【執筆者:編集部 鳥越菜生】
うんちを出す方法を今すぐ知りたいときは、Yahoo!知恵袋回答が参考になります。
便秘をするとお腹が張って苦しかったり体が重く感じたりして、うんちをスッキリと今すぐ出すにはどうすれば良いかと悩む人は多いですよね。
知恵袋には固くなった便を出す方法や、トイレで出そうで出ないときにも試せる裏ワザ情報が寄せられていると評判です。
この記事では、うんちが出ないで困ったときに知っておきたい以下の項目について、詳しく解説します。
うんちを今すぐ出す方法のこと
- 知恵袋回答に寄せられたやってみるべき裏ワザ
- 固くなった便を出す方法
- 便が出かかってるのに出ないときトイレでできること
- 便通を整えるための対処法
検便なのにうんちが出ないという緊急時に、トイレでチャレンジしたい出し方や最終手段も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
うんちを出す方法|今すぐできる知恵袋回答の裏ワザ7選
「うんちを出す方法すぐ知りたい!」という緊急事態になったとき、知恵袋回答に寄せられた裏ワザが参考になります。
- おへそから「の」の字を書くように腹部を時計回りにマッサージする
- 左そけい部の少し上辺りに左手の指を当てて徐々に下方に押す
- 寝転んだ状態でおへそ周り(のツボ)をゆっくり押していく
- 足を伸ばした状態で座りお尻歩きをする
- 水を多めに飲んでみる
- トイレでウォシュレットを当てて肛門付近を刺激する
特におすすめな上記7つの裏ワザは、上から3つはマッサージとツボ押しです。
左側そけい部の上辺りにはS字結腸という大腸のカーブ部分があり、便がたまりやすいところですが、ツボがどこにあるかは知らない人の方が多いでしょう。
裏ワザのやり方と、どんな意味や効果が期待できるのかを確認していきましょう。
固くなった便を出す方法 | マッサージやツボ押しも効果的
便がなかなか出ない便秘のとき、お腹の中で詰まって固くなっている可能性があるので、便を出す方法としてまずマッサージやツボ押しを試してみましょう。
便秘対策のマッサージやツボ押しは、腸がどんな形になっているかを頭に思い浮かべておくと、より効果的にできそうですね。
お腹のマッサージは腸に圧力をかけて刺激し血流を良くすることもできるので、便意を起こす効果が期待できます。
「うんちが出るツボ」とも言われるお腹や背中にあるツボを押すと、即効でトイレに行きたくなる人もいて、2分で便秘解消できる場合もあるそうです。
「お尻歩きをする」方法も、腸の周りを動かし血流を良くする効果が期待できるので、便意をもよおすきっかけになるかもしれません。
「水を多めに飲む」方法は固くなった便を再び柔らかくするほか、過剰な量を飲んでわざと下痢状態にしようという考えのようです。
簡単にできる方法としてほかにも、「寝る前にガムを5粒くらい噛んでみる」という裏ワザの口コミもありました。
これはおそらく、虫歯予防のため砂糖の代わりにキシリトールやアスパルテームなどの、人工甘味料を使用したガムのことです。(※1)
人工甘味料は消化しにくいため一度に多く摂取すると下痢を起こす可能性があるので、デメリットである作用を逆に利用しようということでしょう。
以上のような固くなった便を出す方法を探している人は、できるだけ薬を使いたくないと思っているのではないかと思います。
しかしどれをやってもなかなかうんちを出せないときに、どうしても今すぐ出したい場合の緊急対策には浣腸がおすすめです。
検便のときの最終手段にも活用できますよ。
検便なのに出ないときの最終手段
検便なのに出ないときは、裏ワザを試してもダメなら、最終手段として下剤や浣腸などの便秘薬を使ってもかまわないようです。
下剤は服用してから効果が表れるまで数時間以上かかる場合もあるので、今すぐ出したいなら即効性の高い浣腸をおすすめします。
浣腸は使用すれば3~10分後には結果が表れるうえ量の調整もしやすく、直接腸や便に作用するので安心感があるという意見もあります。
赤ちゃんから高齢の人にも使え、即効性が高いため自分で便を出すタイミングを決められることも大きなメリットです。
もしひどい便秘で浣腸も下剤も効かないときは、放置しない方が良い場合があります。
こんなときは病院へ | ただの便秘で済まない場合も
何日も便通がなくて浣腸をしても苦しい状態が改善されない場合は、早めに内科や消化器科を受診して相談してみましょう。
自力では排便ができない状態になっていたり、大腸の病気が隠れていたりする可能性もあります。
腸を通った便は肛門から排出されますが、手前の直腸に溜まっていく間に水分を吸収されて、カチカチに固まる場合があります。固い便が出口をふさいで栓をしたようになりうんちが出にくくなる、俗に「糞詰まり」と言われる状態は、ひどくなると「糞便栓塞」という病名が付けられ病院での治療が必要です。
出口で固くなった便を出す方法として、病院では指先でたまった便をほぐしながら少しずつ掻き出していく「摘便」という出し方をします。
しかし指を直接入れるため腸壁を傷付ける危険性があり、あくまでも医師や看護師が行う行為なので、自分でやろうとしないでください。
出口が詰まっているといっても、もう出かかってる感じがあるのに出ない場合は、ぜひ試していただきたい裏ワザがもうひとつありますよ。
出かかってるのに出ないとき | トイレでできる方法
トイレで便が出かかってるのに出ないときには、ウォシュレットを使って刺激してみる方法もおすすめです。
本来は排便後の洗浄用に開発されたのだと思いますが、便秘で苦しいときに肛門付近に水流を当てると刺激になり、便意を起こせる場合があります。
水圧が変えられたりムーブ機能で動かしながら当てられたりする機種もあり、安全で簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
飲みものを飲んだりほかのことをしたりしているうち、またすぐに便意をもよおす場合もあるので、チャンスを逃さずトイレに行ってみてください。
便秘で苦しまないためには、なんと言っても食事や生活習慣の改善が効果的なので、便通を整えるためのポイントも知っておきましょう。
便秘にならないための食事・生活習慣の見直しポイント
便通を良くするには便が適度な硬さ・形状になるように、食事内容の工夫や生活改善で腸内環境を良くすることが重要です。
食生活や生活リズムの乱れを整えながら、血流を良くして腸の活動を活発にし排便に関わる筋肉を強化するため、運動も少しずつ取り入れましょう。
食事 | ・食事時間を規則的にする ・バランス良く食べる ・野菜が不足しないように注意 ・発酵食品を摂る ・こまめに水分を摂る |
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生活 | ・朝食後に時間が取れるようにする ・生活リズムの乱れを改善 ・決まった時間にトイレに行く習慣をつける |
運動 | ・少しでも体を動かす時間を作る ・腹筋を強化する ・肛門筋を鍛える |
休養 | ・睡眠不足を改善する ・ストレス解消に努める |
食べたものが胃腸で消化され栄養素を吸収されて残ったものは、腸の動きにより次第に大腸を進む間に水分を吸収されつつ便となり、直腸に送られ排出されます。
排便まで長くかかると大腸内で水分を吸収されすぎて固い便になり、ひどくなるとカチコチに固まって自然には出せなくなることもあるのです。
ほど良い速さで腸を通過させて排便できるようにするには、水分だけでなく便の基材にもなる食物繊維を摂取し、腸内細菌のバランスを良くする必要があります。
食事量や栄養のバランスを整えるために、何をどれくらい食べたら良いかを知っておくと良いですね。
※参考元:「食事バランスガイド」とは? | 厚生労働省
野菜にはビタミンやミネラル類も多く含まれ、代謝を促進し体の調子を整える効果も期待できるので、毎日しっかり摂りたい食品です。
ただし食物繊維には2種類あり、すでに便秘でカチカチ便になっている人は、不溶性食物繊維の方を摂りすぎると便秘が悪化する場合があります。
ひどい便秘になりがちな人は、水溶性食物繊維を含む食品に注目すると良いですよ。
水溶性食物繊維を含む食品 |
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ごぼう・山芋・オクラ・海藻類 |
不溶性食物繊維を含む食品 |
いも類・きのこ類・豆類 |
水溶性食物繊維は便を柔らかくするだけでなく、腸内の善玉菌を増やして腸の状態を良くするはたらきもあります。
食事面だけでなく生活リズムを整えるとともに、トイレの時間を取ることを意識しておくことも大切です。
そして筋力低下にもつながる運動不足の生活が続くと、大腸の緊張がゆるみすぎて動きが悪くなるため便が固くなり、便秘の原因になります。
部分的には、特に排便に関わりの深い腹筋や肛門の周囲にある筋肉を鍛えることもおすすめです。
体の緊張状態が続いてリラックスできないと便意が起きにくいため、ストレスを溜めすぎないことも大切です。
忙しくても健康のためにはときどき立ち止まって、休養や睡眠が取れているかを考えてみることも必要ですね。
またトイレでは、排便時の姿勢も工夫してみましょう。
以下の記事は食物繊維と便通の関係や自律神経について詳しく解説しているので、ぜひこちらも併せて読んでみてください。
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結論 | うんちを今すぐ出すには裏ワザ7選を試してみよう
- 知恵袋回答の裏ワザは参考にできるものが多い
- 固くなった便にもマッサージやツボ押しがおすすめ
- トイレではウォシュレットの刺激も活用してみよう
- 最終手段には浣腸がおすすめ
- いきみやすい姿勢で便器に座れるように工夫しよう
便秘で困っているときや検便があるとき、とにかく今すぐうんちを出したいと思ったら、知恵袋回答からまとめた裏ワザ7選を試してみてください。
便が固くなって出にくいときや、出かかってるのに出ないときがあります。
そんなときはお腹のマッサージやツボ押しをしたり、水を多めに飲んだり、ウォシュレットでお尻を洗ってみたりしてみましょう。
うんちを出す方法だけでなく便秘にならないための対処法もぜひ参考にして、できることからやってみてくださいね。