胡椒にも、ただの胡椒に塩コショウ、ブラックペッパー、柚子胡椒といろいろありますよね。
なかでも普通の胡椒って、単品で使う機会は少なくないですか?
我家にも各種そろっていますが、つい先日、胡椒の賞味期限が切れていることに気が付きました。
フタを外してみても、とくに中身には異常はなかったのですが…。
「賞味期限切れの胡椒を使うのはまずいのかな~?」と悩んだ結果、使わずに捨ててしまいました。
ただ、捨ててから「もしかしたら、まだ使えたのでは?」と少し後悔したんですよね~。
では、実際、胡椒の賞味期限が切れてしまった場合、使っても大丈夫なのでしょうか?
そこで、今回は…
- 賞味期限切れの胡椒はいつまで使える?
- 胡椒のタイプとそれぞれの賞味期限をご紹介
- 胡椒を湿気らせないための正しい保存方法とは?
- よく使う調味料の賞味期限はどれくらい?
などの内容を紹介していきたいと思います。
胡椒はあまり賞味期限を気にすることがないので、賞味期限切れになることも多い調味料です。
ですが、大量に残っている場合は、そのまま捨ててしまうのは気が引けますよね。
そんなもったいないことを避けるためにも、賞味期限切れの胡椒は、いつまで使えるのかを知っておくと安心ですよ!
それでは、さっそく見ていきましょう。
目次
胡椒の賞味期限切れはいつまで使えるの?柚子胡椒の場合は?
胡椒には賞味期限が記載されていますが、賞味期限切れになってしまった場合、食べられるのでしょうか?
本項では、賞味期限切れの胡椒や柚子胡椒は、いつまで使えるのかを紹介していきます。
賞味期限切れの胡椒は使っても大丈夫?
胡椒は時間がたつと風味は落ちてしまうものの、滅多に腐ることはありません。
ですので、たとえ開封後1年たっていても、胡椒の賞味期限が切れていても食べられます。
未開封の場合はもちろん、開封後でも保存方法や使い方が正しければ、長期間日持ちします。
ただし、賞味期限切れで中身が湿気っている場合は、使わないほうがよいでしょう。
ちなみに、さらさらしている場合は食べられますが、賞味期限が切れているものは、風味が落ちていておいしくない場合もあります。
それでも、どうしても使いたい場合は、下記の方法を試してみてください。
- 普段より胡椒の量を多めに使用する(風味が感じられる)
- 粒の胡椒であれば、フライパンで炒る(香りが立つ)
賞味期限切れの柚子胡椒は使っても大丈夫?
では、柚子胡椒の場合はどうでしょう?
柚子胡椒は、粉末タイプとペーストタイプがあります。
どちらのタイプも、S&Bのサイト内では、以下のように書かれていました。
粉末タイプ:開封後は記載されている賞味期限までに使う
チューブタイプ:開封後は記載されている賞味期限に関わらず、3~4ヶ月以内に使う
これを見る限りでは、柚子胡椒の賞味期限が切れた場合は、食べないほうがよいでしょう。
このように胡椒によって、賞味期限が切れた場合に使えるかどうかは異なってきます。
そもそも、胡椒の賞味期限はどれくらいに設定されているのでしょうか?
次項では「胡椒のタイプとそれぞれの賞味期限」を紹介していきたいと思います。
そもそも胡椒の賞味期限はどれくらい?粒と粉末で違うの?
胡椒の賞味期限を、まじまじと見たことがありますか?
胡椒の賞味期限はけっこう長く、種類にもよりますが2~3年程度です。
そもそも、この賞味期限というのは”食品を美味しく食べられる期限”のことで、”食品を安全に食べられる期限”である消費期限とは異なります。
ですので、賞味期限が切れたからといって、すぐに腐ってしまうわけではありません。
ただし、胡椒は粒の種類で賞味期限が異なります。
胡椒の粒とそれぞれの賞味期限を確認しよう!
胡椒の賞味期限は、粒の形や保存形態によっても異なってきます。
以下で、それぞれの胡椒の各メーカー別の賞味期限をまとめてみました。
塩コショウ
プラボトル | 袋 | |
S&B | 3年 | 3年 |
ハウス食品 | 2年 | 2年 |
粒(ホール)タイプ
瓶 | 袋 | |
S&B | 3年 | 2年 |
ハウス食品(GABANシリーズ) | 3年 | 該当なし |
粉末(パウダー/あらびき)タイプ
瓶 | 袋 | |
S&B | 2年 | 1年半 |
ハウス食品 | 3年 | 2年 |
以上のように、胡椒の賞味期限は大体2~3年になっています。
ただし、前項で登場した柚子胡椒については、賞味期限が異なります。
柚子胡椒(粉末タイプ)
S&B | ハウス食品 | |
瓶 | 1年半 | 該当なし |
柚子胡椒(ペーストタイプ)
S&B | ハウス食品 | |
チューブ | 1年 | 1年 |
瓶 | 1年 | 1年 |
ミル付きの胡椒は便利♪
S&Bからは、ミル付きの胡椒も販売されています!
どんなときに便利かというと…
ホールタイプの胡椒に比べて、パウダータイプやあらびきタイプは賞味期限が少し短い傾向にあります。
ミル付きの胡椒は、ホールタイプの胡椒が中に入っているので、賞味期限も通常のホールタイプと同じく3年と長めです。
もし、「胡椒はパウダーではなく、あらびきでもよい」という場合は、こちらで紹介したミル付きの胡椒がオススメですよ!
賞味期限が切れてしまった場合でも、中の胡椒を使う分だけフライパンで炒れば、香りが立ってくるので、賞味期限切れ後も有効活用できるでしょう。
このように、メーカーや胡椒のタイプによっても賞味期限が大きく異なってきます。
今回は、スーパーで手に入りやすく、家庭で使うことが多いメーカーをピックアップしましたが、他のメーカーの胡椒を使うこともあるでしょう。
そういうときは、まずは賞味期限を確認し、パウダータイプの場合は、なるべく賞味期限内に使うことを心がけてくださいね。
我が家も、旦那が胡椒を単品で使うため、パウダータイプ、あらびきタイプをそれぞれ調味料ケースに常備しています。
ただパウダータイプは、どうしても賞味期限が切れたときに湿気っていることが多いので、毎回無駄になってしまうんです。
おそらく、保存方法に問題があるんでしょうね~。
では、胡椒は一体どのように保存したらよいのでしょうか?
次項では、「胡椒を湿気らせないための正しい保存方法は?」という内容を紹介していきます。
胡椒の正しい保存方法とは?湿気らせないためにはどうしたらいい?
「胡椒ってスパイス系だし、腐りにくいから…」と適当に保存していると、私のように胡椒を無駄にしてしまいますよ!
胡椒にも正しい保存方法があるので、しっかりと確認していきましょう。
胡椒を保存する際のポイントをチェック!
胡椒を保存するときは、いくつかポイントがあります。
それぞれ見ていきますね。
胡椒は常温で保存する
胡椒は粒でも粉末でも、直射日光が当たる場所を避けて、常温で保存します。
よく、なんでも開封後は冷蔵庫で保存する人がいますが、胡椒は冷蔵庫に入れる必要はありません。
むしろ、冷蔵庫に入れることで、出し入れしているうちに結露で湿気る可能性があります。
熱や湿気の影響を受けにくい場所で保存すれば、湿気る心配はないでしょう。
フタはしっかり閉める
空気に触れさせると胡椒が酸化しますし、空気中の水分を吸って湿気る恐れがあります。
そうならないためにも、しっかりとフタを閉めてください。
直接振り入れるのは避ける
粉末の胡椒を、湯気が出ている鍋などに直接振り入れてしまうと、湯気の水分が胡椒の容器に入って中身が湿気ってしまいます。
湯気が出ている鍋や、油はねが多い肉などに振りかける場合は、胡椒を手のひらに出してから振り入れるようにしましょう。
ペーストタイプの柚子胡椒は冷蔵庫で保存する
粉末タイプの柚子胡椒は、通常の粉末の胡椒と同じ保存方法でOKです。
ペーストタイプの柚子胡椒は、冷蔵庫で保存します。
できるだけ中の空気を抜き、しっかりとキャップを閉めてから冷蔵庫に入れましょう。
瓶に入っている柚子胡椒は、使う際はきれいなスプーンを使用してください。
私は瓶タイプの柚子胡椒は、使ったことがありませんが…。
瓶タイプのジャムなんかを使うときには、きれいなスプーンを使って汚れが入らないように注意しています。
また、瓶の縁やフタなどに付いたジャムは、キッチンペーパーできれいに拭き取ります。
瓶タイプの柚子胡椒も同じようにすることで、品質の劣化を防げるでしょう。
ミルはサビないように注意する
ペッパーミルは、梅雨などの湿気が多い時期に、刃のハガネ部分がサビる恐れがあります。
ですので、ペッパーミルの保管場所にも注意が必要です。
ペッパーミルの刃にも種類がある!!
最近では、ペッパーミルの刃の部分がセラミックのものもあります。
「通常のミルではサビるのが心配…」という方は、セラミックの刃を用いたペッパーミルをオススメします。
ちなみにセラミックの場合、水洗いができるタイプもありますので、衛生的ですね。
胡椒一つでも、さまざまなポイントに気を付けて保存することで、日持ちさせられます。
湿気らせてダメにしないためにも、正しく保存しましょう。
料理には胡椒をはじめ、さまざまな調味料を使いますよね!
ただ、それぞれの日持ちの目安を気にしたことがあるでしょうか?
次項では、「胡椒以外の調味料はどれくらい日持ちするのか」という内容を紹介していきます。
胡椒以外はどうなの?気になる調味料の日持ちの目安を調べてみた!
胡椒以外の調味料といえば…。
砂糖、塩、醤油、酢、酒、みりんなどが挙げられますが、どれも腐りにくいイメージですよね。
実際、未開封であれば調味料は日持ちします。
ただし、一度開封してしまうと、酸化したり雑菌が混入したりすることで、風味が悪くなることもあるんです。
私は、一度開封した調味料の日持ちを、意識して使ったことがありません。
ですが、調味料それぞれには”日持ちの目安”というものがあるので、知っておいたほうがよいでしょう。
開封後の調味料の日持ち目安はどれくらい?
調味料といっても、種類が豊富なので表にまとめてみました!
よく使う調味料の日持ち目安は、以下の表を参考にしてくださいね。
開封後の保存方法と日持ち目安 | |
塩・砂糖 | ほぼ腐らない |
醤油 | 冷蔵庫で約1ヶ月 |
油 | 冷暗所で約1年 |
みりん | 冷暗所で約1~2ヶ月 |
料理酒/酒 | 冷暗所で約3ヶ月 |
味噌 | 冷蔵庫で3ヶ月~半年 |
穀物酢 | 冷暗所で約半年、冷蔵庫で約1年 |
さて、調味料はこれだけではありません!以下のものもよく使いますよね?
開封後の保存方法と日持ち目安 | |
顆粒だし/粉末だし | 冷蔵庫で約2週間 |
めんつゆ(ストレートタイプ) | 冷蔵庫で約2~3日 |
めんつゆ(濃縮タイプ) | 冷蔵庫で約3週間 |
マヨネーズ | 冷蔵庫で約1ヶ月 |
ケチャップ | 冷蔵庫で約1ヶ月 |
それぞれの調味料の開封後の賞味期限は、上記のようになっています。
保存方法と賞味期限を知っておくことで、使えるか使えないかを判断する基準になるので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
最後に、重要事項をまとめておきましょう。
- 賞味期限切れの胡椒は湿気てなければ食べられる
- 賞味期限が切れた柚子胡椒は食べないほうがよい
- 胡椒の賞味期限は2~3年程度
- 胡椒は湿気らせないように正しく保存する
- 調味料全般には開封後の日持ち目安がある
胡椒などの調味料は、賞味期限などを気にせずに使用していることが多いかと思います。
そして、気づいたら期限が過ぎていたなんていうことに…。
胡椒は比較的長持ちする調味料ですが、粒か粉かなどの形状や種類によっても調味期限は違ってきます。
また、保存方法によってもきちんと日持ちさせられないんです。
むだにしないためにも、胡椒の正しい保存方法を確認して、実践してみてくださいね!
また胡椒以外の調味料も、開封後の保存方法と日持ち目安があるので、今回の内容を参考にしてください。