たらこには塩分がたっぷり含まれているので、いつまで食べられるのか判断しづらいですよね。
最近、たらこが食べきれなかったので冷蔵庫に入れておいたら、賞味期限が切れていたことがありました。
たらこのパスタを作ろうと買ったのですが、余った分をそのまま忘れてしまっていたのですよね…。
賞味期限が3日くらい過ぎていたのですが、見た目やにおいに違和感は感じませんでした。
実際のところ、賞味期限切れのたらこはいつまで食べられるのでしょうか。
そこで今回は
- たらこの賞味期限はどれくらい?
- 明太子・切子・筋子の違いは?
- 賞味期限切れのたらこはいつまで食べられる?
- たらこは腐るとどうなる?
- たらこの正しい保存方法とは?
といった内容で、たらこについて調べてみました。
魚介類にあたると、症状がひどいと言いますよね。
私はあたったことはないのですが、賞味期限が過ぎたものにはかなり慎重になります。
たらこも賞味期限ぎりぎりのものは生ではなく、焼くなど火を通して食べるようにしています。
この記事で、たらこの賞味期限や腐るとどうなるかを知れば、安心して美味しいたらこを食べられるようになりますよ!
目次
たらこの賞味期限はどれくらい?明太子・切子・筋子は?
たらこの賞味期限はどのくらいなのか気になりますが、たらこはトレイや箱詰めの状態で売っていますよね。
トレイなら、ラップに賞味期限を記載したシールが貼ってありますし、箱詰めもどこかに賞味期限が記載されています。
たらこは加工食品なので、必ず賞味期限を記載することになっているんですね。
たらこの賞味期限が何日くらいかというと、ほどんどが冷蔵庫で保存して1週間程度となっています。
メーカーによって差異はあっても、作り方はほぼ同じなので賞味期限にそれほど変わりはありません。
しかし明太子の賞味期限は、たらこよりもさらに2、3日長く日持ちするとされています。
では、たらこと明太子は何が違うのでしょうか。
たらこと明太子の違いとは?
たらこも明太子も、原材料は同じスケトウダラの卵ですが、以下のように加工の仕方が違います。
- たらこ:スケトウダラの卵を塩漬けしたもの
- 明太子:たらこを唐辛子の入った調味料に漬け込んだもの
明太子は、調味料に漬け込むことでアルコール分が含まれるため、塩漬けのたらこより長持ちするのです。
また、ほかにも”切子”や”筋子”と呼ばれるものもありますが、なぜ呼び方が違うのでしょうか。
切子や筋子ってなに?
たらこや明太子は、つぶつぶの卵が薄い膜に覆われていますよね。
膜に覆われていることで、卵がバラバラにならずに一つの塊になっています。
しかし、傷がついてバラバラになってしまうことがあります。
切子とは、以下のようなものを指します。
切子は形こそ不揃いですが、たらこや明太子と比べて味が劣るわけではありません。
きれいに整った明太子やたらこよりもお値打ちなので、私も自分用に買うときには、切子があればそちらを買います。
一方、筋子はそもそもの魚の種類が違います。
筋子はサケの卵巣のことで、サケの卵はイクラですよね。
つまり、筋子とは下記のようなもののことです。
ちなみに、切子も筋子も賞味期限はたらこと同じで1週間程度です。
たらこのおおよその賞味期限はわかりましたが、賞味期限切れになった場合、いつまでなら食べられるのでしょうか。
たらこが賞味期限切れになった!いつまでなら食べても大丈夫?
賞味期限切れのたらこは、生で食べてもいいのか迷いますよね。
賞味期限が1日や2日、あるいは3日過ぎたたらこを食べても大丈夫だったという声もあります。
これは、たらこに表示されているのが”賞味期限”だからということもあります。
賞味期限とは?
加工食品には、賞味期限または消費期限が記載されています。
ふたつの違いは、下記の通りです。
賞味期限:美味しく食べられる期限のこと
消費期限:品質が変わらずに安全に食べられる期限のこと
消費期限は、おにぎりやサンドイッチなどの腐りやすい食品に表示されています。
どのメーカーも、消費期限が過ぎたものは食べないように推奨しています。
一方、賞味期限は日にちが過ぎてもすぐに腐るわけではありません。
賞味期限は、ある程度余裕を持って設定されているので、メーカー側も「なるべく賞味期限内にお食べください」などマイルドな表現が多いです。
つまりたらこも、「賞味期限が過ぎたらすぐに腐る」というわけではないのです。
しかし、たらこは生ものなので、いくら賞味期限に余裕があるといっても心配ですよね。
賞味期限切れのたらこは食べられる?
たらこはそれほど日持ちするものではないですが、賞味期限が4日や5日も過ぎたら加熱して食べるという意見もあります。
賞味期限から、何日までは大丈夫という明確な指針はないですが、気になるようなら焼くなど調理して食べると安心です。
アルミホイルにのせてオーブンで焼くと、簡単に焼きたらこができますよ。
しかし、たらこの賞味期限が2週間も過ぎたものは、安全面からもさすがに食べないほうがよいでしょう。
「賞味期限ギリギリのたらこをもらった」という声も聞きますが、実はこれも怪しいです。
なぜなら、もらうまでの間どのように保管されていたのかわからないからです。
もらった時に常温だったり、冷蔵庫で保存されていなかったりしたら、賞味期限以内でも大丈夫とは言い切れません。
しかし、たらこが腐るとどうなるか知っていれば、食べられるか判断できそうですよね。
たらこは腐るとどうなるの?こんなたらこは絶対に食べちゃダメ!
食べ物が腐っているかどうかは、見た目・臭い・味で判断しますよね。
たらこも同じですが、チェックポイントを確認しましょう。
腐っているかどうかはここをチェック!
たらこは腐っていると、次のような特徴が出ます。
- 白い粒が点在している
- 表面が艶がなくベトベトしている
- ほぐすと糸を引いたりネバネバしている
- 魚臭さや、酸っぱい臭いがする
白い粒は、前年に産み落とされずに卵巣に残った古い卵や、寄生虫の可能性があります。
たらこの消費期限内なら、加熱で食べられることもありますが、気になるなら食べないほうがいいでしょう。
また、見た目や匂いにさほど違和感を感じなくても、「一口食べてみたら、味がおかしい気がする」ということもあります。
この場合も、腐っている可能性があるので、食べるのはやめておきましょう。
緑色や黒色に変色している場合は大丈夫?
ほかにも、たらこの端が緑色や黒色になっていることがありますが、これは腐っているわけではありません。
それぞれ、下記のようなものです。
- 緑色:胆汁が付着して染まったもの
- 黒色:スケトウダラの腹膜で内臓の一部
スケトウダラの漁獲時に、無理な力がかかって内臓が破裂することがあるようです。
その際に、胆のうが破裂して胆汁が染み出すと、緑色に染まってしまうのですよね。
黒く見えるスケトウダラの腹膜は、加工時にほとんど除去されるのですが、一部残ることがあります。
この二つに関しては、害がないものなので食べても問題ありません。
いずれにしろ、たらこは新鮮なうちに食べ切るのが一番です。
ただし、冷蔵庫でもそれほど日持ちしないので、どうしても食べきれないことはありますよね。
そんなときは、たらこを冷凍すれば日持ちさせらます。
次の章では、たらこの正しい保存方法をご紹介していきましょう。
たらこの正しい保存方法とは?長持ちさせるには冷凍がおすすめ!
賞味期限は、基本的に未開封のものを冷蔵庫で保存した場合をいいます。
たらこも開封後は保証がないので、早めに食べ切るのが一番です。
しかし、量が多くて食べきれない時は困りますよね。
たらこをまとめ買いした時や一度で食べきれない時は、冷凍庫での保存がおすすめです。
たらこを冷凍保存するには?
たらこを買った時の状態で、冷凍保存していませんか?
たらこを日持ちさせ、美味しく食べるためには次のように保存しましょう。
- たらこを1腹ずつラップに包む
- さらに密閉袋に入れて冷凍する
1腹ずつ分けて保存することで、食べる分だけ解凍すればいいので日持ちしやすくなります。
また冷凍庫の中は、ほかの食品の匂いが移りやすいので、密閉袋に入れることで美味しい味を保てるのです。
さらに乾燥を防ぐためにも、しっかり密閉するのがポイントですよ。
たらこは冷凍保存することで、1~2カ月日持ちさせられます。
ただし、日持ちするのは新鮮なたらこを冷凍保存した場合です。
賞味期限切れのたらこを冷凍するのはNGですよ!
冷凍たらこの解凍方法は?
冷凍したたらこを生で食べる場合は、食べる前に冷蔵庫に移してゆっくり解凍します。
おにぎりの具にする場合は、凍ったまま入れると傷みにくいですよ。
ただし、解凍後のたらこは再冷凍はできません。
また、解凍後のたらこはあまり日持ちしないので、食べる直前に必要な分だけ解凍するようにしましょう。
ちなみに、解凍後のたらこの賞味期限については、買ってきてすぐに冷凍したものなら、通常と同じと考えてよいでしょう。
ですが、数日たってから冷凍した場合、解凍後のたらこは早めに消費するようにしたいです。
まとめ
最後に、ここまでの内容を簡単にまとめておきましょう。
- たらこの賞味期限は冷蔵で1週間程度
- たらこと明太子の原材料は同じ
- たらこはスケトウダラの卵の塩漬け
- 明太子はたらこを唐辛子入りの調味料で付けたもの
- 切子はたらこに傷がついてバラバラになったもの
- 筋子はシャケの卵巣でイクラが筋でつながったもの
- 賞味期限が数日切れたたらこは加熱して食べるとよい
- たらこが腐ると粘り気や異臭が出る
- たらこは冷凍保存で日持ちさせることができる
- 冷凍するときは1腹ずつ密閉して冷凍する
- 解凍後は再冷凍できない
私は辛いものが得意ではないので、自分で買う時にはたらこを買うことが多いです。
明太子をもらった時は、料理に使用して辛みがマイルドになるように工夫します。
例えばクリームパスタにしたり、卵焼きや大根おろしに明太子をのせて食べたりなど…。
メインの食材ではないですが味のアクセントになるので、たらこや明太子を好きな人は多いのではないでしょうか。
少ない量だと2腹で1パックで売っていたりしますが、たくさん入っているほうがお値打ちなので、つい量の多いたらこを買ってしまいますよね。
たらこは賞味期限がそれほど長くないので「食べ忘れて腐らせてしまった!」ということのないように、この記事をぜひ参考にしてくださいね。