは、賞味期限切れになったからと言ってすぐに食べられなくなるわけではありません。
ただ、「ある程度の余裕」というのがどれくらいの期間をさすのかはわかりませんよね?
そこで、以下で賞味期限の決め方について簡単にご説明していきます。
「ある程度の余裕」ってどのくらい?
賞味期限と消費期限はともに様々な試験を行い、決められています。
賞味期限を決める際は「理化学試験」「微生物試験」「官能評価」という3つの試験を行います。
その結果、導き出されるのが「可食期間」です。
可食期間とは、体に害を及ぼすことなく安全に食べられる期間をさします。
ただ、可食期間をそのまま賞味期限に用いることはできず、必ず「安全係数」という0.7~0.9のどれかの数字をかけて決められるんですね。
例えば…「可食期間が10日間、安全係数は0.8」の食品の場合の賞味期限を求めてみましょう。
*安全係数は0.7~0.9のうち、どの数字がかけられているかは食品によってことなります。
賞味期限=可食期間×安全係数
賞味期限=10×0.8=8
この場合、この食品の賞味期限は8日間となりますね。
しかし、実際のところ可食期間は10日間なので、安全に食べられなくなるまでには2日間余裕がありますよね?
これが「ある程度の余裕」というわけです。
賞味期限の長さがわかっている場合は、上記の式に当てはめれば可食期間を導き出せますよ!
(例)S&B MAILLE(マイユ) 種入りマスタード 18ヶ月(約540日)
賞味期限=可食期間×安全係数
安全係数が0.7の場合
540=可食期間×0.7
可食期間=約771日
771-540=231
231日間は余裕がある
安全係数が0.8の場合
540=可食期間×0.8
可食期間=675
675-540=135
135日間は余裕がある
安全係数が0.9の場合
540=可食期間×0.9
可食期間=600
600-540=60
60日間は余裕がある
こちらのマスタードの場合、賞味期限切れから60~231日程度は余裕があるということになりますね!
ただし、安全係数はどれがかけられているかわかりませんので、一番短い60日を目安に考えた方が安全でしょう。
ただし、これは未開封の場合に限った話で、開封後は賞味期限の保証がなくなります。
では、開封後のマスタードはいつまでに食べきれば良いのでしょうか?
開封後のマスタードってどれくらいで食べきれば良い?
賞味期限は未開封時のみ有効な期限なので、開封後は基本的にその期限まで日持ちしません。
ですので、マスタードを含め様々な食品には「開封後はなるべくお早めにお召し上がりください」という文字が見られますよね。
ただ、これだけではいつまでに食べきれば良いのかわからなくないですか?
そこで、ネット上の声を集めてみました。
開封後のマスタードについてネット上の声を調査!
開封後のマスタードを冷蔵庫に眠らせている人は、結構多いようです。
その方々の「開封後のマスタードはいつまで食べられるの?」という質問に対しての声を集めてみました!
- 賞味期限を5ヶ月過ぎた開封済みの瓶入り粒マスタード
→「未開封なら話は別だが、開封済みであれば異変が無さそうでも諦めたほうが良い」 - 購入から1年以上経つ開封済みで冷蔵庫に保存しているマスタード
→「1年くらいなら大丈夫」 - 賞味期限2年半過ぎた冷蔵庫に保存していた未開封のキューピーのマスタード
→「未開封でも2年以上のものはまずい」 - 賞味期限を10ヶ月過ぎた未開封で冷蔵保存の瓶入り粒マスタード
→「異常がなさそうなら大丈夫」
ネット上の声はこのような感じですが、実はマスタードを販売しているメーカーでは調味料の使用目安を下記のように紹介しています。
容器 | 開封後の賞味期限 |
チューブ | 3~4ヶ月 |
瓶入り | 1~2ヶ月 |
スクイズパック | 記載されいている賞味期限まで |
S&Bでは開封後のマスタードを上記の期限内に消費することを勧めていますが、一般的にはそれ以上の期間内で食べている人が多いです。
ですので、マスタードの場合は、開封後は半年~1年を目処に、ハニーマスタードの場合は1ヶ月~2ヶ月を目安に使い切りましょう。
ただ、開封後や賞味期限切れのマスタードがいつまで食べられるのかおよその期間はわかりましたが…本当に食べられるのか不安じゃないですか?
「腐っていたらどうしよう…」
そんな不安もありますよね。
そこで、次項ではマスタードが腐った時の特徴をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マスタードは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!
マスタードは比較的賞味期限が長めですが、開封後は基本的に賞味期限まで日持ちしません。
ですので、開封後しばらく経ったマスタードを食べる場合は、腐っていないかどうかを自分で判断するしかありません。
以下でマスタードが腐った時の見分け方をご紹介していきますので、確認してみてください。
腐ったマスタードの特徴とは?
マスタードが腐った時は、見た目やにおいで判断できます。
- 水分が分離する
- 酸味の強い臭いがする
- カビが生える
- 色が変わっている
これらの特徴が見られた場合は、腐っている可能性が高いので捨てたほうが良いです。
マスタードが腐る原因としては…
- 冷蔵庫での出し入れで温度変化が繰り返される
- 瓶の場合、汚れが付着したスプーンなどを入れる
- チューブの場合、先端に汚れが付着したままキャップを閉める
こういったことが原因で、より一層日持ち期間を短くしてしまいます。
マスタードを使う場合は、使う分量のみをキレイなスプーンですくったり、キレイな小皿に絞り出したりしましょう。
マスタードは未開封時と開封後だと、保存方法が異なる場合が多いのですが、正しく保存しないと賞味期限まで日持ちしなくなる可能性があります。
そこで、次項ではマスタードの正しい保存方法などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マスタードの正しい保存方法!大量消費できるレシピも紹介!
マスタードは未開封時は常温保存、開封後は冷蔵庫で保存するのが正しい保存方法です。
また、開封したものは、保存の際にキャップや蓋をしっかり閉めて冷蔵庫で保管しましょう。
よく食品を冷凍保存をする人が多いのですが、マスタードの場合は冷蔵で半年~1年は日持ちするので冷蔵保存で十分です。
ただ、マスタードを使い切れない家庭が多いので、そういう時のためにマスタードを大量消費できるレシピをご紹介しておきますね!
マスタードを使った美味しいレシピをご紹介
マスタードを使ったレシピというものは、なかなか思い浮かばず苦労しませんか?
我が家では、ウィンナーにつけるぐらいで…(笑)。
こちらでは、マスタードの消費に役立つレシピをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ポテトサラダ
ポテトサラダにはマヨネーズを使うのが一般的ですが、マヨネーズを少なめにして粒マスタードとレモン汁を加えると、ヘルシーなポテトサラダの完成です♪
ソテーに塗って食べる
豚肉や魚などのソテーにマスタードを塗って食べるのが美味しいという口コミが多いです!
マスタード好きには必見の食べ方ですね。
また、ポークステーキなどはお肉にたっぷりと塗ってから焼くという方法も美味しいようです。
生クリームで煮込む
生クリームに粒マスタードを入れて鶏肉を煮込むだけ!
他に味付けをする必要がないので、とっても簡単ですね。
ジャーマンポテト
通常の味付けの代わりに、具材に粒マスタードを絡めて炒めると、意外に美味しいんです。
試したことがないレシピがあれば、ぜひ試してみてください!
まとめ
最後に重要事項を確認しておきましょう。
- 未開封のマスタードは、最低でも半年くらいは日持ちする
- 手作りのマスタードも10ヶ月程度は日持ちする
- 賞味期限は、食品を美味しく食べられる期限である
- 賞味期限は、ある程度の余裕を持って決められている
- 賞味期限が切れたからと言ってすぐに食べられなくなるわけではない
- 可食期間がわかれば、賞味期限切れからいつまで食べられるかがわかる
- 賞味期限=可食期間×安全係数で可食期間を求められる
- 賞味期限は開封してしまうと無効になる場合が多い
- マスタードが腐ると、見た目やにおいで判断できる
- マスタードを使い切れるレシピはたくさんある
マスタードはちょい役なことが多いため、賞味期限切れになってしまうことが多いかもしれません。
しかし、正しく保存することで日持ちさせらる場合もありますので、保存方法には気を付けましょう。
また、パウダータイプのマスタードは賞味期限が2年と長めです。
「使う頻度が少ないけれど使いたい」という時は、パウダータイプを購入した方が無駄にならなくて良いですね。
私も、マスタードを賞味期限切れにしてしまうことが多いので、今後はパウダータイプの購入を考えてみようと思います!