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簡易書留の封筒はなんでもいい?サイズに決まりはある?徹底解説

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簡易書留 封筒 なんでもいい

【執筆者:編集部 杉田このみ】

簡易書留は郵便基本料金に320円を追加で支払って配達の追跡や万一の場合に補償を受けられるサービスですが、封筒に決まりはなく郵送できるサイズならなんでもいいとされています。

しかし一般書留よりも補償額が低いことや、ポストへの投函ができない点に注意が必要です。

この記事では簡易書留を使って郵便物を送るうえで知っておきたいことを次のようにまとめます。

この記事を読むとわかる!
簡易書留 のこと

 

  • 簡易書留の封筒とサイズの選び方
  • 一般書留と現金書留との違い
  • 簡易書留の出し方と追跡について
  • 誤ってポストに投函したときはどうすれば良いか

簡易書留で送るようにと指示があったものの、はじめてで書き方や出し方がわからない人、郵便局が営業していない土日に誤ってポストに投函したため、どうしたら良いか悩んでいる人もぜひ参考にしてくださいね。


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簡易書留で使用する封筒はなんでもいい

簡易書留 封筒 サイズ

簡易書留で郵便物を出す場合の封筒は、普通郵便で送れるものならなんでもいいです。

一般的に手紙とされる第一種郵便物には定形郵便と定形外郵便の2種類があり、それぞれのサイズ規定内であれば送れます。

手紙のサイズ規定(※1)
定形郵便 定形外郵便
規格内 規格外
最大 ・長辺23.5cm×
短辺12cm×
厚さ1cm
・重さ:50g以内
・長辺34cm×
短辺25cm×
厚さ3cm
重さ:1kg以内
・縦+横+厚さ
合計90cm以内
・最も長い辺が
60cm以内
・重さ4kg以内
最小 長辺14cm×
短辺9cm
・14cm×9cm
・円筒形もしくは似た形で
長さ:14cm、直径3cm
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
梱包資材には決まりがないので、封筒に限らず紙袋や段ボールでも簡易書留として送れますよ。

封筒には様々なサイズがあるため、どの形に入れるべきか悩む人がいるかもしれません。

用途別にどんな封筒が適したサイズなのかご紹介します。

封筒サイズによって郵便料金が違う|種類と用途一覧表

封筒は大きく分けて「長形」「角形」「洋形」の3種類に分類できます。

封筒種類の違い

・長形:縦長の封筒で、縦書きの日本語に適しており和封筒とも呼ばれる
・角形:書類を折らずに入れることができ、長形に比べて横が長い
・洋形:海外で一般的、宛名を横書きできる

封筒の種類別に使用用途と料金を見ていきましょう。

封筒は非常に種類が多いため、一般的に使用頻度が高く、郵便局の窓口で購入可能な封筒を抜粋しています。

郵便局で購入可能な封筒の種類と用途・郵便料金
封筒 用途 郵便料金 分類
角型2号 A4そのまま
(大き目)
・50g以内
⇒120円
・100g以内
⇒140円
・150g以内
⇒210円
※重さにより
さらに料金追加
定形外
長形3号 A4横3つ折り ・25g以内
⇒84円
・50g以内
⇒94円
定形
長形4号 ・B5横3つ折り
・B5横4つ折り
長形40号 ・A4横4つ折り
・名刺サイズ
洋形2号 ・A4横4つ折り

封筒はたくさんの種類があり選ぶのに悩みますが、用途別で封筒を選んでみてくださいね。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ビジネスで重要な書類を送るときには白封筒、請求書や領収書を送るときには茶封筒で大丈夫ですよ。


封筒のサイズや選び方についてご紹介しましたが、同じ書留でも一般書留や、専用封筒が必要な現金書留が存在します。

一般書留・現金書留との違いは料金と補償内容

書留には一般書留現金書留簡易書留の3種類があり、それぞれ加算料金や補償内容が異なります

書留の種類による違い

【一般書留】
送達過程を記録・破損や届かなかった場合に実損額を賠償
【現金書留】
現金送付の一般書留で専用封筒が必要
【簡易書留】
一般書留より割安で、賠償額は5万円まで
引き受けと配達のみ記録される

書留の種類(※2)
一般書留 郵便物 ・基本料金+435円
・損害要償額10万円まで
・5万円ごとに+21円で
上限500万円まで
ゆうメール ・基本運賃+380円
・損害要償額10万円まで
・5万円ごとに+21円で
上限500万円まで賠償
現金書留 ・基本料金+435円
・損害要償額1万円まで
・5000円ごとに+10円で
上限50万円まで
簡易書留 郵便物 ・基本料金+320円
・損害要償額5万円まで
ゆうメール ・基本運賃+320円
・損害要償額5万円まで

身近なところでは、マイナンバー通知カードが全ての住民に簡易書留で郵送されています。(※3)

重要な書類の郵送にも使われる簡易書留ですが、メリットだけでなくデメリットもあります。

簡易書留を利用するメリットとデメリット

一般書留より安価に利用できますが、配達状況の記録内容に限度があります。

簡易書留のメリット・デメリット
メリット ・追跡サービスで配送状況を確認可能
・万一の場合、5万円まで賠償を受けられる
・土日祝も配送可能
・手渡しの配送であるため確実に届く
・一般書留より安価
デメリット ・どの郵便局を経由したかわからない
(引受けと配達のみ記録される)
・通常郵便に加算料金が必要
・受取人不在時はお届けできない
(再配達希望をすれば大丈夫)
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
簡易書留は手渡しでの受取かつ受取印が必要で、相手方に余計な手間をかける恐れがあるため、履歴書は普通郵便で送ることが多いそうですよ。

実際に簡易書留で郵便物を出したい場合の手順をご紹介しますね。

簡易書留の出し方と宛名の書き方|切手は貼らず窓口で伝えるだけ

簡易書留 出し方 土日

簡易書留の送り方は、通常の手紙を送るのと同様に封筒の表書きと裏書きをし、郵便窓口で「簡易書留」と伝えるだけです。

郵便局員の方がその後の手順を説明してくれると思いますが、どうやら現在は複写式の紙に記入する方法と、ハンドスキャナーで読み取ってもらう2種類の手順があるようなので説明していきます。

簡易書留の出し方の手順
複写式用紙に記入
(差出人が記入)
①窓口に「簡易書留で」と伝える
②『書留・特定記録郵便物等差出票
に必要事項を手書きで記入する
(備付けがある場合は
先に記入するとスムーズ)
③窓口に出し、料金を支払い
控えを受け取る
ハンドスキャナで
読み取り
(職員が行う)
①窓口に「簡易書留で」と伝える
②職員がハンドスキャナーで読み取り
バーコードを貼ってくれる
③料金を支払い、レシート状の
書留・特定記録郵便物等受領証
受け取る
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
簡易書留のハンコは窓口で押してくれるので基本的に不要ですが、自分で押すもしくは手書きしたい場合は 、封筒の左下の位置に必ず赤いスタンプや赤ペンで記入しましょう。

仕事の都合上時間が合わないため、夜間や土日に出したい人もいるかもしれませんね。

コンビニやポスト投函は非対応|土日はゆうゆう窓口へ

書留はコンビニで出したりポストに投函したりできないので、必ず郵便窓口での手続きが必要です。

書留に必要な料金通りの切手を貼り、封筒の左下に赤で「簡易書留」と記載しても、ポストに投函すると普通郵便と扱われ料金が無駄になってしまいます。

土日や夜間に簡易書留を出す必要がある場合には、『ゆうゆう窓口』のある郵便局を探しましょう。

窓口での手続きが必要であることを知らずにすでにポストに投函した場合でも、対処できる可能性があります。

誤ってポスト投函したら取戻し請求ができる

ポストに投函した場合は、所定の手続きをとることで取戻し請求ができます。

取戻し請求の手順
  • ポスト投函に気づいた時点で近くの集配郵便局に電話する
  • 配達前であれば取り戻し請求可能
  • 本人確認書類を持って郵便局へ行き、取戻し請求したい旨を伝える
  • 取戻し請求書に必要事項を記入し、規定の料金を支払う
    (配達郵便局に請求:420円 その他の郵便局に請求:580円)
  • 見つかったら電話で連絡が来る

早く気づけば無料で済む場合もありますが、取戻し請求には追加料金が必要であると思っておきましょう。

はじめに申し込んだ料金や切手代は戻ってこないので、再度送る場合はもう一度手続きと支払いが必要になります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
取戻し請求は時間との勝負です。気づいた時点で早めに行動しましょう!

規定の料金を支払っても確実に見つかる保証はないので気を付けましょうね。

結論|簡易書留は郵送できるものなら梱包はなんでもいい

簡易書留 のまとめ
  • 簡易書留の封筒は普通郵便で送れるサイズならなんでもいい
  • ビジネスで使用する場合は白色か茶色の封筒が無難
  • 郵便窓口にて簡易書留で送る旨を伝えるだけでOK
  • コンビニやポスト投函はできない
  • 誤ってポスト投函したら、追加料金を払って取戻し請求ができる

簡易書留の梱包は封筒のほかに紙袋や段ボールでもいいですが、ビジネスでの使用や書類を送る場合は書類に合ったサイズの封筒を使用しましょう。

誤ってポストに投函した場合取戻し請求ができますが、気づくのが遅いと間に合わないことがあります。

追加料金を支払う必要がありもったいないので、必ず郵便窓口で手続きしてくださいね

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