いちごがとても美味しそうだったので、明後日の休日に子供と一緒にケーキを作るために購入しました。
甘みを増すために常温保存にするべきなのか、それともなんとなく日持ちしなさそうなので冷蔵庫に入れるべきなのか迷っています。
何日くらい日持ちする果物なのか、保存方法によって変わってくるのかも知りたいと思いましたので、以下の項目を調べてみました!
- いちごは常温保存できるのか、冷蔵したほうが良いのか
- 腐るとどうなる?簡単な見分け方
- 保存方法別の日持ち日数
- 新鮮ないちごの見分け方とは
- できるだけ新鮮な状態を保てる正しい保存方法
最初に新鮮なものを選びたいですし、正しい保存方法と日持ちの目安も知っておきたいですね。
また、彩りもきれいないちごはお弁当にも入れたいのですが、持ち歩きには不向きでしょうか?
保存方法や腐るとどうなるのかまで解説しますので、よくお読みいただき最後まで美味しくいちごを楽しめるようになってくださいね♪
目次
いちごは常温保存?それとも冷蔵庫で保存?どちらが良いのかを解説!
果物の中には冷蔵庫に入れないほうが良いものもありますが、いちごは常温保存できるのでしょうか?
残念ながら非常に傷みやすい果物で、常温保存には向きません。
もちろん常温と言っても夏と冬では違いますし、品種や状態も様々ですから、何時間・何日日持ちすると明確に決められるわけではありません。
ただ、保存に適した温度はわかっていて、3℃~5℃とされています。
夏場など気温が高い時に常温放置すると、1日ももたなかったり、たった半日ほどで食べ頃から熟しすぎの状態になる場合もあります。
昨日買ったいちごがもう腐ってカビをはやしただと…
— りょーの (@ryonon) April 17, 2011
この方の保存状態はどうだったのかわかりませんが、春だと買ってきて1日でカビがはえるケースもあるようです。
それに、季節を問わず車の中は高温になりやすいので、注意が必要ですね。
逆に冬場で暖房もきいていない室内なら、数日日持ちする可能性もあります。
また、通販や宅配などで注文すると、常温配送よりも冷蔵や冷凍での配送が目立ちますよ。
例えばこちらは冷蔵配送ですね。クール便で配送、到着後は冷蔵庫で保管と書かれています。
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そしてこちらは冷凍です。賞味期限が記載されていないのですが、冷凍なら少し長く日持ちしそうですよね!
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日持ちに関しては後ほど「いちごの日持ちはどれくらい?常温・冷蔵・冷凍による違いを調査!」の章で紹介しますね♪
お弁当やショートケーキのいちごは常温で大丈夫?
いちごは家でそのまま食べるだけでなく、お弁当に入れて持ち歩きたかったり、ショートケーキなどのデザートにのっていたり、いろんな食べ方がありますよね♪
お弁当に入れる場合は気温に注意が必要です。
気温が15℃や20℃以上と暖かい日は傷みやすくなりますので、しっかり保冷しましょう。
ショートケーキの場合、上にのっているいちご以上に間に挟まっているものに注意しましょう。
中に挟まっているいちごはカットされ、生クリームに触れています。
常温に放置する場合と同様に生クリームも傷みやすいため、冷蔵庫で保管してなるべく当日中に食べきるようにしてくださいね。
冷蔵庫に入れないほうが良い場合もある?おいしく食べるためのコツをご紹介!
いちごは冷蔵庫で保存したほうが良いとご説明しましたが、おいしく食べるためには常温の方が良いという考えもあります。
冷やしすぎると甘みを感じにくくなるので、甘さを追求するなら冷蔵庫に入れないほう良い、というわけですね。
例えば冬場で、買ってきたその日に食べるのなら常温で保存してそのまま食べても良いかもしれません。
翌日以降に食べたい時や暖かくなってきた春なら、一旦冷蔵庫で保存し、食べる前に冷蔵庫から常温に戻すと甘いいちごが食べられそうですね♪
また、冬場に常温保存していた場合でも冷やして食べたい時もありますよね!
そんな時には食べる前に冷蔵庫に入れると良いでしょう。
あまり冷やしすぎてはいけませんので、冷蔵庫で冷やすのは30分程度にしてくださいね。
いちごは傷みやすいことがわかったので、うっかり常温放置してしまうと「腐っていたらどうしよう」と不安になりそうです。
そこで、腐っているかどうかの見分け方を調べました!次の章でご紹介しますのでぜひ参考になさってくださいね♪
いちごは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方や目安がコレ!
いちごは常温保存すると傷みやすい果物で、冷蔵庫で保存していても保存期間が長くなれば傷んでいきます
常温に置いていたり、買ってから日が経ったいちごが食べられるかどうかはどのように見極めれば良いのでしょうか?
腐るとどうなるかがわかれば、食べられるかどうか判断できますね!
腐ったいちごの特徴
- 黒色や白色のカビが生えている
- 汁が出ている
- 変色している
- 発酵したような変な味がする
- 明らかに腐っているとわかる臭いがする
いちごは腐るとカビや変色など、表面に変化が現れるので比較的わかりやすいですね。
傷み始めると触った感じも柔らかくなりますので、いちごを洗う時によく確認してくださいね。
腐りかけの見分け方は難しい!傷んだいちごを食べるとどうなる?
いちごに限らず果物は「腐りかけまで熟した時が一番おいしい」なんて考えをする人もいますね。
これで500円のおつとめ品のいちご(^ω^)
腐りかけが好きだから大歓迎だお(^ω^)
いちごの産地に生まれて幸せな季節(^ω^) pic.twitter.com/PuYVLt3Qbk— 設楽ぎみ🎼1217Zepp (@gimme_latte) April 7, 2019
確かに、限界まで甘みが増して柔らかくなり、おいしいです♪
でも、腐りかけなのか完全に腐っているのかの見分け方は難しいですよね。
例えば表面がピンクっぽくなっている場合がありますが、 いちご同士やパックなどと接触して傷んでいる状態です。
カビが生えていなければ腐っているとまでは言いません。
実際にこの状態のいちごを食べている方もたくさんおられますが、腐りかけの物でも危険はあります。
特に小さな子供や高齢者など、免疫力が低い人には注意が必要です。下痢、腹痛、胃が痛む、嘔吐などの食中毒症状を起こすかもしれません。
傷みが進んでいるいちごを食べるかどうかは自己判断になりますが、いちごの状態や食べる人の体調などをよく考慮し、冷静に決断してくださいね!
腐った時の見分け方はわかりましたが、基本的にどのくらい日持ちする果物なのでしょうか?
続いては保存方法別の日持ち日数をご説明しますので、ご確認ください♪
いちごの日持ちはどれくらい?常温・冷蔵・冷凍による違いを調査!
いちごはどれくらい日持ちする果物でしょうか?
スーパーなどで売られているいちごに、賞味期限や消費期限が書かれていればわかりやすいですよね。
でも残念ながら、生鮮食品には期限は記載されていません。
あくまで目安となりますが、常温・冷蔵・冷凍それぞれの日持ち日数を一覧表にしますのでご覧ください。
保存方法 | 日持ち日数 |
常温 | 1日~3日程度 |
冷蔵庫(野菜室) | 5日~1週間 |
冷凍庫 | 2ヶ月程度 |
常温保存や冷蔵保存したいちごの日持ちは、いちごの状態や気温によって変わります。
第一章でもご紹介した通り、買ってきて1日常温に置いただけでもカビが生えるケースもあるので、過信しないでくださいね。
また、冷蔵保存する場合は冷蔵室ではなく野菜室に保存してください。
冷蔵室より野菜室の方が、いちごを含む果物や野菜の保存に適した温度だからです。
一般的に多い冷蔵庫の温度設定
- 冷蔵室:2℃~6℃
- 野菜室:3℃~7℃
いちごの保存に適した温度は3℃~5℃なので、冷蔵室では少し低すぎるのですね。
また、冷凍の場合、腐るか腐らないかで言えば保存期間はもっと長いかもしれません。
でも、冷凍庫の開け閉めの度に多少でも温度の変化があり、温度変化によって少しずつ劣化していきます。
あまり長く保存しすぎず、1~2ヶ月以内には食べきるようにしてくださいね。
鮮度の良いいちごの選び方とは?
いちごを長持ちさせるためには、新鮮なものを選ばなければなりません!
買ってきた時点で腐りかけているようでは、いくら冷蔵庫に入れても意味がないですものね。
そこで、鮮度の良いいちごの特徴を以下にまとめます。選ぶ際の目安になさってください♪
鮮度の良いいちご
- 色ムラなく全体に色づいている
- 表面に茶色い産毛が残っている
- ヘタが萎びておらず、外に反っている
- ヘタが鮮やかな緑色
- 実がぷっくり膨らんで、種の周りの実が盛り上がっている
このようないちごを選びましょう!
そして、パックのいちごをチェックする時は、底からも見るようにしてくださいね。
上側のいちごはきれいに見えても、底から見てみると下敷きになっているいちごがピンク色に変色していることもよくあります。
重みがかかり、パックとの接触面も大きいので仕方がないことですが、なるべく状態の良いものを選びましょう。
ただし、選ぶ時はいちごを押してしまわないよう、優しくパックを持ってくださいね。
保存方法別の日持ち目安はわかりましたが、この日数も正しく保存出来た場合の事です。
最後に、それぞれの場所での正しい保存方法を解説しますので、お読みいただいて正しく保存できるようになりましょう!
いちごの正しい保存方法とは?長持ちさせるコツを教えます!
いちごは傷みやすいので、せめて正しく保存して優しくしてあげたいところです。
冷蔵庫・冷凍庫それぞれの正しい保存方法をまとめますので、この方法で少しでも長持ちさせましょう!
冷蔵庫での正しい保存方法
いちごを冷蔵庫保存する正しい保存方法は次の通りです。
いちごの冷蔵方法
- 保存前に水洗いしない
- ヘタはつけたままにする
- 元々付いている水気をしっかりふき取る(優しくさわる)
- 1つずつキッチンペーパーで優しく包む
- ヘタを下にし、重ならないように並べて密閉容器に入れて蓋をする
- 密閉容器が無ければお皿に並べてラップする
冷蔵庫で保存する時は水洗いせず、食べる直前に洗いましょう。
いちごは表面の皮が非常に薄く、水洗いするだけでも傷つけてしまう可能性があるからです。
洗わずヘタもそのままの状態にしますが、これはいちごを傷つけないようにするためだけでなく、切り口から栄養素が逃げるのを防ぐためです。
買ってきたパックから取り出したら、乾燥を防ぐために1つずつキッチンペーパーで包んでください。
容器に入れる際はヘタ部分を下にするほうが強いですし安定します。
キッチンペーパーの代わりにアルミホイルで包むと、ペーパーで包む以上に乾燥から守れて効果的です!
1週間ほどの日持ちも期待できますよ!
数が多い時には大変かもしれませんが、大粒の高級苺を数日かけてゆっくり楽しみたい…なんて時にはぜひともおすすめしたい方法です♪
冷凍庫での正しい冷凍方法
いちごを冷凍庫保存する正しい方法は次の通りです。
いちごの正しい冷凍方法
- 水洗いしてしっかり水気をふき取る
- ヘタを取る
- 密閉容器や密閉袋に重ならないように入れる
- 砂糖をまぶしても良い
冷凍する場合は先に洗いましょう。
この時もゴシゴシ洗うといちごを傷めてしまいますので、大きめのボウルなどに水をたっぷりはり、その中で優しく洗って汚れを落とします。
水洗いの後にヘタを切り取ってくださいね。そうしなければ水洗いの時に栄養素が流れ出てしまいますよ。
冷凍の場合、表面に砂糖をまぶしておいても良いでしょう。
砂糖があると甘みを足す他、いちご同士がくっつきにくくなって、食べようと思った時に取り出しやすくなります。
ただ、冷凍したいちごを解凍して食べるとべちゃべちゃと水っぽくなってしまいます。
凍ったままで食べるか、そのままスムージーやジャムに加工することをおすすめします。
凍らせる前にジャムにしてしまうのも、いちごを長持ちさせるためには良い方法です。
糖度が高いほど腐りにくくなりますので、糖度40~50%ほどで作り、しっかり殺菌された清潔な容器に入れれば、常温でも1年ほど日持ちさせられます。
砂糖といちごを混ぜて水が出るまで数時間放置し、レモン汁を加えて加熱します。
強火で沸騰させたら、弱火にして煮詰めてくださいね。
以外と簡単なので、いちごがたくさんある時には手作りジャムに挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いちごは常温保存できるかどうかや、腐った時の見分け方や保存方法まで解説してきました。
- いちごの保存に適した温度は3℃~5℃なので常温保存に向かない
- 甘みを感じにくくなるので冷やしすぎには注意する
- 腐るとカビや変色など表面の状態や臭いに変化が現れる
- 腐っていても腐りかけでも食中毒を起こすことがある
- 日持ちは常温:1~3日、冷蔵庫:5日~1週間、冷凍庫:1~2ヶ月程度
- 冷蔵保存する際は野菜室で保存する
- 新鮮ないちごは全体に真っ赤で、ヘタが元気で濃い緑色をしている
- 冷蔵保存の場合洗うのもヘタを取るのも食べる直前にする
いちごは基本的に常温保存に向かないことがわかりました。
おいしく食べることを追求すれば常温の方が良いともわかったので、食べる前に常温に戻すなど、工夫しようと思います。
たくさんある時には冷凍いちごを作っておけば、そのままシャーベットのように食べたり、ジャムやスムージーを作ったりと、楽しみ方も広がりそうです!
状況に合わせた正しい保存方法で、最後までおいしくいちごを楽しみましょうね♪