これから幼稚園や保育園に願書を出す方が直前になって困るのは、願書にどんな写真を貼ったら良いのかではないでしょうか?
私が願書用の写真選びをした時も、「子どもだし笑顔の方が良いのか、それとも真顔の方がいいのかな?」と表情からして迷いました。
そこで今回は、幼稚園の願書に貼る写真の選び方について以下の項目をまとめてみました。
- 幼稚園や保育園の願書に写真を貼る理由
- 願書に最適な写真のサイズやNG例
- 私立幼稚園の受験用願書に使用する写真の選び方
- 願書用写真を撮影する際に最適な服装や髪型
私も幼稚園選びで苦労した経験があり、「抽選になるかな?無事に入れるかな?」と不安を抱えながら入園願書をもらいに行ったものです。
いざ願書を記入しようと思ったとき、願書に貼れるようなまともなスナップ写真すらないことに気付きました・・・。
顔中にシールを貼っている写真とか、チョコレートアイスでヒゲになってる写真など、手元にあるのはスマホで撮影したふざけた姿の写真ばかりでした。
家族写真でも撮っておけば困らなかったのになぁ…と後悔しつつ苦労して用意した覚えがあります。
私と同じように初めての入園を控えて願書の準備をしている不安なママさんたちのお役に立つ内容を詳しく紹介していますのでぜひ参考にしてください!
目次
幼稚園の願書に子供の写真を貼る理由とは?表情は笑顔がおすすめ!
願書には園児本人の顔写真が必要なだけではなく、家族写真とか、父・母・子の映っている写真が必要とか、添付する写真について園からの指定される場合もあります。
そもそも、なぜ幼稚園や保育園の願書に写真が必要になるのか確認してみたところ、意外な結果がわかりました!
ズバリ『入園する子どもの顔を確かめ、送迎する両親の顔を知っておくため』です。
幼児を預けられる側としては、園児を確実に預かって確実に両親に引き渡すために、入園前に子どもの顔と両親の顔を一致させておきたいのです。
なるほど、納得の理由ですね!
例として私が娘を預けている幼稚園の場合をお話しますね。
遠足の時、たくさんの先生たちが娘を見ては「あ、●●ちゃんだ」「ほんとだ、●●ちゃ~ん」と名前を呼んで通り過ぎていきました。
娘の性格もあって、この子はどれだけ悪目立ちしてるんだろう…と不安になったと自分の母に話したところ、「それは名前を確認しているんだよ」と教えられました。
なんでも幼稚園の先生方は皆、担任を持つ人も持たない人も、入園前から全ての園児たちの顔と名前を覚えるのだそうです。
先生たちが確認がてら園児の名前を呼んで挨拶していくのは、幼稚園ではよくある習慣なんだそうですよ。
では、願書に貼る写真はどんな表情が良いのでしょう?子供らしい笑顔が良いのか、それとも真顔が良いのか・・・?
こんな写真が最適!幼稚園願書で園が求めるのはこんな写真
願書の写真はできるだけ『普段のその子の表情や雰囲気が出ている顔がはっきりした写真』を園側は求めています。
だって、顔を覚えるための写真なんですから。
入園した子ども達の顔と名前を一致させるためには、願書に貼った写真と実物で違う印象になってしまうのは避けたいところです。
もちろん、余分なもの(他人や背景がごちゃごちゃしていたり)が写っていないほうが良いのは言うまでもありません。
複数の子どもが映っていて分かりづらい写真などは絶対に避けましょう。
普段の姿、例えば楽しく遊んでいる笑顔の写真など、自然な姿が一番です。
子どもって「写真を撮るよ~!」というと、キメポーズをとったり、変な(本人的にはベストな)表情を作ったりしますよね。
特に変な表情を必ず作ってしまうというお子さん(うちの子のことですね…)は、なるべく普段過ごしている時の顔に近い状態の写真を選ぶようにするといいかと思います。
それでは逆に、こんな写真は願書には不向きという例も紹介しましょう。
幼稚園や保育園に提出する写真のNG例!願書に不向きな服装とは
幼稚園や保育園に提出する写真に不向きなのは普段とはかけ離れている姿です。
写真館できちんと座って撮った写真、七五三などのキチッとした髪型や服装の写真などは願書には不向きといえます。
写真館での撮影は、いつもは着ない衣装に照明、そして女の子にはメイクもしてくれますよね。
色々と装飾が増えてしまって普段の雰囲気とはかけ離れた印象の写真ではないですか?
特に、お母さん!普段よりもばっちりメイクしていて、服装や髪型も違う…となると、入園後に実際の人物と写真の人物が一致しないかもしれません。
また、帽子などで表情がわからないのもNGです。
このような理由から、普段通りの姿を写したスナップ写真を切り貼りした物が好まれます。
また、最近撮影した写真であることも重要になってきます。
なるべく入園時に顔を見分けたいというのが目的ですから、顔が幼過ぎて印象が違ったり、身体のサイズが全然違っていたりしては、分かりづらくなってしまいます。
最近写真を撮ってないなぁという方は、この機会に家族のスナップ写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
幼稚園の願書に提出する写真の良い例・悪い例がわかりましたね!
それではいよいよ願書に写真を貼る準備をする際に知っておきたいポイントを紹介します。
幼稚園の願書に貼る写真を準備しよう!お受験用はどこで撮る?
幼稚園や保育園の願書に貼る写真はスナップ写真でもかまいませんが、「証明写真サイズ(3センチ×4センチ)で」などと貼り方を指定される場合が多いです。
写真を貼る欄が一か所しかない場合は、バストショット(胸から上が映っているぐらい)の家族写真など、カメラ目線で顔がはっきり写ったものがいいでしょう。
父、母、子など複数枚貼る場合は、両親は証明写真でも構いませんが、子どもは証明写真ではなく、顔のはっきり写った笑顔のスナップ写真を選びましょう。
駅によく置いてある証明写真の機械で撮影すると、椅子の高さが合わなかったりタイミングがズレたりして、失敗も多くなりますしね。
写真を切り貼りしてもいいの?と気にする必要はありません。
大人が証明写真を貼る時も、結局は機械で撮影した写真をハサミで切って貼っていますよね。
良く撮れているなぁという写真を、指定サイズに切って貼ればOKです。
ちなみに私は、パンツ1枚の姿で笑っている写真を切って使いました。
笑い過ぎて顔がわからない程でもなく、でも楽しそうな丁度いい笑顔の写真だったのですが、裸はまずいかもなぁ…ということで、切りました(笑)
ちなみにスマホやデジカメで撮影した写真を使う場合は、家のプリンタよりお店で印刷する方が仕上がりも良くてオススメです。
スマホで撮影した写真をコンビニで証明写真サイズにプリントできるサービスもあるので活用してみてはいかがでしょうか。
「子供が小さすぎて街中の証明写真の機械では顔のサイズが合わなくて困っている時にとても助かりました!」
(きいろさん 40歳女性)家でゆっくり撮影した顔写真が使えるから、小さい子でも安心だね♪https://t.co/5LNVdXWLbR
— 【200円】ピクチャン コンビニ証明写真 (@pic_channel) September 25, 2019
私立の幼稚園をお受験したい!願書に貼るのはどんな写真がいい?
私立幼稚園のお受験用に使う写真も、顔がはっきり写ったスナップ写真でも良いかと思います。
とはいえ、合否がある以上は少しでも印象の良い写真を利用したいので、子どもの表情や全体の朗らかな雰囲気を重視しましょう。
体調の優れない日に無理矢理撮影した写真よりも、リラックスした自然な笑顔の方が好印象だと私は思います。
写真館で撮ると改まった雰囲気に緊張してしまうという方は家でリラックスして撮影した方が、より家族の仲の良さが表れた写真が撮れて好印象になるかもしれませんね。
また、「合格した人がよく利用している」などと評判の写真館などで撮影する方も多いです。
お受験用の写真を撮る写真館によれば、幼稚園側は子どもが生き生きとした笑顔であるかどうかや姿勢、そして家族全体の雰囲気などから「良い家庭環境で育っているか?」「躾はきちんとしているか?」といったことを判断するのだそうです。
やはり、プロが撮影した写真はとてもキレイですし、自然な笑顔を引き出してくれるのがうまいですよね!
【幼稚園お受験】
先日撮影に来てくださったお客様です。
ピシッと気をつけをし、カメラに向かって、いろいろな表情を見せてくれてとても上手でした。
しっかりした大人っぽいお顔、お子様らしい自然な笑顔。
素敵なお写真になりました。迷われる方は2ポーズ目セレクト(オプション)もできます。 pic.twitter.com/sFwl3m1aWL
— PHOTO TAKANO (@photoTAKANO) September 6, 2019
願書用写真の服装は?髪形は?
お茶の水幼稚園、学習院幼稚園、竹早幼稚園など、有名私立幼稚園を実際に受験した親御さんの口コミを見ると、撮影時の服装は高感度の高い「白×ネイビー」が定番です。
男児 | 女児 |
・襟付きの白シャツ ・ネイビーのベスト or カーディガン or ブレザー |
・襟付きワンピース ・白シャツ、スカート、ジャケット ・白シャツ、ネイビー or グレーのジャンパースカート |
また髪型は前髪が目にかからないようにしておき、女子は後ろで2つに結ぶか三つ編みにしておくと印象が良さそうです。
幼稚園によっては生活感のある服装の方が望ましい場合もありますので、これについては事前に確認しておくのがベストです。
幼稚園のイメージに合ったものなら普段着でも構わないと思いますが、清潔感が何よりも大切です。
服にシワや汚れが無いか注意し、奇抜なファッションや襟のついていないもの、日常からかけ離れた表情や髪型などは避けるようにしましょう。
まとめ
幼稚園や保育園の願書に使う写真について、これまでの内容をまとめますね。
- 願書の写真は先生が顔と名前を覚えるために必要
- なるべく普段の姿で映っている笑顔の写真を選ぶ
- 七五三の写真など普段とかけ離れた服装やメイク、髪型はNG
- お受験用の写真は全体が朗らかな雰囲気である方が好印象
- 子どもが疲れている日の撮影は避け生き生きとした笑顔で撮影する
- 服装は白×ネイビーが定番で清潔感が大切。シワや汚れに注意!
初めて入園するお子さんをお持ちの方は、些細なことも色々と気になって不安になるかと思いますが、そんなに不安に思うことはありません。
きちんとしなくちゃ!と焦るあまり、入園前の小さな子どもを無理矢理証明写真を撮らせたり、写真館で長時間座らせて撮影したり…と子どもを振り回しさないようにしましょうね。
じっと動かないよう座らせて無理に固い表情の写真になってしまうよりも、普段の生活の中での自然な雰囲気の写真や、ちゃんと顔立ちがわかるスナップ写真の方が、実は園側も嬉しいのです。
なにせ願書に写真を貼らせる目的が、『入園前に顔を少しでも知っておきたい』ということなのですから!
そこでスナップ写真を使ったから「いい加減な家庭」と思われるわけではありません。
幼稚園教諭の方曰く、お受験ではない普通の幼稚園なら、8~9割の方がスナップ写真を使用しているそうですよ。
中にはドレス姿や七五三の写真もあるそうですが…。やはり写真を見たときに普段の姿がわかるような1枚がベストなんだそうです。
こんな子が入園します。これからよろしくお願いします!
という気持ちを込めた1枚を選んで、先生方にしっかり我が子の顔を覚えてもらいましょうね!