明太子の賞味期限切れは危険？1週間、1ヶ月過ぎたら捨てるべき？

【監修者：管理栄養士 坂本圭子】

 

私は、明太子が好きでよく購入するのですが…。

期限内に食べきれずに、賞味期限切れになることが多いんですよね～。

つい先日も、明太子を購入したものの、食べきれずに賞味期限が2日過ぎてしまいました！

においや見た目、味に異変はなかったので食べたのですが…。

特に問題なく健康です！！2日だったので、それほど影響はなかったのでしょう。

ですが、これがもし1週間や2週間、賞味期限が過ぎていた場合、明太子は腐ってしまうのでしょうか？

そこで、今回は…

 

 

などの内容をご紹介していきたいと思います。

正直、私は腐った明太子は見たことがないので、どのような状態になるのかわかりません。

ですが、腐った時の特徴を知っておけば、明太子の賞味期限が切れたときに、食べられるかどうか見分けられますよね。

本文では、冷蔵や冷凍で保存した場合の日持ち日数などもご紹介していますので、明太子の賞味期限の目安を知ることもできますよ。

それでは、さっそく見ていきましょう！
 

明太子の賞味期限切れはいつまで大丈夫？1週間過ぎても食べられる？

明太子の賞味期限切れを発見しても、すぐには捨てないで下さい！

というのも、今回注目している「賞味期限」というのは、食品を美味しく食べられる期限です。

つい、食品を安全に食べられる期限の「消費期限」と勘違いする人も多いんですよね。

ちなみに賞味期限は、ある程度余裕をもって設定されているので、「すぐに腐って食べられなくなる」とはなりません。

では、賞味期限切れの明太子はいつまで食べられるのでしょうか？

 

賞味期限が切れたら未開封かどうかがポイント

明太子の賞味期限は、約2週間程度に設定されていることが多いです。

未開封の状態で、賞味期限から3日程度過ぎた明太子は食べられます。

ただし、開封後で賞味期限を3日過ぎた明太子は食べないほうが良いでしょう。

私自身、賞味期限を2日過ぎた開封済みの明太子を食べましたが…。

さすがに賞味期限から3日、4日、5日…と過ぎたものを食べる勇気はありません。

賞味期限切れの明太子やたらこを食べている私としては…。

2日と3日では、たった1日しか違いませんが、やはり2日と3日の間には大きな壁があるように感じます。

私もそうなのですが、賞味期限切れの明太子を食べる人は、賞味期限切れから2日以内を目処にしているようです。

ただ、賞味期限切れの明太子を食べたという人の中には、「賞味期限から1週間経ったものでも大丈夫だった」という人もいます。

しかし、明太子の状態によっては食べられない場合もあるので、消費期限が切れていた場合は、まずは明太子の状態を確認する必要があります。

 

腐った明太子の見分け方とは？こうなったら食べちゃダメ！

賞味期限切れの明太子の状態を確かめるには、腐った時の特徴を知っておかなければわかりませんよね？

そこで、以下で腐った明太子の見分け方を伝授していきます！

 

腐った明太子のチェックポイント

腐った明太子は、見た目や臭いで判断することができます。

 

 

以上のような異変が見られたり、少しでもおかしいと感じたりした場合は、食べないほうが良いです。

このような異変がない場合でも、「賞味期限切れの生の明太子を食べるのは心配」という時には、火を通して食べると良いでしょう。

私は、賞味期限切れになりそうなときは、以下のようにして保存しています。

 

 

焼き明太子にすれば、賞味期限切れから、また少し食べられる期間が延びます！

賞味期限切れのものを食べるのが怖い時は、ぜひ試してみて下さいね。

私は、焼き明太子にした後は、3日くらいで食べきるようにしています！

今のところ、体調に異変が出たことはありませんよ。

ただ、賞味期限切れから2週間～1ヶ月経ったものは、さすがに食べないほうが良いですね。

 

 

明太子の賞味期限は2週間と、生ものにしては長めです。

しかし、その期限の長さに甘んじていると、いつの間にか賞味期限切れになってしまうことも多いです。

また、しっかりと保存しておかないと、賞味期限内でも腐らせてしまう可能性もあります。

では、明太子はどのように保存しておけば良いのでしょうか？

次項では、「明太子の正しい保存方法」をご紹介していきます。

明太子の正しい保存方法とは？冷凍だとどれくらい日持ちするの？

基本的に、明太子は常温で保存することはできないので、冷蔵庫か冷凍庫で保存するようにしましょう。

冷蔵でも冷凍でも、その保存方法は同じです。

 

冷蔵と冷凍を上手に使い分けよう！

明太子は冷蔵、冷凍のどちらでも保存可能です。

冷蔵の場合は2週間程度日持ちしますし、冷凍の場合だと約2～3ヶ月日持ちします。

ちなみに、「福太郎の明太子」は冷凍で約2ヶ月、「かねふくの明太子」は冷凍で約2～3ヶ月保存可能となっていました。

賞味期限内に食べきれないという場合は、早めに冷凍保存すると無駄になりませんよ！

 

 

冷凍した明太子を食べる時は、冷蔵庫に移して解凍しましょう。

 

賞味期限が長い明太子もあるって本当！？

明太子は賞味期限が2週間というものが多いのですが…。

実は、それ以上日持ちする明太子もあるんです！！

 

「ふくや」の明太子

基本的には冷蔵や冷凍でしか保存できない明太子ですが…常温で保存できる明太子があったんです!!

「ふくや」というメーカーから販売されている「缶明太子　油漬け」という商品は、常温での保存で賞味期限が3年となっています。

油漬けといっても、油自体はとてもさっぱりとしている「綿実油（めんじつゆ）」を使っているので、明太子の味を邪魔しません！

明太子を長期保存したいときは、こちらの缶詰の明太子もオススメですよ！

 

「やまや」の明太子

こちらのメーカーで販売している「博多のごはん」というチューブタイプの明太子は、賞味期限が30日間（要冷蔵）です！

もちろん、冷凍もできて冷凍保存で2ヶ月程度日持ちします。

ご飯のお供にしたいときは、こちらのチューブタイプもオススメです♪

明太子を長期で使いたいときは、これらの明太子が便利ですよ。

明太子は、正しく保存していれば日持ちする食品です。

冷蔵で保存して賞味期限が切れそうになった時は、冷凍庫で保存するようにして下さいね。

ところで、ご飯のお供には明太子ですが…肝心なお米の賞味期限をご存じでしょうか？

 

 

私も明太子が好きでよく食べていますが、実は全然食べられなかった時期もあります。

それは…妊婦の時です。

明太子の中には「リステリア菌」という菌が存在していることもあり、その明太子を食べてしまうと大変なことになるんです！

次項では、「リステリア菌で汚染された明太子が引き起こす食中毒」という内容をご紹介していきます。

妊婦や高齢者は要注意！明太子のリステリア菌による食中毒とは？

私が妊婦の時は、いろいろな食べ物に気を付けていました！

その中の一つに「明太子」もありましたよ～。

リステリア菌という菌に汚染されている明太子もあり、そういった明太子を食べると食中毒になる危険性があるんです。

 

リステリア症にかかるとどうなるの？

特に、免疫力が弱い妊婦や新生児、高齢者が感染しやすく、妊婦が感染すると、お腹の中の胎児にも影響が出てしまいます。

その場合、胎盤を通じて胎児が感染し、リステリア症にかかった新生児が生まれたり、早産や流産、死産にいたったりする危険性も…。

また、免疫力が弱い人が感染すると重症化することもあり、重症化した場合は致死率が20～30％と言われています。

症状としては、主に発熱や筋肉痛、関節痛、頭痛などインフルエンザと似たような症状が見られます。

 

リステリア菌による食中毒を防ぐには？

リステリア菌は、実は冷蔵庫の中でも増殖するんです！

ですから、重症化しやすい妊婦さんや高齢者が食べる場合は、明太子を加熱してから食べることをおすすめします。

私は3人子供がいますが、3回の妊娠期間中は、明太子やナチュラルチーズの摂取を我慢していました。

ナチュラルチーズにもリステリア菌が潜んでいる場合があるので、妊婦さんはこちらも注意したほうが良いでしょう。

ただ、日本での感染例は低いようで、「妊婦は明太子やチーズに注意する」という話はあまり聞きません。

実際、私の住んでいる地域の保健師さんは「そんな話聞いたことな～い」と驚いていましたよ。

しかし、気を付けるに越したことはないので、明太子は加熱してから食べたほうが良いでしょう。

 

まとめ

最後に、重要事項を確認しておきましょう。

 

賞味期限切れの明太子は、未開封で賞味期限から3日以内、開封後で賞味期限から2日以内とお伝えしました。

ですがこれは、腐っていないことが大前提です！

見た目的におかしかったり、変な臭いがしたりする場合は、すぐに処分してください。

明太子は、冷蔵庫でも2週間は日持ちしますが、なかなか食べきれないことも多いですよね。

冷凍庫で保存すれば、2～3ヶ月は日持ちするので、食べきれないと分かった時点で、冷凍保存するようにしましょう！