先日初めて娘と一緒にクッキーを焼いたのですが、なんだか焼き上がりが柔らかい感じになってしまいました。
焼き時間が足りなかったのかと思い、追加で加熱したのですが、逆に硬くなりすぎてしまう結果に…。
悔しくてリベンジしたところ、やっぱりまた焼きたては柔らかいクッキーでした。
今度はそのまま少し時間を置いたのですが、結局そのまま柔らかいままです。
食べてみると生焼けのような味がして、またしても失敗してしまいました。
そこで、クッキーが柔らかい原因や、上手な焼き直し方法などをしっかり調べてみることにしました。
- 手作りクッキーが柔らかい原因
- 焼きたてクッキーをサクサクにする冷まし方
- 生焼けクッキーの見分け方
- クッキーの焼き加減と焼き直し方法について
- クッキーがサクサクになる生地のコツ
- サクサクのクッキーレシピ
柔らかくて生焼けのクッキーは困りますが、焼き直して硬くくなるのも嫌ですよね。
生焼けのクッキーが焦げてしまわないような、上手な焼き直しの方法をお伝えします。
また、せっかくならサクサクのクッキーにしたいので、クッキー生地の作り方のコツや焼き時間などを調べてみました。
意外と失敗しやすい、手作りクッキーをサクサクに作れるレシピもご紹介しますよ。
クッキーが柔らかかったり、サクサクにならない理由を知って、美味しいクッキーを作れるようになりましょう!
目次
焼きたてのクッキーは柔らかい!焼き上がり後、サクサクにする冷まし方は?
柔らかいクッキーについて調べてみると、焼きたてのクッキーは柔らかいものだということがわかりました!
そう言えばそうだったかもと思ったのですが、なにせ手作りクッキーなんて久しぶりで忘れていました…。
つまり、焼き上がりは柔らかいままでも、少し冷ますとサクサクのクッキーになります。
ただし焼き上がり直後はともかく、冷ましてもクッキーが柔らかいままの場合は、生焼けの可能性が高いです。
私の場合、2回目に焼いたクッキーは真ん中が柔らかいままで、生焼けの味がしました。
クッキーが柔らかい理由
- 焼きたてで柔らかいだけ
- 生焼け
焼きたてのクッキーがふにゃふにゃでも、時間を置いて冷ましたら解決することも多いです。
焼きたてクッキーを上手に冷ます方法
サクサクのクッキーにするための冷まし方を詳しく解説していきますね。
焼いた後に柔らかいクッキーの冷まし方
- オーブンの扉を1~2分開けておく
- 天板ごとケーキクーラーなどに置く
- キッチンペーパーに乗せて乾燥させる
一番簡単なのは、焼いた後にオーブンの扉を開けて乾燥させることです。
時間は1~2分ほどで、ほんのりクッキーが温かくなったら天板から降ろしてくださいね。
ずっと置いておくと、逆に湿気が溜まってしまいます。
天板ごとケーキクーラーや新聞紙の上に置いて乾燥させる方法もあります。
もう1回焼くなどオーブンや天板を使えない場合は、皿にキッチンペーパーを敷き、その上に置いて乾燥させましょう。
もちろん、ケーキクーラーにクッキーを置いても大丈夫です。
焼き上がり直後はクッキーの形が崩れやすいので、天板から移動させる際は気を付けてくださいね。
しかし、クッキーの表面だけが柔らかい場合はともかく、時間を置いても中心が柔らかい場合は、生焼けの可能性があります。
生焼けのクッキーの見分け方
- 裏にきつね色の焼き色がなく、白いまま
- 生の生地の味がする
表部分に焼き色がついていても、裏面が白いままなら中まで火が通っていない可能性が高いです。
1つ食べてみて、生の生地の味がしないか確認してみることをおすすめします。
このように、時間を置いてもクッキーが柔らかいのはなぜなのでしょうか?
柔らかくなる原因と焼き直し方法について、詳しく解説していきます。
なぜ冷めてもクッキーが柔らかいままなの?その原因や焼き直し方法も紹介!
冷めてもクッキーが柔らかいままなのは、生焼けが大きな原因です。
明らかに生焼けの味がしなくても、中心がふにゃふにゃしたままの場合もありますよね。
なぜクッキーの中心までサクサクに焼きあがらないのか、原因を調べてみました。
クッキーが柔らかいままの理由
- 焼く温度が低い
- 焼き時間が短い
- 生地が厚い
- バターや牛乳、卵の量が多い
大きく分けると、焼き加減と生地の作り方に原因があるようです。
特に焼き加減は、クッキーが柔らかい大きな原因なので、焼き直し方法と併せて解説していきますね。
クッキーの焼き加減に要注意!生焼けの場合は焼き直しを
クッキーを焼くときの温度は170~180℃、時間は10~15分ほどが基本です。
予熱設定で180℃に設定していても、焼くときにオーブン庫内の温度が下がっている場合があります。
そのためオーブン予熱の設定は、20℃程高い200℃で設定して、焼くときに180℃に下げるのがおすすめです。
温度が高くて焼き時間が短いと、表面だけ焦げて中が柔らかいままになってしまいます。
クッキーの焼き加減のポイント
- 予熱温度は200℃にしておく
- 焼く時の温度は180℃(170℃)にする
- 焼き時間は10~15分程度
冷ましてもクッキーが柔らかい場合は、二度焼きして硬くする必要があります。
オーブンやトースターで焼き直しができますよ。
クッキーの焼き直し方法
- オーブンを140~150℃に設定し、10分ほど焼く
- アルミホイルを被せて、トースターで焼く
焼き直しなので、180℃で焼くと焦げてしまいます。
140~150℃であれば焦げることはないので、低温でじっくり中まで焼き上げましょう。
オーブンが面倒であれば、トースターでも焼き直せます。
焦げないようにアルミホイルをかぶせ、様子を見ながら焼き時間を調整してください。
クッキーが生焼けだとお腹を壊すことがあるので、柔らかい場合は必ず焼き直してくださいね。
次に、クッキーが柔らかくなるもう1つの原因である生地の作り方について、詳しく解説していきます。
クッキーが柔らかい理由はまだあった!失敗を防ぐ焼く前の注意点とは?
柔らかいクッキーになるのは、焼く前の生地の状態にも原因があります。
先ほどご紹介したように、生地が厚すぎる場合やバターなどの分量が多すぎると柔らかくなりやすいです。
クッキー生地が厚い
クッキーの生地が厚すぎると、中まで火が通りにくいです。
また生地の厚さが均一でないと、サクサクになるものもあれば、中心が柔らかいままのクッキーもできてしまいます。
我が家のクッキーは焼けているものあったので、これが一番の原因だったようですね。
生地の厚さは5~8mmにして、均一に伸ばしましょう。
分量を間違えている
また、バターや牛乳、卵の分量が多すぎると柔らかくなってしまう場合があります。
粉っぽいとバターなどを足したくなる場合もありますが、レシピ通りにつくることをおすすめします。
土日2日間クッキー作る練習してました( *´꒳`*)
土曜日作ったのは間違えて牛乳を4倍入れて柔らかいクッキーを作りましたw
日曜日作ったのは牛乳を卵黄に変えて作ったら『鳩サ〇レ』に似た味作れました🕊🥠
よくお菓子作ってくれる友達にあげるやつだから美味しく作らなくてわ😭 pic.twitter.com/c3G8CzgnPP— 進藤あまね (@amane_bushi) February 9, 2020
生地作りに失敗して、柔らかいクッキーになる大きな理由はこの2つです。
しかし分量通りに作っても、生焼けとはいかないまでも、もっさりしていてサクサクしないこともありますよね?
サクサクのクッキーを作るには、他にどんなことに気を付ければいいのか、コツをご紹介します。
クッキーがサクサクしないのはなぜ?クッキー生地の作り方をご紹介
クッキーは以外とサクサクさせるのが難しいですよね。
生焼けにちかいもっさりした感じになったり、逆に硬くなりすぎてしまったり…。
サクサクのクッキーにするには、焼き加減も大事なポイントですが、焼く前の生地の作り方にもコツがあるのです。
サクサクのクッキーならない理由
- バターを溶かし過ぎている
- 生地をこねすぎている
- 生地の冷やし方が足りない
レシピには、バターは室温にすると書いてありますよね?
硬いままだと他の材料と混ざらないため、電子レンジで溶かすという人もいるかもしれません(実は私がそうしてました…)。
ですが、これは絶対やってはいけません!
バターが溶け切ってしまうと、風味がなくなり重たい食感のクッキーになってしまいます。
バターは一度溶けると元には戻らないので、溶かさないように気を付けてくださいね。
室温に戻して泡立て器でクリーム状にするのですが、硬くて難しい場合はハンドミキサーを使うと簡単です。
ただし小麦粉を入れたあとは、ハンドミキサーは使わないでください。
小麦粉は水と圧力が加わると、弾力性が強い「グルテン」という物質が出て、硬くなってしまいます。
仕上がりが硬すぎるクッキーは、生地をこねすぎてグルテンが多くなってしまったからかもしれません。
小麦粉を入れたあとは、ゴムベラで生地を切るように混ぜてみて下さい。
また、冷蔵庫で十分に生地を冷やしておくことも大切です。
冷やし方が足りないと成形に手間取るので、バターが溶け出したり、生地をこねすぎてしまったりします。
部屋の温度が高くても、クッキー生地がダレてきやすいので、なるべく涼しくしてお菓子作りを楽しんでくださいね。
クッキー生地の上手な混ぜ方は、こちらの動画からも確認できますよ。
粉がなかなかまとまらないと不安になりますが、このように混ぜているときちんとまとまっていきます。
焦らずに挑戦してみて下さいね!
アーモンドプードルを入れるとサクサクに!
アーモンドの粉状パウダーであるアーモンドプードルを入れるのもおすすめです。
アーモンドプードルは生地の油分を吸収してくれるので、クッキーがサクサクになります。
生地全体の30%くらいの量を入れると良いですよ。
アーモンドの風味が苦手でなければ、ぜひお試しください。
それでは最後に、人気のクッキーレシピをご紹介します。
サクサクのクッキーの作り方は?簡単にできる人気レシピを紹介!
まずは、簡単にできる基本的なクッキーレシピをご紹介します。
サクサクのクッキーになると人気のレシピで、作り方の動画もありますよ!
サクサク!クッキーレシピ
- 室温に戻したバター(50g)と、砂糖(40g)を白っぽくなるまで混ぜる
- 卵黄(1個分)を加えてさらに混ぜる
- 薄力粉(120g)を3回に分けて入れ、その都度ゴムベラでさっくり混ぜる
- 生地をボールの底に押し付けるようにしてまとめて、ラップに包む
- 冷蔵庫で30分以上寝かせた生地を均一に伸ばし、クッキーを成形する
- 180℃に予熱したオーブンで、10~15分ほど焼く
動画を見ると、さらにわかりやすいです。
そのほか、色々な種類のクッキーレシピもご紹介していきます。
おからクッキーやチョコチップクッキー、バターなしクッキーなどのレシピもおすすめ!
基本のクッキー生地に、おからやチョコチップなどを入れると、簡単にアレンジできますよ!
まずは、クックパッドのおからクッキーの検索で、1位を獲得したことがあるというレシピからご紹介していきます。
サクサクやみつき!おからクッキー
- 常温に戻したバター(30g)と砂糖(40g)をよく混ぜる
- 卵(1個)とバニラエッセンス(2~3滴※なくてもOK)も加えて混ぜる
- おからパウダー(40g)と薄力粉(150g)をゴムベラで混ぜる
- 生地を冷蔵庫で30分ほど寝かせる
- 5mm程度の厚さに生地を伸ばし、成形する
- 170℃に予熱しておいたオーブンで15分ほど焼いて冷ます
おからパウダーがなければ、生おからを使うこともできます。
その際は、おからの水分をレンジでチンして飛ばすと、サクサクのクッキーになりますよ。
続いて、子供も大好きなチョコチップクッキーのレシピです。
サクサクのチョコチップクッキーレシピ
- 常温に戻した無塩バター(100g)と砂糖(60g)と卵黄(1個)を混ぜる
- 薄力粉(150g)をざっくり混ぜる
- チョコチップ(50g)を生地に混ぜ込む
- 冷蔵庫で30分生地を寝かせたあと、5mm程度の厚さで成形する
- 180℃に予熱したオーブンで15分ほど焼いて冷ます
このように、基本のクッキー生地を作ったあとにおからやチョコチップを入れて、アレンジできますよ。
しっとりしがちなさつまいものクッキーをサクサクにするには、こちらのレシピを参考にしてみて下さい。
さつまいもクッキーの材料
- 室温に戻したバター(100g)と砂糖(90g)、卵黄(1個)、バニラオイル(適量)を混ぜる
- 加熱して裏ごししたさつまいも(150g)を加える
- 薄力粉(100g)とコーンスターチ(40g)を混ぜる
- 生地を冷蔵庫で1時間ほど寝かせる
- 170℃に予熱したオーブンで20分ほど焼いて冷ます
薄力粉などを入れる前に、さつまいも入れておきましょう。
さつまいもではなくかぼちゃなどを入れる場合も、同じタイミングです。
<参考>サクサクのカボチャクッキーの材料
かぼちゃ(60g)、薄力粉(110g)、バター(60g)、砂糖(40g)、バニラオイル(少々)、塩(微量)
※塩を入れるタイミングは、砂糖と一緒です。
かぼちゃやさつまいもは加熱をしてから裏ごししておいてくださいね。
入れすぎると、もったりした感じになってしまいます。
最後に、バターなしのクッキーのレシピをご紹介します。
バターなしでもサクサクのクッキーレシピ
- ボウルに薄力粉(120g)、砂糖(50g)、サラダ油(大さじ4)、塩(ひとつまみ)を入れて混ぜる
- ラップに包み、冷蔵庫で30分寝かせる
- 生地を7mm程度の厚さにして成形する
- 180℃に予熱したオーブンで、13~15分ほど焼いて冷ます
焼く温度や焼き時間はレシピによって多少違いますが、お使いのオーブンによって焼き加減は多少違います。
焼き時間などは様子を見ながら調整してみて下さいね。
まとめ
クッキーが柔らかい理由や焼き直し方法、レシピなどをご紹介してきました。
最後にポイントをまとめます。
- 焼きたてのクッキーは柔らかい
- 焼いた後1~2分冷ますと硬くなる
- 生焼けかどうかは、裏まで焼き色がついているかで確認する
- クッキーが柔らかくなるのは、焼き加減や生地の厚さなどが原因
- 冷ましても柔らかい場合は、オーブンやトースターで焼き直す
- 生地の混ぜ方などに注意するとサクサクになる
- おからやチョコチップなどを入れたクッキーレシピも人気
バターは溶かしちゃいけなかったんですね…。
溶けていた方が混ざりやすいのかと思って、レンジでチンして完全に溶かしていました。
生地もこれでもかと言うほどこねていたような気がします。
クッキーが柔らかくなる理由を調べてみると、なぜ上手にクッキーを焼けなかったのかよくわかりました。
子供と作るとどうしてもうまくいかないこともありますが、ポイントを押さえて工夫しながら作っていきたいです。
皆さんも今回の情報を参考に、サクサクの美味しいクッキーに挑戦してみて下さいね!