お米の袋に精米日は書いてあっても、賞味期限は書かれていないことがほとんどですよね。
お米はよほど保存環境が悪くなければ、1年や2年経過しても見た目に変化もなく、一応食べられると言われていますが、実際に賞味期限切れになるのは、どれくらいの期間なのでしょうか?
今回は、お米の賞味期限について調べてみます!
この記事でわかること
- お米はどれくらいで賞味期限切れになるのか
- 未開封と開封後で賞味期限は変わるのか
- 精米前と精米後の賞味期限について
- お米にカビや虫がついても食べれるのか
- お米の正しい保存方法(常温・冷蔵庫で保管・冷凍保存)
- お米を炊飯器で炊いた後の保存方法
私は米どころ・東北生まれでなので、新米の時期には親戚や友人が米を送ってくれます。
でも、せっかくの新米が食べきれずに、未開封のまま半年ほどが経過してしまうこともあります。
そういえば今年は、新米を真空パックにしたお米も頂きました。
この記事ではお米の賞味期限を含めた正しい保存方法を詳しく紹介しています。
最後まで読んでいただければあなたも毎日美味しいお米が食べれるようになるので、ぜひ参考にしてくださいね!
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目次
お米の賞味期限の目安は?未開封、開封後はいつまで食べられる?
冒頭でもお話ししましたが、米には賞味期限が書かれていないことがほとんどですが、時間が経つと明らかに味が落ちていきますよね。
ではなぜ、賞味期限が書かれていないのでしょうか?
その理由は、お米は生鮮食品だからです。
生鮮食品は一部の例外を除いて、食品表示法などで、賞味期限や消費期限の表示義務がない食品となっています。
農林水産省のホームページでは、このように紹介されています。
賞味期限とは?
未開封で保存方法を守ったときの、美味しく食べられる期間
消費期限とは?
未開封で保存方法を守ったときの、安全に食べられる期間
生鮮食品は、上記のような【賞味期限や消費期限の表示が必要なもの】と【必要のないもの】に分かれています。
食品表示法などで、賞味期限の表示が必要なものを調べると、下記のものになります。
- 肉・魚類
- バナナやかんきつ類を除く果物
米は賞味期限の表示について特に定められていませんので、”賞味期限の表示義務がない食品”となります。
今回は、お米を美味しく食べられる期間という意味で、『賞味期限』という言葉を使っていこうと思います!
米の賞味期限・未開封と開封後の違い
米農家などのホームページで、賞味期限(美味しく食べられる期間)を調べてみました。
まずは、未開封のときの賞味期限を調べました。
米農家などのホームページを見ると、このように記載されています。
ビニールの袋や、紙袋で売られている米
未開封で1ヶ月以内。秋・冬なら2ヶ月。
真空パックで売られている米
保存方法が良ければ未開封で1年OK。季節の温度変化などに上手に対応して保存できないなら2ヶ月がベター。
開封後の賞味期限を調べると、米販売の有名企業であるパールライスのホームページには、このように記載されていました。
開封・未開封にかかわらず、精米日から冬場は2ヶ月、春・秋は1ヶ月、特に夏場は2~3週間程度が目安です。
※全農パールライス「お米に関するQ&A」より抜粋
この他に、「米の袋は、米が呼吸できるようになっているので、開封しているかどうかで賞味期限に変わりはない。」という、米農家の方の声も見つかりました。
賞味期限切れのお米が劣化するとこうなる!
米を含む、野菜などの生鮮食品は、『生鮮』と言う名前のとおり、収穫されてからも生き続けてきます。
気持ちよく生き続ければ、新鮮な状態をしばらく保ちますが、過酷な環境に置くと、急激に劣化します。
人間と同じですね。
米が劣化すると、表面に粉がふいたようになって、米びつを手がかき混ぜてみると白い粉のようなものがつきます。
これは米の酸化が進んでいる証拠で、長期保存していたり保存環境が悪いとよく見られる現象です。
*米が気持ちよく生き続けられる保存方法については、後ほどご紹介します!
劣化したお米を炊いてみると、風味や食感がかなり悪くなったと感じやすくなります。
劣化したお米を炊飯器で炊くとこうなる
- 炊いてから少し時間がたつと古米臭が出る(酸化するため)
- 保温しておくとすぐに黄色くなる(酸化するため)
- どんなに工夫して炊いてもパサパサの食感(水分が失われるため)
米の賞味期限・精米前と精米後の違い
次に、精米前と精米後の米は賞味期限がどのくらい変わるのか確認してみましょう。
精米前の米ってなに?
精米前のお米とは玄米のことです。
玄米の茶色は”ぬか”で、ぬかと胚芽(成長すると芽になる部分)を取り除く作業が、精米です。
ぬかの部分には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
TVなどで、「玄米はヘルシーで栄養価が高い」と紹介されることもありますよね。
玄米には、白米にはない特徴があり、味の好みも人それぞれです。
- プチプチと歯ごたえがある食感
- パラパラでまとまりにくい
- ぬかの香り
- 固いので、よく噛まないと消化が悪い(よく噛む=満腹中枢を刺激するのでダイエット効果が期待できます)
精米前の米の賞味期限は、1~3年が一般的です。
期間にひらきがあるのは、賞味期限(美味しく食べられる期限)が、保存状態に大きく左右されるからです。
精米前の米を買って、家庭用精米機などで、食べる都度精米するのが一番美味しいのかもしれません。
ただ、玄米は少量では売っていませんし、常に15℃以上の冷暗所に保存する必要があるのがネックです。
ちなみに、私はたま~に、「プチプチとした食感の、玄米が食べたい!」と思うと、発芽玄米を買ってきます。
玄米を、少しだけ発芽させたものです。
発芽するためにはパワーが必要なので、”栄養をフルに発揮している玄米”というイメージです。
精米後の米ってなに?
精米後のお米とは白米のことです。
玄米から、ぬかと胚芽を取り除いたものです。
玄米の外側を削ると白米になるので、玄米を白米にすると量が80~90%少なくなります。
量だけではなく、栄養素も少なくなります。
それでもなぜ、白米を食べる人が圧倒的に多いのかというと、(味の好みは人それぞれですが)美味しいからです!?
- もっちりした食感
- キレイな白
- 甘味
- 水分
精米後の賞味期限は先程紹介したように保存環境によって異なります。
精米されて丸裸にされた白米は、その瞬間から酸化や乾燥などの、劣化が進みます。
やはり、保存方法に気を付けながら、早めに食べた方がよさそうですね。
悪い環境で米を保存していると、カビが生えたり虫がついたりするので、次章で詳しくご紹介します。
お米にカビや虫が!これって食べても平気なの?
お米には虫やカビがつきやすい性質があるため、保存状態が悪いと虫やカビがつく可能性があります。
私の祖父母は米農家だったので、子供の頃(30年ほど前)は、祖父母から届いた米を新聞紙の上に広げて、虫のチェックをした記憶があります。
その後、米を米袋に戻し、カビ防止のために、しばらく袋の口を開けっ放しにしていました。
現在は精米機の精度が高くなって、虫の卵は精米でほぼ取り除かれます。
それでも、流通経路で虫の卵が入り込むのを100%防止できないようです。
お米につく虫ってどんな虫?食べてもいいの?
米につく虫は、下記のとおりです。
- コクゾウムシ
- コクヌストモドキ
- ノコギリヒラタムシ など
米粒や”ぬか”の中に産卵し、米や”ぬか”を食べて成虫になります。
特にコクゾウムシは、白米の中に卵を産みます。
成虫になって、白米を食い破って出てくるまでは、気づくことができません。
過去には、気づかずに虫を食べてしまっている可能性もありますね。
お米についていた虫を食べたらどうなる?
虫を食べても害がないことがほとんどですが、まれに、アレルギーを起こす場合もあります。
虫は、15℃以下では発育や増殖ができず、20℃以上で活発になるそうです。
後ほどご紹介する米の正しい保存方法を守り、もし虫を見つけたら、取り除いてください。
”どうしても気持ちわるいと感じる方”、”免疫力が低い方”などは、虫が混じっていた米を食べないことをおすすめします。
虫は米を研ぐときに発見できる!
虫がついた米は、中がスカスカになってしまいます。
米を洗う時に、最初の2~3回は研がずに水を流しますよね。
その理由は米の表面についたホコリなどを流すという目的もありますが、下記のような昔ながらの知恵でもあります。
- 小さい虫が浮いてくるから
- 虫に食われて、スカスカになった米が浮いてくるから
虫が浮いてきたら、取り除いて下さい。
虫を100%に近い状態で見つけたいという方は、下記の方法もお試し下さい。
虫は温度が上がりすぎると死んでしまうため、米の中から逃げ出してきます。
ただこの方法は、長時間になると米が乾燥し過ぎて割れてしまったりすることがあります。
1~2時間程度で作業するようにして下さいね。
”温度が上がりすぎる”といえば、精米のときにも、かなりの高温になります。
その時点で、虫が死滅している可能性はかなり高いです。
保存方法を守ることと、米を研ぐときに注意しておけば、過剰に気にする必要はないのかもしれません。
お米につく虫を予防する方法
精米時に卵が取り除かれることがわかりました。
他にも、精米時の高温で死滅する可能性も高いです。
スーパーなどで売られている米に虫がついていて、袋の中で成長している可能性は低いですね。
ご家庭でも、虫に怯えてなくてもいいように、更なる予防策を知っておきましょう!
- 早めに食べきること
- 米びつをキレイに保つこと
- 米専用の防虫剤を入れること
米専用の防虫剤は、お米屋さんで米を買うと、サービスでついてくることもありますし、買うこともできます。
100円ショップやドラッグストアなどで、手軽に手に入りますよ。
米にカビが生えた!食べても大丈夫?
米にカビが生える原因は、下記のことが考えられます。
- 精米後にきちんと熱を取らずに封をしたため水滴が原因でカビが生えた
- 米が呼吸し自分自身の水分をはき出し、袋の中に水滴ができてカビになった
- 虫のフンが原因でカビが生えた
- 水滴などが米びつに入ってしまいカビが生えた
- 米びつにたまったホコリなどが原因でカビが生えた
みずみずしくて、もっちりしている米は、美味しいですよね。
それは、米が多くの水分を含んでいるということでもあり、カビが生える可能性があります。
日本の米に発生するカビには、発がん性などの毒性が無いと言われていて、食中毒になることも少ないそうです。
カビの部分を取り除いて食べることができますが、下記の様な場合は食べないことをおすすめします。
- カビが生えた米は風味や味が損なわれているのが気になる方
- 免疫力の低い方 など
米のカビを見つける方法と予防策
米には、黒や赤など、色とりどりのカビが生えます。
カビは、胞子の段階では目には見えず、増殖して固まりになることで、目に見えるようになります。
目に見えない程のカビが生えている段階でも、研ぎ水が黒ずむことがあります。
そんな時は、カビがある証拠です!
米にカビが生えないようにするためには、【水滴を発生させない】・【カビの菌を増殖させない】のがポイントです。
- 保存する場所の温度を突然変えない
- 湿度や温度の高い場所で米を保存しない
- 米びつを清潔に保つ
流しの下に米びつを置いている方もいらっしゃると思いますが、湿度が高い場所なのでおすすめできません。
また、真夏になって米の保存場所が熱くなるという理由で、突然冷蔵庫などに保存場所を変えることもおすすめできません。
ではここで、米の正しい保存方法をご紹介します。
毎日美味しいお米を食べたい!お米を保存するときの秘訣とは?
今回は、米農家の方のホームページなどを、大調査しました。
皆さんが口をそろえて言っているのは、米は保存状態によって美味しさが激変するということです。
では、いつも美味しい米を食べるためには、どのように保存すればいいのでしょうか?
ポイントは4つです!
お米の正しい保存方法・4つのポイント
お米の美味しさを保てる保存方法は、以下のポイントを抑えておけば大丈夫です。
特に難しいテクニックは必要ないのでぜひお試しください!
ポイント1. 密閉する
スーパーなどでは、ビニール製の袋に米が入っているのをよく見ますよね。
このビニール袋には、米が呼吸できるように、小さな穴が開いています。
そこから虫が侵入してしまうことも・・・。
しっかり密閉できる米びつなどの容器に保存することをおすすめします。
ポイント2. 一定の温度・湿度・風通し
先ほどもご紹介しましたが、湿度が高い&温度が高い場所では、カビや虫が発生する可能性があります。
カビや虫だけではなく、劣化が急激に早まることにも注意が必要です。
米に適している保存環境は、人間も”少し涼しくて心地よい”という環境です。
お米に最適な保存環境
- 温度10℃~18℃
- 湿度60~70%
- 風通しが良い場所
- 直射日光が当たらない場所
*米販売店や農家などの貯蔵庫は、15℃以下・湿度70~80%ですが、玄米を貯蔵するのに適した環境です。
ポイント3. 米の入れ替えに注意!
米びつが半分くらい空いたら、袋に余っていた米を補充したくなりますよね。
でも、米びつが完全に空いた後に、米びつを清潔にしてから、米の入れ替えをするようにしましょう。
米びつを清潔にしなければいけない理由
- 古い米についた虫などが、米びつに残らないようにするため
- ほこりなどを、取り除くため
- 米のカスや粉がいつまでも残って、カビなどの原因にならないようにするため
ポイント4. 匂い移りに注意!
匂い移りが心配な例は、こんな場所です。
家の中で、風通しがよくて涼しい場所といえば・・・玄関を思いつく方も多いのでは?
玄関には靴もありますし、灯油缶なども置いていませんか?
そんな環境のところに米を置くと、匂いをよく吸収してしまいます。
ここまででもお話ししてきたように、米は呼吸していて、米の中には水分も含まれていますよね。
米が匂いを吸収して、水分の中に匂いをため込んでしまいます。
匂いが強いものの近くには、置かないようにしてくださいね。
お米を美味しく長期保存する方法
精米前の玄米なら比較的長持ちしやすいですが、精米後の白米は1ヶ月くらいを目安に食べ切らないと味が落ちてきます。
できるだけ賞味期限を長くするには、正しい保存方法を守るのがポイントです。
先ほど紹介した、お米の保存に適した環境を意識するのがコツになります。
米は冷蔵保存が良いってホント!?
最近TVで、「米は冷蔵保存(野菜室)がいい」ということを耳にしました。
その理由は、こんなことが考えられます。
- 温度が一定
- ホコリなどのゴミに触れる可能性を減らせる
- 虫の侵入を防ぐことができる
野菜室の温度は3~7℃で、冷蔵庫内には適度に湿気もあります。
お米の保存に適した温度は10~18℃とされていますが、保存温度が下がると酸化する速度が落ちるので常温よりも長持ちします。
キッチンの温度管理が難しい場合は、冷蔵庫(野菜室)に入れることで安定した保存環境を保つことができますね。
”冷蔵庫に入れた米が劇的に美味しくなった”という情報は、見つけることができませんでした。
そこで私も、実際に冷蔵庫に米を3ヶ月ほど保存してみました。
炊いてみると、みずみずしさやツヤは失われていませんでしたが、食感が固い気がしました。
先ほどもご紹介した、”匂い移り”には十分注意して、密閉して保存してくださいね。
野菜室にも入る米びつを使うと便利ですね。
お米の冷凍保存は適さない!
お米を長持ちさせる方法として冷凍保存はどうだろう?と考える方がいるかもしれませんが、結論から言うとお米の冷凍保存は適しません!
お米にはもともと水分が含まれているため、冷凍するとお米がひび割れするおそれがあるのです。
冷凍保存したお米を炊いても、ベチャッとした食感になり風味も落ちるので、冷凍保存はおすすめできません。
お米の保存方法による味の変化をご紹介
冒頭でもご紹介した通り、私は米を頂くことがあります。
今回、米の賞味期限や保存方法を調べるまで、実は正しい保存方法がよくわかっていませんでした。
これまで様々な場所に保存したことがあります。
個人的な感想ですが、どんな味になったかをご紹介します。
日中はエアコンがついていない部屋に真夏も保存
この保存方法をしていたときは、米を炊いて1日たつと、黄色く変色していました。
昼間の暑い部屋の中で、米が急激に劣化(酸化)していたんですね。
キッチンの床下収納に保存
ジメジメした梅雨の時期に、米にカビが生えてしまいました。
カビが生えた米を取り除きましたが、まだカビが生えていない部分の米は、水分が抜けてパサパサになっていました。
また、土のついた根菜類も一緒に保存していたためか、炊きあがった米はうっすら土臭かったように思います。
涼しいキッチンに保存
現在は、この方法で保存しています。
米びつも床置きせずに、脚のある台に置いています。
我が家は買ってきた米を1ヶ月程で食べきりますが、1か月間は「米の味が落ちた」と感じることはありません。
ただ、新しい米(精米して2~3日のもの)を買ってくると、やはり「美味しい!」と感じます。
玄米を食べる都度精米
私の友人は、この方法で米を食べています。
友人宅でご飯をごちそうになったとき、スーパーで買ってきた米とは格段に違う味に驚きました!
かみしめると、しっかりと水分と糖分を感じて、ふっくらとした食感は絶品でした。
米にこだわりがある友人は、玄米を置いてある無人の部屋にも、暑い日はエアコンをつけておくそうです。
こだわりがなせるワザですね。
最後に、どこのご家庭にもある、炊いたお米が余ってしまった場合の保存方法についてご紹介します。
炊いたお米が余った!ごはんの美味しさをキープできる保存方法
ごはんが余った場合の保存方法はいろいろありますが、炊きたての美味しさをできるだけキープできる保存方法を知っておくと重宝します。
ここではごはんを保存する4つの方法について、メリットとデメリットをご紹介します。
炊飯器で保温して保存
炊飯器で炊いた後にそのまま保温する方法のメリットは、温めなおしをする必要がないことです。
手軽さがある反面で、デメリットがかなり多いので注意が必要です。
- ごはんの周りにノリのような膜ができて食感が悪くなる
- 炊飯器の匂いが移る
- 炊飯器に接している部分は水分が抜け、接していない中心部分はベタベタになる
- 電気代がかかる
デメリットの方が多いですし、すぐにごはんが劣化してしまいますので、あまりおすすめできません。
炊飯器の保温で保存する場合は、長くても2時間ほどが美味しく食べられる限界です。
常温で保存
炊飯器から出して、常温で保存する方も多いと思います。
メリットは、時間をかけずに&味をあまり損なわずに、温めなおして食べることができることです。
どんな容器を使うかによって、美味しく保存できるかどうかが、大きく左右されます。
タッパーのような、完全に密閉する容器に入れて保存すると、タッパー内に水滴がつきます。
それがごはんに落ちて、ごはんがベチャベチャになってしまうことがデメリットです。
ちなみに、私は1年程前に、陶器のおひつを入手しました。
陶器は吸湿&放湿しますので、ごはんの水滴を吸って、おひつの外に逃がしてくれます。
陶器のおひつを手に入れたことで、保存したごはんの美味しさが格段に良くなり、気に入っています!
どんな容器を使うかに関わらず、常温で保存したときのごはんの賞味期限は、24時間ほどです。
冷蔵庫で保存
低温で保存することで、温めなおしたときにも、ご飯がベタベタになりにくいのがメリットです。
デメリットは、乾燥が進むこと。
温めなおして美味しく食べられるのは、2日ほどが限度です。
私も、冷蔵庫でごはんを保存することがあります。
3日目には、温めなおしても芯が残った状態になり、ごはんが古くなったような独特の味も感じます。
冷凍保存
米販売店などのホームページで調べても、ごはんを一番美味しく保存できると紹介されているのが、冷凍保存です。
特に、炊き立てのご飯をそのまま小分けにして冷凍すると、解凍してもツヤやふっくら感が損なわれていません。
香りもよく、美味しく食べることができます。
ポイントは、なるべく水滴が出ないように、早く冷凍することです。
ラップを広げて、ごはんを平らにして包んでから、保存袋に入れ密閉して冷凍して下さい。
この方法だと、3週間程は美味しく食べることができます。
3週間以上になると、冷凍やけしてラップに包んだごはんの端の方から白く変色してきます。
こうなると、解凍しても美味しく食べることはできませんので、ご注意下さいね。
まとめ
米の賞味期限について、詳しくご紹介してきました。
精米前と精米後の違いなども、詳しく知ることができましたね!
ポイントをまとめてみます。
- 未開封の米の賞味期限は冬は2ヶ月、春・秋は1ヶ月、夏は2~3週間が目安
- 米は保存方法によって賞味期限が大きく左右される
- 米に虫やカビがついても取り除けば食べれる
- 虫やカビがついた米は免疫力が低いなどの場合は食べない方がいい
- 米は風通しのいい、冷暗所で保存する
- 冷蔵庫の野菜室は安定した環境で米を保存できる
- 炊いて余ったごはんの保存は冷凍がベスト
私の祖父母が米を作っていたこともあり、詳しく調べるのと同時に、私の実体験も一緒にご紹介してきました。
私が小学校の頃、「米1粒を食べると、階段6段を登る力が出る」と聞いたことがあります。
確かに、疲れているときに美味しいごはんを食べると、力がモリモリ湧いてくるのを感じます。
私にとって美味しいごはんは、人生を楽しくしてくれる、必須アイテムのように思います!
”米を上手に保存できずに美味しく食べきれていなかった”という方も、今回の情報を参考に、ごはんをもっと楽しんで頂ければと思います。