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食材・料理のQ&A

しめじは腐るとどうなる?見分け方や上手な保存方法を解説!

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料理・食材
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【監修者:管理栄養士 浜崎保奈美】

 

「どのきのこを買おうかな…(値段を見て)やっぱりしめじ!」という毎日です。

大袋で安売りしていると、”腐るかも”なんて気にせず、とりあえず買います。

一年中安定した値段ですし、季節も関係ないしめじを愛してやまないのですが、たまに飽きます。

フラフラっと少し高級なマッシュルームやしいたけに手を出し、しめじが野菜室の隅に追いやってしまうことはないでしょうか?

明らかに古くなったしめじを発見したとき、を通せば大丈夫なのかor捨てるべきなのか…

いつも迷います。

今回は”しめじが食べられるのかどうか”判断する方法を、きちんと調べてみます!

 

  • しめじが腐るとどうなる?傷んだときの見分け方
  • しめじの日持ちをご紹介。未開封と開封後で違うの?
  • しめじの正しい保存方法と長持ちさせる3つのポイント
  • しめじを美味しく使い切るレシピ

 

しめじを買ってきていつも迷うのが、保存方法です。

冷蔵庫or野菜室?」、「袋から出した方がいい?」、「いしづきは取るor取らない?

さすがに常温で保存したら腐るのが早くなると思うのですが、きちんとした知識がありません。

この機会に、しめじについての疑問は全部解決したいと思います!

早速ご一緒に確認していきましょう。
 

記事監修者・管理栄養士・浜崎保奈美先生記事監修・浜崎保奈美先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士/ 神戸学院大学栄養学部栄養学科出身。製薬会社にてMRとして2年半勤務した後、2021年夏より合同会社HITOOMOIに参画。管理栄養士として、栄養面を加味したレシピ・商品開発を担当。身体に良いだけではなく、スタイリッシュでデザイン性に優れたお洒落な料理の提案を得意とする。「手作り料理で大切な人を大事にできる社会を創る」ことを目標に掲げ活動中。 浜崎保奈美先生の公式紹介ページ

   

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しめじは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方判断基準を解説!

スーパーで売っているしめじに、白いカビのようなものがついていたことがあります。

店員さんに言うと、「きのこの菌糸なので、気になるなら洗って食べて下さい」と言われました。

そう言われても買いませんでしたし、家で同じ状態になったら捨てていたと思います。

しめじは腐るとどうなるのでしょうか?確実に判断できる目安をご紹介します。

 

見た目、触った感じ

  • いしづきが茶色く変色
  • 全体的に湿っぽい
  • 表面にが浮いている
  • 袋の中にが出ている
  • 表面にねばりがある
  • 溶けている
  • かさの部分を触るとすぐに崩れる
  • カビ

 

臭い

  • 生臭い

  • 生臭い
  • 酸っぱい
管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
腐ったキノコを処理した場合、使用した包丁やまな板はしっかりと洗い、熱湯消毒やアルコール消毒をすると安心です。そのまま使用すると菌が体内に入る可能性があるので注意しましょう。

カビと菌糸の見分け方もご紹介します。

 

カビ

  • しめじ全体に、広くつく
  • 薄くてフワフワしている

菌糸

  • しめじの表面に、小さく密集してつく
  • しめじの一部のような見た目

 

見分けるのが難しいですが、間違ってカビを食べると食中毒になる可能性もあります。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
小さなお子様は病原菌に対する抵抗力が弱いため食中毒になりやすく、また症状が重くなる可能性もあるので、十分に気をつけてくださいね。

しめじの袋の中に水滴が出るとカビの原因になりますので、後ほどご紹介する保存方法を参考に、正しく保存して下さいね。

スーパーでしめじを買ってどれくらいで腐るのかも気になります。

次に、しめじがいつまで食べられるのかを確認しましょう!

 

しめじの日持ちはいつまで?未開封や開封後による違いも調査!

しめじは、袋詰めで売られている間も生きています

呼吸をしているので、未開封のままだと、保存温度などによっては袋の中に水滴ができてしまいます。

開封して保存するのがベストです!

 

一般的な日持ち

保存場所別に、しめじの一般的な日持ちをご紹介します。

 

しめじの日持ち
保存場所 日持ち
未開封 開封後
ぶなしめじ 常温 1~2日 3日
冷蔵庫の野菜室 3~5日 10日
冷凍庫 2週間~1ヶ月 2週間~1ヶ月
本しめじ 冷蔵庫の野菜室 3日 1週間
ひらたけしめじ 冷蔵庫の野菜室 1~2日 2~3日
カットぶなしめじ 冷蔵庫 5日 1週間

 

ご紹介した日持ちは、あくまでも目安です。

実際の日持ちは保存環境に左右されるので、その都度判断なさって下さい。

 

例)では室内の温度や湿度が違うので、常温保存した場合の日持ちが違います。

なるべく温度が低い場所(10℃~15℃前後)であれば、表のとおり3日ほど日持ちしますが、

常温といっても、”夏の暑い室内”や”高温になる車の中”に放置すると、腐るのが早まります。

 

表にいくつかのしめじが出てきましたが、私は違いがよく分かりません。

確認してみましょう!

 

ぶなしめじ、本しめじ、ひらたけしめじの違い

しめじ」と名のつくきのこの違いをご紹介します。

 

ぶなしめじ

  • 風味が弱い
  • 1本が小さい

 

本しめじ

  • 人工栽培もされているが、高級品
  • 味も香りも強い
  • 1本が大きくて、かさが肉厚なエリンギのような見た目

 

ひらたけしめじ

  • 人工栽培も天然もある
  • 風味が弱い
  • かさが平たい
  • かさの色が濃い

私は「香りまいたけ味しめじ」という言葉を聞くと”ぶなしめじ”をイメージして、「特に味がないけど…」と思っていました。

本しめじのことを言っていたんだとわかりました!

 

しめじの賞味期限や消費期限について

しめじを含めたきのこ類や野菜には、賞味期限消費期限が書かれていないのが普通です。

 

当然、賞味期限切れや消費期限切れについても、はっきりとした目安がなくなります。

先ほどもお話ししたように、きのこ類や生鮮野菜は、店頭に並んでいる間も生きていて、成長しているんです!

成長に個体差がありますし、流通時の保存環境などによっても状態が左右されます。

 

例)【温度管理されたスーパーの店頭】と【露店販売の八百屋】では?

外気の温度変化や湿気の影響を直で受ける【露店販売】の方が、劣化が早いです。

 

商品全体に一律に期限を決めるのは難しいので、期限表示の必要がないとされているようです。

 

次に、しめじの日持ちを左右する保存方法についてご紹介します!

 

しめじの正しい保存方法とは?長持ちさせるポイントを3つ紹介!

しめじは、未開封で保存すると劣化が早いです。

日持ちを長くするために、ひと手間かけて保存してみましょう!

 

保存のポイントは3つです!

  1. 水洗いしない
  2. 乾燥を防ぐ
  3. 湿気を防ぐ

 

しめじが長持ち!保存方法

先ほどもお話ししたとおり、きのこは生き続けています

呼吸をしているので、袋のまま冷蔵庫に入れると水滴が発生して腐るもとになります。

開封して丁寧に保存し、長持ちさせましょう!

 

  1. 石づきごと、1回使う分ずつに分ける
  2. キッチンペーパーでくるむ
  3. ジップつきの保存袋に入れる(清潔なビニール袋でもOK)
  4. 空気を抜いて密閉する
  5. 野菜室で保存

*”カットしめじ“には石づきがついていませんが、買ってきたら開封し、上記と同じように保存なさって下さい。

 

”使いきれない残りの半分”なども、石づきを切り落とさずに保存すると長持ちします。

 

豆知識:石づきって何?

きのこきのこが生えているもの(木など)をつなぐ部分です。

固くて食べられません

保存するときに石づきを取ると、断面ができてダメージを受けるので、劣化を早めます。

石づきは、料理する直前に取って下さいね。

 

食べるときは、洗わない方が美味しいです。

でも、清潔かどうかが気になりますよね。

小さな黒い汚れがついている場合もあります。

そんなときは、軽く拭き取って食べてみて下さい。

いつもよりフワっと、きのこの風味が感じられると思います。

 

注意:天然きのこは虫出しが必要!

天然きのこのかさの中には、虫がたくさんいる可能性が高いです。

そこで、きのこの虫を食べるとどうなるのかを調べたのですが、情報がありませんでした。

もし害がないとしても気持ち悪いですよね。私は気持ち悪いです。

虫を出す方法はこちらです。

  1. きのこが浸るくらいのぬるま湯につける
  2. 塩を入れる(大きなボウルに小さじ1~2杯の塩が目安)
  3. 10分ほど待って洗い流す

どんな虫が出てくるのかは、こちらの動画をチェックしてみて下さい。

 

 

虫出しをして水気をよく拭き取ってから、先ほどご紹介したように保存なさって下さいね。

 

冷凍する方法

カットしめじのような状態にして冷凍すると、使うときに便利です。

 

  1. 石づきをとってほぐす
  2. ジップつきの保存袋に入れる(できれば1回使う分ずつ)
  3. 空気を抜いて密閉し、冷凍庫に入れる

*解凍してからの再冷凍は、カビなどの原因になるのでNGです。

 

先ほどの表でもご紹介したとおり、冷凍で2週間~1ヶ月保存可能です。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
きのこはそのまま調理するよりも冷凍してから使用する方が、旨味や栄養価がアップしますよ。冷凍することにより細胞壁が破壊され、旨味や栄養素が出やすくなるのです。

1ヶ月過ぎても腐ることはありませんが、臭い移りなどで、食べるときには美味しくないです。

しめじはどんな料理にも邪魔にならないきのこなので、料理に1品目加える感覚で使っていきましょう!

 

しめじ以外のきのこについても、詳しい情報をご紹介しています!
↓↓↓
きのこの日持ちはどのくらい?美味しく長持ちさせる方法を教えて!

 

豆知識:新鮮なしめじの選び方

買ってきてすぐに傷むしめじもありますよね。

ぜひ新鮮なものを選んで長持ちさせてください!

  • 全体的にハリがある
  • かさが開いていなくて形がキレイ
  • 茎の部分にもハリがあり、変色していない

 

最後に、しめじを大量買いしてもOKのレシピをご紹介します!

余ったしめじも大活躍!日持ちする絶品レシピを紹介!

しめじが料理の主役になることはあまり無いですが、味付けと食材の組み合わせで、副菜として活躍してくれます。

管理栄養士 浜崎保奈美
管理栄養士
浜崎保奈美
きのこには食物繊維が豊富に含まれているので、腸内環境を整える効果を期待できます。特に腸が弱い人にとっては、積極的に摂取したい食材ですね。

日持ちするレシピ冷蔵での日持ちをご紹介します。

 

しぐれ煮 日持ち:5日

すき焼きの割り下を作り(もちろん市販品でもOK)、しめじと生姜を煮ます

山椒を入れても美味しいですよ!

 

アレンジレシピ

  • 卵とじ
  • 鶏肉と柚子胡椒を加えてパスタ
  • いも類と一緒に似て煮っころがし  など

 

牛肉のしぐれ煮にしめじを入れても美味しいです。でも、料理の単価が上がってしまいますよね。

牛肉の値段については、こちらの記事を参考にしてみて下さい!
↓↓↓
すき焼き用の牛肉100gの値段はいくらぐらいが満足できる?

 

ねぎ塩炒め 日持ち:5日

フライパンに多めのごま油を熱します。

しめじを入れて油を回し、鶏がらスープの素で味付けをします。

火を止める寸前に、小ねぎを加えて混ぜれば出来上がりです。

 

アレンジレシピ

  • 香ばしく焼いた鶏肉のソースにする
  • スープに入れて卵とじ
  • 韓国のりと一緒にサラダに混ぜ、オイスターソースで味を整える(チョレギサラダ)  など

 

マリネ 日持ち:7日

市販のマリネ液に漬けるだけです。

マリネ液を手作りする場合の分量の目安は、【酢:オリーブオイル:砂糖=10:3:1弱】です。

例)【酢:オリーブオイル:砂糖=大さじ3:大さじ1:小さじ1】くらいです。

食感に変化があると楽しいので、ピーマン、れんこんなど歯ごたえのある野菜と一緒に漬けてもOKです。

 

アレンジレシピ

  • トマトを加えて冷製パスタ
  • 魚や肉の竜田揚げを作ってソースにし、南蛮漬け風
  • 茹で卵とマヨネーズを加えてタルタルソース  など

 

日持ちレシピからのアレンジレシピもご紹介しました。

それぞれ冷凍も可能(日持ち2週間が目安)なので、作り置きしておけば便利です。

 

豆知識:干すのもアリ!

しめじを干すと、味と食感が良くなります。

風味が弱いぶなしめじは、”干した方が美味しいのでは?”と思うくらいです。

 

作り方

お天気が良い日を選んで干します。

  1. 石づきを切って、汚れを拭き取る
  2. しめじをほぐす
  3. 干す(カラカラになるまで3~5日が目安)
  4. 密閉できる容器に入れて、常温で3週間保存可能

干す場所は、陽が良く当たって風通しのいい場所です。

新聞紙などに広げて干してもいいのですが、こんな道具があると便利です。

 

まとめ

しめじについて、大解剖してきました。

腐るとどうなるのかから保存方法までわかって、しめじ博士になった気分です。

ポイントをまとめてみます!

 

  • 腐ったしめじの見分けは、見た目や臭いで判断するとわかりやすい
  • しめじは、開封後に丁寧に保存する方が長持ちする
  • しめじを保存するポイントは3つ【洗わない・湿気を防ぐ・乾燥を防ぐ
  • しめじを大量買いしても大丈夫!日持ちするレシピがあり、アレンジも豊富

 

これからは飽きることなく、またしめじに大活躍してもらおうと思います。

食物繊維が豊富”というのは有名ですが、実はビタミン、カリウム、鉄分なども含まれているしめじ。ダイエットや美肌効果だけではなく、お酒を飲んだ後や貧血のときなども取り入れたい食材です。

ただ1つ、ご注意頂きたいことがあります。

それは【生食厳禁!】ということ。

しめじを含むきのこ類は、食物繊維のかたまりのような食材です。生で食べると分解できず、消化不良や下痢などが起きる可能性が高いです。

また、少しですが毒性もあります。熱に弱い毒なので、絶対に加熱して食べて下さいね!

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