中華料理によく入っているきくらげが大好きな私たち夫婦。
そのため我が家では、乾燥きくらげを密閉容器に入れて常備しており、いろいろな料理に使用しています。
スーパーで購入してから、密閉容器にすべてのきくらげを移し変えて少しずつ使っているので、じつは、賞味期限がいつまでなのか把握していません。
ついこの間、腐った生きくらげについてテレビで放送されていて、夫がふと「うちで使ってるのは乾燥だから大丈夫だよね〜」と言っていました。
「そうだね〜」とぼんやり答えながら、「え? 本当にそうなのかな?」という気持ちが頭をよぎったため、念のため、きくらげの賞味期限について調べてみることにします。
今回は、以下のポイントに沿ってチェックしていきますよ。
この記事でわかること
- 賞味期限が切れたきくらげは食べられるの?
- 腐ったきくらげの見分け方
- きくらげの正しい保存方法
- きくらげは冷凍できるの?
乾燥している食品は長持ちするというイメージがあるため、しっかりと賞味期限を管理せずに使ってしまいがちです。
案外短いこともあるので、この際しっかり確認しておこうと思います。
目次
きくらげの賞味期限はどれくらい?生・乾燥品・水戻し後など全て解説!
通常、食品には、食べても大丈夫な期間が表示されています。
まずはそこから確認しておきましょう。
消費期限と賞味期限の違いって?
スーパーなどで販売されいる食品には必ず、安全に食べるための期限が明記されています。
それは、消費期限と賞味期限の2種類。
では、このふたつにはどのような違いがあるのかチェックしてみましょう。
消費期限…品質が劣化せずに安全に食べられる期限のこと。傷みやすい食品に記載されていて、期限を過ぎたら食べない方が良い。
賞味期限…美味しく食べられる期限のこと。比較的傷みにくい食品に記載されていて、賞味期限が切れたからといってすぐに腐るわけではない。
ポイントは、どちらも未開封の場合で、保存方法を守っているものについてのみ当てはまるということ。
開封してしまったものについては、なるべく早く食べ切るように推奨されているため、注意が必要です。
きくらげの賞味期限はどのくらい?
きくらげには賞味期限が記載されているため、期限が切れてもすぐに腐ってしまうわけではありません。
しかし、美味しく安全にいただくなら、賞味期限内に食べ切ってしまうのが一番です。
いろいろな形状のきくらげの賞味期限について、調べてみました。
生のきくらげは野菜と同じで生もののため、賞味期限は常温で1週間程度、冷蔵庫だと1~2週間程度です。
スープやサラダによく合い、酢の物や味噌汁にも使える万能食品ですよ。
我が家でよく使っている乾燥きくらげの賞味期限は、半年~3年程度です。
水戻ししたあとのきくらげは、冷蔵庫で3~4日程度、小分けにして冷凍すれば3ヶ月程度は持ちます。
きくらげの佃煮など、味をつけて調理したものは5日程度持つと言われていますが、なるべく早めに食べ切った方が良いでしょう。
きくらげの賞味期限切れは食べられるの?腐ったときの見分け方がコレ!
きくらげは、形状によって賞味期限に大きく幅があることがわかりました。
これまで乾燥きくらげを使う分だけ水で戻していましたが、水で戻して小分けにして冷凍しておく、という方法が一番便利そうですね!
きくらげってなに?
ここで、「そもそもきくらげってなに?」と思っている方のために、簡単に説明しておきますね。
友達の中には、本気で海のいるくらげの一種だと思っている人もいましたよ。
きくらげとは、漢字では「木耳」と書く、倒木や枯枝に発生するきのこです。そう、きのこなんです!
初めて知ったときは、私も「これ、きのこなの!?」と驚いたことを覚えています。
きのこなので、ほかのきのこ類と同じように、生ものと同じ扱いになり賞味期限などは書いてありません。
前項では生きくらげについて、おおよその賞味期限を紹介していますが、できればすぐ食べてしまったほうが良いでしょう。
賞味期限切れのきくらげは食べられる?
乾物などのきくらげは、加工品に当てはまるため賞味期限が記載されています。
前項で紹介した通り、半年~3年程度と商品によって幅がありますが、表記されている賞味期限を過ぎてしまった場合、食べることはできるのでしょうか?
乾燥している食品は、見た感じ変化はないため食べられそうと思ってしまいますが、食べても大丈夫かどうかチェックするポイントがあるようです。
まず、乾燥きくらげは、賞味期限切れしてもカビたりヌメヌメしたりしていなければ食べても問題ありません。
たいていの食品は、賞味期限の1.3倍までは問題なく食べられると言われているので、半年のものは8ヶ月程度まで、1年のものは1年3ヶ月程度までなら気にせず食べて良さそうです。
ネット上で調べてみると、半年と賞味期限が記された乾燥きくらげを、3年経ってから使用したけど問題なかったという情報もありましたよ。
もともと保存食として作られた乾燥食品なので、長持ちするのは間違いなさそうです。
ただし、長期間過ぎたきくらげは、食べられるというだけで美味しくはないため、注意が必要です。
腐った生きくらげの見分け方
生のきくらげが腐っているかどうかは、見た目やにおい、味などで自己判断するしかありません。
見分け方の目安は以下のポイントを参考に、確認してみてください。
- 茶色く変色している
- 嫌な臭いがする
- ヌルヌルしている
- 白い胞子のようなものがたくさん付いている
生きくらげについては、何度も言うように生ものということを忘れずに、野菜や果物と同じつもりですぐ食べ切ったほうが良いでしょう。
どうしても数日経ってしまった場合には、上記のポイントをチェックして判断してみてください。
きくらげの正しい保存方法とは?常温と冷蔵ならどっちがいいの?
では、それぞれの形状のきくらげの、適した保存方法も確認してみましょう。
美味しく長持ちさせるためには、正しい保存方法を守ることが大切です。
きくらげの正しい保存方法
生きくらげの保存に適した温度は、4~16℃です。
そのため、生きくらげは、常温よりも冷蔵庫で保存したほうが良いでしょう。
きくらげは、乾燥が大敵となるため、乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーで包み、それを袋に入れて保存することをおすすめします。
また、冷蔵庫内より野菜室のほうが適した温度のため、冷蔵庫の野菜室で保存するのが一番です。
乾燥きくらげは、冷蔵庫ではなく、冷暗所で常温保存するほうが良いでしょう。
開封後は湿気に注意して、密封できる袋や容器に入れて冷暗所で保管するようにします。
きくらげは冷凍できる?冷凍庫ならどのくらい日持ちするの?
ここまでで、きくらげの賞味期限や、正しい保存方法についてはよくわかりました。
しかし、生きくらげや水で戻した乾燥きくらげを使い切れないこともありますよね。
そんな場合、すぐにダメになってしまうのをわかっていて冷蔵庫に入れておくわけにいきません。
きくらげは冷凍保存できる?
食品を長持ちさせるためには冷凍保存が思い付きますが、きくらげは冷凍保存できるのでしょうか?
結論から言うと、きくらげは冷凍保存することもできます!
生きくらげが余ってしまったときや、乾燥きくらげを水で戻し過ぎてしまったときには、冷凍しておくことができるんです。
しかし、きくらげを冷凍する場合には重要なポイントがあります。
それは、必ず下処理をしてから冷凍庫に入れること。
下処理の方法はこちらを参考におこなってください。
- きくらげを軽く水洗いする
- 30秒程度熱湯で茹でて、冷水で冷ます
- 水気をしっかり取って、食べやすい大きさにカットする
- 密封できる袋に入れて冷凍庫に入れる
炒め物や煮物に使う予定の場合は茹でなくても大丈夫ですよ。
この方法で冷凍しておくと、3週間程度は日持ちさせることができます。
まとめ
では、最後に今回のポイントをチェックしておきましょう。
- きくらげはきのこなので、生ものと同じようにすぐに食べ切る
- 乾燥きくらげの賞味期限は、半年~3年程度
- 生きくらげは野菜室で保存する
- 乾燥きくらげは冷暗所で常温保存する
- 賞味期限切れの乾燥きくらげは、カビたりヌメヌメしたりしていなければ食べられる
- きくらげは下処理すれば冷凍保存できる
保存方法がわかると、きくらげを購入するハードルも低くなりますよね。
冷凍を常備しておけば、料理の幅も広がりそうです。
普段のたまごスープも、きくらげが入るだけで急に本格的に見えるから不思議です。
これからは、乾燥きくらげだけでなく、冷凍保存も上手に取り入れて、大好きなきくらげをもっと効率良く料理に取り入れられるようにしたいと思います。