私の子供は普段だと電車酔いをしないのに、新幹線だと酔うので遠出をする時には大変な思いをしています。
新幹線に乗ると酔うのは子供だけかと思ったら、大人でも結構たくさんいるようです。
混雑する時期ならなおさら、乗り物酔い対策は万全にしておきたいですよね。
そこで今回は、新幹線に乗っても酔わないようにするための対策など、以下の項目について徹底調査しました。
- 新幹線に乗ると酔う理由とは?
- 乗り物酔いを予防する対策
- 同じ新幹線でも酔いにくい号車や揺れない席があるのは本当?
- 乗り物酔い対策をしても酔った場合の治し方
年末は残業続きだったなぁ…というお疲れの方は、年末の帰省で乗り物酔いに要注意!体調不良も良くないんですよ。
パソコンや勉強をしているという人も要注意なので、新幹線に乗っている時の行動もよく見直す必要がありそうです。
また子ども連れの帰省や遠出は大変ですし、乗り物酔い対策は万全にしたいですよね。
私がいつも子どもに用意している乗り物酔い対策についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧下さいね。
目次
新幹線で酔う理由は?あなたの行動も原因になる可能性も!
新幹線に乗ると酔う理由は、大きく分けると以下の3つが考えられます。
- 乗り物酔いしやすい体質
- 新幹線車内の環境
- 新幹線車内での過ごし方
車酔いや飛行機のような、単に「匂い」や「揺れ」によるものだけでなく、体感情報と視覚情報の不一致によって起こることがあります。
窓の外の景色が高速で流れていくのは非日常的な光景ですよね。
その視覚情報が、体感や普段の感覚と大きくズレるため、酔いやすくなるのです。
全員ではないけれど、こうした体感と視覚のズレで、三半規管が弱い人は酔ってしまいがちなんです。
妊娠初期の女性も、妊娠前と体質が変わって乗り物酔いしやすくなる人もいます。
また本人に原因はなく、車内環境に影響されていることもあります。
例えば車内の匂い!新幹線自体も、新しいのか独特な匂いがする車両がありますよね。
あとは乗客の弁当や酒など、飲食物の匂いで酔ってしまうこともあります。
匂いを個人で防ぐのは難しいので、敏感な方はマスクを一枚携帯しておくと軽減できますよ。
可能ならば、好みの香りのアロマスプレーをマスクにシュッ!としておくのもオススメです。
私自身が匂いに敏感で、妊婦の頃は特に過敏だったのでアロマスプレーを持ち歩いていました。
嫌いな匂いを避けられるのって、結構落ち着くんですよ。
この他で一般的に新幹線で乗り物酔いになってしまう原因としては、乗客の姿勢など車中での過ごし方が考えられます。
新幹線で酔う人は気をつけたいNG行動
新幹線に乗ると酔う人は、自分では気づかないうちに酔いやすくなる行動をしている可能性があります。
あなたも以下のような行動に心当たりがあれば十分気をつけてお過ごしください。
視線が一点集中!手元の物に熱中している
新幹線に長時間乗ると暇なので、何かに視線を集中させて過ごしている人も多いのではないでしょうか。
- スマホやゲーム機、読書や勉強に熱中している
- うつむき・前かがみの姿勢でパソコンを使う
実は、私が失敗したのもコレ!
子どもが騒がないようにとiPadに動画をダウンロードして見せていたら、見事にひどい乗り物酔いになってしまいました。
揺れる車内で画面を見つめていると、視線は固定しているのに体は揺れている…というズレが生じ、脳が混乱して乗り物酔いを引き起こしてしまうんですよ。
外の景色をじーっと目で追っている
高速で後ろへ流れていく景色が面白いからと、景色に熱中してしまうのも要注意!
どんどん移り変わっていく景色を注視していると、何かに視線を固定しようと頑張っているわけですから、先ほどお話ししたように体感と視覚のズレが乗り物酔いを引き起こしてしまいます。
進行方向と逆の後ろ向きで座っている
三半規管の弱い人などは、進行方向とは逆に座るだけで酔うこともあります。
後ろへ進む感じが気持ち悪い…となった経験はありませんか?
乗り物酔いしやすいタイプの人や、寝不足や疲れ気味など体調不良の人は座席の向きにも気をつけましょう。
次章では、新幹線に乗る前に知っておきたい乗り物酔い対策について詳しく紹介します。
乗車当日の乗り物酔い対策 10か条!
出張が多かったり通勤に使っていたりと、新幹線も何度も乗っている人は乗り物酔いしにくいです。
体が速さに慣れてしまえば、外の流れる景色を見ても緊張しなくなるので、酔いにくくなります。
だからと言って何度も練習でおくのが難しいのが新幹線。慣れるまでは、こんな対策をしておきましょう!
前日にできる対策
- 睡眠不足が乗り物酔いになりやすい!早寝早起きがベスト
- お酒は飲まないか、控えめに。二日酔いならば最初から気持ち悪いだけ
当たり前ですが、この2つは鉄則です。体調を万全に整えた上で、以下の10か条を守れば完璧ですよ。
乗車当日の乗り物酔い対策10か条
- 体を締め付けない服装
- 食事は腹八分目で消化の良い物を。酔い止めを飲む前に済ませる
- 乗り物酔いしやすい人は酔い止め薬を飲んでおく
- 乗る前にコーヒーは飲まない
- 顔を下に向けて読書をしたり、ゲーム機やスマホに集中しない
- 振動が気になる時は背もたれに身体を預けない
- 匂いが気になる時はマスクでガード
- 窓側の席の場合は外を眺めない(※特にじっと見つめるのはNG!)
- 進行方向と逆で後ろ向きになる座席に座らないようにする
- 指定席を取るなら進行方向を向いて左側の車体中央付近(※C席)
乗る前にコーヒーや紅茶といった、カフェインを多く含む飲み物を飲むのはやめましょう。
特にコーヒーは酔いやすく、オレンジジュースなど柑橘類のジュースも飲まないほうが良いです。
さっぱりしそうですが、唾液がたくさんでるのが乗り物酔いに繋がります。
乗車後に喉が乾いたら、普段から飲みなれたお茶や水がベスト。炭酸飲料、柑橘類のジュースは避けましょう。
食べ物ですと卵が乗り物酔いを誘発するので気をつけましょう。
また、2歳から3歳くらまでは小脳が完全に発達していないため乗り物酔いしにくいといわれていますが、小脳が発達してくると乗り物酔いしやすくなるそうです。
小脳が完全に発達するのは成人くらいだと言われていますので、4歳頃から成人するくらいまでは乗り物酔い対策をしておくことをおすすめします。
私が子どものために常備しているのは、喉に詰まらないサイズの飴と水です。
飴はトンネルを通過する時に耳抜きができるようにと、必ず舐めさせていますよ。
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特に気になるのが、新幹線の揺れ。揺れが激しいほど乗り物酔いになりやすいですからね。
新幹線の先頭車両に乗りたがる人も多いですが、先頭車両や後方車両は揺れやすいので真ん中くらいの車両をおすすめします。
指定席を取るなら、3人掛けの一番通路側がベスト。
同じ車両の中でも端の方か中央あたりかで揺れ具合は変わりますので、揺れが一番少ないのはC席!と覚えておきましょう。
何だか車内が揺れているな…と感じたら、背もたれから体を離しましょう。
背もたれから頭へと振動が伝わりやすいので、なるべく離しておく方がいいのですが、ずっとは辛いですからね。揺れが気になったらでOKです。
とにかく下を向いたままの姿勢が良くないので、スマホやゲームはやめておきましょう。
音楽を聴いてゆったり過ごすなら、顔を若干上向きにしておくと良いですよ。
また子どもに対しては 「今日はお薬飲んだから、気持ち悪くならないねー」と声掛けをしておきましょう。信じる力って、結構効き目があります。
これはプラシーボ効果といって、思い込みの力で薬の効き目を良くしたり、自発的に乗り越えちゃったりすることもあるんですよ。
次章では、新幹線の種類によっては酔いやすい車両があるという噂の真相について詳しく紹介します!
乗ると酔いやすい新幹線があるのは本当?
揺れの多さから酔いやすい新幹線があると言われていますが、乗り物酔いしやすい方は今度ご利用になる新幹線が該当するか、ぜひチェックしてみてください。
新幹線の中で特に酔うと言われているのがN700系です。
車体を傾けることによって乗り心地への影響を相殺し、カーブを高速で通過できる装置が付いているためです。
ルートで言えば、東京⇔名古屋区間が乗り物酔い要注意!
新横浜→名古屋は下り坂があるのでフワフワ感があります。
またカーブのところでは、揺れを感じやすいのと同時に景色の流れが早くなるところがあるので、景色をあまり見ないように気をつけましょう。
N700系は東海道新幹線ではお馴染みの車両なので、東海道新幹線をご利用の際は気をつけてくださいね。
その他、揺れに注意しておきたいのは以下の新幹線です。
東北新幹線 | カーブが少なくほぼ直線で揺れが少ないが、一部でN700系を使用 |
秋田新幹線 | 他の新幹線と規格が異なるので、横揺れがある |
山形新幹線 | 揺れがあり、酔う可能性がある |
酔いにくい新幹線もある
山陽新幹線の博多⇔新大阪区間は、比較的カーブが少ないルートであり、酔いにくいと言われています。
オススメは「ひかりレールスター」です。指定席は「のぞみ」のグリーン車並みにゆったりとしていて、揺れも少ないですよ。
九州新幹線の鹿児島中央⇔新八代区間は、開業間もない新しい新幹線ですし、乗車時間もわずかで済むので酔う時間がないという話もあります。
最後に、いろいろ対策をしてもやっぱり新幹線に乗ったら酔ってしまった……という場合もありますよね。
そんな時に役立つ、乗り物酔いの治し方を紹介します。
不快な乗り物酔いもすぐに解消!簡単に実践できる治し方
ここまで新幹線に乗っても酔わないようにいろんな対策を紹介しましたが、どうしても酔ってしまう……という方のために乗り物酔いの治し方を簡単にまとめてみました。
気持ち悪い症状を今すぐになんとかしたい!という方はぜひお試しください。
- リラックスする(服をゆるめる、好きな音楽を聴く、新鮮な空気を吸う)
- 甘いものを食べる(血糖値を上げると脳が活性化して乗り物酔いを緩和できる)
- 梅干しを食べる(たくさん唾液が出て気持ち悪さを軽減できる)
内関(ないかん)とよばれるツボは平衡感覚を元通りにするはたらきがあると言われており、吐き気などの乗り物酔い症状を緩和すると言われています。
内関は手首の真ん中にあり、指3本分ひじの方にあります。
このような対策で乗り物酔いの症状を軽減してくださいね。
まとめ
新幹線に乗ると酔う理由や対策についてポイントをまとめました。
- 新幹線に乗ると酔うのは体質や車内の環境、過ごし方などが原因
- 体を締め付けない服装にする
- あらかじめ食事を済ませて酔い止めを飲む
- コーヒーを飲むと酔いやすい
- 車内では読書やスマホなどに集中しない方が良い
- 匂いに敏感な人はマスクをする
- 外の景色をじっと見つめると気持ち悪くなりやすい
- 進行方向と逆の後ろ向きに座らない
- 真ん中の車両の中央付近は揺れにくい
- N700系は酔いやすい人が多い
- 酔った時にはリラックスして甘いものや梅干しなどを食べると良い
- 酔い症状を緩和するツボの位置を覚えておくと便利
バスや車で酔わなくても、新幹線で酔う人もいます。
だからといって気構えると、緊張で余計に酔いやすくなってしまうので、前日からリラックスし、早寝早起きで体調を整えておきましょうね。
先ほどご紹介した酔いやすい新幹線の一覧はチェックしていただけましたか?
揺れの多い新幹線に乗るなら、いつもより少し注意深く、ゆったり過ごすようにしましょう。
せっかくの旅行や帰省で、ぐったり疲れたスタートにはしたくないですしね。
当日は軽めの食事を済ませ、乗車30分前には酔い止め薬を飲み、トイレを済ませておいてくださいね。
子どもがトイレを我慢していて気持ち悪くなるということもありますから、お子さん連れはトイレが近い車両に乗車されるのが便利でしょう。
子どもはシールブックなどで遊ばせると静かでいいのですが、できれば途中で身体をほぐすようにしてあげたり、静かに手遊びや行き先について話を聞かせてあげたりして、集中しすぎて逆に乗り物酔いにならないようにしてあげてくださいね。
それでは、酔い止め対策10か条を守って、楽しい旅路を!