ある日のお昼休みに、同僚の女性からこんな質問をされました。
「クロネコヤマトのメール便って、集荷に来てもらえるんだっけ?」。
いやいや! ヤマトのメール便は2015年に廃止されてますけど!?
随分な長い勘違いだなと思いながら事情を聞いてみると、日常で郵便を使うことがなく情報に疎くなってしまったとのこと。
その気持ち分かりますー! メールでデータを送れば済むことが増えて、わざわざ郵送しなければいけない事態って減ってきましたよね。
「A5サイズの封筒なんだけど、50枚ほどまとめて送りたいのよ。何で送るのが一番安いのかしら」。
A5サイズなら定形外郵便かなと思いましたが、必要な切手がいくらになるのか分かりません。
ここはひとつ、しっかりと調べてみることにします。
- A5サイズの封筒に貼る切手代はいくら?くわしい値段はコレ
- 規格内で一番安く送れる枚数と一番たくさん送れる枚数が知りたい!
- お得にA5サイズの書類を送るなら「スマートレター」がおすすめ!
- A5サイズ封筒の郵送時のQ&A
A5サイズを折らずに郵送したことがないので、まずはA5サイズの封筒を郵送する時の切手代からチェックしてみます。
また、まとめて送るならもっといいサービスがあるかもしれないので、そちらも合わせて調べてみますよ。
目次
A5サイズの封筒に貼る切手代はいくら?くわしい値段はコレ
そもそもA5サイズってどのくらいの大きさのことでしょうか?
オフィスワークの方などでないと、普段使うことがないためすぐには分からないものですよね。
A5サイズってどの大きさ?
A5サイズとは、148×210mmの大きさのことで、最も一般的なA4サイズの半分になります。
身近にあるもので言うと、iPad Air(9.7インチ)がだいたいA5サイズくらいと思っていいでしょう。
また、システム手帳などもA5サイズを利用している方が多いようです。
では、そのA5サイズの書類を折らずに送ることができる封筒はどのサイズを選べばいいのでしょうか?
- 角形4号(角4) 197×267mm
- 角形5号(角5) 190×240mm
- 角形6号(角6) 162×229mm
一番ぴったり収まり、見た目も整うのが角形5号になります。
履歴書など、少しでも印象をよくしたい場合には封筒もぴったりのものを選んだ方がいいですね。
反対に、数枚ではなくたくさん送る場合には、厚みも考慮して大きめの角形4号を選ぶといいでしょう。
A5サイズを郵送する時の送料
A5サイズを送ることができる封筒は「定形外郵便物」の「規格内:長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内」となります。
さらに、定形外郵便物、規格内サイズの場合は、重さによって以下のように金額が異なります(2018年8月現在)。
重さ | 価格 |
50gまで | 120円 |
100gまで | 140円 |
150gまで | 205円 |
250gまで | 250円 |
500gまで | 380円 |
1kgまで | 570円 |
目安として、50g以内なら120円切手を、100g以内なら140円分の切手を貼りましょう。
A5サイズで厚さが3cmを超える荷物は「定形外郵便物」の「規格外」となります。
こちらの場合も、重さによって以下のように金額が異なります(2018年8月現在)。
重さ | 価格 |
50gまで | 200円 |
100gまで | 220円 |
150gまで | 290円 |
250gまで | 340円 |
500gまで | 500円 |
1kgまで | 700円 |
目安として、50g以内なら200円切手を、100g以内なら220円分の切手を貼りましょう。
しかしこれはあくまでも目安なので、重さが分からない場合などは、料金不足にならないよう郵便局窓口で計量して送料を確認してください。
規格内で一番安く送れる枚数と一番たくさん送れる枚数が知りたい!
通常、A5サイズの荷物を送る時の料金は分かりました。
では、最安で送りたい場合はどのようにするのが一番なのでしょうか?
規格内で一番安く送るなら
A5サイズにぴったりば角形5号封筒の重さは約7.7gです。そして、通常のA5コピー用紙1枚の重さは約2g。
合わせると9.7gになるので、送料は定形外郵便物・規格内・50g以内で120円となります。
A5サイズ1枚を折らないで送りたい場合には、現状この方法が最安となります。
さらに、50g以内・120円で遅れるA5コピー用紙は、最大で21枚ということになります。
コピー用紙は100枚で約1cmと言われているので、21枚であれば厚みも問題ありませんね。
規格内で送れる最大枚数は?
3cmを超えたものは規格外となり料金が割高になります。なので厚みで考えると、300枚(3cm)までなら規格内で送ることができるということ。
A5コピー用紙1枚の重さを約2gとして考えると、300枚=600gで1kg以内に収まります。
大きめの封筒角形4号を使用するとしても・約8.4gなので1kg以内となり、570円で送れるということになります。
つまり、規格内でA5サイズのコピー用紙を送る場合、最大で約300枚が送れるということが分かりました。
冒頭で質問された同僚の話では、A5サイズを50枚送りたいとのことなので、50枚=100g、封筒の重さが入ると205円になってしまうかどうか…というところです。
実際に量ってみたら100gに収まる可能性もありますので、目安で切手を貼らずにきちんと計量することをおすすめします。
お得にA5サイズの書類を送るなら「スマートレター」がおすすめ!
いかがですか? ここまでA5サイズの送り方、送料について確認してきましたが「ちょっとややこしい」と思ってしまうのは私だけでしょうか?
私は、フリマアプリなどを使う時、軽いものはクリックポスト、やや重さのあるものはレターパックなどとざっくり分けて、一律送料のサービスを使用しています。
正直、いちいちサイズや重さ、厚さを確認して金額分の切手を購入し貼る、なんてことは面倒に感じてしまいますよね。
A5サイズ・50枚を送れる調度いいサービスもあるのではないかと探していると、「スマートレター」なるものを見つけましたよ!
スマートレターって何?
スマートレターとは、A5サイズ(250×170mm)・1kg・厚さは2cmまでの荷物なら全国一律180円で送れる便利なサービスのこと。
ヤマトのメール便がなくなってしまった理由とされる信書も送ることができるので、安心です。
専用の封筒が必要ですが、郵便局はもちろん全国のコンビニで購入することができるため比較的手軽に入手することができます。
もちろん対応していないコンビニもありますので、必ず確認してくださいね。
専用封筒に必要事項を記入したら、荷物を入れて郵便ポストに投函するだけ。
ローソンやミニストップならほとんどの店舗で店内にポストが設置されているため、すぐに荷物を出すこともできてたいへん便利です。
小さめの荷物なら、フリマやオークションの発送にもおすすめですが、「追跡」や「速達」などのオプションを付けることができないということを頭に入れておいたほうがよさそうです。
A5サイズ封筒の郵送時のQ&A
A5サイズを折らずに郵送すること自体、そうそうあることではありません。
そのため、ほかにも疑問はいろいろと出てきます。ここからはQ&A形式で紹介していきますよ!
A:投函してOK! ですが82円ではないので要注意! 金額が合っているか確認してから出しましょう。
A:危険物(爆発や発火、可燃性のあるもの、毒物や病原体など)や壊れやすいもの(瓶、精密機械)は定形外で送ることはできません。
A:差出人住所の記載がある場合は差出人に戻され、差出人住所がない場合は受取人に配達されるがそこで不足分を請求されます。受取人が拒否した場合は一定期間保管されたのちに廃棄されます。
〈出し方〉
・封筒の宛名の右下に赤色のペンで「簡易書留」と記載する(窓口で朱印を押してくれるのでなくても可)。
・郵便局窓口で「簡易書留でお願いします」と伝える。
・基本郵便代金+簡易書留代金を支払う。Q:A5サイズの封筒を速達で出すことはできますか?
A:基本郵便代金+速達代金で送ることができる(郵便物が250g以下なら+280円、1kg以下なら+380円)。
・速達で送る場合は縦長の封筒の場合は右上に、横向きの封筒の場合は右側に赤い線を入れておけばポスト投函できる。
・郵便局窓口で「速達でお願いします」と伝えれば、朱印を押してくれる。
・さらに簡易書留をつけたい場合は、基本郵便代金+速達代金+簡易書留代金で送ることができる(この場合は郵便局窓口での受け付けのみ)。
どうでしょうか? 疑問は解消されましたか?
切手代が足りないと先方が支払う事態になりかねないため、重要な書類などは郵便窓口へ持参するのが一番安心ですね。
まとめ
通常定形外のサイズを送るとしても、A4サイズが主流ですよね。
そのためあまりA5サイズについて知りませんでしたが、A5サイズ専用のスマートレターというサービスがあることを知ってびっくり!
お得に使いたいならしっかり調べないといけないなと実感しました。
では、最後に今回のポイントをまとめます。
- A5サイズを一番安く送れるのは50g以下で120円
- A5サイズを一番安い金額で送れる最大枚数は約21枚
- A5サイズで、厚さが2cmまで、1kg以下なら断然スマートレターがお得!
- 荷物の大きさ、重さ、厚さ、確実さなどでベストなサービスを選ぶことが大事
得はしたいけど、追跡サービスがついていないのはちょっと…と思った方は、レターパックがおすすめ。
レターパックライトなら、A4サイズ、厚さ3cmまで、重さ4kgまでの荷物を全国一律360円で届けてくれて、 追跡番号もついています。
さらに確実さを求めたい場合は、レターパックプラスもあります。
こちらは、厚さに関係なく、A4サイズ、重さ4kgまでの荷物を全国一律510円で届けてくれて、 追跡サービス、対面受け渡し(受領印をもらう)までしてくれます。
安く送りたいけど、万が一なにかあっては困ります。そのバランスを見て、私たち消費者が上手にサービスを使い分けていきましょう。