A4の書類を、三つ折りで封筒に入れて郵送する場合、切手代はいくらかかるのでしょうか。
郵便局の窓口で出せば簡単ですが、窓口に行けない場合でも郵便料金を知っていれば、コンビニで切手を買ってポスト投函もできますよね。
でもいざ出そう思うと、
「封筒に貼った切手の料金が間違っていたらどうなるの?」「速達や書留で出したい場合は?」
など、いろいろ疑問も湧いてきます。
実は最近、出したはずの郵便物に”料金不足の用紙”が貼られて戻ってきてしまったんです。
「めんどくさがらずに、窓口に持って行けばよかった!」と、とても後悔しました…。
そこで今回は
- A4三つ折りで入れた封筒の切手代はいくら?
- 速達や書留で送ることもできる?
- A4三つ折り入り封筒はコンビニでも出せる?
- 封筒への入れ方や三つ折りのマナーはあるの?
- 三つ折りでも入らない場合どうしたらいい?
- 履歴書は三つ折りで送っても大丈夫?
といった内容で、A4サイズの書類を送る場合について調べてみました。
切手も季節の花やアニメのキャラクターなど、いろいろな記念切手もありますよね。履歴書のような重要な書類なら中身だけでなく、貼る切手の種類にもマナーが求められることがあります。
A4三つ折り封筒の切手代だけでなく、それに関わるマナーもぜひ一緒に身に付けていきましょう。
目次
A4を三つ折りで入れた封筒の切手代は?速達や書留も可能なの?
まずは、A4サイズの書類を三つ折りにして封筒に入れた場合、切手はいくら分貼ればよいのか確認しましょう。
切手代は封筒の大きさと重さで変わる
A4を三つ折りにして入れた封筒の料金は、封筒のサイズと重さで決まります。
A4サイズを三つ折りにして入れるのに、一番適した大きさの封筒は長形3号(縦23.5cm×横12cm)です。
このサイズで厚さが1cm以内であれば、定形郵便物になります。そして、重さが25g以内なら切手代は82円、重さが50g以内なら92円となります。
速達や書留などのオプションをつけたい場合は?
A4三つ折りを入れた封筒を出すときに、速達や書留で出したい場合はどうすればよいのでしょう?
その場合は、切手代にオプション料金を加えれば、速達や書留などで出すことも可能です。
速達は重さで料金が変わりますが、定形郵便物の場合は速達料金が280円になります。
■定形郵便を速達で送る場合の料金
・25g以下の場合
82円+280円=362円分の切手が必要
・50g以下の場合
92円+280円=372円分の切手が必要
書留はその種類によって金額が変わりますが、定形郵便物であれば25g以下でも50g以下でも同一の料金になります。
■定形郵便を書留で送る場合の料金
・一般書留…430円
(引き受けから配達までの送達過程の記録、万一の賠償額は実損額)
・簡易書留…310円
(引き受け時と配達時の記録のみ、賠償額は上限5万円まで)
・特定記録…160円
(郵便物の引き受けのみを記録)
<例25g以下で簡易書留の場合>
82円+310円=392円分の切手が必要
現金などの貴重品を送る場合は、書留を利用しますよね。
その際に、差し出しの記録だけでよければ特定記録を、重要なもので送り主に届いた記録まで必要なら書留をと、必要に応じて使い分けられます。
ところでA4の三つ折りを入れた封筒は、長形3号の封筒なら定形内の料金で送れますが、重さによって切手代が違うので、重さを確認する必要がありますよね。
郵便局の窓口に行けない場合は、近くのコンビニでも出せるのでしょうか。また、重さを量ってもらえるのかどうかも、次章で見ていきましょう。
A4三つ折り入り封筒はコンビニでも出せる?重さを量ってくれる?
A4三つ折り入りの封筒は定形内郵便なので、コンビニに設置してあるポストでも出すことができます。
でも、コンビニの店員さんに重さを量ってもらうことはできません。
なぜなら、重さによって料金が変わる郵便物に対して、料金を判断しないように決められているからです。
コンビニによっては、はかりが置いてある店舗もあり、貸してもらって自分で重さを量ることはできます。それならコンビニで必要な分の切手を買って、コンビニのポストに投函することもできますね!
ただし、自分で量ってもしも料金が足りなかったら、料金不足で戻ってきてしまいます。なので、もし料金が微妙な場合は、高いほうの料金で切手を貼っておくと安心です。
ここまで、切手代などに関して見てきましたが、次章では、A4サイズの用紙の封筒への入れ方を紹介します。
覚えておこう!封筒への入れ方や三つ折りのマナー
親しい人に送るならよいですが、正式な書類などを送る際には、封筒への入れ方などマナーに沿って送りたいですよね。
A4の用紙を封筒に入れるときのマナーとは?
A4サイズの用紙を三つ折りにして封筒に入れるときには、いくつかマナーがあるので、以下で確認しておきましょう。
・文章などが書いてある面を内側にして折る
⇒封筒から透けて見えたり、封筒が濡れたりすることを防ぐため
・三つ折りにするときは、書類の下1/3を上に折り、かぶせるように書類の上1/3を下に折る
⇒書類を開くときに、文章の最初の部分が先に見えるようにするため
・封筒を裏側から開けたときに、書類の上1/3が手前に来るように入れる
⇒封筒から出したら、裏返したりせずに自然と書類が広げられるため
・縦長の封筒には、書類の右側が上にくるように入れる
⇒左手に持って右手で書類を出すので、上下逆にならないようにするため(※右利きが前提のマナー)
・封筒の裏面に書く差出人の住所や名前は、表の宛名よりも小さく書く
⇒受け取る側に対し敬意を表すため
折り方には、文章面を外側にして折る方法もありますが、圧倒的に文章面を内側にして折るほうが多いので、こちらのほうがマナーとして適しているといえます。
ただし履歴書の場合は、文章面が外側にくるように折るのがマナーです。
ほかにも、封筒で透明の窓がついたものもありますよね。書類自体に宛先を書いて、その窓から宛先が確認できるようになっているタイプです。
この場合は、文章面を内側に折り、さらに宛先が外に出るように折り返すなどイレギュラーな折り方もあります。
用紙をきれいに三つ折りにする方法
書類を半分に折るときは、端と端を合わせて折ればいいですが、三つ折りをガイドラインなしにきっちり3等分に折るのって難しいですよね。
実は簡単にきっちり三つ折りにする方法があるので、ご紹介します。
・折りたいA4用紙と、同じA4の別の用紙を用意する
・折りたいA4用紙を縦に置き、別のA4用紙を横にして、縦の用紙の上ラインと横の用紙の上ラインを揃えて置く
・横の用紙の下からはみ出した縦の用紙部分を上側に折る
・横の用紙をはずし、上側の部分を先程折った折り目に合わせて上からかぶせて折る
この手順で、きれいにA4サイズを三つ折りにすることができます!
でも、せっかくきれいに三つ折りしたのに、封筒が小さくて入らなかったなんてことがあるかもしれません。その場合はどうしたらいいのでしょうか。
三つ折りにしても入らない!どうしたらいい?
用紙にはB5やA4など、さまざまな大きさがありますよね。
封筒のサイズもいろいろあり、A4の三つ折りがちょうど入るサイズは「長形3号」で、B5がちょうど入るサイズは「長形4号」になります。
となると、長形4号にはA4サイズの三つ折りは入らないですし、四つ折りにしても入りません。
三つ折りにしたけど封筒に入らない場合はどうする?
個人的な手紙なら、一度折ったものを別の形に折って封筒に入れても、受け取る側はそれほど気に掛けないかもしれません。
ですが、大切な書類などの場合は、変に折り目がついているとあまりよい印象は与えませんよね。
であれば、次のニつの方法が最適でしょう。
・用紙を印刷し直すなどして、封筒に合わせた折り方にする
ちなみに、A4サイズの書類が入る封筒の種類には、次のようなものがあります。
■A4サイズに適した封筒一覧
封筒の種類 | サイズ | A4の折り方 | 郵便の種類 |
長形1号 | 33.2cm×14.2cm | 二つ折り | 定形外 |
長形2号 | 27.7cm×11.9cm | 三つ折り | 定形外 |
長形3号 | 23.5cm×12cm | 三つ折り | 定形 |
長形40号 | 22.5cm×9cm | 四つ折り | 定形 |
角形2号 | 33.2cm×24cm | 折らずに入る | 定形外 |
角形6号 | 22.9cm×16.2cm | 二つ折り | 定形外 |
洋形4号 | 10.5cm×23.5cm | 二つ折り | 定形 |
上の表から、三つ折りにしても入らないのは、長形40号の封筒ということになりますね。
その場合は、定形郵便で送れる長形3号の封筒を購入するか、新たに用紙を用意して、四つ折りにして入れればいいということになります。
また前述のとおり、A4サイズを三つ折りにした場合(長形3号)の送料は、25g以下が82円、50g以下が92円でした。ですが、定形外の場合は、サイズや重さによって値段が変わるので、その都度確認してくださいね。
A4サイズを折らずに送る場合の切手料金に関しては、こちらの記事で詳しく説明しています。
↓ ↓ ↓
A4サイズの封筒に貼る切手の料金は?最安値で送る方法はコレだ!
ところで、請求書や明細などは三つ折りで送られてくることがほとんどですが、履歴書を送る場合も三つ折りで送るのは、マナーとして大丈夫なのでしょうか。
常識?非常識?履歴書は三つ折りにして封筒に入れてもいいの?
履歴書って、ほとんどが封筒とセットになって売ってますよね。
折らずに入るサイズの封筒と、三つ折りで入るサイズの封筒が両方入っている場合、どちらを使うのが正しいのか迷うのではないでしょうか。
アルバイトやパートの面接の場合は、履歴書を三つ折りにして封筒に入れても問題ありません。
でも、就職活動の場合は、折り目があると印象が悪くなったり、他の人の履歴書と比べて、見劣ってしまったりすることもあります。
また、封筒を開封して履歴書を出すときに、三つ折りだと広げる作業を増やしてしまうことにもなりますよね。
以下で、その他の注意点も紹介します。
■履歴書を郵送する場合の注意点
・履歴書は折らずにクリアファイルに入れる
・履歴書と一緒に、カバーレターをつける
・重さを確認して切手を購入する
もしも、切手代が足りなくて送り返されたり、万が一受け取り側に請求がいったりしたら、印象は最悪なので、十分に注意しましょう!
さらに、封筒に入れるときにも、表側が封筒の裏側に来るようにして、相手に背中を見せないなどのマナーも大切です。
私もアルバイトの応募のときは、三つ折りにして長形3号の封筒に入れて、就職活動のときは折らずに角形2号の封筒に入れていました。
茶封筒だとカジュアルに見えてしまうので、中袋がついた白い封筒の表に「履歴書在中」と、赤字で印字のあるものを使っていましたよ。
封筒のサイズだけでなく、体裁を気にするのもマナーのひとつです!
まとめ
A4のものを、三つ折りにして封筒に入れるときの切手の料金や、その入れ方や折り方などについてご紹介してきました。
最後にここまでの内容をもう一度まとめておきましょう。
- A4三つ折りに最適な封筒は「長形2号」
- 暑さが1cm以内なら定形郵便で、切手代は25g以下は82円、50g以下は92円
- オプション料金をつければ速達や書留として出すことができる
- コンビニやポスト投函する場合は自分で重さを確認すること
- 郵便局の窓口で重さを量ってもらうのが一番確実
- 書類は文章面を内側に三つ折りするのが一般的
- 他にもA4が入る封筒があるが、サイズによって料金が変わる
- 就職活動での履歴書は折り目があると印象が悪くなることもある
切手は郵便サービスを受けるときの、前払い証明書のようなものです。もともとは「切符手形」という名前でしたが、それが省略されて「切手」になったんですね。
切手は必要な金額分が貼ってあればいいので、何枚貼ってあっても大丈夫です。
私も定形外の120円で出すときに、10枚セットの切手シートで余った82円1枚に30円、5円、3円を1枚ずつ足して、4枚貼って出したことがあります。
切手の種類も、オリンピックなどスポーツイベントに合わせた記念切手や、世界遺産シリーズなどさまざまな特殊切手も発行されていますよね。
実は、自分の好きな写真やイラストで作れる「オリジナル切手作成サービス」もあるんです!
郵便局の窓口では、おすすめの特殊切手の見本も見れるので、郵便物を出しに窓口に行ったら、見てみるのも楽しいですよ。
A4サイズ以外の封筒の料金も気になったらこちらの記事もおすすめ!
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A5サイズなら封筒に貼る切手代はいくら?お得な方法も紹介するよ!