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食材・料理のQ&A

小麦粉がダマにならない方法!料理別に解消するコツを徹底解説

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料理・食材
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ケーキなどのお菓子やお好み焼きを作る際、小麦粉や粉類がダマ(だま)になってしまう事があります。

しかも一度ダマになったらなかなか解消できません…。

なぜ小麦粉は固まってしまうのでしょうか。そして、ダマにならない方法はあるのでしょうか。

原因もわかりませんし、なくならないダマとの格闘に毎回イライラして困ってしまうので、解決するべく次のような内容について調べることにしました!

 

  • ダマになる原因作らない方法とは
  • 消し方ダマになりにくい調理法を料理別にご紹介
  • ダマにならない混ぜ方
  • 小麦粉のダマは食べられるのか、危険性とは

 

私は特にお好み焼きやたこ焼きを作る際に困るのですが、ホワイトソースを作るときもダマになりやすいと聞いたことがあるので、いろいろな料理別に対処法を調査しようと思います。

ダマの部分が食べられるのかどうかもいつも疑問に思っていたので、危険性がないのかを確認しておくと安心ですよね。

この記事ではすべての疑問を明らかにしますので、今後はダマにならずにうまく調理できるようになるはずです♪

まずは原因とダマを作らない方法から確認していきましょう。

 

   
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小麦粉がダマになる原因は?なりやすい理由やダマにならない方法

小麦粉や粉類を水などで溶かす時、水を全て入れてしっかり混ぜたのに残ってしまった、溶けきらない粉の塊がいわゆる「ダマ」です。

粉が溶けて無事にペーストになったものが、粉の塊の周りをコーティングしてしまっているのでなかなか消えてくれません。

うまくつぶすと、風船が割れるようにコーティングしているペーストが割れて、中から粉が出てきますよね!

私の体感ですが、水気が多いものの方がダマになりやすいように感じます。

また、ホワイトソースには「ダマになりやすくて作るのが難しい」「料理上級者じゃなければ作るのが難しい」と言うイメージも持っています。

いったいなぜ塊になってしまうのでしょうか?

ダマができてしまうのは、次のようなことが原因と考えられます。

 

  • 一度に加える粉類の量が多い
  • 一度に加える水分の量が多い
  • 元々の粉類に塊がある

 

水分の中に小麦粉などの粉類を入れる場合でも、逆に粉の中に水分を加える場合でも、一気に全部を加えてしまうと塊になりやすいです。

そして、元々の小麦粉にサラサラではなくギュっと固まった部分があると、その塊がダマの元になってしまうのです!

 

小麦粉のダマを作らない為の混ぜ方とは

ダマができてしまう原因は一気に混ぜてしまうことと、粉の状態にあるとわかりました。

これらを踏まえてわかる、混ぜる時にダマを作らないための方法は次のようになります。

 

  • 使う前に粉をふるってサラサラにしておく
  • 新しい粉を使う
  • 粉を少しずつ加える
  • 水分を少しずつ加える

 

クッキーやケーキなど、お菓子作りのレシピには「粉をしっかりふるっておく」と書かれていることが多いですが、それはダマを作らない為の一手間なのですね!

 

編集部・小林
編集部・小林

粉の正しいふるい方は、第3章「小麦粉の正しい混ぜ方を動画で紹介!ダマを防止するコツとは?」で解説動画をご紹介しますね♪

 

さらに、粉が古いと固まりやすくなっている場合が多いので、新しいものを使うこともコツになるようです。小麦粉に限らず、お好み焼き粉なども同じです。

あらかじめふるってサラサラにした粉を少しずつ水分に加え、その都度溶かし切ってから次を加えると、きれいに溶けた滑らかな生地が仕上がりますよ。

逆に粉の中に水分を加えるレシピなどの場合も、水分を何度かに分けて加え、その都度よく混ぜましょう。

ねっとりと粘度が高いうちは、小麦粉の塊が逃げずに泡だて器で捕まえられるので、ダマになりにくいのです。

ねっとりした生地に何度かに分けて水分を加えその都度かき混ぜれば、きれいなサラサラの生地に仕上がりますよ!

たこ焼き粉はかなりシャバシャバのゆるい生地なので、ダマができてしまうと潰すのはかなり難しいですが、最初に卵と粉だけで混ぜてから水を加えていくと、きれいに溶かせます。

 

小麦粉が固まる原因とは

小麦粉が古いと固まりやすいとご説明しましたが、それはなぜでしょうか。

粉が固まる原因は、湿気と温度変化にあります。

 

高温から低温へ、温度の急激な変化があった場合

  1. 高温環境下で小麦粉内の水分が蒸発し、袋内に充満する
  2. 低温環境に変わると外側から冷えて、袋内に充満していた水蒸気が結露する
  3. 結露した水分と小麦粉が接して固まる

 

袋内の温度の偏りがある場合

  • 一部が低温になると、低温部分に小麦粉内の水分が集まって粉が固まる
  • 一部が高温になると、高温部分の反対側に小麦粉内の水分が集まって粉が固まる

 

袋に入っていても、温度変化によって中の状態が変化します。

例えば、高温の車内に放置した後すぐに冷蔵庫に入れると、急激な温度変化が起こりますし、冷蔵庫の吹き出し口付近やコンロの近くに置くと、温度の偏りになります。

さらに開封すると、袋内に湿気が入り込む可能性も高くなります。より湿気で固まるリスクが高くなりますね。

小麦粉などの粉類を保存する時は、温度変化に注意して保存しましょう!

 

小麦粉がダマになる原因と、ダマを作らない混ぜ方はわかりましたが、出来てしまったらどうすれば良いのでしょうか。

塊をなくす方法や上手な解消法があるのなら知りたいところです。

料理別にダマの消し方を調べましたので、次の章でまとめてご紹介しますね!

 

水分と混ぜた小麦粉がダマになってしまった場合の解消法

まずは、水や牛乳などに小麦粉を混ぜ溶かした際、出来てしまったダマを消す方法をご紹介します。

料理別に一覧表でまとめますね。

【料理別】ダマの解消法
料理名 解消法
パウンドケーキ ・指やヘラでダマをひとつずつ潰す
裏ごしする
ベイクドチーズケーキ
ホワイトソース 裏ごしする
・裏ごしで解消しなかったダマを集める
・少量の温めた牛乳やお湯でダマを溶かす
・ソースに混ぜ伸ばす
クリームソース
コーンスープ ・弱火でゆっくり温めながら混ぜ溶かす
ガトーショコラ 別立て(卵黄と卵白を分けて作り方)で作る
・メレンゲと混ぜる前に、泡だて器でしっかり混ぜる
ロールケーキ
スポンジケーキ 別立て(卵黄と卵白を分ける作り方)で作る
・メレンゲと混ぜる前ならある程度しっかり混ぜても良い
・あまり混ぜすぎると膨らみが悪くなる
・メレンゲと混ぜた後のダマは諦める
シフォンケーキ

 

ケーキの中でも、パウンドケーキやベイクドチーズケーキのようなしっとり、ねっとりした食感のものなら、ダマを押しつぶしたり生地を裏ごししてもそれほど美味しさは損なわれません。

でも、スポンジケーキやシフォンケーキのようなふわふわ、しゅわしゅわの食感が大切なものの場合、混ぜすぎたりメレンゲの泡をつぶしてしまうと、ケーキの膨らみが悪くなり、美味しくなくなってしまいます。

ふわふわ食感のケーキを作る際は、卵黄と卵白を別々に泡立てる「別立て」方式で作るほうがダマは防ぎやすいでしょう。

 

編集部・小林
編集部・小林

詳しい作り方は、次の章で解説動画をご紹介しますね!

 

メレンゲを全て加える前に小麦粉を混ぜるので、その時点であれば少ししっかり目に混ぜても大丈夫です。

ただ、小麦粉を混ぜすぎることでも膨らみが悪くなりますので、いくらメレンゲを加える前とは言え、あまり混ぜすぎると食感は損なわれてしまいます。

ケーキがダマになったら食感が変わってしまう可能性が高いので、注意しましょう。

ケーキ以外で小麦粉のダマが気になると言えばホワイトソース・クリームソースですね。

牛乳と混ぜた時点でダマだらけのもろもろ…なんて経験をしたことがある方は多いはずです。

ソースの場合はしっかり裏ごしするか、裏ごしで潰しきれない場合はダマを集め、温めた牛乳やお湯でもう一度混ぜ溶かしてください。

この時、牛乳やお湯の量が多いとまた溶け残ってしまいますので、少量の水分で混ぜ伸ばすようにしてくださいね。

 

小麦粉がダマになりにくい調理方法

ソースやスープ類などに、とろみをつけたい時に小麦粉を使う場合が多いですが、ダマができやすく少し難しい印象を持っているのは、私だけじゃないはず…。

ダマになりにくい作り方を、料理別に表でまとめて解説しますね。

 

【料理別】小麦粉がダマになりにくい調理方法
料理名 調理方法
カルボナーラ 牛乳を加える前に食材と小麦粉をしっかり炒める
クリーム煮
クリームシチュー
ホワイトソース レンジでバターを溶かし、小麦粉を混ぜる
・牛乳を加えてレンジで加熱し、よく混ぜる
カレー ・小麦粉だけで乾煎りしてからバターなどと炒める
ハヤシライス
クラムチャウダー
ミートソースなど ・あらかじめ少量の水で混ぜ溶かす

 

カルボナーラやクリームシチューを作る際、先に牛乳を加えてしまうときれいに溶かすのが困難です。

必ず具材と小麦粉だけで炒めてから牛乳を加えてくださいね。

本格的にカレー粉からカレーを作りたい場合は、小麦粉だけで乾煎りしておくと、余分な水分が飛んで小麦粉がパラパラになり、ダマになりにくいですよ。

また、ミートソースにとろみを加えたい時や、ハンバーグの肉汁を活用してハンバーグソースを作りたい時などは、熱いソースの中に小麦粉を入れてしまうとものすごくダマになります!

そのような場合は、先に少量の水で小麦粉を混ぜ溶かしてからソースに加えてください。

熱いものに小麦粉を入れるとダマになりやすい理由は、温度が高いとでんぷんの糊化が始まることにあります。

小麦粉の主成分であるデンプンを水分と一緒に加熱すると、水分を吸収して糊のように粘りのある状態になります。この現象が糊化です。

熱い液体の中に小麦粉の塊を入れると、周りの部分だけが糊化し、中に粉のままの小麦粉を閉じ込めた大きなダマが出来上がってしまいます。

あらかじめ水で溶かして水溶き片栗粉のような状態におけば、大きなダマ状態を阻止できますので、必ず一手間かけてくださいね!

 

小麦粉の主成分はデンプン=炭水化物だから、ダイエット時には制限しなきゃ…というイメージをお持ちの方も多いはず。
こちらの記事で、詳しく解説していますので、気になる方はあわせてお読みくださいね。
↓ ↓
小麦粉の炭水化物含量は?ダイエット中の太らない食べ方は?

 

ダマになりにくい粉もある!

ダマを作らない調理方法をご説明してきましたが、そもそもダマになりにくい小麦粉なるものも存在します。

↓オーマイ こんな小麦粉ほしかった

↓日清 クッキングフラワー

独自の製法でサラサラに加工されているのでダマになりにくく、とろみつけなどに最適です!

 

また、天ぷら粉は「混ぜすぎてはいけない」や「冷水で作る」など、作るのが難しいものだったようですが、今はとっても簡単になっています。

↓コツのいらない天ぷら粉

さっくりした天ぷらを作る為には、混ぜすぎるくらいならダマが残ったほうが良いそうですが、この粉を使えばしっかり混ぜてもサクサクに美味しく仕上がりますよ!

 

ダマの消し方や、ダマを作りにくい調理方法をご紹介しましたが、文字だけより動画があればイメージしやすいのではないかと思います。

わかりやすい動画を探してみましたので、次の章でご紹介しますね♪

 

編集部・小林
編集部・小林

今手元にダマになった小麦粉を眺め、食べられるかどうか悩んでおられる方は、第4章「ダマになっても食べられるの?小麦粉の生焼けの危険性も解説」で解説しますのでこちらからお進みくださいね!

 

小麦粉の正しい混ぜ方を動画で紹介!ダマを防止するコツとは?

小麦粉がダマにならないコツを解説してきましたが、もっとわかりやすくするために動画を探しました!

まずは粉のふるい方から見てみましょう。

 

↓正しい粉のふるい方

左手を固定して、高すぎない位置でふるうのがコツですね!

 

編集部・小林
編集部・小林

続いて、いろいろな料理別にダマ防止の混ぜ方や作り方を紹介します。

 

↓別立てスポンジケーキの作り方

先にメレンゲ半量と小麦粉を混ぜますので、その時点できれいにダマを無くしておくと良いですね。

 

↓ホットケーキの混ぜ方

真ん中をくぼませて、土手を崩すような要領で少しずつ混ぜると良さそうです。

 

↓クリームパスタ

編集部・小林
編集部・小林

火を止めて小麦粉を混ぜていますね!こうすれば加熱による糊化を防げそうです♪

 

↓カスタードクリーム

なんだかすごく簡単そうにカスタードクリームが作られていました…

手順自体は単純なので、今度試してみたいと思います♪

 

↓ホワイトソース(コンロで)

牛乳を何度かに分けて加えることと、ヘラや鍋底の塊をしっかり取ることがコツですね!

 

ホワイトソースはもう一つ、レンジでの作り方もご紹介します。

50秒あたりからがホワイトソースの作り方ですよ♪

↓ホワイトソース(レンジで)

編集部・小林
編集部・小林

こんなに簡単に作れるなんて…これは是非試さねばなりません!

 

小麦粉がダマにならない調理方法にはかなり詳しくなれました♪

それでもダマができてしまったり、今ダマになった小麦粉を見て悩んでおられる方もいらっしゃるかも…。

最後にダマになった小麦粉が食べられるかどうかも調べますので、これがわかれば小麦粉のダマはもう怖くないですね!

ダマになっても食べられるの?小麦粉の生焼けの危険性も解説

小麦粉のダマの部分は、調理の際に火が通りにくく、生焼けで粉っぽい場合があります。

ダマで残ってしまった生の小麦粉は食べられるのでしょうか。

調べてみると、生焼けの小麦粉を食べるのには、次のような危険があるとわかりました。

 

  • 消化不良を起こす
  • 食中毒を起こす

 

小麦粉の主成分であるデンプンは、生の状態では消化しにくい性質です。

そのため、ダマが多かったりしっかり加熱されていない状態の小麦粉料理を食べると、消化不良により腹痛などを引き起こす可能性があります。

さらに、小麦粉などの粉類には、土壌に生息する微生物が付着していたり、保存段階で雑菌や虫などが入り込んでいる恐れもあります。

大きなダマで十分に加熱できていない粉が多い場合、細菌や微生物、雑菌によって食中毒症状が起きる場合もあり、注意が必要です。

しっかり加熱されていればお腹を壊すリスクも少なくなりますので、調理の際にはきちんと焼けているかどうか、しっかり確認しましょう。

特に赤ちゃんの離乳食を作る時には、危険を避けるためにダマもしっかり潰しておく方が良さそうですね!

 

小麦粉を生食するリスクについては、こちらの記事でも詳しく解説していますよ!
↓ ↓
小麦粉を生で食べると危険!生焼けの見分け方と食中毒の事例

 

まとめ

小麦粉がダマになる原因や解消法、ダマを作らない調理法について、次のようなことがわかりました。

 

  • 小麦粉や水分を一気に混ぜるとダマになりやすい
  • 小麦粉自体が固まっている場合もダマの元になる
  • 良くふるったサラサラの粉少しずつ混ぜるとダマになりにくい
  • ねっとりしたケーキやソース類のダマは、裏ごしで解消できる
  • ふわふわ食感のケーキほど、ダマを消しにくい
  • 熱い液体に小麦粉を入れると糊化してダマになりやすい
  • カレーなど:小麦粉だけで炒める
  • とろみ付け:あらかじめ水溶き小麦粉にしてから入れる
  • 小麦粉の生食は消化に良くないので、大量のダマを食べるのは良くない

 

ソース類のダマを裏ごしで解消することは思いつきませんでした!今度もしホワイトソースを失敗したら、この方法で消そうと思います。

スポンジケーキやシフォンケーキは難しいですが、しっかり粉をふるっておけば作りやすくなりそうなので、これからは動画を参考にしっかりふるいます。

少しの手間や準備を怠ると、倍以上に面倒な結末が待ち構えていると痛感したので、調理の際の一手間は大切にしなければなりませんね。

丁寧に調理することで、結果的に余分な手間や無駄を省いて、美味しい小麦粉料理を食べましょう♪

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