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食材・料理のQ&A

ネギの賞味期限は何日くらい?ネギの種類や保存方法別に解説

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料理・食材
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【監修者:管理栄養士 中山沙折】

ネギは賞味期限が書かれていないケースがほとんどなので、いつまで食べられるのかわかりにくいですよね。

一般的にはネギの賞味期限は常温や冷蔵庫の野菜室保存で1週間程度を目安としていますが、賞味期限を明記する義務がないため状態を見て判断しなければなりません。

ネギ 賞味期限

生鮮食品のネギはデリケートな野菜であり、種類や状態、気温や保存場所で日持ちは大きく変わってきますので状況に応じて見極めていく必要があります。

そこで、今回の記事では次の事をお伝えします。

ネギを束で買ってきても腐らせてしまったら悲しいですよね。

この記事を最後まで読めば、長ネギ(白ネギ)や青ネギの種類や、常温・冷蔵・冷凍の保存方法、切ったネギなど状態別など、ネギの賞味期限の目安が丸ごと分かります

また、保存の仕方や新鮮なネギの選び方も紹介しますので、長く美味しく食べるためにぜひ参考にしてくださいね!
 

記事監修者・管理栄養士・中山沙折先生記事監修・中山沙折先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士/ 一部上場企業にて食品研究に6年間従事。摂食障害を克服した経験から、現在はフリーの栄養士として特定保健指導を軸に栄養指導やダイエット指導をしている。「食は楽しい」の考えのもと食と健康のさまざまな分野に挑戦中。栄養に関する記事執筆や監修(大正製薬様DoctorsMe様)、レシピ開発にも携わっている。

   

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ネギの賞味期限は何日くらい?ネギの種類や保存方法別の目安

農産物のネギには賞味期限の明記は義務づけられていないのではっきりと言えないのですが、常温や冷蔵庫の野菜室保存で1週間程度が目安とされています。(※1)

ネギを持つ人

しかし、ネギの種類や保存方法などで賞味期限に違いがでます。

そこで、ネギの種類や切り方別、保存方法別の賞味期限の目安について説明していきますね。

白ネギ(長ネギ)・青ネギの賞味期限の目安

ネギは大きく分けると白ネギと青ネギの2種類に分けられます。

白ネギ 青ネギ
白ネギ 青ネギ
特徴 甘みがある
煮物や焼き鳥などに使う
主に白い部分を食べる
香りや彩りが良い
薬味や炒め物に使う
主に葉の部分を食べる
種類 長ネギ・根深ネギなど 葉ネギ・万能ネギ・小ネギなど

一般的に白ネギ、青ネギの賞味期限はどちらも1週間程度とされていて、ネギの種類で大きな差はありません。

しかし、青ネギは柔らかくて傷みやすく常温保存には不向きなどの違いがあります。

また保存方法で賞味期限は大きく変わりますので、ネギの保存方法別に見ていきましょう。

ネギの保存方法別賞味期限の目安

ネギの保存方法には常温、冷蔵庫(野菜室)、冷凍庫の3種類があります。

ネギ 保存

何日くらい日持ちするか、保存期間の目安を一覧表にまとめたのでご覧ください。

丸ごと1本
(泥つき)
丸ごと1本
(泥なし)
半分などに
切ったネギ
刻みネギ
常温 約2週間 約1週間 × ×
冷蔵庫
野菜室
× 約1~3週間 約1~3週間 3~4日
冷凍庫 × × 約1か月 約1か月

※丸ごと1本のネギは、冷凍庫に入らない、泥付きは衛生上、冷蔵庫に入れられないので「×不適」としました。

常温での保存期間

白ネギ1本丸ごとの場合で1週間程度です。

泥つきの場合はさらに長持ちして2週間程度になります。

青ネギはやわらかくて腐るのが早いです。丸ごとでも常温での保存は不向きなので冷蔵庫(野菜室)に入れてください。

なお、切ったネギや刻みネギ(カットネギ)は切り口が空気に触れて腐るので、常温に置けません。

冷蔵庫(野菜室)での保存期間

冷蔵庫で保存する場合は野菜室で保存するのがベストです。

1本丸ごとや切ったネギは1週間程度ですが、保存の仕方で3週間程度まで日持ちします。

しかし、刻みネギはカットした断面が大きいほど乾燥が早くて傷むので3日~4日程度しか持ちません。

冷凍での保存期間

切ったネギや刻みネギは冷凍すると保存期間は1か月程度になるのでオススメです。

なお、スーパーでフリーズドライの乾燥ネギが売られていますが、賞味期限は6か月以上と大変長くなっています。

お味噌汁やラーメンなど少量使うときにとても便利ですね!

このように、保存状態によっていつまで日持ちするかが分かりましたね。

しかし、ネギは正しく保存しなければ賞味期限が短くなるので、白ネギと青ネギの正しい保存の仕方を紹介します。

白ネギの保存の仕方

白ネギの保存の仕方は常温、冷蔵、冷凍の3種類ですので順に見ていきましょう。

常温保存の場合

乾燥を防ぐために新聞紙やペーパータオルに包んで冷暗所に置いてください。

ネギ 新聞紙

その際、立てて保存するのがコツです。実際に生えている状態で保存することがネギにとって心地よいからです。

暑い時期はネギが傷んで溶けてくるので常温保存は不向きです。夏場は新聞紙に包み冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

なお、泥付きのネギは泥が乾燥を防ぐ役割をしてくれるので、洗わないでそのまま新聞紙に包む方が長持ちします。

また、土に埋めるとより長持ちしますよ。

冷蔵保存の場合

冷凍保存をする際には、3等分にカットしてから水分をたっぷり含んだペーパータオルで下半分を、軽く濡らしたペーパータオルで上半分を包みましょう。

ペーパータオルを週に1回取り替えることで、白い部分は3週間程度、青い部分は2週間程度日持ちします。

保存する時は冷凍保存袋に入れて野菜室に立てて保存しましょう。

冷凍用保存袋は厚みがあるので、水分の蒸発が少なく、ニオイうつりもしにくいです。

管理栄養士 中山沙折
管理栄養士
中山沙折

立てて保存するときに、2Lのペットボトルを切ったものを使うと便利ですよ!市販品の野菜収納ケースを使ってもよいでしょう。

冷凍保存の場合

長ネギを冷凍する場合、輪切りや小口切りにしないで長いままでの冷凍をおすすめします。

長ネギにはアリシンという香りの素の成分が含まれていますが、細かく刻んで長い時間おいてしまうと成分が飛んでしまうからです。(※2)

管理栄養士 中山沙折
管理栄養士
中山沙折
ネギを切ったり潰したりすると、アリシンの細胞が壊れ臭気成分が拡散します。同時にアリシンの利用分も流失します。食べる直前ならよいのですが、保存する場合は刻まずそのままの状態がよいでしょう。

保存の仕方は、洗ってから根元を切り落として3等分に切り、水分をよくふき取ってラップにくるんでから冷凍用保存袋に入れます。

3等分にすると、冷凍庫にちょうど立てて保存できる長さになりますよ。

解凍してから料理しようとすると水分が出てまずくなるので、凍った状態のまま切って使ってくださいね!

青ネギの保存の仕方

青ネギは細くてやわらかく、乾燥しやすくて常温保存に向かないため、保存方法は冷蔵と冷凍の2種類になります。

冷蔵保存の場合

丸ごと保存する場合は、新聞紙を水でしめらせてから包み、冷蔵庫の野菜室に入れることで日持ちがよくなります。

冷凍保存の場合

小口切りや輪切り、みじん切りにしてから冷凍保存袋や密閉保存容器に小分けして保存しましょう。

保存する前に、キッチンペーパーやフキンなどで水分をしっかりと取ってから保存するのが長持ちのコツです。

ネギの賞味期限の目安や保存方法、長持ちをさせるための保存の仕方が分かりましたね。

とは言え、賞味期限が書かれていないので、自分で状態を見て判断しなければなりませんよね。

そこで次に賞味期限切れで食べられないネギの見分け方を紹介します。

 

賞味期限切れで食べられないネギの見分け方

賞味期限切れで食べられないネギの見分け方のポイントはニオイ、見た目、味の3つです。

ネギ 見分け方

見分け方がわかっていれば、腐ったネギを誤って食べることはなくなり安心できるので順にお伝えします。

ニオイ

ネギの腐ったニオイは、生ごみが腐ったような鼻をつまみたくなるほど強烈なニオイなのですぐに分かります。

ネギの姿が見えなくても冷蔵庫の中が異様なニオイで充満していたのですね。

ネギが化石化していると思わず「臭い!」と叫びたくなるほどのニオイのようです。

見た目

ネギは腐ると中からドロドロっとした茶色い液体が出てきます。

もともとネギはヌルヌルしていますが、それとは違ってドロドロっとやわらかくなっています。

ひどい状態になると、冷蔵庫の中で正体不明の物体になっているときもあります。

ここまでくると見た目でもう食べるのは無理だとすぐに分かりますね。

腐ったネギは、ひとくち食べただけで吐きたくなるような味です。

残念なことに一度腐った刻みネギを食べて気持ち悪くなったために、苦手な食べ物になってしまったようですね。

また、腐ったネギを食べてお腹が痛くなった人もいるようです。

体調を崩したら大変ですね!腐ったネギは食べないようにくれぐれも注意しましょう。

このようにネギの賞味期限切れはポイントをおさえて見分けることができますが、スーパーで売っているカットネギには消費期限がありますのでどのように取り扱ったら良いかをお伝えしますね。

カットネギは消費期限切れに注意!

スーパーで目にする輪切りやねぎまなどのカットネギは加工食品なので、消費期限が書かれています。(※3)

カットネギ

消費期限は安全に食べられる期間のことなので、先ほどの食べられない見分け方に該当しなくても、消費期限切れのネギは食べないようにしましょう。


たった1日消費期限が切れたカットネギでお腹が痛くなった人もいますので注意してくださいね!

管理栄養士 中山沙折
管理栄養士
中山沙折
カットネギ、カット野菜は使いかけると雑菌が繁殖し食中毒の原因となりやすいものです。注意しましょう。

ここまでで食べられないネギの見分け方は分かりましたが、できるだけネギは長持ちさせたいですよね。

それには新鮮なネギを選ぶことが大切なので、次に紹介します。

 

日持ち期間も長い!新鮮でおいしいネギの選び方

ネギの日持ち期間を長くするには、新鮮でおいしいネギを選ぶことが大切です。

新鮮なネギの特徴を紹介しますので、選ぶときの参考にしてくださいね。

新鮮なネギの特徴
白と緑の部分の境目がはっきりしている
白い部分が多い
葉の緑色があざやかでみずみずしい
触感 全体的に張りがあり白い部分に弾力がある
巻きがしっかりしてフカフカしていない
葉先までピンとしている

色あざやかではっきりしているものや弾力があるものが新鮮なネギです。

また、ていねいに栽培されたネギは白い部分が多いです。

白い部分にしわがあったり根元が2重にズレているネギは、鮮度が落ちていますので選ばないようにしましょう。

また、自分で判断するほかに、目利きの業者が選んだ新鮮なネギを買うこともできますよ。

こちらはとれたてのネギや野菜をいただいた人の口コミです。

とれたてのネギは緑あざやかでツヤツヤ!写真で見ても、本当に新鮮で美味しそうです。

ネギの色や触感、形を見て新鮮で美味しいネギを選ぶコツをつかみましょうね!

結論|ネギは賞味期限切れに注意して美味しく食べよう

ネギは農産物なので賞味期限は定められていませんが、常温や野菜室保存で1週間程度
目安にしています。

しかし、ネギの種類や保存方法、切った状態などで賞味期限を1か月程度まで長くすることも可能です。

そのため、買った後の保存場所(常温、野菜室、冷凍)や保存の仕方をしっかりと覚えると賞味期限切れしないで最後までムダなく食べきれます。

また、賞味期限切れで食べられないネギの見分け方を覚えると、誤って食べて体を壊す原因を作ることもなくなります。

そして、新鮮なネギの選び方も参考にして、より長くおいしくネギが食べられるように工夫してくださいね!

 

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