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食材・料理のQ&A

ブルーベリーの日持ちを大特集!腐ったときの見分け方も解説するよ

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料理・食材
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ケーキを手作りするときなどに、飾り付け用に買ったブルーベリーを使いきれない…なんて経験はありませんか?

生のブルーベリーはあまり日持ちしなさそうだったので、せっかく買ったブルーベリーを最後まで美味しく食べ切るために、次のような内容について調べてみることにしました!

 

  • 生のブルーベリーの日持ち期間
  • ブルーベリーの加工品の賞味期限
  • ブルーベリーが腐るとどうなるのか
  • 冷蔵、冷凍の正しい保存方法
  • 栄養満点のブルーベリーを長く保存できるレシピ

 

ブルーベリーは生でもおいしいですが、ジャムなどの加工品の方が食べる機会が多いかもしれませんね。

ジャムは腐っているかどうかの見分けが難しいときがあるので、是非この記事をお読みいただいて見分けられるようになっていただけると嬉しいです。

また、余った生のブルーベリーは冷蔵庫で保存するべきなのか、常温でも良いのか、長持ちといえば冷凍だけど冷凍保存は可能なのか…?

そんな疑問も解決していきます♪

ブルーベリーの日持ち期間や保存の仕方に詳しくなって、最後までおいしく食べていただけますのでぜひ参考にしてくださいね。
 

   

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ブルーベリーの日持ちを調査!ジャムやコンポートなどの賞味期限も解説!

ケーキなどの飾り付けに使うために生のブルーベリーを買ってきても、賞味期限や日持ち日数の目安などは記載されていないですよね。

生鮮食品には賞味期限を記載する義務がないため、消費者が見た目などからどのくらい日持ちするのかを考えて使い切る必要があります。

ジャムなどに加工された場合は安全に食べる期間をきちんと表示する義務があるため、賞味期限や消費期限が記載されています。

大まかな日持ち日数の目安がわかると調理に使うタイミングも見極めやすくなりますので、ここでは生のブルーベリーの日持ち日数の目安と、加工品の賞味期限について紹介します。

 

ブルーベリー(生)の日持ち目安

スーパーやコストコなどで売られている生のブルーベリーには賞味期限が記載されていませんが、大まかな日持ち日数は次のように言われています。

 

  • 冷蔵庫で1週間~10日
  • 冷凍で約6ヶ月

 

あまり長くありませんね。

果物の中には桃やバナナのように収穫してから追熟しておいしくなるものもありますが、ブルーベリーはそうではありません。

その為、収穫した瞬間からどんどん鮮度が落ちていってしまいます。

収穫してすぐが一番おいしい果物なので、早く食べなければなりませんね!

常温保存ではすぐに鮮度が落ちてしまいますので、冷蔵庫で保存し、1週間以上保存したい場合は冷凍がおすすめです。

冷凍の場合の賞味期限はおおよそ6ヶ月程度とされていますが、直売されている方に聞くと1~2ヶ月と言われますので、鮮度がよくおいしいうちに食べようと思えば、1~2ヶ月を目安にするほうが良いかもしれませんね。

冷蔵保存や冷凍保存については、後ほど詳しく紹介しているので参考にしてください!

 

ブルーベリーの加工品の賞味期限

生のブルーベリーの日持ちはわかりましたが、ブルーベリーはヨーグルトに入れておいしいジャムなどの加工品や、ブルーベリーを使ったお菓子などもたくさんあります。

ブルーベリーの加工品の賞味期限を一覧でご紹介しますので参考になさってくださいね。

 

ブルーベリーの加工品の賞味期限
加工品名 賞味期限 備考
ドライブルーベリー 2年 直射日光、高温多湿を避け冷暗所で保存
ジャム 18ヶ月前後 高糖度・中糖度のものは2年
手作りジャム 3~4週間 糖度を高くし、殺菌した瓶に保存すると長持ちする
手作りコンポート 3~4週間 糖度を高くし、殺菌した瓶に保存すると長持ちする
パウンドケーキ 3~4日程度 生ものを含むので、あまり日持ちしない

 

やはり市販されているジャムは日持ちしますね!

実はジャムの賞味期限については、「日本ジャム工業」によってガイドラインが設けられています。

 

ジャムの賞味期限のガイドライン

  • 高糖度・中糖度の瓶詰:2年以内
  • 低糖度の瓶詰:18ヶ月以内
  • 紙パック:1年以内

 

このガイドラインを目安に、各メーカーが研究開発を行って賞味期限を設定しているというわけですね。

手作りジャムの場合も、市販品のジャムと同じように糖度を高くし、しっかりと殺菌消毒した瓶に保存すると、このガイドラインに近い日持ちを見込める場合があります。

これは、ジャムに限らずコンポートやシロップ漬けでも同じです。

詳しくは後ほどご説明しますので是非参考になさってください。

生のブルーベリーの日持ちや加工品の賞味期限はわかりましたが、目安の日数を過ぎてしまったものは食べられないのでしょうか?

ブルーベリーが腐ってしまった時の見分け方がわかれば、誤って腐ったものを食べてしまうことも、本当は食べられたものを無駄にすることも少なくなりますよね。

続いてはブルーベリーは腐るとどうなってしまうのかを解説しますので、お読みいただいて見極めができるようになってくださいね。
 

 

ブルーベリーは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方がコレ!

生のブルーベリーには賞味期限も消費期限も書かれていません。

賞味期限は「おいしく食べられる期限」を、消費期限は「安全に食べられる期限」をそれぞれ表したものですが、基本的に加工品への表示を義務付けられているものなので、果物や野菜などには記載されていないことがほとんどなのです。

そうなると、腐っているかどうかは自分で判断するしかありません。

もちろん、先ほどご紹介した日持ち日数も目安にしていただければ良いのですが、保存状態によって早く傷んでしまう場合もあるため、見た目や臭い、味で見分けることになります。

ブルーベリーは腐るとどうなるのでしょうか?

次のような特徴にご注意くださいね。

 

  • 皮が破けている
  • 触ると柔らかいを通り越してぶよぶよしている
  • がわいている
  • 実の中が茶色く変色している
  • カビが生えている

 

ブルーベリーは色が濃く、完熟すると黒色に色づく果物なので、皮の見た目で傷み具合を見分けるのが難しいかもしれません。

そんな時は、実の中を見てみるとわかりやすいですよ!

新鮮なものは透明がかった白色をしていますが、劣化してくると茶色に変色します。

また、ブルーベリーに白い虫がついてたら、多くの場合オウトウショウジョウバエという果実に寄生する虫の幼虫…つまりウジ虫です。

インドネシアなどの地域では、好んで食べる風習もあるようで、食べてしまったからと言ってすぐに健康に被害が及ぶというわけではないようですが…

ここ日本ではその風習はないですし、正直ちょっと気持ち悪いですよね!

このオウトウショウジョウバエが卵を産んでいると、実にポチリと小さい穴が開いているので、この穴を見つけたら虫がいるかも…の目安にすると良いでしょう。

虫は健康被害がない場合もあるようですが、やはり腐っているものを食べるのはよくありません。

「変な味」がどんな味なのかはわからないのですが、やはり五感が発信する危険信号は正しいですね!

「何かおかしい」と感じた場合には食べるのをやめるのが賢明と言えるでしょう。

 

ブルーベリージャムが腐っている場合の見分け方

ジャムが腐っている場合の見分け方は次の通りです。

 

  • カビが生えている
  • 水が分離している

 

カビはわかりやすいですが、水が分離しているのは見落としてしまうかもしれませんね。

開封後のジャムは注意して見るようにしましょう。

 

ジャムのカビを防ぐ方法

ジャムにカビが生えるのは外からカビ胞子や雑菌が侵入するためです。

本来日持ちするジャムが食べられなくなるのを防ぐためには、次のようなことに気を付けましょう。

 

  • 舐めたスプーンでジャムをすくわない
  • 使用後はすぐに冷蔵庫に入れる
  • 開封後、少し長く保管したい場合は煮沸消毒した他の瓶に移し、さらに煮沸する

 

カビが繁殖しやすい温度は20℃~30℃と言われています。

まさに、夏場の常温ですね。

カビが大好きな条件下に放置することなく、使い終わったらすぐに冷蔵庫に入れましょう。

ブルーベリーやジャムが腐っているかどうかの見分け方はわかっていただけたでしょうか。

でも、そもそも腐らないのが一番です!

続いてはブルーベリーを日持ちさせるための正しい保存方法をご紹介しますので、よくお読みいただいてブルーベリーを長くおいしく食べられるようになってくださいね。

 

ベリーの仲間、いちごやいちごの加工品の日持ちについてはこちらの記事を!
↓ ↓ ↓
いちごの日持ちを徹底調査!腐ったときの見分け方も解説するよ

 

 

ブルーベリーの正しい保存方法!冷蔵や冷凍するときの注意点

ブルーベリーを長く日持ちさせるためには、まず新鮮なブルーベリーを選ばなければなりませんね!

買ってきた段階で傷んでいるものはどうしようもありません。

新鮮なブルーベリーの特徴は次の通りです。

 

  • 粒が大きい
  • 皮に張りがあり、濃い青紫色をしている
  • 実の周りに白く粉がふいたようになっている(ブルーム)

 

実の周りが粉っぽく、白っぽくなっているものをカビだと勘違いする方もいらっしゃるようですが、これは「ブルーム」といって、果実が乾燥などから身を守るために、自分で作り出すものです。

完熟したものほど多く、食べても全く問題ありません

ブルームはこすったりすると取れてしまうので、ブルームがたくさんついているブルーベリーは、丁寧に収穫され、収穫してからあまり時間が経っていないと考えることができます。

他にもブドウなどの果物にもブルームがありますので、新鮮さの目安にしてくださいね♪

 

腐りにくくするための保存前の一手間

新鮮なブルーベリーを選んで買ってきたら保存するわけですが、保存する前にもう一手間できることがあります!

その一手間は、腐る要因を取り除くことです!

ブルーベリーの皮は薄いので、皮が破けている場合があります。

皮が破けて汁が出ている実があった場合、その汁が他の実につくと他の実にカビが発生する原因にもなります。

 

  • 買ってきてすぐ、皮が破れているがないかチェックする
  • 皮が破れている実汁が付いた実は取り除く

 

この一手間を加えると、他の実が腐るのを予防することにつながりますよ。

 

冷蔵庫での正しい保存方法

ブルーベリーは常温ではすぐに鮮度が落ちてしまいますし、追熟もしませんので、必ず冷蔵庫で保存しましょう。

2~3日中に食べきると思う場合でも冷蔵庫に入れましょう。

冷蔵庫で保存するときの注意点は次の通りです。

 

  • 冷蔵室よりも野菜室の方が良い
  • 保存するときは洗わず、食べる直前に洗う
  • ポリ袋や密閉容器に入れて保存する

 

冷蔵庫の中でも野菜室の方がおすすめです。

冷蔵室と野菜室にはこのような違いがあるからです

 

  • 冷蔵室:温度約2℃~5度
  • 野菜室:温度約3℃~8℃、湿度は冷蔵室より高くなるように設計されている。高湿度機能を備えたものでは60%~90%のものも。

 

乾燥が大敵であるブルーベリーにとって、どちらが良い環境なのかは言わずもがなですね!

ポリ袋や密閉容器に入れて保存する理由も、乾燥からブルーベリーを守るためですよ。

保存の前に洗わないのは、水洗いすることでブルームが取れてしまう事と、繊細なブルーベリーの皮は洗うだけで傷ついてしまうからです。

買ってきてすぐに傷ついた粒を取り除いたのに、洗って傷をつけてしまっては意味がないですよね。

冷蔵保存可能な数日間では食べきれないときは、冷凍しましょう♪

 

冷凍での正しい保存方法

冷凍保存の際の注意点は次の通りです。

 

  • 軽く水洗いする
  • 水気をしっかり切る
  • 密閉袋に入れて冷凍する(1袋に詰め込みすぎない)

 

長期の保存になるので、表面のゴミなどは取り除くことをおすすめします。

この時もこすり合わせてしまうと傷になりますので、大きなボウルやお鍋にたっぷりの水を張り、その中にブルーベリーを入れてゴミを洗い流しましょう。

洗った後は水気をしっかり取ってから冷凍すると、ブルーベリーがくっつきにくくて後々使いやすいですよ♪

ただ、冷凍したブルーベリーは解凍すると水分が溶け出て、皮がしわしわになったり実がぶよぶよになってしまいます。

残念ながらケーキのトッピングなどには向かないのです。

ヨーグルトなどに入れたり凍ったままのシャリシャリの状態で食べることをおすすめします!

冷凍以外の長期保存方法も気になるところですね!

最後におすすめの保存レシピをご紹介しますので、最後までお付き合いください。
 

ブルーベリーを長く日持ちさせるには?おすすめの保存レシピを紹介!

ブルーベリーはおいしいだけじゃなく、栄養も豊富に含まれています。

中でも特に多く含まれているのが「アントシアニン」です。

紫色の野菜などに多く含まれている栄養素として、聞いたことありますよね!

アントシアニンには以下のような効能が期待されています。

 

  • 眼精疲労を回復させることで、視力の向上や視力低下の予防
  • 抗酸化作用による活性酸素の抑制
  • 活性酸素抑制によるガンや生活習慣病の予防
  • 骨粗しょう症の予防

 

スーパー栄養素ですね!

これは何としても、日持ちさせて最後まで食べきらなくてはなりません。

おすすめのレシピをいくつかご紹介します!

 

定番のジャム

加工品の賞味期限の章でもご説明しましたが、ジャムは砂糖の割合が高いほど長く保存ができます。

砂糖が多く含まれていると、浸透圧で果実の中の水分が出てしまい、カビなどが増殖するために必要な水分が足りないからです。

 

  1. 洗ったブルーベリーを鍋に入れ、中火にかける
  2. 温まってきたら弱火にし、水分が出るまで少し煮る
  3. 柔らかくなったらブルーベリーの50%の量のグラニュー糖を加えてさらに煮る
  4. 少しとろみが出たら完成

脱気方法

  1. 瓶と蓋を煮沸消毒しておく
  2. 熱いうちにジャムをビンの90%~95%まで入れ、しっかり蓋をする
  3. 瓶をひっくり返して置き、そのまま冷ます

 

脱気をしておくと、瓶内の空気が抜けて細菌などが酸欠で生きられず、腐るのを防ぐことができます。

長期保存を目的とする場合は、必ず脱気しましょう。

糖度50%くらいで作った場合は、きちんと煮沸消毒して脱気した瓶に保存していたなら1年半くらいは日持ちします。

また、小分けしてラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存すると1年くらいは食べられます。

冷凍保存しておいたブルーベリーでジャムを作るのもおすすめですよ!しわしわになることなど、気にしなくて良いですからね♪

 

ブルーベリー酒

漬け込んでお酒にしてしまうのも長期保存の一つの手です。

アルコール度数の高いお酒で作ると長期保存でき、中には10年くらい熟成させる人もいるくらいなのでかなり日持ちします

冷暗所で保存しておけば劣化しにくいですが、もし風味に違和感があった場合には無理せず飲まない方が良いでしょう。

 

  1. ブルーベリーを洗って水分を切っておく
  2. 煮沸消毒した容器にブルーベリー、ブルーベリーの約50%の量の氷砂糖を入れる
  3. ブルーベリーの約3倍の量の焼酎を注ぐ
  4. 冷暗所で数週間~数ヶ月熟成させてから楽しむ

 

ドライベリー

ドライフルーツはオーブンで作ることができますよ♪

基本的に放置です。

ドライベリーでお菓子作りをしても楽しいですね♪

 

  1. 洗ったブルーベリーをクッキングシートに並べ、110℃~120℃のオーブンで90分焼く
  2. すぐに取り出さず、30分程度余熱で加熱する
  3. 取り出した時はまだ少し柔らかい。2~3日風通しの良いところで乾燥させる

 

ただし、手作りドライフルーツは保存料を使用しておらず、中までしっかり乾燥していない半生状態に仕上がる可能性もあります。

密閉容器に乾燥剤を入れてしっかり湿気を取り除くと比較的日持ちしやすいですが、手作りの場合は10日くらいを目安に食べ切るようにした方が良いでしょう。

まとめ

生のブルーベリーや加工品の日持ち、腐った時の見分け方、保存方法などについて解説してきました。

 

  • 常温保存には向かない
  • 冷蔵庫の野菜室で1週間
  • 冷凍で約6ヶ月
  • 買ってきたらまず傷んだ実を取り除く
  • 冷蔵保存の場合は洗わない
  • 冷凍保存の場合は軽く洗って水けを取る
  • 保存の際は密閉袋に入れる
  • 腐るとカビ・異様な柔らかさ・実の中の変色などでわかる

 

ブルーベリーは思った以上に繊細で日持ちしにくい果物だという事がわかりました。

色が濃いので見た目ではわかりにくいのでは…と思っていましたが、中の実の色で腐っているかどうかを見極められるとは目からうろこでした!

栄養も豊富に含まれていますし、無駄にせずに最後までおいしく頂きたいですよね。

冷凍させたりジャムにしたり…この記事を参考に、皆様のおうちでのブルーベリーの活躍の幅が広がると嬉しいです♪

 

こちらもあまり日持ちしない…桃の保存方法や腐った時の見分け方はこちら
↓ ↓ ↓
桃の日持ちは冷蔵庫や常温で何日?長持ちさせる方法も解説!

 

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