【執筆者:編集部 田口菜月】
排卵出血が妊娠に関わるかどうかを知恵袋で調べると、妊娠した人もいれば、妊娠のしやすさは変わらないと回答している人もいました。
実際に、排卵出血で妊娠しにくいかどうかは判断できないため、妊娠する可能性の有無とは結びつかないようです。
そこで本記事では、排卵出血について以下項目に沿って詳しくまとめていきます。
排卵出血のこと
- 知恵袋回答まとめ
- 原因について
- 痛みが強い場合や量が多いときは病気の可能性もある
- 妊娠のメカニズムとタイミング
妊娠してた人は排卵がされているので、仲良しのタイミングや着床出血についても調査しました。
妊娠を希望する人はぜひ最後まで読んでくださいね。
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目次
排卵出血があっても妊娠した人はいる|知恵袋回答まとめ
排卵出血と妊娠について知恵袋で調べたので、回答をリストにまとめした。
- 毎月排卵出血してたけど妊娠した
- 妊娠のしやすさは変わらない
- 排卵出血ではなく、着床出血の可能性
回答を見ると、妊娠との関連性はよくわからないですね。
でも排卵出血があっても妊娠できるかどうかについては、妊娠してた人がいるので安心できそうです。
そもそも排卵出血とはなんなのか、詳しくみていきましょう。
女性ホルモンの影響や卵巣からの出血などが原因
別名「中間期出血」といわれ、前の生理と次の生理前の間におこる少量出血です。
排卵出血から何日後に排卵するかは、詳しいことは分かっていません。
その原因は、排卵期の女性ホルモンの分泌量が急激に変化し、一部の子宮内膜が剥がれ落ちて出血するのが考えられます。
排卵期とは
卵巣から卵管へ、卵子が放出されるのを排卵といい、妊娠しやすい時期をいいます。
ほかには、卵巣の出血が外に排出される場合もあるようです。
問題があるのは、痛みが強い場合や生理並みの出血でおりものシートでカバーできないくらいの量、だらだらと長い期間出血が続く場合なので、気になる症状がある人は医師に相談してください。
量が多い・痛みが強いと病気の可能性
排卵出血が多いと、病気の可能性もあります。
考えられる病気をまとめました。
病気 | 特徴 |
---|---|
頻発月経 | ・生理が短い期間に頻発 ・月経周期が24日以内をいう ・ストレスや疲れ、卵巣機能の低下が原因 |
子宮筋腫 | ・子宮の壁にできる良性の腫瘍 ・成人女性の2〜4割にみられる ・不妊の原因になる場合も |
子宮内膜症 | ・子宮内膜に似た組織が 腹膜・卵巣・卵管などにできる病気 ・卵巣にできると、古い血液がたまり チョコレート嚢胞という状態になる場合も ・チョコレート嚢胞は頻度は少なめだが、 卵巣がんになる可能性も |
子宮頸がん | ・子宮頸部にできるがん ・早期発見で治療がしやすいがん ・ワクチンがある(※1) |
子宮頸部異形成 | ・子宮頸がんの前段階 ・自覚症状はあまりない |
いずれも、自分で判断はできないので、不安を感じることがあれば病院に行くのが大切です。
膣や子宮にまつわる病気は、不正出血が見られる場合があるので、日々の自分の様子をよくチェックしてきましょう。
問題ない場合がおおい|妊娠する可能性とは関係なさそう
月経以外の出血は不正出血といいます。
そのため、排卵出血も不正出血といえるでしょう。
また、排卵期出血があるかないかで、妊娠する可能性はわかりませんし、排卵出血イコール妊娠ではないと覚えておきましょう。
排卵出血と間違える出血に、着床出血があります。
違いを確認しておきましょう。
受精卵が着床した場合におこる着床出血と間違える場合も
排卵出血だと思ったら、着床出血の場合もあるようです。
受精卵が着床するときに起こる出血
妊娠した人全員におこるわけではなく、妊婦の4人に1人以下の確率でおこるようです。
- 血が混じったようなピンクや茶色、鮮血
- 量は少なめで血の塊はでない
- 期間は1〜2日のことが多い。長くても4日ほど
着床出血が生理と間違えられることが多い理由は、着床出血が起こるのが生理予定日ごろのためです。
生理と着床出血間違えた…
— ココアミ (@kokoami_) October 3, 2016
生理周期が不順な人は、次回生理予定日がわからず、排卵出血と間違えることもあるようです。
次の章では、妊娠についてもう少し深くみていきましょう。
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妊娠してた人は排卵している|メカニズムを知ろう
妊娠している人は、排卵・受精・着床の流れがスムーズに進み成立していきます。
排卵 | ・卵胞が月経周期に合わせて成長 ・排卵期に卵巣から卵子として放出 ・卵子は卵管で精子を待つ |
---|---|
受精 | ・卵子と精子が結びつくこと ・受精卵は細胞分裂を繰り返して、 子宮へ移動 |
着床 | 受精卵が子宮内膜へ接着すること |
受精卵ができてからは、7日を目安に子宮内膜へ行き、約12日後に着床が完了して、受精卵がうまく成長すれば着床から10日くらいで妊娠反応が出ます。
妊娠を希望する人は、妊娠のメカニズムをまず理解しておくと良いですね。
次に、妊娠するタイミングについても見ていきましょう。
排卵期は妊娠しやすい期間|それ以外は妊娠しにくい可能性
妊娠は先ほど説明した排卵期に、排卵した卵子を精子が待っている状態をつくっておくと妊娠しやすいとされます。
精子は性行為後に卵管へ進み、排卵された卵子を待てるので、排卵日当日に性行為をするよりも、排卵日の1〜2日前に、タイミングをとると確率があがるといわれるようです。
精子の寿命 平均3〜4日
卵子の寿命は1日ですが、受精可能な時間は6〜8時間と短いので、精子が卵子を待っている状態が良いと言われるのですね。
とはいっても、排卵日にこだわらず排卵日の前後にタイミングをもつと良いという意見もあるので、妊活のタイミングが排卵前か後か悩んでいる人は参考にしてみてください。
排卵日を詳しく知りたい人は、次のトピックへ進みましょう。
排卵日は妊娠検査薬や基礎体温で知れる
排卵日は病院へ行かなくても、基礎体温をつけたり、排卵検査薬である程度知れます。
測り方は、朝目覚めたら体を起こさずに、舌の下に基礎体温計をいれてはかりましょう。
正常な排卵が行われていると、低温層と高温層の二層にわかれ、それが一定のサイクルでくり返されています。
さらに詳しく知りたい人は動画もチェックしてみてください。
妊娠の仕組みやタイミングについてお話ししましたが、排卵出血と妊娠のしやすさについて結びつくデータはやはりありませんでした。
排卵出血にあまり囚われず、妊娠希望の人は妊活を進めていけると良いですね。
結論|排卵出血の有無は妊娠のしやすさに関係なさそう
- 妊娠の可能性とは関係なさそう
- 問題ない場合が多い
- 痛みが強ければ病院へ
- 妊娠しやすいのは排卵期
- 排卵日は婦人体温計を使ってはかる基礎体温や排卵検査薬で知れる
排卵出血と妊娠のしやすさ、しにくさについて、大きな関係性がわかるデータはありませんでした。
しかし、排卵出血をしていても妊娠した人もいたので、妊娠希望の排卵出血がある人も安心してくださいね。
排卵出血による激しい痛みやいつもと違う体調を感じたら、大丈夫と思い込まずに病院を受診してくださいね。