感染症対策に、「次亜塩素酸水」の除菌効果が優れていると知った実家の母が、早速手に入れて分けてくれました。
「加湿器に入れて大丈夫だから!空間除菌しなさいね!」と熱弁されたのですが、本当でしょうか?
友達の赤ちゃんがよく遊びに来るので空間除菌はありがたいのですが、影響も気になりますし加湿器が故障するのも困ります。
次亜塩素酸水と加湿器の関係について調べましたので、以下のようにまとめてご紹介しますね♪
- 加湿器に次亜塩素酸水を入れる安全性や危険性
- 効果が高い加湿器の種類とおすすめの機種
- 加湿器で使う次亜塩素酸水の正しい濃度と計算方法
- おすすめの次亜塩素酸水商品をご紹介
「加熱式(スチーム式)」や「気化式」「ハイブリッド式」「超音波式」など多くの種類がありますが、次亜塩素酸水対応の加湿器はどれなのでしょうか?
また、次亜塩素酸水は加湿器に入れる際は薄めて使った方が良いようなので、ふさわしい濃度と計算方法も勉強しましたので、皆さんにもご案内しますね!
市販されている次亜塩素酸水の商品もご紹介しますので、いろいろな場所の除菌に役立てていただけるはずです。
最後までお付き合いいただき、徹底除菌できるようになりましょう♪
目次
次亜塩素酸水は加湿器に入れて大丈夫?健康被害や故障の危険性はないの?
次亜塩素酸水はノロウイルスやインフルエンザウイルス、腸管出血性大腸菌(O-157)・サルモネラ菌など、様々なウイルスや細菌を殺菌する効果があります。
加湿そのものが感染症予防の目的で行われることも多いですが、そこに次亜塩素酸水を入れられるなら、加湿+除菌の効果が得られるのでとっても心強いですよね。
次亜塩素酸水は本当に加湿器に入れても大丈夫なのかを調べてみると、次のようなことがわかりました。
- 次亜塩素酸水は皮膚についても大丈夫
- 次亜塩素酸水対応の加湿器を必ず使用
⇒ おすすめ加湿器は?(→3章へ) - 加湿器に使うときも濃度に注意が必要
⇒ 最適な濃度とは?(→4章へ)
正しい使い方をすれば、次亜塩素酸水は加湿器に入れられるという事ですね♪
詳しい内容を解説しようと思うのですが、その前にひとつ、とても重要な情報がありましたので先にお伝えします。
次亜塩素酸水と非常によく似た名前の
「次亜塩素酸ナトリウム」は、絶対に加湿器に使用してはいけない!
という事です!
次亜塩素酸ナトリウムを加湿器に入れては危険!
次亜塩素酸ナトリウムは殺菌・漂白剤で、いわゆるハイターなど、家庭で日常的に使われています。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは名前が非常に似ていますが、異なるものですので、大きな特徴をまとめますね。
次亜塩素酸水 | 次亜塩素酸ナトリウム |
・中性~酸性 ・無色透明 ・殺菌・消臭効果がある (次亜塩素酸ナトリウムの約10~80倍) ・人体にほとんど影響がなく皮膚に使用できる |
・アルカリ性 ・薄く黄色がかった透明 ・殺菌・消臭効果がある ・人体に影響があり、直接使用できない ・金属を腐食させる ・酸性成分と混ざると有毒ガスを発生する |
次亜塩素酸ナトリウムは安価で手に入りやすく、とても身近で頼りになる存在ですが、使用の際には注意が必要ですよね。
手に付くとぬるぬるして手荒れしますし、揮発したものを吸い込むと喉が痛い、目に入ると痛いなどの副作用や健康被害の危険性もあります。
さらに酸性タイプの製品と混ざると有毒な塩素ガスを発生し、非常に危険です。
パッケージにもしっかり注意喚起されていますね。
さらに金属を腐食させるので、ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムを加湿器に入れると、目やのどの痛みなど健康被害の危険に加え、加湿器が錆びたり壊れる恐れもあります。
絶対に次亜塩素酸水と間違えて次亜塩素酸ナトリウムを加湿器に入れないようにしてください!
次亜塩素酸水は加湿器に入れても大丈夫!
次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムと比べ、安全性が高く、しかも殺菌消臭効果も高い成分です。
加湿器に入れて空間に噴霧することで、空間の塵などに付着して存在している菌を殺菌してくれるので、加湿器に入れると空間除菌の効果を期待できます。
ただし、次の様な注意点がありますのでご確認ください。
- 正しい濃度で使用する
- 次亜塩素酸水に対応していない加湿器は故障の可能性がある
次亜塩素酸水は安全性が高いものですが、塩素系の成分です。
耐塩素仕様となっていない加湿器に使用すると、パッキンなどの部品劣化により故障する可能性がありますので、次亜塩素酸水対応の加湿器を使いましょう。
また、次亜塩素酸水はさまざまな濃度で販売されており、手持ちのものをそのまま加湿器に入れると濃度が高すぎる場合があります。
正しい濃度に希釈して使わなければなりませんのでご注意くださいね。
次亜塩素酸水は対応している加湿器に入れなければならないことはわかりましたが、そもそも加湿器にはどのような種類があるのでしょうか?
次の章では選ぶべき加湿器の種類と、使う際の注意点をご説明します。加湿器選びに役立ててくださいね♪
次亜塩素酸水を加湿器に使うときの注意点!気化式や加熱式は使えるの?
次亜塩素酸水は、対応した機種であれば加湿器に入れて大丈夫だとはわかりましたが、加湿器を調べているといくつか種類があることに気付きました。
いったいどのような違いがあって、どれが次亜塩素酸水を使える加湿器なのでしょうか?
次亜塩素酸水を使えるものを選ぶためには、加湿器の種類とそれぞれの仕組みや特徴も知っておいた方が良さそうだと感じました。
まずは加湿器の種類や選び方、使い方の注意点をご説明したいと思います。
加湿器の種類と特徴・選ぶ時の注意点
最初に加湿器の種類と、その仕組みや特徴を表にまとめますね。比較すると、次亜塩素酸水にふさわしいものとそうでないものがわかりますよ。
加湿器の種類 | 仕組み・特徴 |
超音波式
○ |
・超音波の振動により、水を細かい粒子にして噴霧する ・水がそのまま放出されることになる ・内部に残った水に雑菌が繁殖する可能性がある ・水のミネラル分により、壁などが白くなる場合がある ・安価でインテリア性の高いものが多い |
気化式
△ |
・水を含ませたフィルターに風をあて、気化させる ・加湿効果はあまり高くない ・冷たい蒸気が出る ・内部に残った水に雑菌が繁殖する可能性がある ・内部やフィルターの手入れが必要 ・電気代が安い |
加熱式 (スチーム式)
× |
・水を加熱して蒸気にする ・加湿効果が高い ・沸騰させるので蒸気は殺菌されている ・吹き出し口から温かい蒸気が出る(火傷注意) ・電源装置を搭載しているので電気代が高くなる |
ハイブリッド式
× |
・水を含ませたフィルターを温め、風をあてて気化させる ・加湿効果が高い ・加熱式(スチーム式)ほど高温にならない ・フィルターに水のミネラル分が固化しやすい ・気化式よりは電気代が高くなる |
加湿器は上記の4種類に分類されます。
実は次亜塩素酸水は高温と紫外線に弱いので、加熱式(スチーム式)やハイブリッド式の加湿器に使用すると、効果が薄れてしまうので不向きです。
お手持ちの加湿器が次亜塩素酸水を使えるかどうか調べたい場合、まずは加湿方式を確認すると良いですね。
ちなみに我が家には東芝の加湿器があったので、次亜塩素酸水を入れられるかな…と期待したのですが、加熱式でした。残念。
それでは、熱を使っていない気化式や超音波式なら、次亜塩素酸水を入れられるのでしょうか。
加湿器メーカー・次亜塩素酸水メーカーからの回答は?
私個人の意見なのですが、気化式は電気代のコストパフォーマンスも良くきちんと気化した水蒸気を放出するので、使ってみたいと思っていました。
そこで、次亜塩素酸水を使える気化式加湿器を調べていたのですが、どうにも見つかりません。
さまざまな家電メーカーのHPなどを調べていると、気化式加湿器には「水道水のみ」や「次亜塩素酸水は使えません」との記載もありました。
メーカー名 | 次亜塩素酸水の使用について | 引用元 |
シャープ | 市販の除菌剤は使用しない | 公式HPより |
パナソニック | 次亜塩素酸水を入れて使用できない | 公式HPより |
ダイキン | 公式HPより | |
ベンタ | 公式HPより |
「次亜塩素酸水を入れて使用できない」とはっきり書かれているとそれはそれでありがたいのですが、いったいなぜでしょうか?やはり機器に不具合が生じるのでしょうか?
もう少し調べてみたいと思い、気になっていたおしゃれな気化式加湿器のラインナップがあるバルミューダに直接メールで問い合わせてみました。
バルミューダへの問い合わせ内容
→貴社のRainには、次亜塩素酸水を入れて運転することができま
バルミューダからの回答
→加湿器「Rain」は気化式で加湿を行います。
次亜塩素酸水の十分な効果を発揮できず、Rainにも部品不具合
恐れ入りますが必ず、水道水(飲用)をご使用くださいますようお
あれ?本体への不具合だけではなく、次亜塩素酸水の効果についても触れられている…という事は、気化式でも次亜塩素酸水の効果が薄れてしまうのでしょうか?
これは気になる!見過ごせません!
そこで今度は、次亜塩素酸水を製造販売しているメーカーの情報を集めることにしました!
メーカー名 (商品名) |
加湿器の使用について | 引用元 |
ARIOSE (SALAMORE) |
超音波噴霧器を推奨 | 公式HPより |
OTOGINO (OXミスト) |
・気化式はフィルターに次亜塩素酸水が反応してしまう ・超音波式の次に効果がある |
公式HPより |
CHINOSHIO | ・気化式はフィルターの種類によって次亜塩素酸水が多少分解する ・できれば超音波式がおすすめ |
公式HPより |
岡部機械工業 (レーアパウダー) |
次亜塩素酸水対応の超音波式加湿器や噴霧器を使用する | 公式HPより |
オーシャン (ノロックス) |
・気化式では使用できない ・専用超音波噴霧器を推奨 |
公式HPより |
オーケンウォーター (除菌水ジーア) |
・気化式加湿器では使用できない ・次亜塩素酸水対応の超音波加湿器を使用する |
公式HPより |
「気化式では使用できない」と明言されているメーカーもいくつも見つかりました。
表現の仕方はいろいろですが、全てに一致しているのは、「超音波式加湿器がふさわしい」との内容ですね。
もう少し追及してみたいと思い、
- 加湿器を使っての空間除菌をHPでも大きく取り上げ推奨している「オーケンウォーター(除菌水ジーア)」
- 専用超音波噴霧器も製造している「岡部機械工業(レーアパウダー)」
- 専用超音波噴霧器を製造し、気化式では使えないとしている「オーシャン(ノロックス)」
- 気化式についての言及がなかった「ARIOSE(SALAMORE)」
上記の4社に問い合わせました。
問い合わせ内容
→気化式の加湿器では使えないのでしょうか?次亜塩素酸水の効果が薄れますか?
回答内容
オーケンウォーター (除菌水ジーア) |
次亜塩素酸水の効能を保つため、超 |
岡部機械工業 (レーアパウダー) |
噴霧器は次亜塩素酸水対応のものでないと機械の寿命を早めますの 基本加湿器では元から使用目的が違うので効果か得られるかどうか |
オーシャン (ノロックス) |
気化式の加湿器をお使いいただいた場合、フィルターにウイルスやニオイ成分が付着しているケースがあります。 そのとき、次亜塩素酸水(製品名:ノロックス)はフィルターへ効果を発揮し、空気中には有効な次亜塩素 |
ARIOSE (SALAMORE) |
加湿器は次亜塩素酸対応している超音波噴霧器を推奨してお |
ノロックスを製造販売しているオーシャンから、興味深い回答が得られました!
気化式のフィルターにウイルスなどが付着していた場合、そちらの分解に次亜塩素酸水の効力が発揮されてしまう可能性があるのですね。
OTOGINOやCHINOSHIOのHPに記載されていた、「フィルターに反応してしまう」と言う内容にも、そういった意味合いも含まれているのかもしれません。
さまざまなメーカーのHPや問い合わして得られた回答をまとめると、
気化式加湿器に次亜塩素酸水を使う
- 次亜塩素酸水の効果を発揮できない
- フィルターやフィルターに付着したウイルスなどに次亜塩素酸水が反応する可能性がある
- 機械の寿命を縮める
などさまざまな理由から推奨されていない
超音波加湿器に次亜塩素酸水を使う
次亜塩素酸水の効果を発揮するのにふさわしい
注意点
- 次亜塩素酸水対応の超音波加湿器を使う
- 次亜塩素酸水に記載されている使用方法などを確認する(専用噴霧器以外使用不可の場合もある)
私が加湿器を作っているわけではないので、機械の詳しい仕組みまではわかりませんが、次亜塩素酸水を入れて使うのによりふさわしい加湿器は、超音波式であると考えて良いのではないでしょうか。
加湿器にはそれぞれに特徴があり、メリットもデメリットも備えていますね。
その中でも私は、次亜塩素酸水を使っての加湿+除菌のダブル効果を求める時には、対応の超音波式加湿器を選ぼうと思います♪
超音波式加湿器を使う際の注意点
超音波式加湿器は他の加湿器とは少し仕組みが異なり、気化した水蒸気ではなく、超音波によって細かくした水分子を空気中に噴霧します。
水蒸気よりも粒子が大きいため、壁や床を湿らせてしまう場合があります。
また、水に含まれる不純物やミネラル分も一緒に噴霧するので、それらが壁や家具に付着すると白くなる場合があり、置き場所や向きには注意が必要です。
その他、置き場所や使い方のポイントもまとめます。
- 電子機器の近く(電子機器に向けて)で使用しない
- 胸の高さ程度の場所に置く
- サーキュレーターなどで部屋全体にいきわたるよう工夫する
- 部屋の広さに合った機種を選ぶ(機種により加湿範囲が異なる)
正しい場所や向きに設置して、しっかり効果を得られるようにしましょうね♪
加湿器に次亜塩素酸水を使うとこんなメリットも!
気化式や超音波式の加湿器は、加熱しない為残った水や加湿器内部に雑菌が繁殖するリスクがあります。
雑菌が繁殖したままで運転すると、菌を部屋中にまき散らすことになってしまうので恐ろしいですね!
特に超音波式は水をそのまま噴霧するので危険性が高く、赤ちゃんのいる家庭ではおすすめしにくいものです。
しかし、次亜塩素酸水を使えば噴霧される水分がクリーンなことはもちろん、加湿器内部を除菌する効果も期待できます。
もちろん毎日水を取り替えるなどの手入れは必要かと思いますが、こんな嬉しい付加価値もあるんですね♪
次亜塩素酸水を入れて使うなら超音波式加湿器が良いとわかりました。それでは具体的に、どのような製品があるのでしょうか?
次の章ではおすすめの加湿器製品をご紹介します!是非参考になさってください。
こちらの記事で詳しく解説していますので、季節による正しい湿度についてもチェックしてみてくださいね。
↓ ↓ ↓
湿度70%以上の部屋には要注意!夏や冬の理想的な湿度はコレ!
次亜塩素酸水に対応した加湿器!超音波式のおすすめ人気商品4選
次亜塩素酸水の効果を十分に発揮するためには、超音波式加湿器の使用がおすすめです♪
通販で購入できる、おすすめの次亜塩素酸水対応の加湿器をいくつかご紹介しますね!
↓長時間使用に KEECOON 8L超音波加湿器
8Lの大容量ですが、場所を取らないタワータイプで上から給水が可能なので、扱いが楽そうですね。
湿度調整や噴霧量の3段階調節機能、静かなお休みモードも備わっており、快適に使用できるよう工夫がなされています。
大容量ですので、日中不在にする方よりも、1日家にいてずっと加湿器を運転するような方におすすめの商品です♪
※私が調べた限りでは、次亜塩素酸水に対応した高性能タイプでおすすめできる加湿器は上記の製品のみでした。
↓寝室やデスクに アロマディフューザー 超音波加湿器
レビューの数が驚異的な数で驚いてしまいます!その上で高評価なので、安心感を覚えますね。
タンク容量は70mlとコンパクトなようなので、広い部屋で使用するよりは、寝室の枕元やデスクの手元などでの使用がおすすめです。
可愛い見た目と優しいLEDの光で癒し効果もありそうです♪
レビューによると、取り扱い説明書には次亜塩素酸水についての記載がないようですが、メーカーに問い合わせをしたら「使用できる」との回答を得られたそうです!安心ですね。
↓brume 5L超音波加湿器
2020年6月上旬出荷分より、次亜塩素酸水対応にモデルチェンジするそうです。
内部には塩素にも強いステンレスを使用していることなどもしっかり案内されていて、安心感があります♪
5Lと大容量ですが、本体サイズはちょっと大きめのポット程度の大きさなので、置き場所にも困りませんね!
↓USB充電式 卓上加湿器 ウルカプセル
USB充電式で持ち運びができる小型の加湿器です。
充電が満タンなら、連続加湿モードでも2時間の加湿が可能とのことなので、仕事中にオフィス内で持ち歩いたり、車内の除菌にも使用できます。
丸みを帯びた可愛らしい形も魅力ではないでしょうか♪
また、とっても個人的な意見ですが、楽天市場の商品紹介ページの最初に「次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムは違う」と注意喚起されている点にも好感が持てます。
おすすめの次亜塩素酸水対応の超音波加湿器をご紹介しました。
他にもたくさんヒットしますが、中には熱を使うハイブリッド式なのに次亜塩素酸水対応と書かれているような、疑問を覚える製品もありました。
説明はしっかりチェックしたほうが良いですし、場合によってはメーカーへの問い合わせが必要な製品もあるかもしれません。
健康にかかわるものですので、よく考えて選びましょうね!
加湿器が手に入ったらいよいよ使いたいところですが、その際にふさわしい次亜塩素酸水の濃度はどれくらいなのでしょうか?
最後に、加湿器に入れる次亜塩素酸水の濃度や希釈の際の水との割合、加湿器以外にも使いたい次亜塩素酸水の商品をご紹介します。
これを読まずして次亜塩素酸水を加湿器に入れるわけにはいきません!お見逃しのないよう、ぜひとも読んでくださいね♪
加湿器に入れて安全な次亜塩素酸水の濃度は?おすすめの市販品も紹介!
次亜塩素酸水はさまざまな濃度で販売されています。市販品を見てみると、濃度が高いものは1000ppmなんてものもありますね。
ちなみに私が母からもらったものは100ppmです。
加湿器に入れる場合には、50ppmの濃度が推奨されています。
※仮に濃い濃度の原液が体に触れたとしても健康被害はないとされていますが、衣類の脱色などの可能性もあるようですのでこの濃度は守りましょう。
…という事は、私の手持ちの物はそのまま使えませんね。希釈しなければなりません!
同じようにお手持ちの次亜塩素酸水を希釈しなければならない方は多いと思います。
欲しい濃度と量の希釈液を作る為に、原液と水をどのような割合で混ぜれば良いのか、求める計算方法をご紹介しますね。
希釈液の計算方法
例)100ppm(0.01%)の次亜塩素酸水原液から、50ppm(0.005%)・2000ml(2リットル)の希釈液を作りたい場合は次亜塩素酸水の原液はどれくらい必要?
必要な原液の量(ml) = 作りたい希釈液の量(ml)× 作りたい希釈液の濃度(%)÷ 原液の濃度(%)
2000 × 0.005 ÷ 0.01 = 1000
つまり、100ppmの原液1000ml(1リットル)と水を1000mlを混ぜると、50ppmの希釈液が2000mlになります。
このようになります!
計算自体は簡単ですが、原液の濃度が何ppmなのかによって答えが変わりますので、割合の計算が面倒な方もいらっしゃると思います。
50ppm・2000ml(2リットル)の希釈液を作る場合の、原液の濃度と量をいくつか表でご紹介しますね。
原液の濃度 | 原液の量 | 水の量 |
1000ppm | 100ml | 1900ml |
400ppm | 250ml | 1750ml |
200ppm | 500ml | 1500ml |
参考サイト:消毒液の希釈の計算 |
ぜひ活用してくださいね♪
加湿器にも使える!おすすめの次亜塩素酸水
私のように先に次亜塩素酸水を持っている方だけでなく、加湿器と合わせて次亜塩素酸水も購入しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。
次亜塩素酸水は人体への影響がないので、赤ちゃんのいる環境でも使えますし、もちろん犬や猫にも害がないので、ペットの臭いが気になる場所の消臭にも効果的です。
購入を考えている方の為に、最後に加湿器にも入れられ、手指や食器、ドアノブなどの消毒にも使える次亜塩素酸の商品をご紹介します。
↓弱酸性エクリアゼロ
エクリアゼロは濃度100ppmの弱酸性次亜塩素酸水です。
実はエクリアゼロを作っているエレコムでは加湿器も生産しています。
↓エレコム加湿器 エクリアミスト
こちらのエクリアミストでは水道水か、エレコム製加湿器用のエクリアゼロを使用できるのですが、他の次亜塩素酸水の使用については保証の範囲外とのことです。
その為加湿器のおすすめ商品ではご紹介しなかったのですが、日本製ですし、安心感がありますよね!
エクリアゼロに関しては、次亜塩素酸水対応の他の加湿器でも使用可能だとQ&Aに書かれていますので、セットで購入するもよし、エクリアゼロだけ購入して身の回りの拭き取り除菌&他の超音波加湿器に使うもよしです!
ぜひご検討くださいね♪
↓大容量! CELA水 20L
大型の加湿器を毎日使いたい方や、何部屋にも使いたい方は次亜塩素酸水がたくさん必要ですよね!
そんな方には大容量のCELA水20Lをおすすめします!
50ppmですので希釈することなく、そのまま使えるので楽だと思いますよ♪
↓オックスミスト
オックスミストは濃度50ppmの安定化次亜塩素酸水です。
希釈の必要なく、そのまま消毒や加湿器に使えるのも魅力ですね!
また、不純物を極力少なくする新製法で作られ、保存期間が最長3年と長いのも魅力のひとつです。
↓SALAMORE
SALAMOREは濃度200ppmの次亜塩素酸水です。
少し濃度が高いので、キッチン周りの除菌消臭や、感染症予防で念入りにドアノブなどを除菌したい時にも活躍しそうです。
開封後の使用期限が約1ヶ月となりますので、使い切れそうな量を購入する方が良さそうですね。
まとめ
次亜塩素酸水を加湿器で使う効果や危険性、加湿器選びのポイントについて、メーカーからの回答も含めて解説してきました。
- 次亜塩素酸水は加湿器に使えるが対象機種に注意
- もっとも適しているのは超音波式加湿器
- 必ず次亜塩素酸水対応の超音波加湿器を使用する
- 次亜塩素酸ナトリウムは危険を伴うので絶対に加湿器に入れてはいけない
- 熱と紫外線に弱いので加熱式、ハイブリッド式に使えない
- 気化式加湿器はフィルターによって効果が薄れる可能性がある
- 気化式加湿器はフィルターに付着したウイルスなどに次亜塩素酸水の効力が使われる可能性がある
これまで超音波式加湿器に対しては、「おしゃれだけど他の加湿器と何か違うらしい」のようなイメージしかなかったのですが、水を気化させるのか噴霧するのか、仕組みが大きく違っていたのですね。
その違いのおかげで、次亜塩素酸水の除菌消臭効果を損なわずに空間除菌できることもわかりました。
ひとまず私は、次亜塩素酸水を活用するために超音波式加湿器を購入しようと思いますが、加湿器はタイプによる違いが大きいので、用途に合ったものを選ばなければなりませんね。
最後までお読みいただいた皆さんには、きっと正しい選択と使い方ができるようになっていただけたはず♪
正しい使用方法で健康で快適な日々を過ごしましょう!