台所掃除で厄介なのが、ステンレスのシンクにこびりつくサビですよね。
手元にあったメラミンスポンジでひたすらゴシゴシこすってみたのですが、完全にはキレイになりませんでした。
そこで今回は、シンクのサビ取り方法を含めて、以下の項目を調査しました!
- シンクがサビがついた原因とは
- シンクについたサビの落とし方
- シンクのサビつきを予防する方法
シンクについた頑固なサビを落とすために重曹やハイターを使う人も多いと思いますが、ケチャップなどを使った意外な落とし方も調べてみました!
頑固な汚れが再発しないように、サビを防止する方法についても合わせて紹介しています。
キレイなシンクをキープさせたいあなたに役立つ情報を詳しく紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
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目次
シンクのサビを落とす前にまずは頑固な汚れの原因を知ろう!
ステンレスのシンクはサビがつかないと考えている人も多いですが、ステンレスの流し台には鉄にクロムやニッケルを加えた素材が使われているので、サビにくいのがが正しい言い方です。
シンクにサビがつく原因は、素材の違いよりも使い方にあるようです。
よくあるシンクのサビの原因
- ビールやジュ―ス、缶詰などの空き缶をシンク内に長時間置いていた
- ヘアピンをうっかりシンクに放置した
- サビの発生した調理器具をシンクに置きっぱなしだった
このように、シンクに何かを置きっぱなしにしたことが原因になると考えられます。
置きっぱなしにした空き缶やヘアピンが水分を含み、鉄分が溶けだしたことによってサビが発生し、シンクにサビが移る!というように、シンクのサビは大抵がオレンジ色になるもらいサビが原因になります。
空き缶を洗う時は、ダイソーなどの100均ショップでも売られている水切りマット(シンクマット)を敷いてから缶を置くとサビ防止になりますよ。
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もし何かを放置したわけではないのにサビが同じ場所に何度も繰り返すならば、シンク表面のコーティングが剥がれているのが理由になっている可能性もあります。
その場合は毎回丁寧にサビを落とすか、コーティングに関して業者さんに相談するしかないでしょうね…。
もらいサビが原因であれば軽度なサビなので、次章で紹介する方法でお掃除しましょう!
シンクのサビの落とし方!どうやったらとれるの?
ステンレスのシンクは強くこすると細かい傷がつきやすく、その傷から汚れやサビがひどくなってしまいます。
なるべく力を入れずに優しく落とすのが鉄則ですよ!
なので以下で紹介する手順の1番で落ちなければ2番を試してみて、それでも落ちなければ3番を試す…というように徐々に強力な方法へと進めていくのがオススメです。
1番:シンク掃除の基本・軽い汚れを落とす
日常的なシンクの汚れを落としてキレイにしておけば、サビを予防するだけでなく、軽度のサビなら簡単に落とせます。
まずは柔らかいスポンジ(いらないTシャツなどの布でもOK!)に食器洗い用の中性洗剤をつけて、力を入れすぎず優しくこすります。
油汚れや白い水垢、茶色っぽくなった黒ずみのこびりつきなどシンク全体の汚れを落としておきます。
私が以前住んでいた賃貸アパートのシンクは元からサビていましたが、サビを見つけたらすぐに食器を洗ったついでにスポンジで落とせました!
2番:柔らかいスポンジで取れないサビを簡単に落とす
サビを落とす時は力を加えず、そっと拭き取るようにこすって落とします。
実は、ステンレスのシンクには細い筋のような”目”があり、”目”に沿って一定方向にこすれば、傷がつきにくいですよ。
強い力でこすってしまうと、コーティングが剥がれたりシンクに傷がついてしまったりして新たなサビの原因になります!
ちなみにこの段階での私のオススメは、「激落ちくん」などのメラミンスポンジです。
3番:頑固なサビはクレンザーを使う
それでも残ってしまったサビは、クリームクレンザーで削り落とします。
ここでもやはり、シンクの”目”に注意するのがベターです。
クレンザーはマイルドタイプのものを使用し、スポンジも柔らかいものにしましょう。
たわしでゴシゴシこすると、やはり傷の原因になり、汚れも付着しやすいですから、優しくこするように心がけてくださいね。
強くこするよりも、拭き取ってはクレンザーを付け直して…と何度か繰り返す方が落としやすいですよ。
お掃除の達人である「家事えもん」さんは、丸めたラップにクレンザーをつけて落とす方法を紹介していたので、こちらもお試しください!
お掃除する時のコツ
なかなか落ちないサビ。一度で落ちなかったからと、諦めることはありません。
実は何度か繰り返してこすることで、強い力を加えていなくてもサビは少しずつ落ちています。
少しずつ削り取っていくイメージを持って、何度か同じ方法でトライしてみてください。
「一気にゴッソリ取れなくてもしょうがないよね」と気楽に構えてくださいね。
優しい力で、根気よくが一番のコツなんです。
よく見ると、少しずつサビは小さくなっているはずです。
うまくいかないとイライラしますし、夢中になってゴシゴシと強くこすっていたりもしますよね。
そこをぐっとこらえて穏やか~な気持ちで、根気よくやることが大切ですよ。
簡単にシンクのサビ取りができるアイテム4選
シンクのサビを落とすためにストックしておくと便利なアイテムを4種類紹介します。
どのご家庭にもあるアイテムもシンクのサビ落としに使えるので、ぜひ参考にしてくださいね!
メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、今や主婦の間では必須アイテムとも呼べるほど定番化している人気の商品です。
私もメラミンスポンジ愛好者の一人で、力を入れなくても汚れが落ちる事や、使い捨てできる手軽さが病みつきに…。
研磨剤作用はあるものの、汚れた部分を細かい網目でかき取るようにしてくれるので傷がつきにくく、優しくこすってサビを落とすことができます。
ただし光沢のないタイプのステンレスなら大丈夫だと思いますが、光沢のあるタイプには向かないかもしれません。
重曹&クエン酸
小さなお子さんがいる家庭や室内でペットを飼っている家庭では、強力な洗剤はあまり使いたくないですよね。
重曹&クエン酸(またはお酢)のコンビは、そういうご家庭での定番かもしれません。
使い方は簡単で、まずはサビに重曹を振りかけて、しばらく置いておきます。
やわらかいスポンジ(メラミンスポンジをここで使ってもOK)でサビを優しくこすり取り、重曹が残っている状態で水に溶いたクエン酸(またはお酢)をかけます。
泡立ったら、しばらく置いてから拭き取って完了です!
お酢を使う場合は米酢だと効果がないので注意してくださいね。
重曹はあるけどクエン酸がない!という方は、重曹に少量の水を混ぜてペーストにし、サビにパックをしてからキッチンペーパーで拭き取る方法でもOKです。
ケチャップ
化学の実験などではよく知られているそうですが、実はお酢と塩を使ってサビを落とせるのだとか。
でも塩を使ってしまうと、シンクのサビの原因になることもあるので実用的ではないそうです。残念。
塩を単独で使えないのなら、お酢と塩を含んだケチャップでサビを落としてしまおう!という逆転の発想で生まれたのが、この方法です。
最初にサビの部分にケチャップを塗り、ラップをして10分ほど放置します。
剥がしたラップを使って、そのままサビの部分をこすれば優しくサビをこすり落とせます。
歯磨き粉
歯を傷つけないように磨けるのであれば、シンクも傷つけずに磨けるわね!いうわけで、歯磨き粉も使えます。
柔らかいスポンジや布を濡らし、歯磨き粉で優しくこすってみてください。古い歯ブラシもいいですね。
研磨剤が入っているタイプの歯磨き粉を使用すれば、ネットで見た限りでは1年前のサビもかなり小さくなるほどの効果でした。
ちなみにネットで実践していた方が使用していたのはクリアクリーンです。
歯を削らない程度の研磨作用でしたら、シンクにも傷がつきにくいのではないでしょうか。
そして最後は注意事項です!
これらの方法でお掃除する時に絶対にしてはいけないことと、サビの予防についても知っておきましょう。
シンクのサビ対策!NG行為と予防の仕方
頑張ってシンクのサビを落としたのに、またサビが何度も繰り返すのは避けたいですよね。
台所の掃除を定期的に行っているとサビ予防ができますが、これだけは絶対にやってはいけないNG行為もあるので確認しておきましょう!
シンクのサビ対策で絶対にやってはいけないこと
シンクのサビ対策で絶対にやってはいけないことが2つあります。
以下の方法はサビ対策として実践している方もいますが、サビつきを悪化させる原因にもなるので絶対にやめましょう!
強力な洗剤を使ったサビ落としはNG!
シンクのサビ対策で絶対にやってはいけないのは、強力な洗剤を使うことです。
「サビにはサンポールがいい」とか「サビを強力に溶かす酸性洗剤がいい」と聞いたことはありませんか?
でも実際には、ステンレスが白くなったり曇ってしまったりしたという失敗談が山ほどあります。
直接かけたり、キッチンペーパーに洗剤を含ませて置いておいたりして使ったようなのですが、その結果が以前よりもサビだらけ…ということも。
排水口のヌメリ取りに使っている塩素系漂白剤のキッチンハイターやカビキラー、金属磨き用のピカールなどをシンクのサビ取りに使うのもおすすめできません。
こういった強力な洗剤はシンクのコーティング塗装まで溶かしてしまうので厳禁ですよ!
また、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤も、酸化によりサビを悪化させる原因にもなりかねないので注意しましょう。
クレ556などのサビ止めスプレーを使う方もいますが、余分な油分が残ってサビが発生するおそれもあるので使わないでください。
金属たわしやヤスリでこするのもNG!
鍋のコゲを落とすついでに…と、スチールウール(金属たわし)やヤスリ(耐水ペーパー)でゴシゴシこすってはいけません!
こちらも強力な酸性洗剤と同様、コーティングを剥がしてしまいます。
それどころかステンレスに傷がたっくさん!しばらくしたらサビだらけ!という悪夢が待っているかも…。
シンクのサビ対策には毎日の予防が大切!
シンクのサビも、原因は鉄製の柵やネジにできるサビと同じなので、
「水分や塩分が付着して時間が経つと、鉄が溶け出してサビになる」
これが全ての原因です。
オレンジ色になるもらいサビも、その原因となった金属製品にこの現象が起きているわけです。
ということは、とにかくシンクに水分や塩分を残さないようにすればいいのです。
寝る前にササッとシンクの水気を拭き取って置くだけで、かなりの予防になるはずですよ!
しっかり水滴を拭き取れる専用クロスを使うと便利です。
サビを落とす手間に比べたら、毎日の習慣の方が手軽ですよね。
シンクにサビができやすくなってきたら、表面のコーティングが無くなってきたというサインです。
サビがどんどん増殖してしまう前に、リフォームなどの根本的な改善を検討するのも予防の一つと言えますね。
まとめ
シンクのサビについて調べた結果を一覧にしてみました!
- ステンレスのシンクはサビがつかないのではなく、サビがつきにくいもの
- シンクのサビは置きっぱなしの金属から移るもらいサビが大きな原因
- シンクのコーティングが剥がれてもサビが発生する
- シンクのサビは優しく落とすのが基本
- メラミンスポンジやクレンザーで力を入れすぎないように落とす
- 重曹とクエン酸、ケチャップ、歯磨き粉を使っても落とせる
- 強力な洗剤やヤスリなどはコーティングを剥がすので絶対ダメ!
- サビを予防するには使用後に水分を拭き取ることが大事
最近はいろいろな裏ワザや便利グッズが紹介されています。
楽しくなって色々と試してみるんですが、キッチンなどの水回りは少しの手間をかける方が結局きれいになるような気がします。
サビは落ちにくいイメージなので強力な洗剤を使いたくなってしまいますが、実は逆効果ということが今回分かりましたよね。
あんまり余計なことをしない方がシンクは錆びにくいし、キレイなままなんです。
賃貸アパートやマンションの場合は、シンクのサビが原因で退去時に補修費用が発生する可能性もあるので、日頃からキレイな状態をキープしたいですよね。
あなたのキッチンも、サビのないピカピカな状態に甦りますように。