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ドクターフィッシュが集まりやすい人の特徴!寄ってくる7つの理由

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ドクター フィッシュ 集まりやすい人

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

ドクターフィッシュが集まりやすい人にはどんな特徴があるのか、気になる人は多いですよね。

全国の温泉地や水族館でも大人気ですが、自分にだけ魚が寄ってくると何だか恥ずかしいと感じる人もいます。

また魚の口が直接触れるようになるため、手や足を入れるのは心配だという人も結構いるようです。

そこでこの記事ではドクターフィッシュ体験を安心して楽しめるように、以下の項目について詳しく解説します。

この記事を読むとわかる!
ドクターフィッシュのこと
  • 集まりやすい人はいるのかと特徴
  • 人の肌に寄ってくる理由
  • なぜ人の皮膚の角質を食べるのか
  • 名前の由来や人気の理由と美容・健康効果の有無

ドクターフィッシュの生態も紹介しますので、自宅で飼育してみたいなと思っている人もぜひ参考にしてみてくださいね。

   

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ドクターフィッシュが集まりやすい人の特徴や寄ってくる理由

ドクター フィッシュ 寄ってくる 理由

ドクターフィッシュが人より多く寄ってくる場合にも、集まりやすい人だという明らかな特徴がある訳ではないようです。

水中に入れた部位の面積が広いことや入れるタイミング・場所が良かったために、近くにいた群れが集団行動をとって寄ってきている可能性があります。

集まりやすい人の特徴と寄ってくる7つの理由
人側 ①指が長く太い・手が大きい
(水に浸けた面積が広い)
②皮膚にかさぶたや炎症の跡がある
③手や足を入れたタイミング・場所が良かった
魚側 ④集団行動をする習性がある
⑤人の皮膚の角質を食べて栄養補給する
⑥ほかに餌になるものが少ない
⑦生後2年までの成長中か産卵期が近い

例えば指1本だけを水中に入れる場合は、指が太い・長い人の方が細い・短い場合よりも魚が吸い付ける面積が広く、より多く寄ってこれますよね。

ドクターフィッシュは人の肌表面の角質を食べる習性があるため、皮膚に傷跡やかさぶたがあると、餌に向かって寄ってきやすいことも考えられます。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
アトピー性皮膚炎を起こしていると、ドクターフィッシュが角質を食べやすい状態なので寄っていきやすいという情報もありました。

確かにドクターフィッシュが何を食べてるのかよく知らない人もいるので、魚が多く集まると手が汚い・足臭いなどと思われないか、心配になりますよね。

しかし人によって魚が多く集まる現象は、特定の条件があるというより、指や足を水に入れたときにたまたま魚の群れが近くにいたことが大きな要素のようですよ。

水に入れたタイミングが良かったり、より広範囲を浸けたりといった状況が魚を呼び寄せる原因になったと考えられます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
運の良さもあるかもしれませんね。

ドクターフィッシュとは主にトルコに生息する「ガラ・ルファ」というコイの仲間の小さな淡水魚で、集団行動を取る習性があり群れやすいそうです。

コイの仲間なのになぜ人の角質を食べるのか、通常はどこに住んで何を食べてるのかなどの生態とともに、詳しく紹介していきましょう。

ドクターフィッシュはなぜ人の角質を食べるのか

ドクターフィッシュは温泉地の特別な環境に閉じ込められ、生き残るために順応した結果、栄養源として温泉に入っている人の角質を食べるようになったそうです。

全国の温泉地や水族館などでは人気アトラクションとして、足湯や水槽でドクターフィッシュを体験できるチャンスがあります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
私はずっと人間のために温水に入れられていると思っていたので、この魚達は大丈夫なのかと心配していました。

しかしガラ・ルファの生育には25~37度の水温が適しており、30~35度で特に活発に動き、逆に25度以下では動きが鈍くなるそうです。

28度以上の水温では生息できない魚が多いので、適応能力の高さがわかりますね。

もともとは川に棲んで川底の藻や苔・小さな虫などを食べる淡水魚で、歯はなく吸盤のような形状いの口で吸い付いてエサを取り込みます。(※1)

トルコのドクターフィッシュ発祥の地といわれる村でも、温泉と川を行き来して生活していたようです。そんななか餌の少ない温泉の方に閉じ込められたためにさらに環境適応した結果、入泉した人の肌に吸い付いて角質を食べるようになったと考えられています。

温泉に浸かって魚と戯れているとどういうわけか足の病気が治り肌がきれいになる、という経験談や噂の広まりからフィッシュセラピーが始まったようです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
セラピーを施してくれる魚という意味で、ドクターフィッシュの呼び名が誕生したのですね。

クレオパトラも好んで行ったといわれるほどフィッシュセラピーの歴史は長く、欧米でも広く親しまれてきました。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
日本では無理ですが、温泉で全身浴をしながらフィッシュセラピーができる国もあるので、顔の角質を食べてもらうこともできるかもしれませんね。ただしニキビがある場合は注意が必要ですよ。

ところがガラ・ルファが角質を食べるのは成魚になる生後2年くらいまでで、体長が大きくなったらすっかり食べてくれなくなるそうです。

そのうえ縄張り意識が強くなり水槽の中で暴れるそうなので、家庭で飼育する場合はフタをつけたり水槽を分けたりする必要があります。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
ガラ・ルファの体長は3~10cm程度です。寿命は7年くらいと言われるので、家庭で飼育するなら長く世話をする覚悟も必要ですね。

また飼育しているガラ・ルファはエサを食べたあとは手を入れても寄ってこないそうで、角質を食べるのは空腹時のみのようです。

さらに産卵時期が近いメスは食欲旺盛なので、人の角質も多く食べたがると考えられますね。

ガラ・ルファを使ったフィッシュセラピーは、国によっては医療行為として認められていますが、危険性や動物愛護の観点から禁止されている場合もあります。

ドクターフィッシュに期待できる体への効果とともに、せっかくの体験を安全に楽しむため、注意点も知っておきましょう。

 

ドクターフィッシュに期待される効果や体験するときの注意点

ドクター フィッシュ 効果

ドクターフィッシュを使ったフィッシュセラピーには、肌の血行促進やマッサージ・ツボ押しのような効果で体の健康にもメリットが期待できます。

角質を食べてもらった部分は肌の新陳代謝も促進されて、つるつる・スベスベとした感触が楽しめるようになるそうです。

フィッシュセラピーに期待される効果
  • 直接触れた部分の血行促進・マッサージ効果
  • 角質が除去され肌の代謝が促される
  • 水や魚の動きに気持ちが癒される

ガラ・ルファが小さな口で吸い付くように肌をつついてくるため、ほど良い刺激と振動で血流が良くなったり、ちょうどツボに当たったりすることもあります。

ツボを利用する治療は古代中国で生まれた東洋医学で使われてきたものです。現代ではWHO(世界保健機関)により全身に約360か所が定められており、世界的にも認められ活用されています。
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
手や足には体中のさまざまな不調に効くとされるツボが多く存在するので、フィッシュセラピーでもツボ押しのような効果が期待できるかもしれませんね。

人の肌表面では古い角質が剥がれ落ちるとまた次の新しい表皮が作られる、という新陳代謝(ターンオーバー)が繰り返されています。

ドクターフィッシュが肌表面の古い角質を食べてくれることで代謝が早められると言われているのです。

また水中で魚と触れ合うという体験により気持ちが癒されると言う人もいて、肌だけでなく心や全身の健康にもメリットがありそうですね。

確かに魚が群れてくると気持ち悪く見えるかもしれませんが、次第にかわいらしく感じられてきたという評判もあります。

初めはくすぐったくても、そのうち心地良く感じられるようになったという人も多いですよ。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ある国では「何年も足を洗っていない男性が足湯に入ったとたん、ドクターフィッシュが全て死亡した」という事件があったそうです。その男性は足が汚れているだけでなく水虫にもかかっていたため、ドクターフィッシュが死んだのは菌の悪影響だろうと噂されているようですね。

しかし古代にはフィッシュセラピーは皮膚疾患の治療法として行われていた、と考えられています。

またドクターフィッシュ体験をためらう人からは、人の肌から肌へと移動する魚の口を介して感染症がうつされるのではと、リスクを心配する声もあるようです。

そこでドクターフィッシュ体験を前に悩まなくて済むように、フィッシュセラピーを控えるべきなのはどんな場合かを確認しておきましょう。

フィッシュセラピーを控えた方が良い場合 | 感染症の危険性

水に入れる部分に傷や感染症があるときや体調が悪く免疫力が落ちていそうなときは、魚達と自分の健康のため、フィッシュセラピーは控えましょう。

またドクターフィッシュのいる水槽や足湯には、薬やハンドクリームなどの化学物質がついた部位は入れられません。

ドクターフィッシュ体験を避ける方が良い場合
  • 水に浸ける部位の皮膚に傷がある場合
  • 水虫のような感染性の皮膚疾患がある場合
  • 発熱・体調を崩すなど免疫力低下のおそれがある場合
  • 感染症にかかりやすい・重症化しやすい疾患がある場合
  • 水に入れる部位に薬品やハンドクリームを塗っている場合

ドクターフィッシュ体験で直接魚を介して感染症にかかるリスクは心配ないとされています。

ガラ・ルファは汚れた水や酸性の水が苦手で不衛生な環境では生育できないため、フィッシュセラピーや飼育の場ではしっかりと水質管理されているはずです。

しかし足湯や水槽に浸けた部位に傷口があると水中に混入した細菌が侵入しやすいため、感染症を引き起こす危険性が高まります。
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
傷や炎症の治りかけの場合も、かさぶたを剝がされて傷口が開いてしまうこともあるため、事前に浸ける部位の状態をよく観察しましょう。

水虫にかかっている場合は魚が白癬菌を含んだ角質を食べることになり、魚の健康にとって全く害が無いとは言えません。

水虫はカビの一種である白癬菌が皮膚の中に入り込んで食べていってしまう感染症です。足の皮膚や爪に感染することが多いですが、ほかの部位にも発症し、その場合はタムシやインキンなどの病名が付きます。

そのうえ人側も患部に小さな傷口ができているかもしれず、ほかの雑菌が入り込む危険性もあるので、水虫がある部位を浸けるのはやめておきましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
またもしかして水中に白癬菌がいたら嫌だからと、体験をためらう人もいるようです。

しかし白癬菌は人の肌表面についても皮膚内部に入り込むには48時間かかるそうなので、水から出たあとシャワーや水道水で洗い流せば心配なさそうですね。

ただし傷口からは2時間くらいで菌が皮膚表皮に侵入できる場合もあるそうなので、やはり傷がある肌を浸けるのは避けましょう

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
足裏によくできる「魚の目(うおのめ)」は、角質が固くなり中央により固い芯部分ができた状態で、感染症ではないため魚に危害を加える心配はありません。
薬やハンドクリームなどを塗っている場合も魚の健康を守るために避けるべきですが、傷が無い状態なら、しっかりと洗い落とせば浸けて大丈夫ですよ。

フィッシュセラピーを家でも楽しみたい場合は、ガラ・ルファを熱帯魚として水槽で飼育する方法があります。

魚の数や大きさに合わせて水槽のサイズを選んだら、忘れずに水温管理用のヒーターも用意しましょう。

手や足にあるツボが気になる人は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

 

結論 | ドクターフィッシュはタイミングが良いと寄ってくる

ドクターフィッシュのまとめ
  • 集まりやすい人がいる訳ではない
  • 寄ってくる理由は手や足の汚れや臭いではない
  • 飼育には30~35度の温水が適する
  • 体験する際は水に浸ける部位に傷や感染症がないか注意
  • フィッシュセラピーには肌や心身に効果が期待できる

ドクターフィッシュ体験をするときに魚がよく集まる人がいても、何か特徴があるからではなく、水に浸けた場所やタイミングが良かったことが理由のようです。

魚の群れが近くにいたか人より浸けている部分が広かったか、運も良かったかもしれませんね。

ドクターフィッシュがなぜ人の角質を食べるのかや温泉地の足湯にいる訳について知ると、環境適応能力の高い珍しい魚だとわかります。

体験を控えた方が良い場合についても参考にして、観光地や水族館でチャンスがあれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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