毎晩の夜泣きに悩んでいるあなたへ
筆者は、3人の子を持つ母です。私には、子供達の夜泣きに悩まされた時期がありました。なので、この記事を見つけて下さったあなたの気持ちが、とてもよく分かります。
それに何度も起こされて、母親自身も寝不足になる。
泣き声で、旦那さんを起こしてしまっては、明日の仕事に支障が出ちゃうかも……
近所の人達に迷惑をかけてしまってはいないか……
そもそも、どうして夜泣きなんてするんだろう。
どうしたら、夜泣きをしなくなるんだろう。
寝不足だし、イライラするし、ついつい子供に当たってしまう。
そして、後から自己嫌悪……一晩でいいから、ユックリ寝たいよ……
私だって、出来るものならニコニコ笑っていたいよ……
優しいお母さんで居たいんだよ……
どうしよう……
どうしよう……
そう、母親は、子供の夜泣きとは勿論のこと、こんな自分自身の気持ちと、毎日毎晩、戦わなくちゃいけないんですよね。
終わりの見えない、この状況に、疲れちゃって、辛くて悲しくて……私も泣いてばかり居ました。
お願いだから、今晩は泣かないでね‥
って、祈る思いで布団に入っては、やっぱり始まる夜泣きに、泣きながら付き合った夜も数えきれないくらいあります。
大丈夫!!大丈夫ですよ!
1人で悩まないで下さい。
「1歳2ヶ月くらいの赤ちゃんが夜泣きをする原因」について
一緒に、考えていきましょう!
当時、同じように悩んでいた私の経験が、今悩んでいるあなたにとって、少しでも参考になれますように…
原因を知る事で、あなたの夜泣きと向き合う気持ちが、少しでも楽になりますように……
そして、
この記事が、少しでもあなたの力になれますように…
目次
1歳2ヶ月赤ちゃんが夜泣きをする5つの原因
夜泣きが、一番酷くなるのは、大体1歳2ヶ月くらいでしょうか。うちの子達は、9ヶ月くらいから始まって1歳2ヶ月くらいがピークでした。
まずは、そんな夜泣きの原因を、いくつか考えてみましょう。
1)オムツや布団、環境のせいではなく、夜泣きは「成長の証し」
オムツを替えても、布団を温めても、抱っこしても、何をしても泣き止まない。夜泣きの最大の難点はここ!とにかく、泣き続ける!
「もぉっ!いい加減にしてよっ!!」
って、なっちゃうんですよね本当に…
実は、夜泣きはそんなことをしても収まらないんです。それは、夜泣きをする原因が、他にあるからです。
夜泣きをする一番の原因は、「成長の証し」
という風に、赤ちゃんは、順を追って成長していきますね。その成長過程の中で、丁度、歩き出した頃から、飛躍的に視野が広がり、取り入れる情報も多くなってくるんです。すると、「暗闇が怖い」という感情が出てきたり、眠ることを本格的に怖がる(眠りは一時的な死であると思う)ようになります。
脳の情報処理による目覚め
そうやって、色々な感情が生まれてくると同時に、赤ちゃんの脳では、寝ている間に沢山の情報を処理するようになります。すると、眠りが浅い時、脳が負荷に負けて目覚めてしまうのです。
夜、フと目が覚めた時に、暗闇の中、大好きなお母さんの姿が見えない……怖くて不安になるのは当たり前ですよね!
そうは言っても、
やっぱり辛い事に変わりはありません。私も、何度も思いました。
「成長の証なんだ」
「理解してあげなくちゃ」
「仕方のないことなんだ」
って。でも、気持ちではそう思っていても、身体がついてこない。度重なる寝不足には、どうしても勝てませんでした。
終わりはあるの?
あります!こんな辛い日々にも、ちゃんと終わりはありますよ。大体、2歳を過ぎた辺りから夜泣きは確実に減ってきます。
言葉を話すようになってくれば、自分の気持ちを少しでも伝える事が出来るようになりますし、遊びで体力を使って、夜は疲れて深く眠るようになります。そうして、赤ちゃん自身が、自分の中での葛藤を解消出来るようになることで夜泣きは減ってくるのです。
私の子達も、2歳を過ぎた頃を境に、ピタリと夜泣きが無くなりました。本当に、ビックリしました!「体調でも悪いのか…?」と思ったものです。夜泣きがあったらあったで辛いのに、無ければ無いで心配になってしまう、複雑な母心です(笑)
この記事を読まれているあなたも、今は、終わりの見えない闇の中で、1人で戦っている気持ちになっていると思うのですが、必ずゴールはあるので、前向きに頑張って下さいね!
2)1歳2か月の赤ちゃんにテレビや動画の刺激は強すぎます!
1歳2ヶ月くらいの赤ちゃんは、小さな小さな子ザルちゃんだったのが、徐々に人間らしくなってくる時期です。それに伴い、脳も活発に動き始めます。
この頃の赤ちゃんは、小さな脳で毎日いっぱいいっぱいの情報を処理し始めます。
その日見た事、聞いた事、お母さんの優しい声、温かい手……夜、眠りながら、脳の中の小さな引き出しにひとつずつ、しまっていくのです。
ただ、赤ちゃんにとって、日々の生活の中には、初めての事がいっぱい!処理するのが、なかなか大変なんです。そこで、赤ちゃんは、頑張ります。情報を処理し、脳の中の引き出しにしまっていこうと、一生懸命頑張るのです。
これが、夜泣きに繋がっている
と、言われています。
夜泣きは、
赤ちゃんの頑張りの証
でもあるのです。
ところが、そこで日常とかけ離れた世界に触れさせてしまうと、どうでしょう?
例えば、テレビ。色々な光と動作が連続しているテレビは、赤ちゃんの脳には刺激的すぎます。処理しきれない音や映像といった情報が多すぎて、引き出しに入りきらず、それが夜泣きに繋がってしまうのです。
助けて〜頭がパンクしちゃうよ〜!
って、赤ちゃんからのSOSなのかもしれないですね。
実際、赤ちゃんに、昼間、テレビを沢山観せた日の夜は、興奮状態にあり、夜泣きが酷くなるというデーターが出ています。
楽なんですよ。用事を済ませたい時とか、テレビ観せておいたら静かにしてくれるし。分かります、すごく!でも、確かに、私の子供達もらテレビを多く観せていた日は、夜泣きが酷かったような覚えがあります。
だってだって、大人でも布団に入ってからスマホを見ていたら、寝付きが悪くなるし、テレビを見ていても脳が追いつかなくなって眠くなっちゃう事があるでしょ。
そう考えると、赤ちゃんにとったらどれほど強い刺激なのか……
そらぁそうだよね。あんなに小さな頭の中に、入りきらなくなっちゃうよね。
少し思いやってあげなきゃいけないですね(汗)私は、それが出来てなかった…反省です…
DVDやスマホも同じです。テレビと同じく、刺激が強すぎます。
出来るだけ、光と映像の刺激は避けてあげて下さい。それだけで、夜泣きの質や回数が変わってくるはずですよ。
3)生活リズムが一定でないと赤ちゃんも辛い‥
まだ体力もなく、光や映像が夜泣きに影響してしまう赤ちゃん。
そんな赤ちゃんにとって、大切なのが「生活リズム」です。
人は皆、規則正しく生活する事が大切です。生活リズムを正す事は、大人にとっても子供にとっても大切な事です。それは、小さな赤ちゃんなら、尚更のことです。
- 毎日決まった時間に起きる。
- 決まった時間にお昼寝をする。
- 暗くなってきたら、眠くなってくる。
- そして、夜、決まった時間に寝る。
こんなふうに、生活リズムが一定である子は、寝付きが良く、眠りも深いと言われています。
お昼寝してくれてる時間は、唯一、お母さんの自由時間。出来るだけ長く寝てくれぇ〜!なんて、思っちゃうもんです。私もそうでした。でも、そうすると夜、なかなか寝なくなっちゃうんですよね。
寝る時間を決めるのであれば、起きる時間も、きちんと決めて、毎日決まった時間に起こすようにしましょう。
1歳くらいまでは、半分、お母さんのお腹の中に居る気でいるらしいですよ。可愛いですね♡
完全に適応するようになる為に必要なことは、「一定の生活リズム」を植え付けてあげること。教えてあげれば、小さな体ながらに、少しずつでも覚えていってくれます。
- 朝は、グズっても決まった時間に起こす。
- 昼は決まった時間にお昼寝をさせ、眠たがっても、必ず決まった時間に起こす。
- 夜は決まった時間に寝かす。
- 同じ時間に食事を与える。
これらのことを、毎日地道に繰り返してあげることで、赤ちゃんの生活も心も安定してきて、夜泣きの回数も減ってきます。
4)おっぱいに頼っていると夜泣きも増える
夜泣きをすると、おっぱいを与える
これは、実は良くありません。
おっぱいを与えると、泣き止んでくれるから、ついつい与えてしまう…その気持ち、すごく分かるんです。
私も、泣いたらすぐに、添い乳をしていました。そして、そのまま私もウトウト……ということが、しょっちゅうありました。
けれど、
これをしてしまうと、逆に夜泣きの回数が増えるんだと、後から知りました。
おっぱいをくわえながら眠ることが癖になってしまった赤ちゃんが、夜中に、眠りが浅くなった時に、おっぱいが口元にないと気付いて泣くんだとか。
また、添い乳だと、しっかりおっぱいが飲めず、お腹がすきやすくなるのだそうです。赤ちゃんには、布団(ベッド)の上は、おっぱいを飲むところではなく、眠るところなんだ、と教えてあげることが大切です。そうすることで、夜泣きは極端に減ります。
添い乳による事故
添い乳での事故が多発していることを御存知でしょうか。添い乳をすることによって、怖いのが窒息死です。
おっぱいで口が塞がっている赤ちゃんの、鼻までも塞いでしまい、赤ちゃんは息が出来なくなってしまうのです。
添い乳は、夜泣きの回数が増えるだけでなく、こうした事故にも繋がりかねません。おっぱいは、時間を決めて、きちんと座って与えるようにしましょう。
赤ちゃんが眠る時に必要としているもの
それは、おっぱいではなく、お母さんの温もりです。お母さんの温もりの中には、赤ちゃんが大好きな要素が沢山あります。お母さんの声、お母さんの匂い、お母さんという存在…それさえあれば、赤ちゃんは安心して眠りにつけるのです。
「おっぱいなんか無くても、お母さんの温もりだけで1人で眠る」
ということを、認識させてあげれば、夜泣きも減ってくるはずです。
それと、もう1つ、うつ伏せ寝です。この姿勢もお腹に温もりを感じることが出来、安心する姿勢なのだそうです。安心して眠ることが出来ると、夜泣きも減るはず。逆に、仰向けで眠るのが、一番目覚めやすいと言われています。
ただ、うつ伏せ寝は、窒素死という事故に繋がりかねませんので、充分に気を付けてあげて下さいね。
5)それでも夜泣きする赤ちゃんは、その子の個性かも
上記の条件をクリアしても、全く夜泣きがマシにならない!という赤ちゃんは、少し繊細な一面を持っているのかもしれません。そこで初めて、精神的な安定を図るツールを使用します。
薬に頼ってみる
よく耳にする「ひやーきおうがん♪」の、樋屋奇応丸。この薬は、夜泣きを鎮めるのに、効果的な薬です。
「薬を飲ませて鎮めるなんて、何か抵抗がある……」
と、思われるかもしれませんが、生薬なので副作用はありませんし、癖になることもありません。
作用も、赤ちゃんの身体を温めて、気持ちを和らげてくれるもので、決して危険なものでもないのですよ。
疲れてしまった時は、無理をせずに使用してみるのも、ひとつの方法です。
・樋屋奇応丸(銀粒)
お薬の粒がとても小さくて、赤ちゃんにものみやすくなっています。
【第2類医薬品】樋屋奇応丸 銀粒 110粒 母の日 モテ |
・樋屋奇応丸(糖衣)
お薬のにおいや味が気にならず、通常よりも飲みやすくなっています。
【第2類医薬品】樋屋奇応丸 糖衣 120粒 母の日 モテ |
入眠儀式を習慣づける
入眠儀式とは、毎日、眠りに入る前に同じ事を繰り返し、赤ちゃん自身に「今から自分は眠るんだ」と自覚させるようにすることです。
例えば
夜寝る前に、ミルクを飲ませる
ミルクには、「トリプトファン」という精神を安定させる成分が入っている為、赤ちゃんが眠りに入りやすくなります。
寝る前に、毎日同じお話を話してあげる
ここでは「同じお話」というのがポイントです。毎日、同じお話をしてあげることで、赤ちゃんは、そのお話を聞くと安心出来るようになり、眠りに入りやすくなります。
お香を焚く
我が家で毎日していた方法です。眠る前に「お香」を焚いて、子供を安心させてあげるようにしていました。
音楽を流す
これも我が家で行っていた方法です。ゆったりとした曲を、小さなボリュームで流すんです。
この二つの方法で、子供は、この香りとこの音楽が流れてきたら、眠る時間なんだと、認識してくれるようになりました。
この様に、赤ちゃんは、言葉が完全に理解出来なくても、毎日同じリズムに包まれることで、徐々に、眠りに入るという自覚を持ってくれるようになります。
お香と音楽は、我が家でも効果覿面だったので、本当にオススメですよ!是非、試してみて下さい!
赤ちゃんの夜泣きに関する関連動画です。
まとめ
いかがでしたか?
これまで色々なことを考えてきましたが、少しはお役に立てたでしょうか。
あなたが、夜泣きと向き合う気持ちは、今後、少しでも楽になれそうでしょうか。
最後に、これまでのことを簡単にまとめてみます。
- 夜泣きは「成長の証」である。
- テレビや動画は、刺激が強すぎるので控える。
- 生活リズムが一定にしてあげる。
- おっぱいに頼っていると夜泣きも増える。
- 眠る時の姿勢に気をつける。
- その子の個性を受け入れる。
- 入眠儀式を習慣づける。
以上です。
それでも、やはり毎晩の夜泣きと向き合わなければならないということは、辛いものですよね。
けれども、この時期を乗り越えることが出来れば、必ず楽になれます。
私も、夜泣きに振り回されている時は、本当に疲れていて、辛く暗い子育てになってしまっていました。けれども、あの時期を乗り越えた今、子育てが楽しくて、子供達が可愛いくて仕方がありません。
毎日、明るく笑顔で子育てしていますよ!
今、小さな身体で、一生懸命成長している赤ちゃんも、そのうちに、ちゃんと体にリズムが刻み込まれて、朝起きて夜寝るのがスムーズになり、夜泣きも無くなるはずです。
辛くて仕方が無くなったときは、頼れるところに頼って下さい。
疲れてしまってどうにもならなくなった時は、1人で抱え込まずに、誰かに弱音を吐いて下さい。
無理をしすぎないで、自分自身のことも大切にしてあげて下さい。
今という瞬間は、これから、ずっと続いていく、幸せな子育ての、ほんの1ページにすぎません。いつか、あんなに大変な時もあったな…なんて、大きく成長した我が子と、笑いながら話している時が来るんですよ!
頑張って下さいね!
同じ母親として、私もあなたのことを、応援しています。