豚キムチは夫の大好物で、よくリクエストされるのですが、つい作り過ぎて余ってしまいます。
簡単で美味しいのですが、インパクトの強いおかずなので、私としてはあまり2日連続で食べたいものではありません。
そんな時、冷凍できれば嬉しいな…と思うのですが、豚キムチは冷凍できるのでしょうか?
また、キムチは常備している調味料というわけでは無いので、炒める前に豚肉とキムチを合わせて下味冷凍できたらどんなに便利で素晴らしいか…と気付いてしまいました!
そこで今回は、豚キムチが冷凍できるかについて調べましたので、以下の項目にまとめてご紹介したいと思います。
- 炒めた後や炒める前の豚キムチを冷凍できるのか
- 冷凍してもおいしさを保てる保存方法や日持ちの目安
- 冷凍した豚キムチの正しい解凍方法やアレンジレシピ
なるべく作り立てのような美味しい状態で食べたいので、冷凍保存の正しい方法や保存期間がどれくらいなのかに加えて、解凍方法も調べました。
また、冷凍保存したものはもちろん、残ったものを翌日に美味しく食べきれるように簡単なアレンジレシピについても調べています!
この記事を通して、豚キムチを最後まで美味しく食べきれるようになりましょう。
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目次
豚キムチは冷凍保存できる!保存期間はどれくらいまで大丈夫?
豚キムチの残りや、下準備した調理前のものは冷凍保存できるのでしょうか?
これまで試したことは無かったですが、実は冷凍できるのです!
炒めた後の作り置きの状態でも、炒める前の状態での下味冷凍でも可能で、保存期間は1ヶ月程度とされています。
冷凍したものはうまくいけば2ヶ月でも3ヶ月でも日持ちするかもしれません。
でも、家庭用の冷凍庫はスーパーなどの業務用冷凍庫と設定温度が違い、完全に冷凍されるまでの時間も異なるため、1ヶ月程度を目安にした方が良いでしょう。
食中毒などの危険も考えられますので、冷凍を過信せずに早めに食べきるようにしましょう。
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うーん、美味しそう!!「今日のおかずの残りを冷凍したい」ではなく、「大好きな豚キムチを常備しておきたい」方にはおススメしたいです♪
冷凍する場合の注意点とは?
豚キムチが冷凍できるかどうかと日持ち期間はわかりましたが、まず注意したいのは味や食感の変化についてです。
豚キムチを冷凍すると、次のような変化が起こります。
- 白菜やもやしの食感が悪くなる
- 酸っぱくなるのが抑えられる
豚キムチの具材に白菜やもやしを使った場合、シャキシャキした食感が失われる可能性があります。
白菜の芯の分厚く大きい部分は避けて、葉の部分を中心に冷凍すると良いかもしれませんね。
また、もやしも冷凍するとシャキシャキ食感が失われるうえ、水っぽくなるので薄味で調理するとまずいと感じられることが多いでしょう。
でも濃い味付けの豚キムチなら、冷凍したもやしでも美味しく食べられますよ、ご安心ください♪
キムチは乳酸菌が含まれる発酵食品なので、保存期間が長くなると徐々に酸っぱくなってくるのですが、冷凍すると乳酸菌の働きが止まり、酸っぱくなるのも抑えられます。
とはいえ乳酸菌は死んでしまうのではなく、眠っているような状態です。
栄養成分や乳酸菌の整腸作用は、変わらず期待できますよ♪
冷凍する際に潜む危険とは?
味や食感は好みの問題でもあるので気にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、そうは言っていられないのは食中毒の危険です。
特に豚肉はもともと消費期限が1~2日で、生では食べられない食材ですから注意が必要です。
「冷凍すれば菌は死ぬのでは?」と思ってしまいそうですが、それも間違いです。
豚肉に付着している可能性があるE型肝炎ウイルスやサルモネラなどを含む多くの細菌は、冷凍によって増殖を抑えることはできても死滅しないものが多いのです。
乳酸菌と同じですね。冷凍している間は増えなくても、冷凍前や解凍後にも食中毒菌が増えます。
解凍して食べる時にはしっかり加熱する必要があります。
そして冷凍前にも常温で何時間も放置したりせず、手早く準備してすぐに冷凍しましょう。
豚キムチが冷凍できるかどうかや、いつまで食べられるかはわかりましたが、それは正しく冷凍できた場合だと思います。
続いては炒める前と炒めた後、それぞれの正しい冷凍方法をご紹介します。
正しく保存して、長く安全に豚キムチを楽しめるようにしましょう!
豚キムチの正しい冷凍方法!炒める前・炒めた後に日持ちさせるコツ
豚キムチはどのように冷凍保存すれば良いのでしょうか。
炒める前、炒めた後それぞれの正しい保存方法をご紹介しますので参考になさってください♪
炒める前の冷凍方法
炒める前の豚キムチを冷凍する時は下味をつけて、そのまま調理できる状態にしましょう。
下味冷凍の仕方
- ジップロックなどの密閉袋に豚肉、キムチ、醤油などの調味料を入れる
- 密閉袋の口を閉じて揉みこむ
- 袋の中の空気を抜く
- なるべく平らにして冷凍庫に入れる
キムチの汁があれば、調味料として一緒に入れれば良いですよ!
炒めた後の冷凍保存の仕方
炒めた後の豚キムチを冷凍する場合は、タッパーなどの保存容器に入れて冷凍します。
直接タッパーに入れるより、ラップで包んでからタッパーやジップロックに入れるほうが、しっかり空気を抜いて密閉できるのでおすすめです。
おかずの残りを冷凍する場合、箸をつけたものは雑菌が入り込んでいるので良くありません。
たくさん作り過ぎた時や保存用に多く作った時は、あらかじめ冷凍する分を取り分けておきましょう!
日持ちさせるための冷凍保存のコツとは
豚キムチに限らず、食品の冷凍期間が長くなると色や食感が変わったり、冷凍独特の味に変わることがありますよね。
冷凍によって味や食感が変わることを「冷凍焼け」と言い、いったん冷凍焼けしてしまうと元には戻りません。
美味しいままに日持ちさせるためには、冷凍焼けを防ぐ必要がありますので、コツをご紹介しますね!
冷凍焼けを防ぐコツ
- 空気に触れないようにする
- 早く凍らせる
- 温度変化を少なくする
- 長く保存しすぎない
冷凍焼けは食材の水分が抜けてしまうことと、空気に触れて酸化することで起こります。
なるべく空気に触れないように密閉しましょう。
また、急速冷凍して低温に保つことで食材中の水分が抜けるのを防げます。
家庭の冷蔵庫で急速冷凍は難しいですが、ジップロックに入れて金属製のバットの上で冷凍すると、通常よりかなり早く冷凍できます。
こちらの金属トレイは急速冷凍だけでなく解凍にも使えるのでおすすめです!
↓ ↓ ↓
せっかく急速冷凍しても、冷凍庫の開け閉めをするたびに庫内の温度が変化しますので、開ける時にはなるべく手早く済ませましょうね。
上手に冷凍できたなら、次は上手に解凍して美味しく食べたいですね!
次の章では豚キムチの解凍方法を解説しますので試してくださいね♪
冷凍した豚キムチの上手な解凍方法!電子レンジを使うのはNG?
冷凍した豚キムチを食べる時にはどのようにすれば良いのでしょうか?
冷凍したものを解凍する時には電子レンジが最初に思いつくかもしれませんが、レンジを使うのは正しい解凍方法ではありません。
レンジで解凍すると水分が出て水っぽくなってしまったり、逆に加熱しすぎてパサパサのカチコチになってしまう場合もあります。
保存容器や保存袋の耐熱温度によっては、容器が溶けてしまうなんてことも…
豚キムチを解凍する際はレンジ以外の方法で行いましょう!
一番良いのは冷蔵庫での自然解凍なので、朝のうちに冷凍庫から冷蔵庫へ移しておくと良いですね。
炒めてから冷凍したものも下味冷凍したものも、自然解凍してそのまま食べるわけにはいきませんから、解凍後にフライパンで炒めましょう。
強火で加熱すると表面が焦げるばかりで中まで温まらないかもしれないので、フライパンに蓋をし、弱火で蒸し焼きにしてください。
解凍を急ぐ時にはジップロックのまま流水解凍するか、少しだけ湯煎して周りを溶かしてジップロックから取り出しても良いですね。
正しい解凍方法もわかりましたので美味しく食べられそうですが、いつも同じ味だと少し飽きてしまうかもしれませんね。
最後に簡単なアレンジレシピをご紹介しますので、いろんな楽しみ方をしてみてください!
冷凍した豚キムチを簡単アレンジ!人気のリメイクレシピを紹介
冷凍した豚キムチをより美味しく楽しむために、簡単なアレンジレシピをご紹介します!
冷凍するほどでもなくて冷蔵庫に入れている「昨日の豚キムチ」にも活用できると思いますので、いろいろお試しくださいね♪
豚キムチーズ
アレンジレシピと呼ぶにはあまりに簡単すぎますが、これは私が「昨日の豚キムチ」によくするアレンジです。
フライパンで温める際、仕上げにとろけるチーズやピザ用チーズをふりかけます。
蓋をして少し蒸し焼きにするとチーズがとろーり溶けて、とっても美味しいです!
辛みが少し抑えられてまろやかになりますので、辛いものがあまり得意でない方にも食べやすい味になりますよ。
鍋焼きうどん(…と、その後には雑炊も)
これも私がよくするのですが…鍋焼きうどん→雑炊の流れで一滴残さず豚キムチを堪能できるアレンジです!
小さな土鍋に出汁、みりん、しょうゆでうどんつゆを作ります。豚キムチが入りますので、つゆの味は薄めが良いですよ。
白菜はキムチに入っていますが、お好みでキノコ類やネギなどの野菜を炊き、うどん、豚キムチを入れて煮込みます。熱々ピリ辛でとっても身体が温まります。
その後残ったつゆにご飯と卵を足して雑炊にすると、これまた絶品ですよ♪
キムチチャーハン
チャーハンはキムチを使った人気のレシピですよね。
豚キムチは具&調味料の2役を兼ねるので、これだけでキムチチャーハンが完成します!
- 豚キムチを細かく刻み、フライパンで炒める
- ご飯を加えて混ぜながら良く炒める
- 塩コショウや醤油で味を整える
たったこれだけです!お好みで青ネギをかけたり、卵を足しても良いですね。
春巻き
豚キムチを具材に、春巻きを作れます。
細かく切った豚キムチに【片栗粉:酒=1:2】の割合で混ぜておくとまとまり良くなり、揚げた後もトロっとした食感になります。
春巻きの皮で巻いて、油で揚げてくださいね♪
春巻きはお弁当にも入れやすく便利なおかずなので、揚げる前の春巻きの状態にして冷凍しても良いかもしれません。
まとめ
豚キムチは冷凍できるのか、冷凍方法と解凍方法、アレンジレシピまでご紹介してきました!
- 豚キムチは炒めた後でも炒める前でも冷凍保存できる
- 日持ち期間は約1ヶ月
- 冷凍すると白菜の芯部分やもやしの食感は変わる
- 食中毒菌は冷凍しても死滅しないのでしっかり加熱する
- 炒める前:調味料ごとジップロックに入れて揉みこむ
- 炒めた後:ラップで包んで密閉袋に入れる
- しっかり空気を抜いて早く冷凍する
- 解凍にレンジは使わず自然解凍か流水解凍し、フライパンで蓋をして弱火でゆっくり加熱する
- キムチチャーハンや春巻き、鍋焼きうどんなどにアレンジできる
豚キムチが冷凍できるとわかりましたので、今度作る時にはたくさん作って冷凍用に取り分けようかと思います。
もしくは、残ったキムチで下味冷凍しておくのも良いかもしれません♪
アレンジレシピの幅も広がりましたし、次に夫に豚キムチをリクエストされるのが楽しみになってきました。
皆さんも冷凍をうまく活用して、最後まで美味しく楽しみましょう!