ダイエット中に、「どうしても揚げ物を食べたい!」と感じることってありませんか?
私はそんなときに、お助けメニューとしてヘルシーなささみフライをよく作ります。
でも、意外に下ごしらえが面倒なんですよね。開いて・筋を取って・下味をつけてetc…。
そこで、一度に下ごしらえをして作り置きしておきたいと思い立ちました!
気になるのは、「ささみフライは冷凍は可能なのか」「どのような冷凍方法があるのか」などですが、以下の内容を詳しく調べてご紹介します。
- ささみフライの冷凍保存は下味&衣をつけて揚げる前?揚げた後?
- 冷凍した場合の保存期間はどれくらい?
- 冷凍食品のささみフライの賞味期限はどれくらい?開封後の日持ちも知りたい!
- 冷凍したささみフライの解凍方法と揚げ方
- ささみフライのおいしいアレンジレシピを紹介
手作りのささみフライはもちろんおいしいのですが、市販の冷凍食品も手ごろな値段で、簡単&安定した味が楽しめて便利ですよね。
今回は、手作り・市販品のどちらも、食べるまでおいしい状態をキープできるように、冷凍方法から揚げ方までをご紹介します。
また、たくさん作り置きして飽きてしまったときのために、アレンジレシピも紹介するので、無駄なく・おいしく食べ切る方法をご一緒に確認していきましょう!
目次
ささみフライの冷凍保存方法!保存期間はどれくらいまで大丈夫?
「ささみフライは冷凍保存できるのか?」を知るために、まずは口コミなどでを調査してみました。
ささみフライは脂が少なくてパサパサになるのが心配で、なるべく保存せずに食べ切っていたのですが…
次のように「冷凍できる」という声が多数でした!
- いつも衣をつけてから冷凍している。そのまま揚げて食べられるので便利
- 揚げてから冷凍している。チーズなどを挟んでもOK
- お惣菜を買ってきて、油が酸化する前に冷凍している など
では、簡単に冷凍できておいしく食べられる冷凍方法を確認してみましょう!
ささみフライの下ごしらえから冷凍方法まで
ささみフライの冷凍の仕方は、3パターンあります。ご家庭の状況や調理にかけられる時間によって、選んでみてください!
冷凍方法 | 手順 |
下味冷凍 | お好みの下味をつけて(具を挟んでもOK)冷凍 |
衣づけをして揚げる前に冷凍 | 下味をつけたささみにしっかり衣づけをしてから冷凍 |
揚げた後に冷凍 | 揚げたササミフライを完全に冷ましてから冷凍 |
冷凍食品は、「衣づけをして揚げる前の状態」で販売されていますよね。
手作りする場合も、同じように「揚げる前の状態にして冷凍」すれば、本来のおいしさをキープして解凍後に時短調理もできるのでおすすめです!
では次は、ささみの下ごしらえから冷凍方法までをご紹介します。
衣づけをして揚げる前に冷凍する方法
- ささみの下準備をする(筋取り→観音開き→お好みの大きさにカット)
- 下味をつける
- 小麦粉・卵・パン粉の順に衣をつける
- パン粉を足しながら衣をギュッと押さえる(解凍時に衣がはがれないように)
- 1切れずつラップに包む
- 1回食べる分ずつ、ジップロックのような密閉できる保存袋に入れる
- 保存袋の中でささみフライが重ならないように、形を整える
- 空気を抜いて密閉し、冷凍庫に入れる
- なるべく早く凍らせたほうがいいので、金属製のトレーなどがあれば活用する
ささみの筋取りから観音開きまでは、こちらの動画が簡単で参考になります!
「下味冷凍」や「揚げた後に冷凍」の場合も、基本の保存方法は同じです。
揚げ物を冷凍する場合は、時間がたつと油が酸化して風味が落ちますし、体にも悪影響です。ですから、冷めたらすぐに冷凍なさってくださいね!
*冷凍したささみフライの解凍方法や揚げ方は、後ほど「冷凍ささみフライの解凍方法!サクッと美味しい揚げ方とは?」でご紹介します!
ささみフライを冷凍したら、どれくらい保存できるのかも気になるところでしょう。次は、冷凍ささみフライの保存期間を確認したいと思います。
冷凍したささみフライの保存期間
手作りのささみフライを冷凍したら、保存期間は最長1ヶ月を目安になさってください。作り置きする場合は、1ヶ月で食べ切れる量を冷凍するのがおすすめです。
理由
- 家庭用の冷凍庫は急速冷凍ができないので、凍るまでの間に食品が多少劣化する
- 冷凍庫を開閉するときの温度変化も、食品の状態に影響する
- 冷凍焼けで食感が悪くなる
- 臭い移りで風味が変わる
冷凍保存期間が長くなると、品質が劣化するだけでなく食感や風味なども変わってしまうんですね。
ですが冷凍庫に入れておくと、つい忘れがちになる人も多いかと思います。その場合は、冷凍日をメモしておいて、おいしいうちに食べ切ってしまいましょう!
ここまでで、手作りの場合の冷凍方法と保存期間がわかりましたので、次は市販品についても調査してみます。
賞味期限や開封後の日持ちをチェックしてみましょう!
冷凍食品のささみフライの賞味期限を調査!開封後の日持ち期間は?
冷凍食品のささみフライは、食べたいときに・食べたい分だけ出せるのが便利ですよね。
私はお取り寄せが大好きなので、おすすめ商品も交えて市販品の賞味期限をご紹介していきます!
冷凍食品のおすすめささみフライ<賞味期限一覧>
スーパーのお惣菜コーナーで買うのも便利ですが、お惣菜はすぐに食べることを想定して作られているので、冷凍するのは少し抵抗がありますよね。
そこで、買い置きしておきたい場合には冷凍食品がお役立ちですが、どれくらいの期間食べられるのかを下記で一覧表にまとめてみました。
*表中の引用元が「通販HP」となっている商品は、お取り寄せ可能です!
商品名など | 賞味期限 | 引用元 |
eくらぶ ささみカツ カレー風味 |
冷凍:180日 | 宅配食品HP |
えつすい 鶏ささみ大葉 串カツ |
冷凍:6ヶ月 | 通販HP |
うまい麺 ささみカツ 甘酢かけ |
冷凍:6ヶ月 | 通販HP |
ニチレイ ささみチーズフライ |
冷凍:360日 | 通販HP |
FBクリエイト ささみチーズカツ |
冷凍:365日 | 通販HP |
生協・コープ商品 プチささみフライ(チーズ入り) |
冷凍:366日 | 公式HP |
【番外編~ささみフライ用のお肉】 | ||
コストコ さくらどり 国産鶏ささみ(筋きり) |
解凍販売品:不明 | 通販HP |
業務スーパー 業務用若どりささみ(1枚ずつ凍っているタイプ) |
冷凍:不明 | 公式HP |
市販品は賞味期限が長いですね!「手作りするよりも安いのでは!?」という商品もあるので、忙しいときなどには活用していきたいと思います。
次は、冷凍ささみフライは、開封したらどのくらい日持ちするのかを見ていきましょう。
開封後のささみフライの日持ち期間
賞味期限が長い食品は、開封後も期限いっぱいまで食べられるのでしょうか?「開封後の冷凍食品の味が落ちた」と感じた経験があるので、調べてみました。
農林水産省のホームページに書かれている賞味期限の意味は、下記のとおりです。
- 賞味期限:未開封で保存方法を守った場合の、おいしく食べられる期間
- 消費期限:未開封で保存方法を守った場合の、安全に食べられる期間
「賞味期限切れになっても腐るわけではないが、消費期限切れは食べないほうがいい」と明記されていました。
賞味期限・消費期限どちらも「未開封で保存方法を守った場合」という前提条件があり、開封後や保存方法を間違った場合は、なるべく早く食べたほうが良いそうです。
家庭によって、保存環境に差が出ることも考えると、食品に書かれている期限はあくまで目安なんですね!
下記のように覚えておいていただき、食品の安全性を気にしながらおいしく食べていきましょう!
- 未開封で保存方法が正しい場合:期限切れでも食べられる可能性がある
- 開封後・保存方法を間違った場合:期限内でも腐る可能性がある
- 期限に関係なく、食べられるかどうかの最終判断は自分で行う
賞味期限の正しい意味を踏まえると、長期保存ができる冷凍商品でも、「開封後は手作りと同様の状態」と考えるのが安全のように思います。
そのため、開封後の日持ち期間は、1ヶ月を目安にして食べ切るようにおすすめします。
また、せっかく買ったささみフライ本来のおいしさを味わうためには、正しく保存して賞味期限内に食べるのがおすすめです!
ささみフライを冷凍する方法や保存期間が分かったので、次に気になるのは解凍方法です!次章で、冷凍ささみフライの解凍方法と上手な揚げ方をご紹介します。
冷凍ささみフライの解凍方法!サクッと美味しい揚げ方とは?
フライを冷凍すると、「衣のサクサク感が再現できるか」「水分が飛んでパサパサにならないか」の2点が心配です。
さらに、揚げる前に冷凍した場合は、生焼けにも注意が必要ですよね!
冷凍したささみフライを安全に・おいしく食べるための解凍方法と揚げ方を確認しましょう。
下ごしらえの状態 | 解凍方法 | 揚げ方 |
下味冷凍 | 自然解凍or電子レンジ解凍 | 半解凍→衣をつけて揚げる |
衣づけをして揚げる前に冷凍 | 解凍の必要なし | 冷凍のまま揚げる |
揚げた後に冷凍 | ・揚げなおす ・自然解凍(電子レンジ解凍)→オーブントースター ・ヘルシオやフライヤーを活用 |
常温解凍はNG!
冷凍したささみフライを解凍するのに、常温に置いておくという方法はNGです。常温解凍では、室温などの環境がささみフライの状態を左右します。
特に、衣をつけてから揚げる前に冷凍した場合は、ささみの劣化だけではなく食中毒も心配なので、低温で解凍してくださいね!
以下で、ささみフライの冷凍方法でおすすめした「衣づけをして揚げる前に冷凍」した場合の、解凍方法と揚げ方を詳しくご紹介します。
衣をつけてから冷凍したささみフライは、凍ったまま揚げてしまってOKです!
油はねと生焼けを防ぐためにフタをして揚げるのがポイントですが、中までしっかり火が通って、衣もサクサクになりますよ♪
おいしく揚げるための詳しい手順は以下の通りです。
- (衣に霜がついていたら)電子レンジの低温で霜を溶かす
- 大さじ3~4の油をフライパンに入れる
- 凍ったままのささみフライをフライパンに並べる
- フタをして、中弱火~中火で加熱(フライパンの端は空けておきます。冷たい状態でも、蒸し焼き効果で中まで火が通ります)
- フタに水滴がついたら、キッチンペーパーで拭き取る(油はね防止)
- 油のパチパチという音が小さくなってきたら裏返す
- 裏返してフタをし、中弱火~中火で加熱
- 油のパチパチという音が小さくなってきたら、油切りをして完成
*少ない油で揚げ焼きするのがポイントです。油が多い場合、フタについた水滴が油に落ちて発火する危険性もあるので、十分にご注意下さい!
中心部まで火が通っているかは、必ず確認してくださいね。
「ヘルシオ」と「フライヤー」について
「揚げ物は好きだけど、油の処理や掃除が嫌!」という方は、簡単に掃除ができてヘルシーな揚げ物を作れる家電を活用するという手もあります。
ヘルシオ
水蒸気を高熱にして食品を調理する家電です。ささみに焼いたパン粉をまぶして、ささみフライ風に調理できます
ノンフライヤー
食材が持っている油を利用して揚げ物をする家電。ささみは脂が少ないので、衣に油を塗って調理します
ささみフライのカロリーは、一般的に1枚約170kcalでチキンカツの半分以下です。
さらにカロリーオフをしたいときには、たくさんの油を含ませずに済む上記のような家電調理も検討してみてください!
ご家庭によって、揚げ物の頻度や他の料理をするときの使い勝手も合わせて、検討してみるといいですね。
最後に、ささみフライのアレンジレシピをご紹介します。
淡白な味わいのささみフライは、もうひと味アレンジを加えたくなることがありますよね!いつもとは違う味付けでおいしく食べ切りましょう!
冷凍ささみフライのおいしい食べ方!人気のアレンジレシピを紹介
ささみフライを冷凍しておいたものの、そろそろ食べ切ったほうがよさそう…。そんなときにお役立ちなのがアレンジレシピです。
SNSやレシピサイトで人気のレシピをご紹介しますが、簡単なアレンジばかりなので、ぜひお試しください!
下味冷凍したささみの衣をアレンジ
フライの衣といえば、小麦粉・卵・パン粉が定番ですが、パン粉を他の食材にすると食感の変化が楽しめます!
下味冷凍したささみフライを、下記のような衣でも楽しんでみてください!
- 天かす
- そうめん
- あられ
- アーモンド
- ごま&パン粉
- パルメザンチーズ&パン粉 など
チキン南蛮
冷凍ささみフライを油で揚げて、タルタルソースをかけるだけの簡単アレンジレシピです。
タルタルソースは、ゆで卵&マヨネーズに柴漬け・ガリなどを混ぜても簡単に手作りできますよ♪
チキン南蛮は、食感が良いとおいしさがアップするので、衣づけをして揚げる前に冷凍したささみフライにおすすめです。
グラタン
耐熱皿にささみフライ・ホワイトソース・チーズを乗せて焼くだけで、おいしいグラタンに早変わり!
揚げた後の冷凍ささみフライを、自然解凍するだけでも使えます!解凍に失敗して衣の食感が再現できなくても、おいしく食べられますよ。
トマトソース・マヨネーズ・バジルソースなど、お好みの味を加えてもOKです!
太巻き
海苔と酢飯に、解凍したささみフライとお好みの具材を乗せて豪華に巻きましょう!
彩りを良くすれば、運動会のお弁当などにもピッタリですね。
まとめ
ささみフライを冷凍しておいしく食べる方法をご紹介してきましたが、ここでポイントをまとめてみます!
- ささみフライの冷凍方法は3パターン
- 冷凍したささみフライの保存期間は最長1ヶ月
- 市販の冷凍食品は賞味期限が長いが、開封後は1ヶ月を目安に食べ切るのがおすすめ
- 衣づけをして揚げる前に冷凍したささみフライは、少ない油で蒸し焼きにしながら揚げるのがおすすめ
- 淡白なささみフライは、一味加えるアレンジレシピでも楽しめる
ささみフライは、「下味冷凍」「衣づけをして揚げる前」「揚げた後」のどの方法でも冷凍可能でした。
揚げた後に冷凍したささみフライは、お弁当やアレンジレシピに簡単に使えるので便利ですね!
他のフライよりもヘルシーなので、さまざまな食材と合わせて栄養バランスも整えながら食べていきたいと思います。
また市販の冷凍食品は、手作りするよりも安い商品もあってすぐに使えるので、これからは疲れた時などに活用する場面も出てきそうです。
鶏肉は傷むのが早いので、冷蔵庫での日持ちは数日です。下ごしらえをしてから冷凍して保存期間を延ばし、無駄なく・美味しくささみフライを楽しんでいきましょう!