【執筆者:編集部 田口菜月】
育児休業給付金が延長になる裏ワザはあるのか調査したところ、保育園にわざと落ちて期間を延長する裏ワザはありました。
保育園に入れなかったら最長で育休2年の取得が可能ですが、事務的なミスにより延長ができなかった例もあります。
そこで本記事は育休延長したい人向けに、下記項目に沿って記事をまとめました。
育児休業給付金延長のこと
- 裏ワザ紹介
- パパママ育休制度について
- 育児休業給付金について解説
- 延長申請の注意点
保育園に受かったら必ず行かないといけないの?という疑問や、公務員は育休を3年取れるの?といった噂についてもまとめているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
育児休業給付金の延長裏ワザ|保育園にわざと落ちる
育休は保育園の選考に落ちてしまい、預け先がない場合に延長が可能です。
育休とは
原則で、1歳未満の子どもを養育する休業
育休延長して、子供と一緒にいる時間を優先をしたい人は、保育園の選考に落ちる方法が気になりますよね。
裏ワザと呼ばれる方法をまとめました。
- 落選を狙い、わざと倍率の高い保育園ばかりに応募する
- 入園希望を1箇所しかださない
選考から落ちれば、育休の継続が可能となります。
また、不正に受給をすると、場合によってはペナルティが課せられるようです。
- 育児休業給付金の全額返還
- 基本手当、雇用継続給付等を受ける権利が剥奪
- 最高で全額返還と、2倍の金額を納付
また、自治体によっては保育園申込み時点で、育休延長希望者は優先度を下げてくれるところもあるようです。
自治体によっては育休延長したい人は優先度を下げてくれる
自治体によっては申込み時に育休延長希望があるのかを、チェック欄で確認するところもあるようです。
保育園にわざと落ちる目的で、入園希望を出すと選考する側も大変ですし、本当に入りたい人が入れなくなることもあります。
その対策として打ち出されたようですね。
5年前の記事ですけど、この通知が出てから、うちの自治体は育休延長希望のチェック欄できてるのよね。
これ以前は、保育園落ちる方法は裏ワザ的な感じだったんだけど、、育休延長目的での保育園入園申し込みで厚労省が対応方針示す https://t.co/6KVGjnqT05
— shihoka-june@🎀🎀+🐘 (@ShihokaJ) May 12, 2023
育休延長希望の人は、自分住んでいる地域の自治体がどういう対応をしているのかをチェックしておくと良いですね。
あとは、パパも育休をとった場合に、2人合わせて1歳2ヶ月まで延長できる制度もあります。
パパママ育休プラスで1歳2ヶ月まで延長が可能
両親で育休を取る場合は、パパママ育休プラス制度をつかい、子が1歳2ヶ月になるまで延長が可能です。
たとえば、産後休業あけにそのままママが育休を取得し、途中からパパも育休をとった場合、ママの育休は子が1歳になると終わりますが、パパの育休が2ヶ月延長でき、子が1歳2ヶ月になるまで取得できます。
夫婦で育休を取れる場合は、こちらの制度もチェックしてみてくださいね。
また、育休中に妊娠した場合も、続けてつぎの子の育休を取ることができます。
育休2年中に妊娠の場合は続けて育休をとれることも
育休中に妊娠がわかった場合、続けて産休や育休をとることは可能ですが、条件があるので注意しましょう。
たとえば、1人目の育休中に2人目を妊娠し、2人目の出産予定日が1人目の育休延長可能期間の2年の範囲内であれば、続けて育休の取得が可能です。
もし、育休2年ぎりぎりに妊娠が発覚した場合は、出産まで期間があるので、無給で休業になるか、退職するか、仕事を一時的に復帰するか、になるので注意しましょう。
ちなみに、前者のように続けて育休を取得した場合は、2人目の育休手当は1人目妊娠中に働いた金額で算出されます。
次の章では、そもそも育休とはどういう制度なのかを改めて確認しておきましょう。
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育休について解説|保育園に受かったら手当支給は終了
育児休業給付金は下記のような制度です。
もらえる人 | 雇用保険に入っている、 育児休業を取得したパパママ |
---|---|
支給期間 | 子どもが満1歳になるまでの 育休取得期間に支給 (条件によっては2歳まで延長が可能) |
支給額 | 休業前の賃金× 67%(180日)・ 50%(180日を超える場合) ※支給額には上限あり |
申請から受給まで の流れ |
会社が手続きを行う |
出産手当金とは、別のものになるので覚えておいてくださいね。
現在は男性も積極的に育休が取れるように、会社が配慮してくれる場合もあるので、ママだけでなく、パパも育休がとれると良いですね。
また、公務員は3年まで育休が延長可能な場合もあるのでしっかりと確認しておきましょう。
保育園に入れなかったら最長2年まで延長できる
育児休業給付金の延長は、下記の条件に当てはまる場合に可能となります。
①保育園の利用希望に申し込んだが、利用できない場合
②子の養育を行う予定だった方が死亡・負傷・疾病などに該当した場合
育休中の方が気にしているのは、①の保育園に通えるかどうかだと思いますが、最大で2年まで延長ができます。
延長申請には注意点があるのでまとめていきます。
申請忘れは延長が出来ない場合もあるので注意
育休延長の手続きは、該当する月に行うのではなく、その前までに行わないといけません。
たとえば、1歳6ヶ月まで育休を延長したいときには、子どもが1歳までに申請する必要があります。
さらに、2歳まで延長したいときは、子どもが1歳6ヶ月のときまでに再度申請を行う必要があるので覚えておきましょう。
うっかり申請漏れすると延長ができないトラブルが起こることもあるので、注意してください。
結論|延長する裏ワザは保育園にわざと落ちること
- 保育園にわざと落ちるように人気の園に申し込む
- 自治体によっては育休延長希望をとってくれる
- パパとママが育休をとると1歳2ヶ月までの延長が可能
- 育休中に妊娠した場合は続けて育休が取れる場合も
- 申請忘れをすると延長が出来ない場合があるので注意
育児休業給付金が延長になる裏ワザを調べると、わざと保育園に落ちるように応募する方法が出てきました。
自治体によっては育休延長希望を伝えることができ、優先度を下げてくれるところもあります。
育休延長できるのに、申請忘れや申請日を超えたら、受給できない場合もあるので注意しましょう。
基本的には、育休は子を1歳まで養育するための休業制度であることを頭に入れ、各家庭でどのようにするかをよく話し合うのが大切ですね。