ある日、義母からメールで「洗濯機からゴキブリが出てきたんだけど、そんなことある!?」というSOSが届きました。
ベランダに外置きしているわけでもなく、家の中にある洗濯機の排水溝からゴキブリが混入するなんて可能なの?
もしかしたら、我が家の洗濯機にもゴキブリが入ってしまうことを考えると気が気じゃないので、徹底的に調べて対策しなければ!と思い、以下の項目について調べてみました。
- 洗濯機の中にいたゴキブリを駆除する方法
- 洗濯機の排水口から侵入させない予防策
- ゴキブリが嫌がる環境とは
- 家の中への侵入経路を徹底排除する方法
台所シンクの排水口などは、長期間使用しないとゴキブリが侵入する場合もあると聞いたことがあります。
ゴキブリはどこから現れても嫌なものは嫌ですが、侵入できる経路があるのは一番問題ですよね。順番に確認していきましょう。
目次
ゴキブリが洗濯機の中に!徹底的に駆除する方法
洗濯機の中からゴキブリが出てきた、洗濯機の中にゴキブリが入り込んだ、ゴキブリがいたのを知らずに回したら洗濯物に紛れていた……など、私の義母と同じようにショッキングな体験をした方も多いようですね。
ゴキブリが洗濯機の中に入り込んでいることがわかった場合は、徹底的に駆除してから洗濯機を使用しましょう。
考えるだけでも気持ちが悪いですが、洗濯機にゴキブリの卵を産み付けている可能性もあり、何も対策をせずに放置しておくと大繁殖するかもしれないので、しっかりゴキブリを駆除してしまいましょう!
洗濯槽と洗濯機の下もしっかりチェックして駆除しよう
ゴキブリが洗濯槽の中に入っていたのを発見したら、洗濯機に何も入れずに水だけで洗い流すか、洗濯コースを1回行ってください。
もし洗濯槽に卵を産み付けられていたとしても、この対策を行っておけば安心ですね!
まだ目で見えるところにいる場合、掃除機で吸い出す人もいますが、掃除機の中でバラバラになったり、生き残って掃除機の中で繁殖したりする場合もあるそうなので要注意。
とっさの判断で掃除機を使った場合は、紙パック式ならそのまま捨てて、サイクロン式ならていねいに洗う必要があります。
確実に駆除するためにも、ゴキブリ専用殺虫剤を常備しておくことをおすすめします。
こちらはプロ用のゴキブリ専用殺虫剤なので効き目はバツグンに良いです。
やっつけたゴキブリを取る時には、使わない封筒を活用するのがおすすめ!
封筒にササッと入れて手早く折り込んで捨てるだけで良いので、ティッシュごしに触るのも怖い……という方にもおすすめです。
また、洗濯機の下や後ろもしっかりチェックする必要があります。
洗濯機や冷蔵庫の裏にはゴキブリの巣がよくあり、大繁殖する原因にもなりやすい場所です。
もし卵を産み付けられていたらしっかり取り除いてから、残存性の高い薬剤を使用するのがおすすめです。
こちらは1プッシュするだけで効果が1ヶ月持続するので、徹底駆除するためにも1ヶ月に1回だけ1プッシュするのを習慣化させると良いですね!
これで今いるゴキブリはしっかり駆除できますが、肝心なのはもう二度と出てこないように侵入経路をしっかり断つことです。
洗濯機周辺に現れる場合は排水口から入ってくると考えられるので、どのような対策が有効なのか確認してみましょう。
洗濯機の排水口からゴキブリは侵入してくる?対策はどうしたらいいの?
そもそも洗濯機に限らず、家の中の排水口は外につながっているのでゴキブリが侵入できるのではないかと思いますよね。
じつは、通常のシンクや洗面台、お風呂などの排水口には、排水トラップという構造が採用されていて、ゴキブリなどの害虫は侵入できないようになっているのです。
排水トラップとは、悪臭やガス、ゴキブリやネズミなどの害虫が室内に侵入しないにする構造で、排水経路の途中がS字になって水が溜まる仕組みで壁代わりとなるので常に遮断しておけます。
毎回の排水によって溜まっている水も入れ替わるので衛生的にも問題なく安心なのですが、洗濯機の排水トラップは台所とは異なる構造なので注意が必要です。
排水口からの侵入経路を断つ方法
洗濯機の防水パン(洗濯機を置く場所に設置されている四角い水受け)がある場合は、排水トラップとセットになっています。
最近では防水パンがなく直接床に設置するタイプが多いですが、L字型のパイプが付いた筒型の金属が排水トラップです。
新しいものを購入して設置する場合、排水トラップがついていないことはほぼないと思っていいでしょう。
しかし、長期間水を使わないでいると排水トラップ内の水が蒸発し、ゴキブリが通れるようになってしまうので注意が必要です。
排水口からゴキブリが出てくる場合には、汚れが詰まって排水トラップが機能していないことが考えられます。
排水トラップが機能しないと排水口から異臭がするので、ゴキブリなどの害虫が侵入しやすい環境になっている可能性が高いです。
髪の毛などのごみによって毛管現象が起きて水が抜けてしまうこともありますので、定期的に掃除をしましょう。
排水口の掃除
洗濯機の排水口は基本的に直接洗濯機とつながっていますよね。
そのため、排水口にのみネットをかぶせたりすることはできませんので、月に一度程度掃除をすることが望ましいそうです!
分かりやすい動画を発見したので、参考にぜひ挑戦してみてくださいね。
月に一度は難しくても、せめて半年に一度はやるぞ!と心に誓いました。
それでもゴキブリが侵入してくる時は?
古い物件や賃貸などの場合は排水トラップがついていないこともあるので、大家さんなど分かる人に確認することをおすすめします。
洗濯機の排水口を塞ぐためにも、排水口と排水ホースの周辺にしっかりすき間テープで巻きつけるのもおすすめです。
ほんの少しでもすき間があるとゴキブリの侵入経路となるので、しっかりすき間を防ぐことも有効です。
洗濯機の周辺にゴキブリがいた場合は、洗濯機の排水口からの侵入経路があやしいのですが、他の場所から侵入して洗濯機の近くにいたことも考えられますよね。
徹底的に家の中にゴキブリを侵入させないためにも、徹底的に対策を行いましょう!
予防が大切!洗濯機だけでなく家の中にゴキブリが出現しないようにする対策
洗濯機周辺だけでなく、台所やお風呂などゴキブリがよく出現する場所は家の中にたくさんありますよね。
洗濯機周辺の侵入経路を断っても、他の場所から入り込んでは意味がありません。
徹底的に家の中にゴキブリが出現しないようにするには以下の対策を行いましょう。
ゴキブリが嫌がる環境を作るのがポイント!
ゴキブリが家の中に侵入するのは、ゴキブリが生活しやすい条件が整ってしまっているからです。
それなら、家の中をゴキブリが嫌がる環境にしておけば良いので、以下のポイントをおさえて対策しましょう!
ゴキブリが好む環境
- 湿気が多い
- 暗い
- 狭い
- 適度に温かい
これらの条件を満たすのは、台所やお風呂、洗濯機周辺なので、できるだけゴキブリが嫌がる環境にしておきましょう。
特に湿気対策は有効なので、洗濯機は使用後にふたを開ける、洗面台や台所下の扉をこまめに開けるなどして通気性を良くするのがおすすめ。
また、髪の毛や石鹸カスも好むので台所やお風呂の掃除もこまめに行なってください。
ゴキブリが寄ってきやすい生活空間
この他にも、ゴキブリが好む生活空間には気をつけましょう。
- 食べ物を出しっぱなし
- キッチンの流し台に生ゴミを放置
- 水回りがいつもなんとなく汚れている
- 家具をたくさん置いている
- 部屋の中にダンボールを置きっぱなし
ゴキブリは塩と柑橘類のフルーツ以外は何でも食べるそうです。
紙類や石鹸のほかに人間の髪の毛まで! ぎえー!!
食べ物の扱いに気をつければと思っていましたが、私たちが食べ物と認識しないものまで喜んで食べるとは、とにかく掃除を徹底的に行うしかありません。
細かいものがたくさんあったり、整理されていないのもゴキブリが住み付きやすい環境になってしまいます。
部屋をきれいにすることはたいへんでも気持ちのいいことなので、ぜひ続けていきたいと思います。
家の中から侵入経路を徹底して排除しよう
私のように絶対に家の中でゴキブリを見たくない!と思っている人は多いと思います。
家の中への侵入経路を徹底して排除するためには、
- 侵入できそうな穴をすべて塞ぐ
- 家の周りにスプレーしたり薬剤をまく
この2つのことを完璧に行っていれば、洗濯機はもちろん家のどこからもゴキブリは侵入することができません。
侵入できそうな穴をすべて塞ぐ
洗濯機周辺の侵入経路をふさいでも、その他の場所から入り放題になっていては意味がありません。
以下のような場所は徹底してすき間を防ぎましょう。
- 上下水道に通じる穴
- 上下水道のパイプを通す穴
- 通気口や換気扇のような風を通すための穴
- 人間が出入りする穴(玄関や窓)
- クーラーのダクトを通す穴など必要に応じて開けた穴
すき間テープでふさいだり、通気口などの穴には専用のフィルターが販売されているので設置しましょう。
家の周りにスプレーしたり薬剤をまく
家の中のあらゆる隙間をなくしたら、次に家の中に侵入できないように予防しておきます。
家の中にホウ酸団子やコンバットを仕掛けるのは、侵入してしまったゴキブリをやっつけるためですが、逆を言えばそれ目当てに侵入してきてしまうということ。
家の中にきてほしくないのに、なんだか矛盾が生まれてしまいます。
それならば、最初から家の中には侵入しないよう、「バルサン まちぶせスプレー」など、待ち伏せて撃退するタイプの薬剤を撒いておきましょう。
ゴキブリが通りそうなところにあらかじめスプレーしておくと、通っただけで致命傷を負わせてくれるそうです。
効果は約2週間。こまめにスプレーしておけば、家の中でゴキブリを見なくて済みます!
さらに一戸建ての場合は、「オルトラン」を散布しておくのもおすすめ。
これは植物用の殺虫剤ですが、一戸建てに出現する黒くて大きなゴキブリに効果があります。
梅雨前と梅雨明けの二回ほど散布すれば効果てきめんなのでぜひ試してみてくださいね。
私はゴキブリが本当に苦手なので、定期的に「バルサン」を焚いています。
まとめ
今回調査した洗濯機からゴキブリが出てきた場合の対策についてまとめました。
- 水だけで洗い流すか洗濯コースを1回行ってから使う
- ゴキブリ専用殺虫剤を常備しておくと便利
- 掃除機では吸い取らない方が良い
- 洗濯機の裏側に巣や卵がないかチェックする
- 洗濯機の排水トラップはS字でないため掃除をした方が良い
- 排水口周りをすき間テープでふさぐと良い
- 徹底排除するためにもゴキブリが好む環境を改善するべき
- 家の中への侵入経路になるすき間をしっかりふさぐ
洗濯機からゴキブリが出てくることがあるなんて、実際にその現場を見たら卒倒してしまいそうです。そんな私にできることはひらすら予防のみ!
考えられる部分を見直して、ゴキブリとは無縁の生活を送りたいと思います。
義母は足が悪く、重い洗濯機を動かすのは一人ではとても無理です。
私たちが行ける日まで待たせては被害が広がってしまいそうなので、今回はプロを呼んで排水トラップを付け替えてもらったらその後はまったく見かけなくなったそうです。
毎日使うものこそ、日頃からきちんと掃除をしたりメンテナンスをしたりしなくてはいけないのですね。