我が家は大人も子供も揚げ物が大好きなので、ついたくさん作り過ぎたり買い過ぎたりします。
残りの揚げ物は次の日に食べるのですが、どうも上手に温められません。
せっかくなら次の日もカラッと美味しく食べたいですよね。
そこで、揚げ物を翌日でも美味しく食べられる温め方などを調べてみることにしました。
- 残りの揚げ物を次の日もカラッとする方法
- 温め直しにおすすめの家電とは
- 揚げ物の酸化が危険な理由
- なるべく酸化を防ぐ揚げ物の保存方法
- 残りの揚げ物を使ったリメイクレシピ
私はあまり胃腸が強くないので、次の日に揚げ物を食べると具合が悪くなってしまう事があります。
これは油が酸化したせいではないかと思い、揚げ物の酸化による危険性も確認してみました。
翌日以降も美味しく揚げ物を食べるために、酸化をなるべく防ぐ保存方法も解説します。
残りの揚げ物を上手にアレンジするレシピもご紹介するので、揚げ物を無駄なく美味しく消費できますよ。
ぜひご確認ください!
目次
揚げ物の残りを次の日もカラッとさせたい!サクサク感の復活方法とは?
スーパーやコンビニでよく買うお惣菜は、ダントツで揚げ物です!
自宅で揚げ物をするのは面倒なので、ついお惣菜に頼ってしまうのですが、すぐにべチャッとなるのが困ります。
残りの揚げ物を次の日に食べようとすると、どうにも美味しくなくて子供たちは絶対に食べてくれません。
そこで、次の日もカラッとした揚げ物を食べられる温め方について調査してみました。
次の日もサクサクな揚げ物を食べるなら、オーブントースター!
食品を温めると言えば電子レンジですが、揚げ物を電子レンジで温めるとべチャッとなるのであまりおすすめできません。
そこで、一番おすすめの方法は「オーブントースター」を使うことです。
オーブントースターで揚げ物をサクサクに温める方法
- 霧吹きで水を少々吹きかける
- くしゃくしゃにしたアルミホイルに揚げ物を置き、さらにアルミホイルを被せる
- 3分ほど加熱して、予熱で3分置く
温め時間の目安は、100gあたり500wで1分です。
厚みがある揚げ物の場合は、電子レンジで軽くチンしてからオーブントースターに入れます。
揚げ物と言っても、天ぷら・コロッケ・唐揚げ・エビフライ・とんかつなど様々ですが、オーブントースターは全てに使えます。
次の日の揚げ物でも、とんかつはサクサクに、唐揚げはカリカリに復活しますよ。
オーブントースターがない場合は、魚焼きグリルやフライパンで温め直しが可能です。
魚焼きグリルやフライパンで温め直す場合
<魚焼きグリル>
- くしゃくしゃにしたアルミホイルを網に乗せて揚げ物を置く
- 弱火で3分焼く
※片面焼きの場合、2分焼いてからひっくり返して2分焼く
<フライパン>
- 油を引かずに弱火で2分焼く
- ひっくり返して2分焼く
グリルやフライパンの場合、中心部がいまいち温まらない場合があるので、手間は多少かかってもオーブングリルの方が良いかもしれません。
ちなみに、揚げ直すという方法もありますが、固くなりすぎることがあるので注意してください。
ただし天ぷらの場合は、水にくぐらせてから揚げ直すとサクサク感が復活するのでおすすめです。
水にくぐらせた後は、水分をキッチンペーパーで拭き取るのを忘れないでくださいね。
水分が多いと油がはねてとても危険なので、気を付けましょう!
そのほか、次の日もサクサクな揚げ物を食べるには、家電の力に頼るのも1つの方法です。
揚げ物の温め直しにおすすめの家電を紹介
揚げ物の温め直しにはオーブントースターがおすすめなのですが、持っていないという家庭もあるかと思います。
オーブンレンジをお持ちの場合は、「揚げ物」専用の温め機能があるかもしれません。
我が家のオーブンレンジはパナソニックの「Bistro(びすとろ)」なのですが、よく見ると温め機能の中に「フライ」というのがありました。
試しにとんかつを温め直してみると、見事にサクサクに!
今まで適当にレンジ機能で温めてきたのが悔やまれました…。
そのほかレンジグリル機能が備わっている、三菱電機の「ZITANG(じたんぐ)」というレンジオーブングリルも評判が良いです。
これはレンジで中側を温め、グリルで外側をカリッとするのを自動的に調理するので、揚げ物の温め直しにも向いています。
また、コンベクションオーブンでも美味しく温め直しができます。
コンベクションオーブンとは、ファンで庫内の熱風を対流させ、全体を高温でムラなくじっくり焼き上げるオーブンです。
オーブントースターとオーブンレンジの機能を合わせたような感じですね。
こちらを使っても、次の日の揚げ物をサクサクに温め直すことができますよ。
このように工夫次第では、翌日の揚げ物でも美味しく食べることができます。
しかし、揚げ物は温め直して食べない方が良いと聞いたことはありませんか?
それはなぜか、揚げ物の温め直しには危険があるのか、続いて解説します。
揚げ物を次の日に温め直してはいけない?酸化した食べ物のリスクを解説!
昔よく、おばあちゃんに「揚げ物は温め直してはいけない」と言われたことがあります。
だから残った揚げ物は冷めたまま食べたりしたのですが、揚げ物の温め直しはよくないのでしょうか?
詳しく調べてみると、問題は油の酸化にあるようです。
酸化とは
酸化とはそもそも酸素と結合することです。
食品の場合、酸化すると多くの場合は劣化させる作用があります。
切ったリンゴの断面が茶色くなるのを想像すると、分かりやすいのではないでしょうか。
揚げ物が次の日に残った場合、油が古くなって気持ち悪いことがあるかと思いますが、これは油が酸化している状態です。
「空気(酸素)」「高温」「光」が揃うと、酸化は促進されます。
そのため直射日光に当たる常温で放置すると、食品は酸化しやすいので注意してください。
特に高温になると酸化は進むため、温め直したフライはより酸化が進みます。
そうして酸化した油にはどんな危険があるのか、具体的に説明していきますね。
酸化した食品はなぜダメなの?
食べ物が酸化するということは劣化しているということなので、体にストレスを与えることがあります。
腐敗ではないので食中毒などを起こす危険は少ないですが、古い油で作った揚げ物を食べると気持ち悪いという人もいるかと思います。
揚げ物……古い油使ってたりで食べすぎると気持ち悪くなることはある!
— Emi (@usss_love_emi) October 22, 2018
このように酸化した油を食べると、胃もたれや下痢などを起こすことがあるので、胃腸が弱い人は注意してください。
また、油が酸化すると酸化コレステロールが増加するのですが、この酸化コレステロールは悪玉コレステロールを増加させる作用が知られています。
悪玉コレステロールは、動脈硬化や心筋梗塞を引き起こす危険があるので要注意ですね。
また、酸化した油は発ガン性物質の危険性も指摘されていますし、体を老化させるため、美容や健康にも大きな影響があります。
【糖質制限だけではなく『抗酸化』も大事】
野菜を全然食べなかったり、時間が経った揚げ物などは酸化しやすく体の脂肪細胞が酸化されがち。そうすると
・細胞に栄養が届きにくくなる
・代謝が落ちる
・ダイエットしても痩せにくい
糖質制限しているのになぜか太りやすい方は「抗酸化」も見直してみて— 藤本なおよ@ローカーボ料理研究家 (@naoyofujimoto) December 24, 2019
【モテるメンズになるために食べてはいけない不健康な食事】
身体に悪いものを摂取すると、
肌に影響が出てきます。例えば、
“肌のシミやシワ”
“肌荒れ、ニキビ”
“肌の老化”人は食べたもので身体ができています。肌の老化は油物や酸化しやすい食事が原因になります。
お菓子、カップ麺は控えよう— ISSEY (@isseygalso12) March 14, 2019
酸化の危険性がわかったところで、じゃあ揚げ物を食べなければいいのかと言うと、やっぱり食べたくなることもありますよね。
そこで、なるべく酸化を遅らせる保存方法がないか、調べてみましたよ。
揚げ物の正しい保存方法!翌日以降も酸化させないコツとは?
揚げ物は時間が経てば経つほど、また温度が高いほど酸化が進んでいきます。
つまり、常温よりも冷蔵、冷蔵よりも冷凍の方が酸化を遅らせることができるというわけです。
3日目の揚げ物を常温保存なんてしたら、胃にもたれること請け合いですよ!
私は以前、大好きなとんかつやコロッケが食べきれずに残ってしまい、3日目に食べたことがあるのですが、その後見事にお腹を下しました…。
こんなことにならないよう、食べきれない分は冷凍保存しておきましょう。
それでは具体的な保存方法をご紹介しますね。
揚げ物の酸化を防ぐには、空気に触れないようにする!
酸化は「空気」「高温」「光」によっておこるので、これらを防ぐのが酸化を遅らせるコツです。
つまり保存するときは、きっちり空気を遮断して冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう。
冷蔵庫や冷凍庫の保存方法はこの通りです。
揚げ物の冷蔵・冷凍方法
- 1個ずつラップに包む
- 密閉できる保存袋に入れる
- 保存袋の空気をよく抜く
- 冷蔵庫、もしくは金属トレーの上で冷凍させて保存する
揚げ物を保存するときにキッチンペーパーを利用する意見もありますが、必ずしも必要ではありません。
油を吸い取るためということであれば、揚げた時に油をよく切っておけば油っぽくなりません。
むしろ揚げ物にキッチンペーパーが付いてしまうこともあるので、ラップの方がおすすめです。
冷蔵庫で保存した場合は翌日まで、冷凍庫の場合は3週間から1ヶ月くらいは日持ちします。
ちなみに冷凍しても酸化を完全に止めることはできませんが、遅らせることが可能なので、解凍後も美味しく食べられますよ。
揚げ物を次の日のお弁当に入れるのは大丈夫?
美味しさや食中毒予防の観点から言うと、唐揚げなどは朝に揚げたものをお弁当に入れた方が良いです。
でも朝からそんなに時間がない!という場合は、前日に揚げた唐揚げでも大丈夫です。
ただし、ラップできちんと包んでなるべく空気に触れないように保存しておいてくださいね。
中途半端に温度を上げないためにも、保冷剤などを利用するのも忘れないようにしましょう。
次の日でもカラッとした揚げ物を食べるには、保存方法や温め方に気を配るのが大切ですね。
また、いっそ違う料理にアレンジするという手もあるので、リメイクレシピを最後にご紹介します。
次の日の揚げ物を使った献立は?人気のリメイクレシピを紹介!
残りの揚げ物を次の日に食べるなら、単に温めるだけでなく違う献立にしてしまうという方法もあります。
おすすめのアレンジレシピをご紹介していきますね。
卵とじ丼
揚げ物を卵とじにするのは定番ですね。
ここでは唐揚げでご紹介していますが、もちろんとんかつなどでも美味しくなりますよ。
- 唐揚げ(4個)を一口大に切る
- 玉ねぎ(1/2個)を薄切り、えのき(1袋)を三等分、カイワレ大根(1/2パック)を食べやすい大きさに切る
- 鍋に水(大さじ2)、砂糖(小さじ1)、みりん(大さじ2)、酒(大さじ2)、醤油(大さじ2)、玉ねぎを入れて煮立てる
- 玉ねぎが少し柔らかくなったらえのきと唐揚げを入れ、再び煮立てる
- 溶き卵(2個)を半分入れ、カイワレ大根の茎の部分を散らして蓋をする
- 40秒後に残りの溶き卵を入れ、蓋をしてお好みの卵の硬さにして火を止める
- 残りのカイワレ大根を散らし、どんぶりに入れたご飯の上にかけて完成
イチから揚げ物の丼を作るのはとても大変ですが、次の日のアレンジであれば簡単にできますね。
白身フライのオムレツ
お惣菜でも良く売っている白身魚のフライは、身をほぐしてオムレツに入れると全く違う美味しさになります。
- 白身魚(適量)の骨を取り、適当にほぐしてから塩コショー(適量)で味を整える
- 溶き卵(1個)にピザ用チーズ(適量)を軽く混ぜる
- 油をひいたフライパンに、溶き卵を流し入れる
- 卵が半熟のうちに魚を乗せて、オムレツ状に包み焼く
骨を取り忘れないように注意してくださいね。
お弁当のおかずにもなりますよ。
唐揚げユーリンチー風
タレに浸けこんでしまえば、カラッとしてなくても気にならなくなりますね。
同じ味に飽きた時にもおすすめです。
- フライパンに醤油、酢(各大さじ1)、砂糖(小さじ2)を入れる
- さらに長ネギの粗みじん切り(大さじ1)、唐揚げ(4個)を入れてさっと煮る
辛いのがお好みであれば、鷹の爪を入れると美味しいです!
そのほかお手軽簡単レシピ
アレンジレシピは面倒…と言う場合は、こちらのアイディアを参考に、ちょっと工夫してみて下さい。
コロッケサンド
- 食パン(1枚)の上にレタスを広げる
- 縦半分に切ったコロッケに、ソースやケチャップをかける
これならとっても簡単に、揚げ物を次の日の食事にアレンジできますよね。
最後に、天ぷらが余った時の定番レシピです。
天丼
- フライパンに、めんつゆ(1/2カップ・表示通りの希釈で)と天ぷら(2~3枚)を入れる
- さっと煮立てて、ご飯1杯分にのせる
揚げ物はそのまま食べるのも美味しいですが、アレンジレシピも豊富なので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
まとめ
揚げ物を次の日にカラッと食べるための温め方や保存方法、アレンジレシピなどをご紹介してきました。
ポイントをまとめます。
- 残りの揚げ物を温めるには、オーブントースターがおすすめ
- レンジグリルやコンベクションオーブンを使うとカラッと温められる
- 長時間経ったり、古い油を使った揚げ物は酸化が進む
- 酸化した油は老化を促進し、動脈硬化などのリスクがある
- 冷凍すると酸化を遅らせることができる
- 揚げ物はラップで包んで空気に触れないように保存する
- 残った揚げ物は卵とじなどの料理にアレンジできる
今までは揚げ物を温めるのに電子レンジを使っていましたが、今後はオーブンレンジなどの機能を使って、美味しく温められそうです。
酸化した油のリスクも理解できたので、なるべく酸化させないように保存するのは大切ですね。
残ってしまった揚げ物は冷凍したり、他の料理にアレンジすることによって、無駄にすることなく食べきれそうです。
皆さんも今回の情報を参考に、揚げ物を上手に保存して美味しく食べてみて下さい!