【執筆者:編集部 藤井祥子】
赤福は常温保存のお菓子で消費期限は製造日より夏が2日、冬が3日となっています。
生菓子のため傷みやすい食品につけられる消費期限が設定されており、あまり日持ちしません。
常温で売られていますが、冷蔵や冷凍保存によって日持ちが伸びると嬉しいので、赤福の保存や日持ちについて調べて次のようにまとめました。
赤福のこと
- 常温保存の消費期限と日持ち
- 冷蔵庫や冷凍保存の可否
- 食べられるかどうかの見分け方
- 適切な保存方法と保存のコツ
赤福をもらったけれど食べきれそうにない、消費期限切れが近い赤福が手元にある人はぜひ参考にしてください。
目次
赤福は常温保存でいつまで食べられるか
赤福は基本的に常温保存で、消費期限は短く季節により若干異なります。
夏季製造分 (5月下旬~10月中旬) |
製造日より2日 |
---|---|
冬季製造分 (10月下旬~5月中旬) |
製造日より3日 |
生ものは冷蔵保存のイメージがありますが、なぜ赤福は常温保存なのでしょうか。
赤福の保存は常温が最適|冷蔵は餅が固くなる
赤福を製造する「株式会社赤福」は、餅が固くなるため冷蔵ではなく常温保存を推奨していています。
とはいえ赤福は生もののため、傷みやすい食品に設定される消費期限が与えられています。
- 消費期限 傷みやすい食品に設定される。安全に食べられる期限。
- 賞味期限 傷みにくい食品に設定される。美味しく食べられる期限。
傷みやすい食品にもかかわらず常温保存できるのは、赤福に使われている砂糖の防腐効果によるものと考えられます。
しかし、赤福のあんこにどのくらいの砂糖が使われているかはわからないため、防腐効果を過信するのは危険です。
消費期限切れ近くのものや高温の季節は状態を確認し、消費期限切れのものは食べないようにしましょう。
詳しくはこの記事をチェック!
赤福が傷んだ状態がわかれば、食べれるかどうかの判断ができるので安心ですね。
異臭やカビは食べられない|セレウス菌の食中毒に注意
赤福が腐ると、異臭がしたりカビが生えたりして見た目や臭いで食べられない状態がわかります。
見た目 変色 |
カビが生える |
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臭い 匂い におい |
異臭がする |
味 食感 触感など |
ー |
ただし、見た目に変化がなくても食中毒菌が繁殖している場合もあります。
特に赤福の原料である米や豆類は、セレウス菌に汚染されていることが多いので注意が必要です。
- 嘔吐型 食後1~5時間くらいで発症。吐き気や嘔吐。
- 下痢型 食後8~16時間くらいで発症。腹痛や下痢。
赤福は店舗でも常温保存で販売されていますが、冷蔵庫や冷凍保存ができるのかを調べてみました。
赤福の適切な保存方法|冷凍保存もできる
赤福は常温保存となっていますが、冷凍保存も可能です。
常温 | 直射日光と高温多湿を避ける |
---|---|
冷蔵 | おすすめしない |
冷凍 | 1つずつラップして密閉袋に入れる |
餅が固くなるので、冷蔵庫保存は避けてくださいね。
冷凍保存のコツを押さえて上手に保存しましょう。
賞味期限切れになる前に冷凍保存がおすすめ|解凍は冷蔵庫で
赤福は冷凍保存もできるので、食べきれそうにない場合は期限切れになる前に冷凍し、食べるときには冷蔵庫で自然解凍しましょう。
冷凍してた赤福、冷蔵庫で解凍してみた。
やはり餅は少し硬くなるね。
でも、食べきれないよりはいいかな!
見た目も変わらない。
黒糖と白豆! pic.twitter.com/H3cOkoRYQd— ひより (@ha_ku_mokuren) June 30, 2019
砂糖を多く含むあんこは冷凍しても凍りませんが、餅は凍るので電子レンジで温めるとうまく解凍されないかもしれません。
こちらの商品は赤福と同じ餅とあんこで作られたもので冷凍商品ですが、食べるときは冷蔵庫で自然解凍となっています。
もし急いで食べたいときは電子レンジで少しずつ様子を見ながら温めましょう。
結論|赤福の常温保存は2~3日|冷凍保存もできる
- 消費期限は常温保存で2~3日
- 冷蔵庫に入れると固くなる
- 腐ると異臭がしたりカビが生える
- ラップで密閉し冷凍保存ができる
- 冷凍したら自然解凍がおすすめ
赤福の消費期限は常温保存で2~3日と短いので、持ち帰ったら早めに食べましょう。
異臭がしたりカビが生えていたり、見た目に変化がなくてもセレウス菌の増殖で食中毒症状を起こす場合があるので、消費期限切れのものは食べない方がよいでしょう。
冷凍保存ができるので、ラップや密閉袋を利用して上手に保存できるといいですね。
電子レンジや自然解凍を利用して美味しく食べられるので、ぜひ活用してください。