我が家には子供が3人いるのですが、特に一番上の子が小さかったときには不安ばかりでした。
ほかの子を見ては、「うちの子はまだ言葉が出ない!遅くない!?」と不安に思ったり、焦ったり…。
とにかく言葉が出てくるのが遅く、1歳4ヶ月になってもなかなか話し始めなかったんです。
最終的に、2歳になってやっと一言話せたという、極めて遅い言葉のスタートを切って一安心。
それでも今は、立派な中学生になりました!
育児中は、周りの子どもたちと自分の子を比べてしまい、言葉が遅いの早いのと悩みがちです。
もしも今、あなたが当時の私と同じことで悩んでいるのなら…。
「ぜひ、お役に立ちたい!」と思って、私の体験を元に以下の内容でご紹介することにしました。
- 1歳4ヶ月くらいだと、話せる言葉の数はどれくらい?
- 話す言葉の目安は?理解はしているの?
- 言葉を話さないと、発達に問題あり!?個人差は?
- 言葉の教え方は?話しかけや絵本の読み聞かせが効果的
我が子を思えばこそ「このままの状態で大丈夫かな?」という不安がついてまわりますよね。
私もずいぶんと悩みながら、ここまで育ててきました。
そんな不安を抱えたあなたが、「少しでも育児に自信が持てるように…」という気持ちを込めて書きました。
私の言葉を、ちょっとしたアドバイスと受け取っていただけたら幸いです。
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目次
1歳4ヶ月で言葉が出ない!やっぱり不安です
1歳4ヶ月頃になっても言葉が出ないと、やはり心配になるかと思います。
まずは、私の体験談をお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
私が子どもの発達を心配をするようになった経緯
長男が1歳4ヶ月になった頃、周りの子ども達はどんどん言葉を話すようになってきました。
同じくらいの月齢の子どもが「パパ」「ママ」と呼んでいるのを見かけると、
「1歳4ヶ月かぁ…。もうそろそろ言葉が出てきてもいいんじゃない?」
と思うようになりました。
ですが、親の思いとは裏腹に、我が子はなかなか話さない…。
我が子の口から、意味のある言葉を聞いたことがない…。
初めは「そろそろかな?まだかな?」という小さな疑問でした。
しかし、そこからどんどん心配が深まっていったのです。
どうして、ウチの子はまだ話せないんだろう……?
何かの病気だったりして…。
そんなことばかりを考えるようになってしまっていました。
心配や不安な気持ちを高めてしまったもの
子どもの言葉が遅いことで、当時は少し追い込まれ気味になっていました。
ここでは、そんなふうに不安がどんどん高まってしまった原因について、見ていきたいと思います。
1.周りの子供と比べてしまう
その当時、私は児童館の催しや近くの保育園のイベントなどに、子連れでよく参加していました。
そこには、我が子と同じ年齢の子がたくさんいて、つい我が子と周囲の子を比べてしまうんですよ。
今考えると、そうやって比べることで、心配や不安な気持ちを高めてしまったのかなと思います。
2.育児本の通りに成長していない
母に言葉の遅れについて相談したときに、
「育児本とかは読んでいないよね?育児本には、役に立つ情報がたくさん書いてあるけど、それが逆に不安になってしまうこともあるのよ」
と言われました。
確かに、育児本には幼児の平均的な成長過程が書いてあったりしますよね。
そのため、初めての育児に戸惑うママたちにとって、育児本は大事な指標です。
ですが、育児本に書かれていることは、あくまで「平均的」なもの。
その頃、私が読んでいた育児本には「言葉が出てくるのは1歳を過ぎた頃から」と書かれていました。
「えっ!ウチの子、1歳過ぎたけどまだ言葉なんて出てきそうにないよ…。いつから話し始めるんだろう?」
と、すごく不安になった覚えがあります。
言葉のオウム返しや真似くらいしてくれてもいいのに、そういうこともなかったんですよね。
でも”平均”ですから、そのタイミングで必ず言葉が出てくるわけではありません。
早い子も遅い子もいるっていうことは、分かっていたはずなんですけどね…。
実は、1歳半健診というものがあったので、少し待てば保健士さんや小児科の先生に相談もできました。
ですが、その少しがなかなか待てず…ただ一人、心の中で悩み続ける日々でした。
こういった育児本や雑誌の記事、ネットでの書き込みなんかを見ないようにしたら不安は減るのかもしれません。
でも不安だからこそ、つい見ちゃうんですよね。
しかし、できれば避けたい情報です。
ここまで、言葉が遅い息子に対して、悩みに悩んだ体験談をお話しましたが…。
実際のところ、1歳4ヶ月といえばどの程度言葉を話すのか、次章で確認しましょう。
1歳4ヶ月になった赤ちゃんの言葉のバリエーションは?
ここで、1歳4ヶ月の赤ちゃんの平均的な言葉の進み方とは、どんな感じなのか紹介します。
ただし、あくまで平均的なものなので、この月齢で喋っていなくても、あまり気になさらないでくださいね。
1歳3ヶ月頃まで | 「ママ」「パパ」「ブーブ」「ワンワン」など、簡単な言葉と”宇宙語”が主なバリエーション |
1歳4ヶ月以降 | 「落ちた」「空っぽ」などの形容詞的な言葉を話す子が出てくる |
1歳6ヶ月 | 1歳半検診があり、保健士さんによる簡単な検査を受ける |
それぞれの子で、話せる言葉や表現は変わってきます。
例えば、「ママ」より先に「ばぁば」が言える子もいるでしょう。
また、喋りはしないものの、ママが言う「楽しい」を理解できている様子の子もいましたよ。
言葉が話せるようになってきたとはいえ、1歳4ヶ月ではよくわからない発音の”宇宙語”がほとんど。
1歳児の言葉は意味不明で、「えっ、何語話しているの?」という感じです。
「ママ、きた!」といった二語文を話すのはまだ先で、この頃は単語のみを喋ります。
1歳半健診で相談できる!
1歳半健診では、おしゃべりができるかチェックをします。
そのテストは数枚のカードを広げ、「ぞうさんはどれ?」「レモンはどれ?」など質問されます。
その質問に合った絵のカードを、きちんと差し出せるかといった内容です。
このチェックでは、正しい答えを選ぶことが全てではないのだそうです。
いろいろな音を発音できていることや、理解や興味を示すかなど様々な視点でチェックしています。
子供が「今は興味がないだけ」かどうかも、しっかりと考慮してくれるそうですよ。
また、未熟児だった子の場合は、誕生日から数えると1歳6ヶ月かもしれません。
ただし、お腹から早く出てきちゃった分だけ「生まれてからの成長」も遅くなってしまいます。
そういった修正月齢も、もちろん考慮されます。
少々言葉が遅くても、ここで「保健士さんが我が子の様子を見て、何も疑問に感じていなかった」という事実が、すご~く励みになりますよね。
ウチの長男は、この検査で全く答えられませんでした!
けれど保健士さんが「大丈夫!大丈夫!」と笑い飛ばしてくれて、すごくホッとしたのを覚えています。
考慮のうえで専門家に診てもらうようにすすめられることも
いろいろと考慮したうえで、場合によっては一度専門家に診てもらうことも勧められます。
私の知り合いで、以下のようにすすめられた方もいましたよ。
「障害ではないけれど、入園や入学のタイミングで苦労するかもしれないから、リトミックなどの教室に通って少し慣れるとよい」
さて、1歳4ヶ月の子の言葉について見てきましたが、実は言葉よりも動作が大切なんだそうです。
それに関しては、次章で詳しく解説しますね。
1歳4ヶ月の今は言葉よりも『動作』が大事
子どもの成長に伴い、つい気になるのが「言葉に関して」ではないでしょうか。
しかし、言葉よりももっと注目すべきことは、「動作」なのです。
言葉の発育よりも大切なもの
言葉の発達が遅いと、「自閉症」や「発達障害」を疑って、つい心配になってしまいますよね。
私も、なかなか言葉を話さない長男が心配で、1歳半健診のときに保健士さんに聞いてみたんです。
すると、自閉症や発達障害の目安になるのは、言葉よりも「動作」だと、教えて下さいました。
その動作というのが、以下のことです。
- 一人歩き
- 指差し
- 名前を呼ばれると、振り向くなどの反応を示す
- バイバイなどの動作
- 人の顔をじっと見る
これらのことができなかった場合に、何らかの問題があるのかもしれないと判断されるのだそうです。
私の時も、
「言葉が多少遅れていても、これだけのことができているんだから、まーったく問題ないわよ!大丈夫大丈夫!」
と、明るく笑い飛ばしてくれました。
言葉の発育には個人差がある
言葉の発育は、ほんっとに個人差があります。
先程も言いましたが、ウチの長男は2歳を過ぎてからやっと話し始めたくらいです。
それまでは、全く言葉を話さず表情も乏しかったのですが…。
胸の内で温めていた言葉の爆弾が、爆発したって感じでした(笑)
それからは性格も一変し、ムチャクチャ社交的に。
毎日、帰ってきたらうるさいくらいに、その日の出来事を話してくれます。
学校では「うるさすぎる!」と、しょっちゅう立たされているそうです。
まったく、もぉ…。
こんな子も居るくらいですから、周りの子と比べて不安になることはありません!
ぜひ我が子自身の成長を、しっかりと見守ってあげてくださいね。
しかし、どうにかならんかねー、ウチの息子は……ハァ…(ため息)
言葉はオマケ
1歳半検診で保健士さんは、子供がどんな言葉を話すかよりも「言葉とものの関連」を理解しているかということを重要視します。
例えば、「ワンワンどれ?」「ブーブはどれ?」といった具合です。
なので、子供が話す言葉自体はオマケのようなもの。
そういえば、私達親子の隣で検査を受けていた女の子のことを思い出しました!
「りんごはどれ?」と聞かれ、ちゃんとりんごを指差したものの「ニャーニャ」と言っていました。
周りの人達は大爆笑!!
でも、それでもいいんです。言葉を理解していないわけではなく、きちんとものと言葉を関連付けられているのだから。
たとえ発音が曖昧でも、意味が分かって話している言葉と、はっきり言えてるけれど意味が分かっていない言葉では、全然違うんです。
「ニャーニャ」がどこから出てきたのかは謎ですけどね。可愛いかったなぁ…あのときの「ニャーニャ」。
1歳4ヶ月になって言葉が出なくても、ものの意味が理解できていればひとまず安心ということがわかりました。
ところで、子供の成長をあれこれ心配する前に、私たち親が子供の発育のためにしてあげられることはないのでしょうか。
次章で詳しく見ていきたいと思います。
今あなたが子供の言葉と発育のためにしてあげられること
親だからこそ、子供の発育が気になって仕方ないのですが…。
いちいちほかの子と比べてヤキモキするのではなく、親としてやってあげられることがあれば、ぜひ知りたいところですよね!
子供にしてあげられることって?
では、子供の言葉の発達のために、私たちがしてあげられることを紹介しますね。
2つのポイントがあるので、詳しく見ていきましょう。
1.話しかける
「1歳児に言葉を教える」と考えると、難しい気がしてしまいますが…。
とにかく、子供にたくさん話しかけてあげて下さい。
また本を読んだり、お話を聞かせてあげたりしてもよいでしょう。
ただし、このときに大切なことは、毎日同じ本や話を繰り返し聞かせてあげるということです。
そうすることで、子供は言葉のリズムを覚えやすくなります。
私も子供達には、たくさんの本や紙芝居を読み聞かせました。
言葉を話すことは遅かったものの、きっと聞いた言葉を理解はしてくれていたんだと思います。
今でも読書が大好きで、我が家には子供達が読んだ本が800冊以上ありますよ。
読み聞かせは、子供にとって言葉の発育だけでなく、いろいろな意味でとても大切で必要なことだと思います。
2.動作をつける
子供に向けて「バイバイ」「高い高い」などの言葉を言うときに、その動作も付け加えてみてください。
そうすることで、子供は言葉と動作の関連を理解し始めます。
また、「ワクワク(楽)」や「シクシク(泣)」など人の感情を表す言葉を、ママやパパの表情で覚えさせるのもオススメですよ!
子供は表情を見ながら、楽しく覚えていけるでしょう。
このほかにも、子供にしてあげらることはたくさんあるかと思います。
そしてそれは、子供が幼い今しかしてあげられないことでもあります。
子供の言葉と発育のために、精一杯のことをしてあげてくださいね!
子供の心理
「子供の発育のために何ができるのか…?」も大切ですが、子供の心理も理解しておきましょう。
「保育園ではよく喋るのに、家ではあまり喋ってくれないの…」なんて話を、友達から聞いたことがあります。
しかし、こういうケースに関しても心配することはありません。
なぜ子供が喋ってくれないかというと、自分で話さなくてもママやパパが気持ちを読み取ってくれるから。
ママやパパがいつも子供のことを気にかけてあげて、よく理解してあげているという証拠なのです。
「子供は喋るのを焦らない」という説もあるそうですよ。
子供にできるだけ話しかけたり、読み聞かせたりすることは大切なんですね。
しかし、忙しくてそうも言っていられないこともあります。そんな場合、ついテレビに子守をさせていないでしょうか?
次章では、子供の発育にテレビはどうなのかについて、解説したいと思います。
1歳4ヶ月の子供の言葉と発育に「テレビ」は逆効果
つい子供に観せちゃうんですよね、テレビ…。私もそうでした。
何か用事をしたいときや一息つきたいときなんかに、我が子が大好きな番組を観せたりしていましたよ。
だって番組が終わるまでは、テレビの前に張り付いてくれるから、静かなんだもん…。楽なんだもん…。
でも、そうやって自分の勝手でテレビを観させていたのが、ダメだったんですよね(汗)
テレビは一方通行
テレビ番組は、こちらの反応など関係なしに勝手に流される映像です。
だから子供にとっても「受け取るのみ」の一方的な関係なんですよね。
真剣にテレビを観ている子供の表情を見てみて下さい。完全に「無」になっていますから。
「言葉」とは、日常の動作や人の表情などと関連して発生するものです。
しかしテレビの画面は、こちらの反応とは無関係に画面が切り替わっていきます。
子供の表情が乏しくなるのも納得ですよね。
自分が反応しなくても、相手は楽しいことを続けてくれるんですから。
このような情報は、商業的や経済的な面から、マスコミに取り上げられることは少ないそうです。
しかし「テレビを長時間観せられている子供」と「テレビをあまり観ることがない子供」では、明らかに言葉や表情、しぐさなどに差があるのです。
子供に対するテレビの害は、マスコミも覆い隠せなくなっている状況だといわれています。
ネットで検索するとたくさんヒットするので、ぜひ参考にしてみてください。
テレビを観せるなら工夫を
子育ての負荷が多いママにとって、テレビは救世主のような存在。
ついつい「テレビに頼る子育て」をしてしまっている方も多いのではないかと思います。
しんどい時には、テレビに頼ってもいいでしょう。
でも、できればテレビを消す時間も作るようにしてみてください。
一緒に散歩したり、公園へ行ったりを毎日続けるのは難しいかもしれません。
しかし、お絵かきをしたり絵本を読んであげたり、一緒におやつを食べたりする間だけでもテレビを消しみましょう。
その間は、子供とのコミュニケーションに集中してみてください。
それだけで、子供はとっても楽しそうにしますし、ママの楽しそうな顔を見ながら、目をキラキラさせて一生懸命話してくれると思いますよ。
いないいないばあのOPを観て叫ぶ1歳4ヶ月
まとめ
最後に、これまでのことを簡単にまとめてみます。
- 子供の成長には個人差があるのであまり周りと比べない
- 言葉の進み方に対する不安は1歳半健診で相談できる!
- 自閉症や発達障害の目安になるのは、言葉よりも「動作」
- 健診では「言葉とものの関連」を理解しているかが重要
- 子供が家では喋らないのは、親が気持ちを理解してくれるから
- テレビを観てばかりだと、言葉や表情が乏しくなってしまう。
- テレビを消して、子供とコミュニケーションする時間を作ろう。
- とにかくたくさん話しかける!
- 話すときに身振り手振りを付け加える!
お子さんの成長でたくさんお悩みかもしれませんが、あまり悩みすぎないでくださいね!
1歳4ヶ月であまり言葉が出ていない子でも、4歳になる頃にはちゃんと話せるようになっています!
その頃には、成長の差が体の大きさ以外は目立たなくなってきます。
そのため、早い子も遅い子もほとんど関係なく感じられるようになりますよ。
4歳になったある日、我が子が「亭主関白」という言葉を発しました。
Σ(゜□゜;)どこて覚えてきてん!!(焦)
4歳にもなれば、どえらく難しい言葉を話し出し、こちらがビックリさせられる瞬間などもあって、それはそれで面白いですよ!
今は、子供のペースを大切にしてあげてください。
そして子供と接するときにはテレビを消して、一緒に身体を動かしたりたくさんお喋りをするなど、今しかない「子供との時間」を楽しんでくださいね。
もっともっと、大らかに構えていましょう!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
次々と悩みは出てくるかもしれませんが、子育て頑張りましょうね!応援しています。