久しぶりに開けたカバンの底から、子どものオモチャ箱の中からなど、「いつのもの!?」という飴が出てくることってありますよね。
飴1つ1つに賞味期限が書いているわけではないですし、食べてもいいのかわからないという方は多いと思います。
今回は飴の賞味期限を調査して、食べられるかどうかを判断するための情報をご紹介してきます!
- 飴の賞味期限はどれくらい?水飴・のど飴など各商品を調査
- 賞味期限切れの飴は食べられる?1年前、3年前などの飴を食べた実体験を調査
- 飴が腐るとどうなるの?
- 飴の正しい保存方法は冷蔵庫?冷凍?
「飴は砂糖のかたまりだから何年でも腐らない」なんていう声も耳にしましたが、本当なのでしょうか?
私は実際に相当古い感じがする飴を食べてみて、味も食感も変になっていた経験があります。
賞味期限切れの飴でも食べられるのか?飴が腐ることはあるのか?など、飴を美味しく安全に食べられる方法を探っていきます。
ご一緒に確認していきましょう!
目次
飴の賞味期限はどれくらい?はちみつ飴・のど飴・水飴なども調査!
私は飴を買ったときに賞味期限のチェックをしたことがありませんでした。
暑い季節には短期間でベタベタと溶けてしまうこともあるので、意外と賞味期限が短いかもしれませんよね。
市販品をいくつかピックアップして、賞味期限をまとめてみました。
賞味期限 | 商品名 |
6ヶ月 | ヒノデ水飴 |
360日 | ミルキー、ロッテのど飴 |
1年 | 武洲養蜂園マヌカハニーの飴 ノンシュガー果実のど飴 えいたろうあめ 三ツ矢サイダーキャンディー パインアメ(袋入り) 俵屋の水飴 |
18ヶ月 | 龍角散のど飴 |
5年 | パインアメ(缶入り) |
飴の賞味期限って長いですね!年単位で期限が設定されていることを初めて知りました。
長期保存用に開発された缶入りの”5年”という商品を除けば、賞味期限の平均は1年と考えておいてよさそうです。
飴をどれくらいの期間食べているかという実体験を口コミでも調査したところ、下記のような声もあって驚きました。
「何年でも腐らない」
「1年前の飴が出てきて食べてみたけど平気だった」
「3年前くらいの飴を食べてみたら、美味しくはなかったけど腐っていなかった」
賞味期限切れでも食べて大丈夫という確実な情報が知りたいですよね。
次に、賞味期限切れの飴をどう取り扱えばいいのかも調査してみたいと思います。
飴が賞味期限切れになった!1年前や3年前の古い飴でも食べられるの?
「賞味期限は少しくらい過ぎても大丈夫」というイメージがありますが、飴の場合はどうなのでしょうか?
まずは賞味期限の正しい意味から確認してみました。
賞味期限の正しい意味とは?
農林水産省のホームページで紹介されている、食品に書かれている期限の意味はこちらです!
- 賞味期限:未開封で保存方法を守った場合の、美味しく食べられる期限
- 消費期限:未開封で保存方法を守った場合の、安全に食べられる期限
賞味期限は味を保証する期間なので、過ぎても食べられそうですよね。
実際に農林水産省のホームページにも、「賞味期限切れになってもすぐに腐るわけではない」と書かれています。
賞味期限が過ぎた飴を食べたという実体験を、期間別にもう少しご紹介します。
- 賞味期限切れ1ヶ月~2ヶ月:全然大丈夫。気にせず食べる
- 賞味期限切れ半年:味が落ちている気はするけど腐らない。食べられる
- 賞味期限切れ1年:たんぱく質が入っていない飴は腐らない。1年過ぎても平気
- 賞味期限切れ2年~3年:口に入れたらボロボロになったが、腐っているわけでは無かった
時間がたつと本来の美味しさは落ちるものの、「食べられるかどうか」という点だけに注目した場合は「食べられる」という答えが多くありました。
では、具体的にどのくらいの期間食べられるでしょうか?
賞味期限切れの飴はいつまで食べられる?
賞味期限についてさらに調べると、消費者庁のホームページで下記の情報を見つけました。
賞味期限の決め方
食品を大量生産をしたときに個々の品質にブレが少ない場合は、0.8以上1未満の安全係数をかけて賞味期限を決めるのが基本。
まさに飴は、大量に作っても品質にブレが少ない商品ではないでしょうか?
安全係数の具体的な数字を公表している食品会社はありませんが、上記の文章から逆算して、賞味期限の1.2倍の期間は食べても大丈夫と考えてよさそうです。
ただし、賞味期限や消費期限には「未開封で保存方法を守った場合の」という前提条件があります。
開封後や保存方法を守らなかった場合は、期限に関係なく劣化する可能性がある点にご注意下さい。
調査してわかったことをまとめました。賞味期限切れの飴については、下記のように考えて頂けると幸いです。
- 賞味期限が過ぎた飴でも食べられる可能性がある
- 賞味期限切れ後の日持ちは保存方法によって変わるので、具体的に「○日」とは言えない
- 開封後や保存方法を守らなかった場合は賞味期限に関係なく劣化する
- 食べられるかどうかの判断は、期限に関わらず自分でした方がいい
飴は賞味期限が過ぎても食べられる場合も、賞味期限内に傷んでしまう場合もあるとわかりました。
食べられるかを自分で最終判断するとなると、腐るとどうなるのかもチェックしておきたいですよね。
次に、食べてはいけない飴の見分け方をご紹介します。
飴は腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方や目安がコレ!
飴の中には、賞味期限が書いていない商品もあります。そんな場合は、期間の目安が無い状態で食べられるかどうかを判断することになるので不安ですよね。
食べられない飴の状態と食べられない理由をご紹介するので、ぜひ参考になさってみて下さい。
飴の状態 |
理由 | |
絶対に食べちゃダメ | カビ | 雑菌が繁殖している。食べると体調を崩すかも |
酸っぱい臭い・味 | ||
油臭い | 酸化した状態なので、食べると体調を崩すかも | |
溶けて乾燥剤にくっついている | はがそうとすると乾燥剤が破けて、中身が他の飴にも飛び散ってしまう | |
虫がわいている | 気持ち悪いし、虫のフンなどでアレルギー症状が出るかも | |
食べられるけどおすすめしない | 溶けている | 歯にくっついて、歯のかぶせものが取れるかも |
変色 | 風味が落ちて美味しくない可能性が高い |
飴の成分をチェックすると水飴、黒砂糖など糖分のかたまりで、たんぱく質や水分は含まれていないのが一般的です。
腐る要素がないので、一度舐めて放置するなどをしない限りは、腐りにくい食品と考えてOKです。
ただし表でもご紹介したとおり、腐るわけでは無いけど食べるのに適さない状態になることはあります。
自分の五感を信じて、嫌な感じがする場合には食べないようおすすめします。
飴が食べられる期間や食べてはいけない状態がわかりました。
保存方法に気をつければ長持ちしそうですよね。最後に、飴の正しい保存方法もご一緒に確認しましょう。
飴の正しい保存方法!溶けないように冷蔵や冷凍した方がいいの?
飴は1袋に数十個包装されていることもあり、”数日で食べ切る”というわけにはいかない場合もありますよね。
飴の状態は保存環境に左右されるので、季節や保存場所によってその都度判断して、最適な状態を保つようにしましょう。
飴の正しい保存方法
飴の袋には、「保存方法:高温多湿をさけて常温で保存」と書かれているのが一般的です。
常温ってどんな場所?
「常温」という言葉をよく聞きますが、一体何度なのでしょうか?
- 日本工業規格では5℃~35℃
- 厚生労働省の「常温保存可能品に関する運用上の注意」では外気温を超えない温度
- 食品衛生法や日本薬局方では15℃~25℃
25℃以上だと室温を想定してもかなり暑いですよね。食品の常温は、食品衛生法などで定められている15℃~25℃と考えておくと安全だと思います。
この他にも”食品を保存するのに最適な常温”とは、下記のような場所をさします。
- 温度が安定している
- 直射日光が当たらない
- 風通しがいい(ジメジメしていない)
炎天下の中持ち歩く、暑い車内などは常温に当てはまらないのでご注意下さい。
では飴の袋を開封後に長持ちする保存方法をご紹介します。
飴の正しい保存方法
- 個包装でも、個包装でなくても瓶などの固くて密閉できる容器に移す
- 乾燥材も保存容器に入れる
- 常温に置く
*固い容器に入れるのは、臭いうつりや害虫被害を防ぐためです。
冷蔵庫や冷凍で保存するときの注意点
ご家庭に最適な場所がないという場合も想定して、冷蔵庫や冷凍での保存についてもご紹介します。
実は飴の製造販売で有名なカンロのホームページでは、冷蔵庫保存は進められていません。
理由
- 飴を冷やすと割れやすくなる
- 出し入れ時の温度変化などで個包装の袋内や保存容器内に結露が出て、飴がベタベタになる
冷凍については触れられていませんが、同じような状態になると予測できますよね。
逆に考えると、割れやすい食感がお好みな方は冷やした方がいいですね。
その場合でも、結露でベタベタになることを想定しておきましょう!
昔ながらの甘くて美味しいお菓子・金平糖についても詳しい情報をご紹介しています!
↓↓↓
金平糖の賞味期限切れって大丈夫?開封後に捨てるのはこんな時!
まとめ
飴が食べてもいいかを自分で判断するために、賞味期限や腐ったときの状態などを詳しくご紹介してきました。
ポイントをまとめてみます!
- 飴の賞味期限は1年くらいが一般的。商品ごとに期間が違うのでチェックが必要
- 賞味期限切れになった飴でも食べられる可能性がある
- 開封後や保存方法を守らなかった場合は期限内に傷む可能性もあるので、自分で食べられるかどうかを判断する
- 飴はカビの発生や酸っぱい臭いなどがある場合には食べちゃダメ
- 劣化しても食べられる場合があるが、無理をして食べるのはおすすめしない
- 飴は常温で保存するのが最適
- 冷蔵庫や冷凍で保存すると割れやすくなり、ベタベタになる可能性がある
自分の家で飴をふと発見する他に、お店に「ご自由にどうぞ」と置いてある場合でも、「これっていつのだろう?」と思うことがありますよね。
何も異変がなくて美味しく食べられるなら大丈夫ですが、少しでも変だなと思った場合は無理をして食べないで下さいね。
飴は期限が過ぎても食べられる可能性があるとわかりましたが、同時に保存環境によってはすぐに劣化する場合もあると確認できました。
我が家には子供が3人いるので、飴は常にストックしています。
今回知った情報を参考に正しく保存して、美味しく食べ切っていきたいと思います!